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28歳の誕生日まであと19日。 [2017年06月09日(Fri)]
こんばんは!代表の渡です!

まずは簡単に近況報告を!
昨年度の事業報告や決算、理事会や総会が終わって、年度はじめの山を一つ超えました。
各事業で新しい子どもたちとの出会いがあり、また、新しい大学生も入ってきてくれています。
余談ですが、今年の新歓で9つ年下の女子大生からいじられました。
2年に一度の周期で、僕を初対面からいじってくる女子大生が入ってきます。
これは一体なんのジンクスなんだろう(笑)

子どもたちは中間テストが終わり、その結果が返ってきて少し経ちます。
僕は今日吹田で行っている学習支援の教室に来ているのですが、今日は修学旅行で子どもがほとんどおらず、何と一人しか来ておりません(笑)

とりとめなく近況について書いていますが、新年度が始まって今日までで、僕が現場で子どもを見る中で気になったことについて少し書きます!

中間テストの結果が返ってきて少し経ちますと書きましたが、うちで見てる一人の子どもで、数学の点数が大きく上がった生徒がいました。
これまでの僕らの経験で言えば、1教科でもこうして点数が上がれば「数学、点数上がってん!」とか「英語伸びました」とか子どもたちの中で小さな自信となり、それを積み上げていくというのが「勝利の方程式」でした。

しかし、その勝利の方程式が通じない子どもと出会いました。
点数が上がったのに子どもから出てくる発言はネガティブなものばかり。
「できたこと」よりも「できなかったこと」にしか目がいかず、こちらがポジティブな声をかけても全然響かないんです。

そんな子どもの様子を見たときに、「ああ、どれだけ長い間この子は『引き算の言葉がけ』をされてきたんだろう・・・」と思ったんです。
『引き算の言葉がけ』とは、100点(満点)を基準にして、どれだけできていないかを伝えるような言葉がけのことを指します(山科醍醐こどものひろばの村井さんがよくおっしゃってます)。
一方、0からどれだけ積み上がったかを評価するような言葉がけは『足し算の言葉がけ』と言います。(これも村井さんの受け売りです(笑))

※この子が引き算の言葉がけを受けてきたかどうかというのは、この子がぽろっと口にした「50点以下だったら親から怒られる・・・」という言葉からの推測です。

うちの学習支援に通い始めて努力をして、1教科とはいえテストの点数が伸びたのに、その成功体験は『引き算の言葉がけ』を受けてきた「時間」という壁の前に崩れ去りました。
その子は中3なのですが、この1年という短い時間で『引き算の言葉がけ』によって染み付いてしまった「自分はできない」という感覚を取り除き、進路について考え目標を定め、その実現に向けて頑張るということをやらないといけません。

しかもそれは単に勉強が苦手だというものではなく、点数が伸びたという事実をもってしても簡単には覆せない強敵です。

この子に対して、あっとすくーるはどこまで向き合えるのか。
去年示した「一人一人の子どもに徹底的に向き合う」という僕らの信念が早速試されております。

こんな感じで現場の中で出会った子どもの声や保護者の声を、今年はブログで発信していけたらと思います。

それでは、また来週!
Posted by 渡 剛 at 18:42
職員募集のお知らせ [2017年03月15日(Wed)]
こんにちは!代表の渡です^^

今日は表題の通り求人のご案内です!
以下、2職種での募集を行っております!


1、学力保障・学生サポーター派遣事業のコーディネーター(箕面市からの委託)
あっとすくーるが箕面市より委託を受けて行う学習支援事業のコーディネーターを募集します!

【業務内容】
本事業は、不登校状態にある子どもや生活困窮世帯で暮らす子どもたちへ大学生サポーターを派遣し、その子の状態に応じたサポートを行います。
そのため、<利用開始まで>と<利用開始後>で以下のような業務があります。

<利用開始まで>
・申請書受理
・学校との情報共有の日程調整及び情報共有の実施
・保護者面談の日程調整及び保護者面談の実施
・大学生のマッチング
・保護者及び学校に派遣開始日時の連絡
・派遣開始(最初の数回は同行)

<利用開始後>
・毎回の活動日報のチェック
・毎月の報告資料の作成
・2〜3ヶ月に一度のケース会議への参加 等
※学校等関係期間、保護者、大学生との連絡は随時行います。

