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自分で自分の心を研く〜全校朝会にて [2019年07月18日(Thu)]
全校朝会は、校長にとっての授業の場です。
相手は小1から小6までの子供たち。発達の段階を踏まえながらも、子供たちに考えてもらいたことなどたくさんある中から、月1回と限られた機会を大切にしたいと思っています。
さて、先日7月1日(月)の全校朝会では「自分で自分の心を研く」ということについて以下のような話をしました。

「自分で自分の心をみがく」
1 はじめに 
 ・校長先生は,皆さんが楽しい学校生活を送れるよう,
 ○キャッチフレーズ「安心安全 生き生き学び 夢の実現青葉小」ということと,
 ○三つの重点
  「将来の仕事、そして、こんな大人になりたいという夢をもつこと」
  「時と場に応じた元気な挨拶ができること」
  「命を大切にすること」
  について,いろいろな機会に話したいと思っています。
2 今回のテーマ「心をみがく」
 〇 今日は,その「夢の実現」につながるお話をします。
 〇 「自分で自分の 心をみがく」という話しです。
  ・「周利(しゅり)はんとく」というお坊さんのお話です。
  昔々、仏さまのお弟子さんに摩訶槃特(まかはんとく)と周梨槃特(しゅりはんとく)という双子の兄弟がいました。
  ・お兄さんの摩訶槃特(まかはんとく)は、とても頭が良くて、むずかしい仏さまの教えをおぼえて詩にできるほど賢(かしこ)い人でした。
  ・けれど弟の周梨槃特(しゅりはんとく)は、自分の名前もわすれてしまうほど、何もおぼえていられない愚(おろ)かな人でした。
  ・お兄さんは弟に「おまえは仏さまの弟子になっても何もできないから、やめて家に帰りなさい」と言いました。
・でも弟の周梨槃特(しゅりはんとく)は、どうしても仏さまのそばにいたかったので、どうすればよいのか、仏さまに聞いてみました。
・すると仏さまは、弟の周梨槃特(しゅりはんとく)に1本のホウキをわたして「塵(ちり)をはらい、垢(あか)をのぞかん・・・。この言葉を思いながらいっしょうけんめいそうじをつづけなさい」とだけ教えました。
 ・それからというもの、弟の周梨槃特(しゅりはんとく)は 仏さまに言われたとおり、毎日毎日ホウキをもって何度も何度も「塵(ちり)をはらい、垢(あか)をのぞかん」と思いながら、
何年も何年もいっしょうけんめいそうじを続けました。そうして そうじだけは、誰にも負けないほど上手になっていきました。
 ・ある時ついに、仏さまの教えをわかることができたのです。
 ・それは「自分の心の塵(ちり)をはらってみがいていくこと。そうすれば自分の心にたまった欲(よく)という垢(あか)をとりのぞけるのだ。それが大 切なことなのだ・・・」と。
 ・実は仏さまは、この周梨槃特(しゅりはんとく)をず〜っと見ていたのです。
 ・そして「たとえ愚(おろ)かであっても自分が愚かであると知ることは、自分のことを賢(かしこ)いと思いこんでいる愚かな人より、本当の賢い人なのです」と言って、周梨槃特(しゅりはんとく)の心をほめました。
 ・このように、自分が賢い人ではないことを分って、教えられたとおり、毎日心をみがいていった周梨槃特(しゅりはんとく)は、仏さまの教えがわかる本当の賢い人となったということです。
 〇 校長先生は,この話を,ある勉強会で聞きました。
 「そのとき,例えどんなに苦しいことや大変なこと、人から笑われるようなことがあっても,一つのことを一心に・一生懸命やること」
  「そのことが、人としての生き方として大事なことだ。それは,自分の心を磨くことになるんだ。」と強く心に思いました。
〇 校長先生は,苦しいことやつらい時,大変なとき,「そうだ周梨槃特(しゅりはんとく)だ。周梨槃特(しゅりはんとく)のように自分の心を磨くぞと、自分自身に言い聞かせてがんばル用にしてきました。」
 〇 やがてこれから大人への階段を上るにつれて,毎日毎日,同じ事を考え,苦しくて苦しくて,何か道はないかと探して,それでも道はなくて,「生きる意味」を考える日が来るかもしれません。
 〇 そんなとき,この周梨槃特(しゅりはんとく)の「心をみがく」という話しを思い出してみて下さい。

「その昔 大恩師から聞いた話を 青葉の子らに語りかけ 心みがいて よりよく生きよと 願いを込める」

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