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2014年度・第1回 アジア水中考古学研究所西日本会員連絡会(水中文化遺産研究報告会)が開催されました [2014年09月29日(Mon)]
27日に開催された2014年度・第1回 アジア水中考古学研究所西日本会員連絡会(水中文化遺産研究報告会)が開催されました.

このような,例会形式の会は九州では始めての開催でしたが,
多くの参加者があり,盛会で終えることができました.

参加者には,水中文化遺産・水中考古学の正しい内容および現状を知っていただけたのではないかと思います.

今後も定期的に開催し,会員以外の方も参加できますのでますので,
この分野に興味がある方は,ぜひご参加ください.

発表者および参加者の皆さま,お疲れさまでした.

DSCN0417.jpg
DSCN0423.jpg
       当日のようす

Posted by T.Hayashibara at 00:38 | セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2014年度・第1回 アジア水中考古学研究所西日本会員連絡会(水中文化遺産研究報告会)を開催します [2014年09月27日(Sat)]
ここはご案内枠です。日々のブログはこの下からです。

2014年度・第1回 アジア水中考古学研究所西日本会員連絡会(水中文化遺産研究報告会)
を下記の内容で開催します.

日 時:9月27日(土) 14:00〜17:30
場 所:福岡市埋蔵文化財センター(研修室)
    http://www.city.fukuoka.lg.jp/maibun/html/guidance.html

「ミニシンポジウムアジア太平洋地域水中文化遺産会議からのメッセージ

報  告
1.「世界の水中文化遺産保護の取り組み」
    ランディ・ササキ(アジア水中考古学研究所会員)
2.「アジア太平洋地域水中文化遺産会議から見えてきたもの」
    今林 隆史(RKB毎日放送)
3.「南西諸島の水中考古学:現在の到達点と未来への展望」
    片桐 千亜紀(アジア水中考古学研究所理事)
4.「水中文化遺産としてのアリゾナと記憶としてのアリゾナ」          
    中西 裕見子(大阪府教育委員会)

パネル・ディスカッション
1.「これからの日本の水中考古学」
    岩淵 聡文(アジア水中考古学研究所理事)
2.総合討論

参加費:無料
 
 会員以外の方でも出席は可能ですので、この分野に興味がある方は是非ご参加ください。なお、会場準備の関係がありますので、ご参加予定の方はshipwreckarchaeology@gmail.comまでご連絡をお願いいたします.
Posted by T.Hayashibara at 00:00 | セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
東京新聞の記事 [2014年09月13日(Sat)]
9月10日の東京新聞・夕刊に,
「フランクリン隊の船,海底で」
という見出しとともに,170年前の1846年にカナダ北極圏を探検中に消息を絶ったイギリス海軍船二隻のうちの一隻が海底で発見されたという内容の記事が掲載されていました.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014091002000242.html

記事によれば,
170年前の英海軍の探検船の可能背がある船体が,カナダの領海内で,カナダの調査チームにより良好な遺存状態で発見された,
調査には「政府機関の遠隔操作の海中探査機」が使用されたとのことで,
しかも「浅い海底」とありますので,詳細調査は可能な事例でもあるようです.

ただし,調査の契機や組織,調査の方法や内容,発見船体にたいする今後の対応など,
肝心なことが書かれていません.


この調査は,カナダ政府が6年越しに支援してきた国家プロジェクトで,
カナダの官民さまざまな機関が関係したかなり大きなプロジェクトのようです.
しっかりとした組織が,学術的に地道に積み重ねた調査成果で,
遺跡保護・管理も見据えてに取り組んでいます.
プロジェクトおよび調査の詳細については,以下のサイトで確認できます.
http://www.cbc.ca/news/politics/lost-franklin-expedition-ship-found-in-the-arctic-1.2760311

新聞の記事では「発見」だけが,大きく取り上げられ,
プロジェクトや調査の詳細については,触れられていないのです.


このような新聞報道のあり方には,問題があります,
少なくとも国内の考古学研究者の多くは,スルーする内容です.
考古学的な手続き(調査)がなされて発見されたものととらえないからです.
そこにはこれまでの「沈没船」情報(報道)にたいする先入観の影響も多分にあるものと思います.

今年も沈没船発見のニュースを新聞記事やテレビニュースで何度か目にしました.
その多くは(国外は例外なく),
沈没船 → お宝 → 引揚げ → 時価評価
というような,一般受けするような「遺跡」の一側面にすぎない積荷のみにスポットをあてたものでした.
そして,明らかなトレジャーハンティング的なものでさえ,
発見の原因を「調査」によるものとして,肯定的にとらえる内容もありました.

陸上の考古学的な報道ではほとんどみない
「一般受け」するような偏った内容,そしてトレジャーハンティングを肯定する内容(無意識的なものもふくめて.これは,よりたちが悪いのですが)の報道が,
なぜか,「水中」になると主となる傾向があります.
(この傾向は,国内だけではないでしょう)

このような状況では,研究者は「沈没船」を考古学の研究対象とするのに躊躇するでしょうし,
先入観も植え付けられることでしょう.

そして,このことが,国内外で「沈没船」そして水中文化遺産が,研究対象として周知されない,されずらい理由のひとつとなっているとも言えます.

このブログでも何度も書いていますが,
報道する側も陸上と同じように,偏った内容ではなく,
調査の契機・内容・成果を正確に伝えてもらいたいものです.

先入観を払拭するためにも.
報道の影響は,大きいですから.
鷹島海底遺跡調査の報道等 [2014年09月03日(Wed)]
先日終了した鷹島海底遺跡・床浪(とこなみ)地区調査の成果の正式報道はまだですが,
調査に関する報道等をまとめましたので,ご覧ください.

調査前(プレスリリース)
長崎県教育委員会 http://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/158304/

調査開始時
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/culture/history/20140819-OYS1T50027.html
長崎放送・ニュース映像 https://www.youtube.com/watch?v=avB9PAVPO9I

調査成果(成果の一部が写真とともに紹介されています)
長崎県埋蔵文化財センター Facebook https://www.facebook.com/pages/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E7%9C%8C%E5%9F%8B%E8%94%B5%E6%96%87%E5%8C%96%E8%B2%A1%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/1461241530809034