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サッカーボール
アマニケニア事務所の石原輝です。
最近よく顔を出している「モヨ・チルドレンセンター」の孤児院だが、育ち盛りの男の子が10人(4歳から18歳まで)もいるのだから、それはもう皆元気が有り余っている。
子供達10人みんなで遊ぶ遊びとなるとやはりサッカーだ。
近くの小学校のグランドで、小さい子から大きい子までみんなでサッカーをする姿は本当に楽しそうだ。
小さい子はほとんどボールに触れずに泣き出してしまう事もあるが、そこは大きい子たちがなだめている。
私もここ何年か、日本で友達とサッカーチームを作り、時々試合などもしていたので、上手いとは言えないがそれなりに一緒に楽しむことができている。
サッカーをするのは小学校のグラウンド。
とはいっても、大きい物から小さい物まであちこちに石が落ちており、草もたくさん生えている。
もちろんサッカーゴールなど無い。石を使ってここからここまでがゴール。と作るだけだ。
そしてアフリカの灼熱の太陽の下だ。
日本でサッカーをやる時よりも、体力と神経を何倍も使う。
そんな環境の中で子供達はサンダルだったり、ぼろぼろになった靴だったり、はだしでもサッカーをしている。
本当に強い。日本の子供達なら
「こんな環境でサッカーなど出来ない!」
と言ってやめてしまうかもしれない。
子供達は、全員で1つのサッカーボールを持っている。
日本の支援者からもらったものなのだが、毎日のように、そしてボコボコのグラウンドでサッカーをしているとボールはすぐに穴がいてパンクしてしまう。
しかし、パンクしてしまったらそれを修理してまた使うのだ。
先日、ボールがパンクしたと言うので修理屋さん(靴からボールまで、縫えるものなら何でも修理する)に一緒に行ってきた。
町の中にはそんな修理屋さんが至る所にあって、サッカーボールの穴1つぐらいなら20分もあれば直す事ができる。
修理代は穴1つに付き15シリング(約20円)。
子供達はお金がないので孤児院の経費で修理する(あまりに頻繁な時は少ない小遣いから出さなくてはいけない)が、まぁ何回修理してあるのだろう?と思えるほどボールはつぎはぎだらけだ。
聞いてみると月に一回ぐらいはパンクしているらしい。それでもぼろぼろになったボールを修理屋に持っていき、また遊ぶ。
ボールに限らず靴も、これはさすがにもう履けないなと思う位ボロボロになっても、修理屋が直してくれる。
本当に駄目になるまでとことん使う。
そのものに愛着があると言う程ではなく、それが当然で当り前。
リサイクルという意識は無い。
直せば使えるから直す。ただそれだけだ。
どうやら私も彼らから学ぶ事がたくさんあるようだ。
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