CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 2010年10月 | Main | 2010年12月»
<< 2010年11月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新記事
カテゴリアーカイブ
最新コメント
T.Hayashibara
魚へんの漢字 (03/27) T.Hayashibara
「海底遺跡 新時代」 (03/27) T.Hayashibara
岩淵聡文著『文化遺産の眠る海 水中考古学入門』 (03/27) T.Hayashibara
公開された「神奈川台場」を見てきました (03/27) T.Hayashibara
東京駅・丸の内駅舎の復原 (03/27) T.Hayashibara
和賀江島と座礁 (03/27)
「海底遺跡 新時代」 (09/06) 山本
魚へんの漢字 (08/05) 斎藤 敏行
和賀江島と座礁 (07/29) 安田冨郎
東京駅・丸の内駅舎の復原 (07/08)
最新トラックバック
犬山城 (01/22)
http://blog.canpan.info/ariua/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/ariua/index2_0.xml
静岡県西伊豆町・黄金崎で潜水調査 その3 [2010年11月17日(Wed)]
今日は、黄金崎公園ビーチ沖での調査のようすをご紹介します。

今回の調査は、状況確認の調査でしたので、発掘をともなうものではありません。
ですので、目視および記録をとることが、おもな作業でした。
作業では、午前と午後、各1本ずつの計2本の潜水をおこないました。

目視は、現状を目で見て確認する作業です。
水中を移動しながら、
情報提供のあった石材様のもの(以下、遺物と言います)が、どこに、どのような状況であるのか、
ほかに関連するものはないのか
、を確認しました。
この作業は,1本目のダイビングでおこないました。

次は、記録です。
1本目で見た情報にもとづいて、記録の取り方を検討し、
作業は、2本目のダイビングでおこないました。
作業内容は、位置の計測、遺物個々の詳細観察、計測および写真撮影です。

基準線からメジャーを使って遺物を計測し、
その計測値を水中ノートと同じ素材でできた方眼紙に書き入れ、実測図を作成します。
水深と時間も記録します。
その他の細かな観察記録は、水中ノートに記します。

      実測図作成のようす(方眼紙に鉛筆で書き入れています)



       計測のようす(メジャーで遺物の大きさを測っています)

写真撮影では,遺物の大きさがわかるように、
メジャーやピンポール(測量用の短いポール)を写し入れたりもします。

   ピンポールを写し入れた写真(白色・赤色のラインがそれぞれ5cmを示します)

これらの作業では、遺物を良く見る(観察する)ことが大切です。
良く見ることにより、遺物の微妙なかたちや人工物か、否かの判断(加工痕があるのか、ないのか)ができます。
このことは、考古学調査では基本中の基本です。

また、これらの作業は,すべて陸上の遺跡調査で用いられている方法です。
水中でも、陸上でも基本的な調査方法の違いはないのです。
また、使用する器材もすべて、陸上で使っているものをそのまま使います。
水中用に工夫をこらしたものもありますが。

このような方法で今回の調査はおこないました。


今日、『月刊ダイバー』の取材を受けました
水中考古学のこと、水中遺跡のこと、ARIUAのこと、などを話しました。
記事は、来年の1月販売号に掲載されるそうです。