昨年に引き続き、
小規模作業所が新体系移行するための参考として
県外の施設見学にいってきました。
最初におじゃましたのは「
あすなろ園」さん。
就労継続支援A、B、自立訓練、生活介護など
幅広く事業展開されている大きな施設です。
本場ではB型と自立訓練事業が行われており、
受託加工品目の多さに驚きました。
みかんの袋詰め、箱折、シール貼り、印刷物発送、せんべいのミミの選別などなど・・・
地域の企業からの受託作業が
計画的にかつ安定化できるように調整しながら行われています。
本場からすぐ近くの「あすなろ屋飯岡店」はB型と生活介護事業です。
日配品・産直品などの販売をしており、
店舗内の工房で丁寧に作られたかりんとう「
かりんこ」が人気。
南部小麦や沖縄の黒糖、石垣島の塩などを使ったぜいたくなのに
リーズナブルなお菓子です。一袋250円
お昼にはA型事業として展開している
「あすなろ屋羽場店」で
手作りのうどんをいただきました。
こちらのうどん屋さんでは、利用者の方がうどんを打つ様子もガラス越しに見られます。
このうどんも南部小麦。
こしのある手打ちうどんとこだわりのダシがとてもおいしかったです。
「うどんセット」500円。
テーマが「地産地消」の両店舗とも
元JAの産直場だった建物を借りているそうです。
午後からは八幡平市にある「
そよかぜの家」さんにおじゃましました。
平成19年度に小規模作業所から新体系に移行された
就労継続B型と生活介護の事業所です。
こちらの事業所は八幡平市から現在使用していない倉庫を借りて、
改修して使用しているそうです。
薪ストーブでポカポカとっても温かい快適な室内でした
受託作業のほか、布ぞうりや手芸品など作っています。
写真のかわいらしい
座布団は破格のお値段500円
どちらの事業所も
現在使われていない設備を有効利用して
地域とのつながりをうまく保たれていると思いました。
今回の研修に参加された青森県内の事業所の皆さんも
作業内容、設備、資金調達、販路拡大、事務処理などなど
具体的にとても参考になったのではないでしょうか。
盛りだくさんの内容で充実した研修でした。
ご協力いただきました岩手県育成会中野会長はじめ
あすなろ園、そよかぜの家 両施設長、スタッフの皆様には
大変お世話になりまして、ありがとうございました。
この日、盛岡はポカポカお天気だったのに
青森に帰るとまた大雪でした