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エルトゥールル号の遭難 [2010年10月27日(Wed)]
今日のNHK総合の
「歴史秘話ヒストリア」で、トルコ軍艦エルトゥールル号の遭難事件を取り上げていました。

この事件については,このblogでも取り上げたことがあります。

1890(明治23)年9月に紀伊半島沖(串本沖)でおこった軍艦沈没事件で、
地元民が救援し、その後,日本政府が生存者をトルコへ送りとどけたことから、
日本・トルコの友好関係の起点ともなった事件でもあます。

このエルトゥールル号については、
2008年からトルコチームによる海底発掘調査がおこなわれており、
これまでに6,000点余の遺物(遺品)が引揚げられています

引揚げられた遺物はトルコで整理・保存処理がなされたのち、
串本町に移管(返還?)されるとのことです。


この調査の費用は、
トルコ政府やトルコの大手銀行・航空会社および串本町が補助をしています。

この調査は、以前のblogにも書きましたが、
調査主体がトルコチームということからもわかるように、
日本の文化財保護法にのっとったものではありません

遭難船舶の救護、漂流物および沈没品の拾得などについて定めた法律である
水難救護法(1899年制定)を適用しています。

沈没場所が周知の埋蔵文化財包蔵地でなかったこと、
船名・国籍がはっきりとしていたこと、
などから文化財保護法を適用しなかったと、聞いています。
国際法的見地から関係官庁は,
文化財保護法の適用を見送ったようです。
また、水中の文化遺産に関しての国内法が未整備であるということとも無関係ではないと思います。

これまでに、文化財保護法の適用がなされるべき事例で、
あえて水難救護法が適用された例としては、
エルトゥールル号の事例が唯一のものです。


今回の事例は,トルコ側の寛大な?取り計らいで、
引揚げ遺物が串本に戻されるようですが、
今後、同種の事例がおこったばあい、
同じように処理される保障はありません。
(相手国あってのことですので)
さまざまな問題を孕んでいる事例でもあります。

ですので、この事例については、
国内法の整備を視野にいれて、
議論すべき必要のある事例
だと思いますが、
皆さんは、いかがお考えでしょうか。



Posted by T.Hayashibara at 23:48 | 沈没船 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(1)
海岸で... [2010年10月25日(Mon)]
先日、調査を兼ねて、三浦半島(神奈川県)東京湾側の海岸を歩いてきました

そのうちのある海岸では,
波うちぎわに、たくさんの陶磁器の破片がみられました。
明らかに現代のものに混じって、ふるそうなものもありました。

破片はすべて、割れ口が摩耗によって、角がなくなり、丸くなっています
これは、長い間、海底をただよっていたことをしめしています。


           波うちぎわにみられる陶磁器の破片(1)


           波うちぎわにみられる陶磁器の破片(2)

ふるそうな破片を少し拾ってきて観察したところ、
すべて、幕末(江戸)から明治初期くらいのもので、
瀬戸・美濃産のものに混じって、
肥前産のものもありました。
それより,ふるいものはありませんでした。

幕末(江戸)から明治初期のものしかなかった(多い)ということは、
三浦半島の東京湾側という立地を考えると、
興味深いことですね。


     採集した陶磁器の破片
       (割れ口が摩耗によって丸くなっていることがわかると思います)


これら波うちぎわにみられる陶磁器片の由来(もともとどこにあって、どのように海岸へ到達したかということ)については、
即、海由来(沈没船や船の積荷にともなうもの)と結論づけることはできません
陸にあったものが何らかの理由で海に移動した(川に捨てられたものが海に移動したり、海に捨てられた、など)、
陸由来の可能性もあるのです。
いずれにしても、周辺の状況や史・資料をくわしく調べてみないと結論はだせません。

このように、海岸を歩くと、一見ゴミとみえるもののなかにも、
ふるい陶磁器などの文化遺産を見ることができます。
皆さんも少し視点を変えて、海岸を歩いてみると、このような文化遺産と出合えるかもしれません

そして、ふるそうなものをみつけたら、
アジア水中考古学研究所にご一報ください

このような情報の積み重ねが、
「海の文化遺産」を理解するためには、重要な情報となりますので。
日比野克彦個展で水中考古学のトークイベントを開催 [2010年10月24日(Sun)]
先日、このblogで紹介した
10月30日〜12月13日までの会期で東京で開催する
日比野克彦個展「ひとはなぜ絵を描くのか」
で、水中考古学をテーマとしたトークイベントが開かれます。