【募集人数】
1〜2名

【給与】
月給20万円〜

【勤務日・時間】
基本勤務時間 13:00〜22:00
※担当する子どもの事情やケース会議等の参加のため、朝から出勤になる場合もあります

【手当・待遇】
●休日:土日祝(出勤時は平日に振り替え可能)、お盆、年末年始
●有給休暇あり(年40時間まで時間単位での取得も可能)
●誕生日休暇、夏季休暇あり
●交通費全額支給

【勤務地】
箕面市西小路2-7-22 MKM友ビル301号
(阪急箕面駅より徒歩約10分)


【求める人物像】
・あっとすくーるのミッションに共感していただける方
・子どもの言動に思いを馳せることができる方
・子どもに対しても大学生に対しても対等に接することができる方

【必要な知識・スキル】
・学歴不問
・Word、Excelが一通り操作できる
※同種業務に1年以上従事した経験のある方は、従事した事業名と実施団体、従事期間をお知らせください。

【応募方法】
まずはメールにてお問い合わせください。
info@atto-school.com(担当:小倉)

(お問い合わせ後の流れ)
@履歴書の送付
A書類選考
B面接
C決定




2、バックオフィススタッフ
全職員が現場と事務をかけもちしているあっとすくーるで、初の事務専門のスタッフを募集します!

【業務内容】
経理業務を中心とした各種事務を行っていただきます!
・毎月の給与計算
・経費精算、小口現金管理
・利用者への請求業務
・領収書や請求書の発行
・寄付者の情報管理
・大学生ボランティアの情報管理
・電話対応や来客対応 など

【募集人数】
1名

【給与】
時給1,000円

【勤務日・時間】
週2日〜 1日6時間程度
※勤務曜日、時間は相談に応じます。

【手当・待遇】
●交通費全額支給

【勤務地】
箕面市西小路2-7-22 MKM友ビル301号
(阪急箕面駅より徒歩約10分)

【求める人物像】
・あっとすくーるのミッションに共感していただける方
・子どもに対しても大学生に対しても対等に接することができる方

【必要な知識・スキル】
・学歴不問
・Word、Excelが一通り操作できる
・経理の実務経験が1年以上ある方
※会計ソフト(会計王)が使える方、歓迎
・自分で業務を工夫し効率化していける方
※寄付者管理、大学生ボランティア管理ではクラウド型顧客管理システムSalesforceを使いますので、
 Salesforceを使える方、歓迎

【応募方法】
まずはメールにてお問い合わせください。
info@atto-school.com(担当:小倉)

(お問い合わせ後の流れ)
@履歴書の送付
A書類選考
B面接
C決定

皆様のご応募、お待ちしております!
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Posted by 渡 剛 at 16:14
【イベント案内】法人設立5周年記念シンポジウム [2017年03月07日(Tue)]
こんにちは!代表の渡です。

今日は、3月25日に開催するイベントのご案内です!
おかげさまで、2017年3月30日をもってあっとすくーるは法人設立5周年を迎えます。
この5年という節目を記念して、シンポジウムを行います。

テーマは「どんな家に生まれても、子どもたちが豊かな未来を描ける地域を創る」。
この年度末の忙しい時期にしては、豪華なパネリストを揃えることができたと自画自賛しております(笑)(当日お越しいただくパネリストの方はじめ、ご協力いただいた方には頭があがりません)

あっとすくーるが拠点を構える箕面市からは、倉田哲郎箕面市長にお越しいただきます。
倉田市長には昨年9月に行われた別のイベント(あっとすくーる主催ではありません)にも登壇していただいたのですが、その時には今年度から新設された子どもの貧困対策のセクションについてや、自治体が担わなければならない役割等についてお話をいただきました。
当日もそういった内容を中心にお話いただこうと思っております。

また、あっとすくーるが起業する前からお世話になっているNPO法人ブレーンヒューマニティーの理事長である能島裕介さんにもお越しいただきます。
能島さんは自団体で生活困窮世帯の子どもたちへの学習支援を行う傍ら、被災した子どもたち等へ学校外教育バウチャーを提供するという支援を行う公益社団法人Chance for Childrenの理事をされていたり、尼崎市の参与という役割もお持ちです。
それぞれのお立場での経験や、様々なデータを基に子どもの貧困について語られる能島さんのお話は間違いなく面白いです。

そして、もう一人はNPO法人山科醍醐こどものひろばの理事長の村井琢哉さん。
地域に根付いた形でこどもたちを支援されており、「ひとりぼっちのないまち」を創る活動をされています。
また、公益財団法人あすのばの副代表もされており、全国各地を忙しく飛び回られています。
当日は地域を巻き込んで行っている事業の内容や、今の社会をどう見ているかといったことについてお話いただこうと思っています。

詳しくは下記のチラシをご覧くださいませ!
申し込み方法はチラシに記載しておりますが、WEBからの場合はこちらのリンクからお願いします!
https://ws.formzu.net/fgen/S72422645/


5周年記念シンポチラシ.pdf
Posted by 渡 剛 at 18:27
edge2017ファイナルのお誘い [2017年02月24日(Fri)]
こんばんは!代表の渡です!
実は、昨日までの1週間、視察でイギリスに行っておりました!
今のところ時差ぼけもなく、帰国後すんなり仕事に戻れております。
イギリスの報告はどこかで正式な形で発表できるかと思いますので、乞うご期待ください!


