「ANJIN〜イングリッシュサムライ」 [2009年12月11日(Fri)]
昨日、天王洲の銀河劇場に、
舞台「ANJIN〜イングリッシュサムライ」を見に行ってきました。 市村政親、オーウェン・ティール,藤原竜也ら出演の3時間ほどの舞台です。 初日でした。 内容は、皆さんもご存知のように、 1600年4月、豊後(大分県臼杵市)に漂着したオランダ商船(帆船)・リーフデ号の乗組員のひとりであった イギリス人、ウイリアム・アダムスが、 徳川家康と出会い、重用され、 三浦按針と改名し「青い目の侍」として 時代に翻弄されてゆく様を描いたものです。 主演のひとりである藤原竜也が言っているように、 大河ドラマとして1年かけて描くような内容を 3時間あまりに凝縮をしたものです。 ですので、話の展開が早く(早すぎる?)、暗転も多い。 場所の設定は、臼杵・大坂・江戸・関ヶ原・三浦・平戸などなど.... 背景も、旧教国と新教国の対立、秀吉死後の日本国内の主権争い、家康と秀忠の関係などなど.... しかも、日本語・英語・スペイン語が入り乱れる.... とにかく盛りだくさんで疲れました。 (実際,長時間の舞台でしたので、お尻も痛くなりましたが) 時代背景や人間関係を理解していないと、 何がなんだかわからなくなるのではないでしょうか。 実際に舞台終了時には、多くのひとが 「ぽか〜ん」としているように見え、 一間あって、拍手が起こりました。 このような、舞台でしたからでしょうか、 会場のロビーには、 ウイリアム・アダムス(三浦按針)とその時代背景を記した資料が多く展示されていました。 そのひとつに、アダムスが1604年に、 徳川家康の命により、伊豆の伊東で建造した 日本最初の洋式帆船「サン・ヴェナ・ベンツーラ号」の模型も展示されていました。 (いつもは伊東市長室に置かれてるものだそうです) この「サン・ヴェナ・ベンツーラ号」は、 1609年に千葉県御宿沖に座礁・沈没した「サン・フランシスコ号」に乗船していたドン・ロドリゴ臨時総督が、 1610年に家康から提供を受け、ガレオン船としてメキシコ・アカプルコへ出港した船でもあります。 |