石原輝です
ここの所連日の雨で、停電だったり、インターネットの繋がりが非常に悪い。
雨が降ったからってどうして?と思われるかもしれないが、それはこちらが聞きたいぐらいだ。
とにかく雨が降ると電気関係はすぐにやられる。
それはさておき、先日ティカの町にある大きなスーパーマーケットの前で小冊子を配っている人に出会った。
「それちょうだい」といって近寄ると、配ってるのではなく、売っているらしい。
「150シリングよ」と言われた。確かに本の表紙に150シリングと書いてある。
じゃあいらない、と言って離れようとしたが、「待ちなさい、100シリングでいいから」と言う。
どんな小冊子かと言うと、題名は「How to use a superhighway」
「高速道路の使い方」と言ったところか。

現在高速道路の工事が進み、ナイロビ⇔ティカは渋滞無しなら40分ほどの距離になった。
まあ、ナイロビ付近の渋滞でだいたい1時間以上はかかるのだが、それでも以前とは桁違いにきれいに舗装された道路のおかげで快適な移動が可能になった。
しかし高速道路とはいっても、まだ完全に出来上がったわけではなく、ガードレールや街灯はまだない。大きな施設の前などは人も横断している。
これが日本や欧米の高速道路と同じようになるというのだ。車専用、片側3車線、信号無し(もともとないけど)、料金所(料金を取るかどうかは知らないが一応入口と出口)あり。
それがいくつものジャンクションで繋がれ、ケニアを縦横無尽に移動できるようになるらしい。
その本を買って読んでみたが、言ってみればただの自動車学校の教本だった。
酒を飲んで運転してはいけません。
長時間のドライブは避けましょう。
シートベルトを付けましょう。
対向車が近づいて来たらライトはロービームにしましょう。
右側のレーンは追い越し車線です。
スピードの出し過ぎに注意しましょう、遅すぎてもいけません。
逆走はできません
などなど
高速道路上では、マタトゥドライバーたちの様なメチャクチャな運転は許されません。
と言うのには笑ったが。

言ってみれば普通の自動車学校で習う事ばかりだ。
しかし、上記のルールをきちんと守っている人などほとんどいない。
ライトはいつもハイビーム、右からでも左からでも、いつもどんな時も追い越しをかける。
出口を間違ったり、周り道が遠い場合は逆走は当たり前。
逆走をする場合、昼間ならライトをつけ、「お前ら突っ込んで来たら事故るぞ!」的な威嚇をしながら走ってくる。
その他いろいろ、言い始めたらきりがない。
車に乗ると、何やら強力な武器と防護装備を手に入れたかのような気持ちになるのか、ルール無視で自由に走り出す。
もちろん車の日常点検はほとんどしないので、ブレーキランプはない、ガス欠は日常茶飯事、車が走行中に壊れ、路上でボンネットをあけて途方に暮れるか自分で何とかしようと車の下に潜り込んでいる様子はよくある風景だ。
それはそれで別にいいのだが、きっと、みんな高速道路上でも同じことをするに違いないというのが困ったところ。
疑う余地はない。間違いない。絶対にするに違いない。
自分が巻き込まれるのはまっぴらだけど、きっと今後ものすごい事故現場を目撃することになるだろう。