鷹島海底遺跡が国史跡に指定されます [2012年02月17日(Fri)]
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長崎県松浦市鷹島沖にある
元寇終演の地として知られる鷹島海底遺跡が 文化財保護法に基づく国史跡に指定するよう文部科学相に答申されました。 近く答申どおりに、国内の水中遺跡としては初の国史跡に指定されます。 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/287683 鷹島海底遺跡は、このblogでも何度も紹介していますので、 ご存知のことと思いますが、 1980年からの断続的な調査で、海底から元寇関連の遺物が多量に出土し、 文献史料でしか知ることのできなかった「蒙古襲来(元寇)」の実態が, 実物資料としての遺物から解明されるなど、 日本中世史上で大きな意義をもつ遺跡です。 指定された区域は、鷹島海底遺跡のうち、 鷹島南東部の神崎港を中心に、 海岸線から沖合約200m、幅約1500mの約38万4千m2、最大水深25m前後の とくにに遺物が密集している海域です。 遺跡名は、「鷹島神崎(こうざき)遺跡」。 一昨年の調査で船体が確認された地区もふくまれます。 初調査から30年余、地道な調査成果の積み重ねの結果の指定です。 水中遺跡がやっとメジャーになりました。 指定に向け尽力された関係者の方々にとっては、 長年の努力が報われたニュースだったと思います。 水中遺跡の周知に弾みがつく、指定です。 鷹島海底遺跡から出土した遺物は、 現在、東京海洋大学越中島キャンパスで開催中の アジア水中考古学研究所主催の水中文化遺産企画展で、 展示しています。 東京で鷹島の遺物を見られる機会は、 今後もあまりないと思いますので、 この機会にぜひ見にいらしてください。 |




