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「生きる」とキューブラー・ロス[2007年09月07日(Fri)]
【追記 2007.9.10.】

松本幸四郎版「生きる」。
録画したものを部分的にしか観ていないのですが。
大筋、ほとんど、原作の通りのようでしたが、主人公の病気の設定が違っていました。
志村喬版「生きる」では、主人公は胃がんで、告知もされませんでしたが、
(告知しない理由を、医師が医局の仲間内で話している場面もあり、
 それがまた、考察するに興味深い点ですが)
松本幸四郎版「生きる」では、膵臓がんで、余命も告知されたようです。
この辺は、医学の状況変化を反映したようですね。

がしかし。
それ以外は、ほっとんど、原作と同じ(のよう)。
つまり、人間の感情や、「生きる」ことについては、
医学がどう変わろうが、共通するものがある、ということですね。

――――――――――――――――――――――――――
黒澤明の名作「生きる」が、テレビドドラマとしてリメイクされます。
放映日は、9月9日(日)。

黒澤明の名作「生きる」は、Myベスト3から落ちたことないくらい、
大好きな映画です。

また、「生きる」って、まぁ、なんと、キューブラー・ロスが『死ぬ瞬間』で書いている、
「死の過程の諸段階」に、ぴったりハマっているのでしょう!!、です。
これは、おそらく、意図的に、というわけではなく、
黒澤監督が何かのインタビュー記事に述べていたように、
”追い詰められた(だったか、死に直面した、だったか)人間を描きたかった”ために、”偶然”、そうなったのだと思われます。

有名な「死の過程の諸段階」は、”死の”と名づけられているので、
まぁ、ちょっと、アレですが、
患者の心理状態の変動としては、とても共感のできるものだと思います。
(もっとも、具体例の解釈には、私はちょっと違和感がありますが。)

しかし、キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』よりも、断然、良い!と思うのが、
「生きる」なんです。
ちなみに、「生きる」現代版が、
最近(といっても、数年前か?)、草なぎ剛の名優振りがいかんなく発揮された、
傑作ドラマ「僕の生きる道」だと、私は思う。

「生きる」、おススメの映画です。