さてさて、あっという間に2月が終わろうとしていますが、3月は3月で面白いイベントが目白押しでございます。
3月25日はあっとすくーるの法人設立5周年記念パーティーがあり、第1部シンポジウム、第2部懇親会という形で予定しております。(こちらの詳細はおいおい)
確実に面白いイベントになりますので、3月25日は箕面にお越しください!

もう一つ、3月4日にedge2017ファイナルが梅田スカイビルにて開催されます!
過去のブログでも散々edgeについては書いてきたので、詳しい紹介は割愛します(笑)

およそ半年間に渡り行われてきたコンペのファイナル(最終審査)というイベントです。
当日の概要は、こちらをご覧ください。
https://www.edgeweb.jp/

どんなお立場の方にも来て欲しいのですが、特に僕が来て欲しいと願う方をいくつか紹介します。


まずはやはり大学生ですね!
自分が大学生の時にプレイヤーで参加したというのが大きいのですが、とにかく「社会を変えたいなんて本気で言ってる大人がおんねや」という衝撃を受けて欲しいなと。
僕が出た2010年に比べたら多少状況は変わってるかもしれませんが、本物に触れる機会ってまだまだ少ないと思うんですよ。

ファイナリストを含め、当日会場にいる人たちみんな「社会をよくしたい」と思ってる方ばかり。
ぜひぜひその空気に触れて、本物の人たちと出会ってほしいなと思います。
このブログを読んでる方は、自分が知ってる大学生に「3/4、梅田であるedge2017ってイベントに行ってこい!」と声をかけてください(笑)


次は、ちょっとマニアックですが中間支援をされてる方々です。
なんでこう思うかというと、自分たちの立ち上げ時に中間支援の団体にめちゃくちゃお世話になったからです。
パイロット的に始めるための場所を貸してもらったりとか、助成金の情報を紹介してもらったりとか、いろんな場で団体について発信する機会をもらったりとか・・・
その時の思いがあるので、ぜひそういう方に来ていただいてファイナリストと出会っていただきたいなと。
個人的に「こういうサポートならできる!」みたいな方も、ぜひお越しください!


もちろん上記以外の方もぜひぜひお越しくださいね^^
年度末のお忙しい時期だと思いますが、よろしくお願いします!
以上、今日のブログでした!
Posted by 渡 剛 at 21:07
「生活保護世帯の子は大学行っちゃダメ問題」について [2017年02月03日(Fri)]
こんばんは!代表の渡です。

今日は表題の件について書こうかなと思います。

さて、まずはこの件について代表的な記事となっている、NPO法人フローレンスの駒崎さんの記事がこちら。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/komazakihiroki/20170128-00067089/

駒崎さんが書かれた、今回の内容に関連のある記事も貼っておきます。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/komazakihiroki/20170131-00067179/

今回の件は生活保護世帯ということですが、実はあっとすくーるは昔、ひとり親家庭の子どもの大学進学率が低いことを解消しようと大学入学時の資金として活用出来る奨学金制度を作ろうとしたことがあります。
むしろ団体としてはこちらがメインで、学習支援はオマケでした(笑)
そのオマケだった学習支援が今ではメインになってるわけですが、そう変わっていった経緯と今回の話を聞いた時に感じたことがリンクするので、それについて書きます。

「奨学金さえあれば大学行ける子、何人?」
ご存知の通り、僕は関西で毎年開催されている社会起業家を育成・支援するビジネスプランコンペ「edge」(https://www.edgeweb.jp/)というところの出身者です。
自分自身の当事者としての経験から考えたプランが上記の奨学金制度+学習支援だったのです。

コンペ期間はメンターの方からいろんなアドバイスを受けながら、自分のプランをブラッシュアップしていくのですが、その中で一人のメンターの方からこんなことを言われました。

