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日本考古学協会所蔵図書の寄贈について [2010年05月23日(Sun)]
昨日の第76回日本考古学協会の総会で、
協会所蔵図書の寄贈先が決まったとの報告がありました。

この件については,協会が収集してきた(寄贈された)
遺跡発掘調査報告書をはじめとした考古学関係図書、約8万冊
について、
活用の現状や収蔵場所の問題等から、
その取り扱いについて、2006年から検討されてきました。

協会としては、一定の条件を付して、公的機関に一括寄贈することで、
寄贈先を公募するという方針案を提示し、
会員に意見を募り、
それをもとに、2008年には「寄贈先募集要項」(案)を公表、
2009年の総会で承認され、
要綱制定ののち、公募
をした
という経緯があります。

そして、昨日の総会で寄贈先決定の報告がありました。

寄贈先は、イギリスのセインズベリー日本芸術研究所 とのことでした。

国内ではなく、何でイギリス?
びっくりでした。
私自身、この件については、所蔵先が他所に移るとしても国内であると、
てっきり決めつけていましたので.......

イギリスに移ってしまったら、どのように利用するのか?
それでいいの?
腑に落ちない点が、次々と.

会場でも賛否の意見(否定的な意見が大半でしたが)、
協会側への説明要求の意見が次々と、
承諾できない、決定までの手続きが不透明だ
等の意見が、かなり強い口調でだされていました。

協会側によると、公募の結果、手を上げたのが
セインズベリー日本芸術研究所のみであったとのことで、
国内からはなかった
とのことでした。

セインズベリー日本芸術研究所では,寄贈された図書について、
デジタル化をおこない、日本をふくめた世界の研究者の利用に答えるとのことでした。
また、今後、協会に寄贈された図書については、
セインズベリー日本芸術研究所に転送するとのことです。

確かに、協会側は寄贈先が外国になる可能性がでてきた時点で、
周知をして、あらためて意見を求めてもも良かったとも思いますが、
それよりも、国内でひとつの機関も手を挙げなかった
ということのほうが、大きな問題ではないかと思います


8万冊という量は、所蔵スペースや整理を考えたばあい、
確かに、現状の国内の公的機関の置かれた状況では躊躇するかもしれない。
ただ、結果としてひとつの機関も手を挙げなかったということにたいしては、
寂しく感じます。
(報告書以外の論文集などの図書のみであったら、受け入れるとの提案をした機関はあったようですが)

近年では、大学や公的な図書館(とくに都道府県立のもの)でも
発掘調査報告書は、寄贈を受け付けないところもあると聞いています。
(理由としては、刊行冊数の多さも影響しているのでしょう)

開発工事等にともなう記録保存が前提の事前調査が大半である現状を考えると、
遺跡の内容を検証するのは、出土遺物・調査時の記録と発掘調査報告書しかないわけですから、
報告書のあつかいがゾンザイになっていることにたいしては、
今一度、作る側、受け入れる側のそれぞれが、考える必要があるないでしょうか?

今回の件は,このような国内での状況を写した事例と言えるのかもしれません。
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コメント
膨大な記録はどうやって保存していくか、
日本考古学協会が所蔵図書を寄贈しなければならない理由は量の問題ですか
残せない記録なら、なんのために記録するのでしょう

’報告書の活用’ってなんでしょう?
報告書は残すということに使命があると聞きました

情けない、、日本
自分の宝物の管理を他人にゆずりわたすなんて
Posted by: はせがわ  at 2010年05月24日(Mon) 06:54