2019年10月17日
令和元年10月17日木曜
施設に入っている認知症の日系ブラジル人90歳女性が下痢とめまいがあるとのことで、日系ペルー人のお嫁さんが車椅子を推してきた。いっとき、このお嫁さんに対する女性の暴力、暴言がひどくて、北関東に仕事に行かねばならない息子さんも悩んでいたが、精神科の薬を処方し果て内服してもらってからずいぶん改善されたと聞いていた。お嫁さんにそっと訊ねてみると疲れ切った顔ながらも微笑んで、最近はよくなったよ、前はずいぶんひどかったけど・・と話してくれた。点滴が必要な際にも看護師の手をつねったり、暴言を吐いたりとそんなことがあったことを思い出した。目がすわっているようだった。状態を拝見するとそれほどひどい脱水というわけではなさそうなので、ビオスリーだけを処方しておいた。内視鏡検査を行おうと廊下を歩いていたら、クリニックの前から介護タクシーに乗る姿が見えた。そういえば、日本にいる息子さんは3男で、長男、次男はブラジルにいるそうだ。長男、次男はこのブラジル生まれの2世の母親をひきとる気は全くないそうだ。どこの国にも同じような問題があるようだ。
posted by AMDA IMIC at 14:42
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