「そもそも、この奨学金があれば大学に行けるって子どもはどれくらいおんねん」

上記の発言はファイナル(最終審査会)の1ヶ月くらい前に受けたのですが、そのタイミングでプランの根幹を揺るがすような質問を受けたわけです(笑)

様々な統計から推測するに、おそらくそんなに多くないであろうという判断になりました。
そして、その後にメンターの方から言われたのが、以下の言葉です。

「お前阪大なんやから賢いんやろ?ほな自分で子どもらに勉強教えて、ほんでこの奨学金使ったら大学行けるって子を増やしていったらいいやん」

そういうわけで、うちの学習支援は話の流れからわかる通り奨学金というメインのサポートを成り立たせるためのサブ的な位置づけでした。
今はその奨学金制度は封印し、学習支援一本に絞っておりますが。

子どもたちと出会って初めて気付かされた「日常を支える場」の不足
そんなわけで、まず僕らは学習支援から始めるわけです。
しかし、出会う子ども出会う子ども、学力が低い・勉強が嫌いなわけで。
高校行けるかどうかもギリギリな子もいましたし、「大学進学なんて言ってられねえ!」という日々でした。

その中でとある一人の子どもの進学にあたって、奨学金の手続きをサポートすることになりました。
奨学金というやつはいろんな問題点が言われていますが、そのうちの一つに「必要なタイミングでもらえない」というものがあります。
高校にしろ大学にしろ、入学金や前期の授業料は入学前に払うのですが、奨学金が出るのは入学してから2〜3ヶ月くらい経ってからなんです。(ちなみに、この必要な時期と支給される時期のギャップが当時の問題意識で、その問題点を解消した奨学金制度を作ろうと思ったという余談です)

ですが、この子の支援をする中で「つなぎ融資」という制度の存在を僕らは知るわけです。
自分たちが奨学金制度を作ることを通じて何とかしたいと思っていた問題は、完璧ではないかもしれないけど支えてくれるものがありました。

しかし、うちを利用していた子どもたちにとって、1日1日を支える場、目標に向かって頑張るための場というのはうち以外になかったんです。
そこで僕たちは奨学金をやめて、学習支援という自分たちにできる形で子どもたちの日常を支えていこうと決め、今に至ります。

「生活保護世帯の子ども」をひとくくりにしない
うちにはこうした経緯があるので、今回の件に対しては二つの思いがあります。

一つは、記事で書かれているように世帯分離しないと大学進学できない≒生活保護世帯の子どもは大学進学を諦めないといけないといった「いけてない」状況はなんとかしましょうよということ。

もう一つは、「じゃあルールが変わったら大学行けるようになる子が何人おんねん」ということ。
これは僕の主観100%ですが、こうした記事が広がることによって「ここさえ何とかなれば生活保護世帯の子どもたちは大学進学できるんだ」という誤った認識が広がるのではないかという不安もあります。
もっと言えば「法律変わって世帯分離とか必要なくなったわけだから、それで大学進学できないとしても個人の問題だよね」みたいな攻撃性を帯びたものにならないかという不安。

ルールが変わることで救われる子がいることは間違いないと思いますが、そこだけではまだまだ状況が変わらない子がいることも事実。
どうか誤った認識が広がらないように・・・と思い、ブログにしました。

そんなわけで、本日のブログは以上です!また来週!
Posted by 渡 剛 at 17:40
大手塾がついにここまで。 [2017年01月20日(Fri)]
こんばんは!代表の渡です!
そして今更ですが2017年もよろしくお願いいたします!

今日は表題の件で少し書きます。
先日、facebookでお友達の中塚さんの投稿で知ったのですが、大阪では有名な「類塾」という進学塾が、以下のような制度を設けました。

http://juku.rui.ne.jp/course/charge/reduction.html

詳細はリンク先をご覧いただきたいのですが、概要はこんな感じです。
・「探究講座」(有料)という授業を受講すると、教科系8科目の授業が無料・半額になる
・年収300万未満の世帯は無料
・年収300万円以上の世帯も年収に応じて減額

このニュースを見たとき、ついに大手塾がここまでやるようになったのかとすごく驚きました。
講座の中身や、塾の雰囲気が合う・合わないという問題はあるにせよ、間違いなくひとり親家庭にとって選択肢は広がっただろうなと。
特に自分みたいに勉強はそこそこできるけど経済的な問題がネック、というような場合には非常に効果的な気がします。

ここ最近行政が出す学習支援の委託の受託先として株式会社が増えているという流れはありましたが、まさか自社のサービスでこういった動きをしてくるとは本当に驚きです。
うちも学習塾という形でサービスを提供しておりますので、このニュースは非常に大きな影響力を持っています。

