身近にある水中文化遺産(2) 『都市の記憶 横浜の土木遺産』 [2010年01月17日(Sun)]
きのう、このブログで紹介した
横浜の沿岸地区にある 象の鼻(開港時の波止場) 第1・2号ドック(現存する最古の商船用石造りドック) などの「水中文化遺産」をふくむ「土木遺産」(=とくに近代歴史的建造物) を紹介した本に、 『都市の記憶 横浜の土木遺産』(1988年発行・2002年改訂.横浜市歴史的資産調査会刊行) があります。 写真をふんだんに使って、「土木遺産」のようすがよくわかるように紹介しています。 ただし、刊行されたのが、横浜沿岸地区の再開発前であったことかから、 とくに沿岸地区では、現在の状況と、かなり異なるものも多くあります。 その点からは、整備される以前の「土木遺産」のようすを伝える貴重な写真集ということができるかもしれません。 (実際「整備」により、かなり状況の変わってしまった「土木遺産」は多くあります。 「象の鼻」などはその一例です。) この本を片手に、横浜の「土木遺産」を巡るのもお勧めです。 (写真と現況にかなりの変化があるものもありますので、その痕跡を探し歩くのも良いかもしれません。) 『都市の記憶 横浜の土木遺産』は、 Amazonなどでは取扱いがないようです。 発行元の横浜市歴史的資産調査会のH.Pでは、 (.http://yokohama-heritage.jp/books/index.html) 購入方法を紹介していますので、興味のある方はご覧ください。 20x20cm 71ページ 図版全カラー 定価:1,200円 です。 なお,横浜市の図書館には、置いてあります。 |