うるまーあやはし通信NO9[2006年06月26日(月)]
金城幸子さん(愛楽園ハンセン病国賠償原告団副団長・語り部)の話を聞いて
6月23日 うるま市の平安郷という施設(富山光枝施設長)で、ハンセン病への差別と偏見を打ち破るべく、がんばっている金城幸子さんの話を聞いた。長い長い、さまざまな差別と偏見にめげず、絶望と苦悩を嘗め尽くしてなお、わずかにもたらされた一条の光を信じて生きてきた生々しい体験は、到底私たちには、すさまじく、本当に身じろぎ一つできないものであった。
親による子供の殺人、子供による親の殺人など、凶暴な事件が多く、人の命が、何の価値もない、紙切れ同然のように扱われていく、今の世の中の風潮と比して、一人の命が、こんなにも重い重い意味を持つのか?という思いにさせられました。
金城さんたちは、ただ単に政府のお偉方の、無謀なる虐待と戦っているだけではない、私たちも含めて、ハンセン病に余り関心を持っていなかった沖縄や日本中の人々や、ましては、不幸にしてハンセン病を発症してしまった家族の中にも,多くの偏見が残り、これらとの二重三重の差別と偏見・暴力的排除との戦いを続けてきた。これは、きっと筆舌に尽くし得ないものであったであろう。頭が下がる思いでいっぱいである。
さいわいにも、その国家賠償裁判は、全面的に勝利したというが、しかしたとえ裁判には勝利しても、多くの人間のなかに、いまだに無知と偏見による、差別と暴力は依然として残っている。
問題となった熊本県の温泉宿による入浴拒否の問題は、その氷山の一つ角であろう。
これを機会に、自分の内なる、ハンセン病への無知と無関心を反省し、いまだに残る、偏見をなくしていくようにしたい。
Posted by 佐久田盛徳 at 16:55 | 福祉・医療 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)


