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vol49.高田和宜さん [2017年03月03日(Fri)]
今回は野外活動サポートを積極的にされている高田和宜(たかたかずよし)さんにお話しをうかがいました。

〜自然体験で子どもの自信や意欲を育てたい〜

最後.JPG


〜プロフィール〜
山口県キャンプ協会副理事長。国立山口徳地青少年自然の家運営協議会委員。
県内での野外活動の指導や指導者養成や、子育て支援交流ひろば・子育てサークルの野外活動事業のサポートを主にしている。


●自然との関わりや主に野外活動にこだわって活動されていますが、自然に触れることで子どもにはどんな影響がありますか。

 自分でいろいろ直接体験をして、その中でびっくりマークやはてなマークがいっぱいみつけられるということが、自然体験のメリット。その体験の中での嬉しかったり楽しかったりすることが、今後の自信や意欲につながる。それを幼児期に培うのが大事だと思ってやっています。単に自分が自然の中で遊ぶのが好きってこともあるけど(笑)。

●家庭では、子どもにどう自然体験をさせればいいですか。

 野外に連れ出すことでしょう。室内の平坦な道ばかりでなく、同じ場所でもいいから四季を問わず自然の中に連れ出してほしい。そうすると子ども自らがいろいろ見つけ出します。面白いこととか不思議なこととか。そういう機会は大人が作ってあげてほしい。

●大人が自然体験をしてきてない人が多くて、どうすればいいかわからない人も多いと思うんですが。

 
 だからこそ、親子で自然体験をする場を作っています。子どもにさせたいだけでなく、大人も体験すると、「ああ、こんなに面白かったんだ」「いいなあ」と再発見・再確認できる。子どもが喜んだり、「やったあ」という顔をすると、親たちも「この体験はいいことだったなあ」とわかる。 それを期待して親子で自然を体験するということにこだわっています。また、そういう野外活動では、ほかの家族と何かを一緒にやりますよね。すると家族を比べることで、子どもにとっては刺激になります。他の子どもの存在も、他の親のやっていることもです。自然体験に自信のない親ほど、ほかの家族の力を借りて、イベントに参加すべきです。
 特に年齢が低ければ低いほど親子の自然体験をしてほしいです。ある程度年齢がいったら「子どもだけでいってらっしゃい」ということができますが、むしろその前の段階が大事だと思っているんです。それで「ちょっと2,3歳児にはハードかな」ということもさせています。

●2,3歳児の自然体験は大変さの方が多いということはありませんか。

 子どもが小さいと心配が大きくてなかなか野外活動に踏み切れない親もいると思いますが。ちゃんと準備をして、配慮をすればできます。この前の活動では、きついのぼりがある山登りもしました。1歳の子もいたけど、歩けるところは歩かせました。すると、親が自分の子どもを見直したりする場面もありました。早すぎることはありません。

●こういった活動をし始めたのはいつぐらいからですか

 自分が小学校の子ども会に所属しているころからずっとです。中学生のころは小学生を連れてキャンプに連れて行きました。地域の子ども会で、そういう仕組みがまだありました。そのころの活動を、今も引き続きやっている感じです。大学生の時は仲間と一緒に、近所の子どもたちを集めてキャンプ学校を始めました。
 徳地とかで長期のキャンプなんかもやりました。でも今は野外活動は低迷期なんです。公の場が少なくなってきているので、大きな集まりじゃなく小さいところがこつこつやる時代になってきました。その小さな集まりをやることが大事です。

●今後の活動としてはどんなことをしますか。

 昨年まで山口県立大学の「桜の森アカデミー※」で「遊びの達人」という講座を持っていました。野外で子どもと自然体験をしながら野外活動に必要な知識などを習得する講座です。講座自体がなくなっても、今度個人でもこういうことをやりたいと思っています。もちろん引き続き、子育てサークル・支援団体の野外活動サポートもします。

●お父さんお母さんへのメッセージをお願いします。
 
 子どもたちは自分で「楽しい・面白い」を探していくから、与えたものじゃなくて、自分でやりたいことをみつけてやらせる。それがその子のベースになります。与えたものだけでは、自分から「楽しい・やりたい」をみつける感性が育っていきません。それには自然の中で遊ばせることが効果があります。思っている以上に子どもはいろいろできるから、ダメダメじゃなくて、やらせてほしい。
 「子どもは子どもらしいあそび」って思っているかもしれないけど、冒険的なこと挑戦的なことを子どもたちは欲しています。その可能性を広げていければいい。すぐゲームするとかじゃなくて。それは手間暇かけてめんどうくさいんだけど、子どもも大人も「面倒くさいから楽しい」ということがあります。ホットプレートで焼きそばも作れるけど、火をおこすところからやるといろんなアクシデントがあって面白いってことあるでしょう。 
 予想通りにはならない。でも予想以上のことができる。そういう体験をさせてほしい。


〜取材を終えて〜

 
 個人的なことですが、今まで私には自然体験というものが一番未知で、苦手なことでした。自然体験が大事だったり、面白かったりするのはわかるけど、別にやらなくてもすんでしまって、そのまま大人になってしまったという親でした。
 そんな私でも、子どもと外で遊んでみると、室内で子どもと遊ぶより大人もたくさんの発見があり、楽しめることは日々実感しています。たぶん親になると、それはみんな感じることではないでしょうか。スマホやテレビばかりがいいとは、正直だれも思っていないと思います。
 高田さんの勧める野外活動は、さらに大きな自然を相手にする感じですが、子どもは確かにそういうものを求めていると思います。私みたいな親でも高田さんみたいな方のサポートがあれば心強くチャレンジできそうです。これからも高田さんには頑張っていただきたいですね。


あっとほーむタッフ栗原文佳


※桜の森アカデミー・・・山口県立大学で行われている生涯現役社会を主体的に担う人材や地域リーダーを育成する「共生教育」講座です。

・高田和宜さんの活動予定はこちら
・山口県キャンプ協会

・国立山口徳地青少年自然の家

子育て支援交流広場 ちゃ☆ちゃ☆ちゃ
Posted by あっとほーむ at 15:20 | この記事のURL