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タカセ貝の赤ちゃん [2008年10月10日(金)]
私たちは稚サンゴをかごに入れて育てるときに、稚サンゴに悪い影響を与える藻類を
食べさせるためにタカセ貝をかごに一緒に入れますが、
今年は自分達でこのタカセ貝を卵から育ててみることにしたことは以前にお話しました。
9 月 9 日に親貝に放卵・放精させて得られた受精卵が順調に発生し、
受精後 1ヶ月が経過したので、今日はタカセ貝の赤ちゃんの成長を報告します。

卵はきれいな緑色で、厚いゼリー層に包まれています。
大きさはゼリー層を含めて 0.5 mm ほどです。










 受精後 2 時間の卵

発生が進み、やがてトロコフォアという幼生になり、卵の中でクルクルと
まわり始めます。この段階で卵を 1400 L 容積の FRP 製水槽に移しました。








 受精後 12 時間の卵
 中でトロコフォア幼生が繊毛を使って
 クルクルとまわっています。


翌日水槽を見てみると、孵化したトロコフォア幼生はベリジャーと呼ばれる
幼生に変態して盛んに水中を泳いでいました。









 受精後 2 日目のベリジャー幼生
 大きさは 0.25 mm.

ベリジャー幼生は2〜3 日すると着底して稚貝に変態し、
水槽の内壁面に自然発生する小型珪藻などを食べて育ちます。
稚貝は白くて、殻の縁がゴツゴツしています。


   受精後 9 日目の稚貝 0.4 mm.         受精後 15 日目の稚貝 0.5 mm.

孵化後 1 ヶ月の稚貝は、殻の口の近くがほんのり緑色に染まってきれいです。
まるで砂糖菓子のようです。親貝とは似ても似つかない姿です。


   受精後 30 日目の稚貝 0.9 mm.         殻径 10〜12 cm の親貝

まだタカセ貝は小さな赤ちゃんですが、どんどん大きくなっていくことでしょう。
今後のタカセ貝の成長が楽しみです。



Posted by アムスル at 10:20 | 作業 | この記事のURL