このニュースはすぐに社内で共有しました。
今までなかった選択肢が出てきたとしても、「それでもやっぱり、自分の困りごとに応えてくれるのは渡塾」と言ってもらえるように、真っ直ぐ頑張っていこうとみんなで気持ちを新たにしております。

そんなわけで、新年1発目のブログはこんな感じにさせていただきます。
さあ、1年後のブログで僕はどんなことを書いているのでしょうか!(笑)
大手塾・大手家庭教師の勢いに飲まれ暗いブログを書いているのか、その勢いに負けず前向きなブログを書いているのか。
1年後、乞うご期待です。
Posted by 渡 剛 at 20:33
親子断絶防止法案について、意を決して書いてみました。 [2016年12月02日(Fri)]
こんばんは!代表の渡です^^
自分でもびっくりするくらいブログ更新の期間が空いてしまいました・・・
しかも久しぶりの更新にしては結構重いテーマで二重に緊張しますが、書いていきたいと思います。

表題の通り、今回は親子断絶防止法案(父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律案)について書こうと思います。
まず、僕がこの法案について知ったのはfacebookでお友達の赤石さんが書かれていた以下の記事です。http://bylines.news.yahoo.co.jp/akaishichieko/20161104-00064062/

それ以外にも、facebookでつながっている何名かの方がこの法案について書かれているのをいくつか見ましたが、共通するのはひとり親家庭の支援に携わっておられる方々はこの法案へ懸念を抱いているということです。(あくまで僕の知り合いという狭い範囲の中ですが・・・)

かく言う僕もこの法案に関しては疑問があります。それはこの法案の基本理念にこんなことが掲げられているからです。(以下、引用)

「父母の離婚等の後も子が父母と親子としての継続的な関係を持つことについては、児童の権利条約を踏まえ、
◯ それが原則としてこの最善の利益に資するものである
◯ 父母がその実現についての責任を有する
という基本的認識の下に、その実現が図られなければならない」

では、その離婚の実態についてどうなっているのか。平成27年の司法統計を見てみると、こんな数値が出てきます。
スクリーンショット 2016-12-02 19.40.36.png

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注目していただきたいのは申立ての動機別の表です。
申立人が夫の場合の動機は1位から順に「性格が合わない」「異性関係」「性的不調和」となっています。
そして申立人が妻の場合の動機は1位から順に「性格が合わない」「暴力を振るう」「異性関係」となっています。

夫、妻ともに申立ての動機の1位は「性格が合わない」ですが、ここで下の注釈が効いてきます。注釈にはこのようにあります。

「申立ての動機は、申立人の言う動機のうち主なものを3個まで挙げる方法で調査重複集計した。」

異性関係でトラブルがあった相手と性格が合うと思う人はなかなかいないでしょうし、暴力を振るう人と「気が合うよね、私たち」なんて言う人もなかなかいないでしょう。
つまり、「性格が合わない」というのは2位以下のことを含んでいると考えると、実質的には2位の「異性関係」や「暴力を振るう」が最も多い具体的な動機だと考えることができます。

要はですね、どちらが申立てたとかどちらに原因があるかというのは置いておいて、離婚する家庭というのはそれなりに大変な状況になってから離婚しているということです。
暴力、DVというのはその最たる例だと思いますが、そういった家庭において「親子関係を継続的に持つ」ということが果たして本当に「子の最善の利益に資する」のでしょうか?
ちなみに、この法案の概要には「特別の配慮」ということで、以下のようにあります。

「児童虐待、DV等の事情がある場合には、子の最善の利益に反することとならないよう特別の配慮がなされなければならない」

父子家庭をないがしろにするわけではありませんが、日本のひとり親家庭の約8割は母子家庭であり、ひとり親家庭になる経緯の7割が離婚なのです。
こうした統計を基にすれば、母子家庭の多くは離婚の背景に暴力がある可能性が高いという仮説を出しても的外れではないでしょう。
そしてこの仮説を基に考えるなら、先述の「特別な配慮」ではなく、これが「当たり前の配慮」にしないといけないということになります。
おそらくこの辺が現場で当事者の方と出会ってきた方々が、この法案に懸念を抱いている理由の一つなのではないかと思います。
つまり、現場ではそこを基準に考えないといけないと思っていることが、国から下りてくるものでは「特別な配慮」という認識になっているというチグハグさがあるんです。