このトークイベントに、
ARIUA理事の林原利明が出演します。
日比野さんと2時間にわたり、
「海底を探査せよ」というテーマで、語り合います。


多くの方に水中考古学・水中文化遺産を知ってもらう良い機会ですので、
ご都合のつく方は、ぜひご参加ください。

イベントの詳細は、以下のとおりです。

日 時: 11月27日(土) 14:00〜16:00
会 場: 3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田3331)
      千代田区外神田6-11-14
http://www.3331.jp
参加費: 1000円(展覧会チケット込み)
定 員: 100名
申し込み方法: 事前申し込み(先着順)

※他の関連イベントも企画されています。
※個展や関連イベントおよび申し込み方法等については、個展ホームページをご覧ください。
   http://hibino.3331.jp/index.html

Posted by T.Hayashibara at 23:24 | イベント | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
日本考古学協会、蔵書の英研究所への寄贈を凍結 [2010年10月16日(Sat)]
今日,兵庫県明石市で開かれた日本考古学協会臨時総会で、
ギリスのセインズベリー日本藝術研究所
(Sainsbury Institute for the Study of Japanese Arts and Cultures)
に蔵書を一括寄贈するとした決定が、
会員投票の結果、凍結されることになりました。

今後、協会員以外の第三者を含めた特別委員会を設けて対応を検討するそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101016-00000135-san-soci

この件については,このblogでも紹介しましたが、
一括寄贈先の公募を行い、唯一応募のあったイギリスのセインズベリー日本藝術研究所に寄贈することが、
今年5月の第76回総会で報告れました。

この事案にたいして、総会時、およびその後に多くの会員から強い反対意見がだされ、
あらためて、会員に賛否を聞くために、臨時総会が開かれた次第です。

会員である私のもとにも、先日、賛否を問う投票用紙が送られてきました。
もちろん,私は投票を済ませていました。

今日の結果にたいしては、釈然としません。
国内では寄贈先として手をあげた機関はなく
国外のセインズベリー日本藝術研究所しか応募がなかったということは、
事実として受け止める必要があります。

ただし、このような決定がなされたからには、
今度は会員の総意をもって、
「戦後の日本考古学の発展過程を示す文化的財産」でもある蔵書が、
より良いかたちで、寄贈・活用されることを望みます。

この問題の経緯等の詳細については、日本考古学協会のホームページでご確認ください。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaa2/index.htm
企画展「風になった龍馬 VOL.2−時代の力−」 [2010年10月13日(Wed)]
船に関連した催しをもうひとつ紹介します。

高知県立坂本龍馬記念館(高知県高知市浦戸城山)
企画展「風になった龍馬」展 vol.2 ―時代の力― 〜勝海舟・ジョン万次郎・龍馬 同じ夢に結ばれて〜

開催期間 
2010年10月9日(土)〜2011年1月10日(月)


昨年から3年企画として開催している「風になった龍馬展」。
第2弾、今年のテーマは「時代の力」です。勝海舟、ジョン万次郎、坂本龍馬という幕末の男たちの運命をつき動かした力とは何か。時代を揺さぶった力とは何か・・・を探ります。
[坂本龍馬記念館ホームページより]

勝海舟の「咸臨丸」、ジョン万次郎の「ジョン・ハウランド号」
そして坂本龍馬の「夕顔」・「ユニオン号」・「いろは丸」など
3人に共通する「船」および「海」をとおして、
大きく動いた幕末という時代を考えるという展覧会です。

今年、長崎でみつかった
海援隊が操船した「いろは丸」の絵図も11月25日から展示が予定されているそうです。

詳細は,坂本龍馬記念館ホームページでご確認ください。
http://www.ryoma-kinenkan.jp/

なお、今年の坂本龍馬記念館は、
NHKの大河ドラマの影響もあって、来館者が1日6,000人を超える日もあり、
年間でも例年の3倍増しのペースだそうです。
一人の人物を対象とした博物館としては、
もともと群を抜いた来館者数を誇っていましたが、
今年は、すごいそうです。

あらためて、坂本龍馬の人気を思い知らされました。



Posted by T.Hayashibara at 23:37 | 展覧会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
国際シンポジウム 「船の文化からみた東アジア諸国の位相―近世期の琉球を中心とした地域間比較を通じて―」 [2010年10月12日(Tue)]
今週末ですが、沖縄で「船」に関するシンポジウムが開催されますので,お知らせします.

