2019年03月07日
平成31年3月7日木曜
一昨日、3月5日前日が寒い雨降りだったせいか、風邪ひきが多かった。そして・・ベル―人女性56歳、前日から38度を超える発熱と体の痛み、咳もあり、インフルエンザ検査を行ったところ、A型陽性だった。そして、初診のフィリピン人男性36歳、37度台の発熱が前日よりあると来院。会社でインフルエンザの予防接種をしたというのでますます怪しく思い、インフルエンザ検査を行ったところ、陽性だった。これじゃ予防接種をした意味がないと言うので、予防接種をしたからインフルエンザに罹らないというわけじゃない、罹ってもこの程度の発熱で終わっているから意味があると話した。なるほどとうなずいてくれた。カンボジア人女性29歳、インドシナ難民としてやってきたカンボジア人の息子の嫁として1年前に日本にやってきたとのこと。日本語はほぼ話せず、でもなんとか英語はわかってくれた。陰部にしこりがあるらしい。恥ずかしがってどうしも僕には見せてくれない。やはり看護師に見てもらったところ、近接して3か所、皮膚がはがれているように見え、ここに尿が触れると刺激になるはずと言うので、エキザルベと抗生剤を処方。念のために性感染症の検査を受けるか?と訊ねると、受けたいとのことなので、B型肝炎、梅毒、HIVの即日検査を行ったが、すべて陰性だった。昨日は午後3時半から多摩総合医療センターにて東京都福祉保健財団に依頼された都立病院国際化研修の講義を行った。終了後に若い医師がひとり駆け寄ってきてくれた。よく見ると、学生の頃にAMDA国際医療情報センターに連絡をくれ、その後、僕のクリニックに何度も外国人医療を見に来てくれた大学の後輩のO君だった。うれしい再会。外国人医療への情熱は健在だった。今はまだ医師としての勉強の時という彼の顔が頼もしく見えた。
posted by AMDA IMIC at 13:57
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