ちなみに、僕はこの法案について一人の保護者の方に意見を求めてみました。
いただいた意見をかいつまんでご紹介すると、こんな感じです。

・家族の亀裂が入って壊れた家に今更何を求めているのでしょうか?
・子どもの権利と言うなら離婚調停に子どもの意見が反映されてもいいはずですが、実際は親の都合だけで決まります。
・2つの家庭を行き来するのは子どもに負担がかかる場合もある事を大人は分かっているのでしょうか?
・子どもの権利は安全が確保され、子どもを第一に考えられる大人がいなければ実現されません。大人は子どもを守る覚悟を持たなくては子どもを傷つけるだけです。半端なきれい事だけでは子どもはかえって大人に不信感を抱くかもしれません。いずれにしても子どもの人権に配慮されているようには感じられませんでした。

あくまで一人の方のご意見ですが、現場で一人一人と向き合う僕らとしては数字の「1」では片付けられない貴重なご意見です。
少なからず当事者の声や実態と、今回の法律に「ずれ」があるということが問題なのかなぁと思います。

ただ、問題があるからといって悪いことかと言うとそうでもないかなぁと。
ひとり親家庭の暮らしがよりよいものになるような法律を作りたいという気持ちは相手も僕らも一緒なわけで。
「よりよいものにしたいと思ったらこんな法律作るわけなくない?」と思われるかもしれませんが、気持ちと行動が一致しないことなんてざらにあるじゃないですか!
好きな子にちょっかい出しちゃうとかその典型ですよね(笑)

こういう法律の話があるんだってことをぜひ知って欲しい。
でもその法律には少なからず実態とのずれがあるっていうことも知って欲しい。
とはいえひとり親家庭の暮らしをよりよくするためにって動きが出てきてるっていう、悪いことばかりじゃないよってことも知ってほしい。
そんな想いで書いてみました。少しでも伝わったらいいなぁ。

以上、今日のブログでした!また次回!
Posted by 渡 剛 at 19:05
新聞・テレビをご覧くださった皆様へ。 [2016年10月28日(Fri)]
こんにちは!あっとすくーるの代表をしております渡と申します^^
テレビ・新聞等であっとすくーるのことを知ってくださり、「あっとすくーるを何かしらの形で応援したい!」と思ってくださった皆様に大変恐縮ですがお願いをさせてください!

@【大学生・大学院生限定】ボランティアとして活動してみませんか!
箕面市、豊中市、高槻市、吹田市で子どもたちに学習支援を行っています!現在、大学生絶賛募集中です!興味のある方はぜひこちらをご覧ください!
http://bit.ly/1Oa4CPG

A寄付による応援をお願いいたします!詳しくは下記のURLをご覧ください。
http://bit.ly/1z9Mvgl

Bお菓子・食べ物の寄付による応援をお願いいたします!
これから受験期に入っていくのですが、より一層気合いを入れて勉強に励む子どもたちが、勉強の合間のちょっと一息をつくときに食べられるお菓子等のご寄付もお待ちしております。

その他「こんな形での応援だったらできるけど」という方がいらっしゃいましたら、
info@atto-school.comまでご連絡いただけると助かります!


また、もしよろしければこちらのブログも合わせてご覧ください。
<今回のNHKの「貧困女子高生」に関する報道について(2016年8月23日)>
http://blog.canpan.info/attoschool/archive/189

<40代悪循環説(2016年5月20日)>
http://blog.canpan.info/attoschool/archive/181

<嬉しかった話(2016年2月26日)>
http://blog.canpan.info/attoschool/archive/172


facebookでは日々情報を発信しておりますので、これを機によかったらfacebookもご覧ください!
ちなみに、ページに「いいね」を押していただけると嬉しいです^^
http://bit.ly/2eXAhV0

以上です!これからもどうかあっとすくーるをよろしくお願いいたします!
Posted by 渡 剛 at 12:27
今回のNHKの「貧困女子高生」に関する報道について [2016年08月23日(Tue)]
こんにちは!
代表の渡です^^

本日は表題の件についてのブログを書こうと思います。
まずはじめに断っておきたいのは、おそらく僕がブログを書いたところで、ネット上などで批判をしている方々の考えは変わらないでしょう。
むしろ僕が叩かれる可能性があるくらいです(笑)
ただ、例えばあっとすくーるを応援してくださっている方や、日頃私たちと関わりのある方々が今回の報道を見て、こうした問題に対して厳しい認識を持たれているとしたらそれは嫌だなと思い、僕自身の考えをお伝えして、その上でもう一度この問題について考えていただきたいと思いブログを書きます。

