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琵琶湖・塩津港(しおつこう)遺跡で国内最古の築港跡がみつかる [2015年07月13日(Mon)]
先日,琵琶湖最北端にある塩津港遺跡(滋賀県長浜市)から,
12世紀前半に造り始められた造成(埋立て)による築港跡
がみつかったとの発表がありました.
http://mainichi.jp/select/news/20150710k0000m040104000c.html

本格的な築港跡としては国内最古で,
これまで,日本海(敦賀)と都(京)を繋ぐ重要港として文献に記されていたにもかかわらず,
位置をふくめて,その詳細が不明であった古代末〜中世「塩津港」の実態解明への大きな成果が得られました.

b0515_l.jpg
     塩津港遺跡から琵琶湖を見る(滋賀県提供)

調査は,平国道8号線塩津バイパスにともなうもので,
船が着岸する垂直護岸・桟橋・水路・傾斜護岸跡等の遺構が,地下4m(事実上琵琶湖面下)からみつかりました.

また,土器類・木製品・骨角製品・金属製品等の多彩な遺物が多量に出土し,古代末〜中世の塩津港が小都市(港町)として栄えていたことも窺えるとのことです.

遺構・遺物の状態は良好で,その理由のとして,
その後の琵琶湖の水位上昇により水没し,そのため後世の撹乱を受けなかったことがあげられています.

港は,古くから自然地形を利用して造られることが多く,
造成をともなうものは稀です.
しかも良港のばあい,現在まで同じ場所が港として使い続けてられているいるので,
古い遺構が良好な状態でみつかることは稀です.

その点からも今回の塩津港遺跡の調査成果は,実態のほとんどわかっていない古代〜中世の港および港町の実態を知るうえで,また,遺構が残っている可能性を考えるうえでも大いに評価できます.

調査は,今年度も実施されてるとのことで,港および港町に関するさらなる成果が期待されます.

調査成果の展示公開(写真・出土遺物)が,
7〜8月にかけて,滋賀県立安土城考古博物館と滋賀県埋蔵文化財センターで実施されます.

http://www.shiga-bunkazai.jp/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%9C%AC%E6%A0%BC%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%B8%AF%E3%81%AE%E5%A7%BF%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%82%89%E3%81%8B%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%EF%BC%8D%E9%95%B7%E6%B5%9C%E5%B8%82%E5%A1%A9/

biwako-2.jpg
         琵琶湖と塩津港遺跡の位置