兵庫県淡路市で潜水調査がおこなわれました [2010年09月02日(木)]
|
2010年度「海の文化遺産総合調査プロジェクト」にともなう潜水調査が、
兵庫県淡路市でおこなわれました。 調査は、ARIUAとの共同調査機関として瀬戸内海を担当している NPO法人水中考古学研究所が8月28日(土)〜29日(日)にかけておこなったものです。 水中考古学研究所から10名のスタッフが参加し、ARIUAからは私が参加しました。 ![]() 船上で調査の打ち合わせをするNPO法人水中考古学研究所のスタッフ 調査の対象となった地区は、淡路市浅野沖(旧北淡町)で、 淡路島の北部西岸域にあたります。 調査対象地区周辺では、これまでに底曳き網漁等にともなって、 弥生・古墳時代のイイダコ壷や東播系須恵器の片口鉢(中世)が多量に引揚げられています。 今回の調査対象地は、このうちの東播系須恵器の片口鉢が多量に引揚げられた地区で、 潜水により、海底での須恵器の分布状況を確認し,その由来を探ることを目的におこなわれたものです。 ![]() 調査地区の海域 2人一組の3班体制で、計8回の潜水目視調査をおこないました。 その結果、調査対象地区では底曳き網漁により、周辺は底がさらわれていることはあったものの 東播系須恵器の片口鉢片が数点確認されました。 ![]() 調査で確認された東播系須恵器の片口鉢片 数点ではありましたが、関連遺物を海底で確認できたことは、 これまでに引揚げられた遺物とともに、その由来解明に関しては示唆的な成果といます。 このように、結果としては小さな成果でしたが、 周辺海域での今後の調査に期待をもたせるという意味では、 大きな成果であったと思います。 なお、これまでに引揚げられた遺物は、 地元の淡路市北淡歴史民俗資料館に展示・収蔵されています。 ![]() 資料館に収蔵されている関連遺物の一部 天候には両日とも恵まれましたが、暑かったですね。 また、調査対象地は,非常に潮の流れが速い地区でしたので, 調査は、潮止まり前後をねらっておこないましたが、 それでも、潮は流れており、瀬戸内海のきびしい海況も体験することともなりました。 調査に参加された皆さん、暑いなか、お疲れさまでした。 |