僕はリアルタイムでニュースを見れなかったので、こちらのサイトで動画を見ました。
http://netgeek.biz/archives/81134

ついで、片山さつき議員のツイートが話題になっているので、そちらについてはこちらで見ました。
http://netgeek.biz/archives/81243

今回の件を批判されている方の発言をまとめるなら、「趣味や食事にこんだけ金使ってるくせに、貧困面してんじゃねえよ」ってことだと思います。
「人に助けを求める前に、まず自分でなんとかできることなんとかしてから言え」と言い換えることもできるかと思います。

僕が問題だと思うのは、要は見る人の気分を逆撫でする要素がありすぎて客観的に見られていないことです。
この子への怒りや不満の感情を除いて、客観的に見てみてください。

趣味や食事にお金を使いすぎているということは、要は金銭管理の能力が低いということだと思います。
おっしゃる通りこれに使ったお金を全て貯金していれば、進学費用はもしかしたら捻出できるかもしれませんし、進学に必要な力を身につけるための機会を得られるかもしれません。
では、金銭管理能力というのはどのようにして育まれるのでしょうか?

みなさんの今の金銭管理能力やお金に対する価値観というのは、どのようにして育まれましたか?
学校で習いましたか?塾や習い事で学んだのですか?
おそらく答えはNO。
多くの方の金銭管理能力やお金に対する価値観は、周囲の環境によって、もっと言えばご家族の方によって育まれているのではないでしょうか?
もちろん何かしらの事情で家族がいない子どももいると思いますが、その場合は周囲にいる人の価値観が影響する気がします。

こういう話をするとすぐに「じゃあ親が悪いんだ!」と悪者探しをする人が現れるのですが、じゃあその親の金銭感覚はどのように育まれたのでしょう?
こんな風に遡っていくと、おそらく今は故人であろう人を批判しないといけなくなります(笑)

貧困の連鎖という言葉があるように、家族間だけでみたらそれは連鎖してしまう可能性が非常に高いのです。
親の価値観が子どもの価値観に影響を与え、親の学歴が子どもの学歴に影響を与え、親の収入が子どもの将来の収入に影響を与えるわけです。
だからこそ私たちは、その連鎖を断ち切るために子どもたちに様々な機会を用意し、親以外の人と出会う場を作っているわけです。
それは例えば学習支援という場であったり、トワイライトステイという場であったり、子ども食堂という場であると思います。(もちろんそれぞれの手法にはそれぞれの目的があります。学習支援であれば上記の親以外の人と出会うということに加え、学力という自分の人生を切り開くための一つの力を身につけるということです。)

つまりこの問題は、客観的に見れば見るほど貧困の問題なわけです。
日本の子どもの貧困は見えづらいとはよく言ったもので、その見えづらさの一つにこうした逆撫でする要素があるのだと思います。
もっと言うなら、見えている現象だけで判断し、その背景にあるものやこれまでの生い立ちを配慮することができる余裕がない人が社会に多いということもあるかもしれませんね。
まだ未成年の子どもをここまで吊るし上げますか普通。
仮にこの子の言動が間違っていたとしても、その間違いに気づかせ、どのようにこれからを歩んでいくかを考える力をつけるのが教育なのではないですか?

あとはもう一つ。
こちらは東京のNPO法人キッズドアの代表渡辺さんの記事です。
http://www.huffingtonpost.jp/yumiko-watanabe/satsuki-katayama-want_b_11637776.html
http://www.huffingtonpost.jp/yumiko-watanabe/nhk-katayama_b_11649408.html

僕も母子家庭でそれなりにお金がない世帯で育ったので、ある一定のことは我慢しましたよそりゃ。
友達がおしゃれな服(結構高価なもの)を買っているのを見たら自分だって欲しくなるし。
友達がどこどこに旅行に行ったって話を聞いたら自分だって行きたいなと思うし。
でも自分の家にはそんなことをするお金がないから、親にだってそんなことは言わずにいました。

そんな僕でも、洋服(安いやつだけど)は買ったし、たまには友達と映画やカラオケにも行ったし、文化際の打ち上げでみんなとご飯食べに行ったりはしました。
当時は週刊少年ジャンプだって毎週買ってました。

無駄遣いっちゃ無駄遣い。
でもね、こうした適度な息抜きがあったからこそ心が折れずにやってこれたんです。
彼女の場合もそうかもしれない。
もちろん節度というものはありますし、彼女が進学を志すなら何か我慢しないといけない部分はあるかもしれない。
貧困であろうがなかろうが、皆何かしら我慢はしてるんだから。
でもそれは彼女の周りにいる大人がしっかりと彼女のことを理解し、話し合い、そして決めること。
繰り返しますが、それが教育でしょう?