関西大学文化交渉学教育研究拠点主催国際シンポジウム
「船の文化からみた東アジア諸国の位相―近世期の琉球を中心とした地域間比較を通じて―」


日程:2010年10月16日(土)・17日(日)
会場:琉球大学千原キャンパス・教育学部棟104室

《プログラム》
10月16日(土)

9:30 受付
10:00-10:10 開会の辞/趣旨説明

基調講演  10:10-10:55
松浦 章(関西大学ICIS/関西大学東西学術研究所所長)
中国帆船による東アジア海域交流

第1部 島嶼国家琉球の船の文化  11:00-14:10
1.豊見山 和行(琉球大学教育学部)
船と琉球史―近世の琉球船をめぐる諸相―(11:00-11:40)
2.深澤 秋人(沖縄国際大学等非常勤講師)
乗組員からみた琉中日交流史―護送船・飛船の例を中心に―(11:40-12:20)
〈昼休み 12:20-13:30〉
3.板井 英伸(沖縄大学地域研究所)
フィールドから見えるもの 近世の船の消滅・変化・継承とその動態(13:30-14:10)

第2部 東アジア諸国の船の文化  14:25-18:00
1.チャン・ドゥック・アイン・ソン(ベトナム・ダナン社会経済発展研究所)
阮朝期ベトナムの造船業、船筏の種類、そして船舶管理政策について(14:25-15:40)
※ベトナム語通訳あり
2.イ・チョルハン(韓国・国立海洋文化財研究所)
朝鮮王朝後期における船の文化(15:40-16:55)
※韓国語通訳あり
3.小嶋 良一(関西設計(株))
近世期における日本の船の地域的特徴(16:55-17:35)


10月17日(日)

第3部 コメント・総合討論  9:10-12:00
1.安達 裕之(東京大学大学院総合文化研究科)
船舶史の視点からのコメント(9:10-9:35)
2.上江洲 均(久米島自然文化センター名誉館長/名桜大学名誉教授)
琉球・沖縄の視点からのコメント(9:35-10:00)
3.上田 信(立教大学文学部)
近世東ユーラシア史の視点からのコメント(10:00-10:25)

総合討論(10:35-11:55)

11:55 閉会の辞




内外の船舶研究者も発表されます。
当日は、インターネット配信も予定されているそうです。
http://www.icis.kansai-u.ac.jp/live/
Posted by T.Hayashibara at 00:31 | セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
2010年度第1回日本財団助成事業全体会議・水中文化遺産委員会が開催されました [2010年10月11日(Mon)]
10月9日(土)・10日(日)の2日間にわたり2010年度・第1回日本財団助成事業全体会議を、合わせて10日には水中文化遺産委員会福岡市・都久志会館会議室で開催されました。

全体会議では、これまで各海域で収集した情報をもとに作成したデーターベースの書式の再検討、データーの吟味・公開方法等の検討を主に、
各海域での事業進捗状況の報告や来年度以降の事業計画等について話し合われました。

水中文化遺産の周知・保護や水中考古学の推進に真剣に取り組んでいる様を反映するように、
出席者による活発な議論がなされました。

また,水中文化遺産委員会では、出席された委員の先生方から
活動にたいする評価やご意見をいただきました。

2日間にわたる会議でしたが、
委員の先生方をはじめ出席者の皆さん、お疲れさまでした。

「海揚がりの陶磁」展がはじまりました [2010年10月05日(Tue)]
先日、お知らせしました
「海揚がりの陶磁」展
が、1日より有田町歴史民俗資料館(佐賀県有田町)ではじまりました。
(日本財団助成事業。アジア水中考古学研究所との共催)



全国28ヶ所の海や海岸で引揚げあるは採集された600点以上の肥前陶磁が展示されています。
全国の海揚がり肥前陶磁が一堂に会すことは、
今後もなかなかないと思いますので、
お近くにお出での際には、ぜひご覧ください。

11月30日までで、会期中無休、入場無料です。


               会場のようす


         廻船の復元模型(芦屋町歴史民俗資料館所蔵)
Posted by T.Hayashibara at 22:16 | 展覧会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
根津美術館で特別展「南宋の青磁」が開催されます [2010年10月04日(Mon)]
東京・南青山の根津美術館で、
創立70周年記念特別展
「南宋の青磁 宙(そら)をうつすうつわ」
10月9日(土)から開催されます

中国・南宋時代(約700年前)に龍泉窯(りゅうせんよう)焼かれ、
日本にもたらされた青磁のうち、
最上品とされた砧青磁(きぬたせいじ)が一堂に会するそうです。

会期は、10月9日(土)〜11月14日(日)で、
会期中には、講演会もあるそうです.

詳細は、根津美術館のホームページでご確認ください。
http://www.nezu-muse.or.jp/index.html
Posted by T.Hayashibara at 00:07 | 展覧会 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)