「発掘された日本列島2009」がはじまりました [2009年06月26日(Fri)]
「発掘された日本列島2009」(主催・文化庁,協力・朝日新聞社)が、東京・両国の江戸東京博物館で、先週末(20日)からはじまりました。
今年で,15回目のこの企画展は、国内でおこなわれている発掘調査の最新に成果を多くのひとに紹介するものです。 東京を皮切りに,来年の2月まで全国を巡回します。 今回は,一昨年,東日本で初めて銅鐸と銅戈がセットとなって出土した長野県中野市の柳沢遺跡出土の銅戈をはじめとする、旧石器時代から明治時代までの20遺跡から出土した約600点の遺物が展示されています。 今,開港150周年で賑わっている横浜からは、開港当時の外国人居留地の建物跡・道路・下水施設や多くの遺物が出土し、居留地の一端が具体的な状態で明らかとなった「山下居留地遺跡」の成果が紹介されています。 このほか,来年に平城遷都1300年を迎える「特別史跡平城宮跡第一次大極殿」の発掘調査成果や整備の経過を紹介する展示や各開催館が所在する地域の発掘調査資料による地域的特色を活かした地域展示もなされます。 東京の地域展示では、葛西城・八王子城など都内の戦国時代城館跡から発掘調査によって出土した貿易陶磁などが展示されています。 東京では、8月2日まで開催されます。 その後の巡回予定は、次のとおりです。 ・大阪府近つ飛鳥博物館(大阪府河南町) 2009年8月13日〜9月2日 ・高知県立歴史博物館(高知県南国市) 2009年10月3日〜11月9日 ・さくら市ミュージアム−荒井寛方記念館−博物館(栃木県さくら市) 2009年11月20日〜12月27日 ・安城市歴史博物館(愛知県安城市) 2010年1月16日〜2月28日 なお,東京会場の詳細は、江戸東京博物館のH.P.(http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2009/0620/0620.html)で確認できます。 |