要は「貧困世帯は貧困らしく暮らしてろよ」っていうメッセージを出すことでよくなることなんて一個もないってことですよ。
それを言ってる人は一時的な優越感とかに浸れるかもしれませんが、社会的な損失で考えればはるかにマイナスです。

日々あっとすくーるを応援してくださっている方々や、日頃僕らと関わりのある皆さんがどのようにこのニュースを見られたかはわかりませんが、僕はこんな風に見ました。
逆撫でする要素が多いのが残念なところですが、それに惑わされずに問題は何かということを見ていただければなと思いますし、こういう視点を養うということや、そこを見る余裕があるということが大事な気がしています。

以上が、僕の思ったことです。おしまい!
Posted by 渡 剛 at 12:42
なかじま三四郎×湯浅誠街頭演説会に行ってきました! [2016年08月19日(Fri)]
こんばんは!代表の渡です。
この間ブログの更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした!

まずは簡単な近況報告から。
8月は子どもたちが夏休みということもあり、既存事業も夏期講習などで忙しくなるのですが、今年はそれに加えて新たに2つのことを始めました。

1つは、小学6年生を対象とした長期休暇限定の学習支援。
こちらは熊西地域振興財団というところから助成金をいただいて実施しております。

2つ目は、吹田市から委託を受けて生活困窮者自立支援制度の学習支援が始まりました。
北と南の計2カ所、それぞれ週2回ずつ行っております。

新しいことも始まりバタバタな日々ですが、なんとか元気に頑張っております!

さて、今日は表題のイベントに行ってきました!
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箕面駅前と箕面キューズモールの二カ所で行われたこの演説会なのですが、子どもの貧困についても結構時間を割いて話してくれました。

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三四郎さんと言えば、箕面市にアウトリーチ型の学習支援のフレームを作られた方です。
学習支援と言えば教室型のような子どもたちに来てもらう形が多いと思うのですが、それだと利用したくてもできない子どもたちがいます。

それは例えば不登校の子どもであったり。
例えばそうした場所に出て行くほどの意欲はない子どもであったり。
待ってるだけでは本当に支援が必要な子どもたちに届かないというのはご理解いただけるかと思うのですが、今行われている学習支援の多くは子どもたちに来てもらう形になっています。

こういう箕面市内での取り組みの話や、他にも防災、高齢者についてなどのテーマで湯浅さんと三四郎さんがそれぞれの立場で見てきたことや考えていることを話されていました。

話を聞いてて思ったのは、これらのことには共通することがあるということです。
それは、当事者が声をあげづらいということです。

お金がないということを知られるのは恥ずかしいとか、人に迷惑をかけることは恥ずかしいとか、いろんな思いがあると思います。
でもそうやって声を上げずに、誰か助けてと言えない状態が続くことで事態はどんどん深刻になっていく。
最悪の場合、命が奪われることにつながります。

困ってる側が「困ってる」「助けて」と声を上げることができて、周りの人たちも「いつでも言うてや」「なんとかしたる」と言ってくれる。
そんなつながりがある社会が僕らが創りたい社会で、そのためには湯浅さんみたいな人がいてくれないと困るし、三四郎さんみたいな人もいてくれないと困るわけです。
今の社会の風向きに待ったをかけるような人たちにいてもらわなあかんのです。

選挙とか政治とかって、教科書で学ぶと自分とすごく遠いところにあるものな気がしてしまいます。
でも、この仕事をしてるおかげで、選挙や政治がすごく身近なものになりました。
自分が大事にしたいことを大事にしてくれる町を作るためには、自分と同じくらいそれを大事だと思ってくれる人を増やしていくことが大事。
その1つの手段が投票という行為で、だからこそ選挙に行くことが大事なんだと僕は考えています。

箕面市議会議員選挙も残すところあと1日。
僕が大事にしたいことを大事にしてくれる町になるのか、ならないのか。

もしこのブログをご覧になられた方で、渡の大事にしたいこと(=ひとり親家庭の子どもが家庭環境に左右されずに前向きに生きていける社会を創る)を、同じくらい大事だと考えてくださる方がいましたら、できる形でのご協力をよろしくお願いいたします!
まずはこのブログをいいね・シェアで拡散してくださいませんか?

よろしくお願いいたします!
Posted by 渡 剛 at 22:44
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