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チリワイン最前線 [2009年05月29日(Fri)]
昨日は東京ヒルトンホテルでProChile(チリ輸出促進局)が主催の「チリワインイベント2009」にお手伝いに行きました。



このイベントでは日本でバイヤーを探すチリワインの経営者と、そういった新しく味の高いワインを探す輸入代理店、レストラン・ホテル経営者、ソムリエが集まります。いわば、チリワインの見本市です。

今回のイベントでは老舗のウーゴ・カサノバとチリワインブティックのカサス・デル・ボスケの商談通訳にあたりました。

両社とも台湾やインド、中国などに輸出しているのですが、値段が高く、日本にはまだ参入していない。今回は輸入代理店を探しに日本に来日。ぜひ応援したいワイン主たちです。


ウーゴ・カサノヴァさん、三代目オーナー。息子さんも同姓同名。


チリワインは日本人から見ると「美味しくてお手頃な値段で飲めるワイン」という国のブランドイメージがあるのですが、世界ではそのイメージが変わってきています。チリの高級ワインがどんどんマーケットをひろげています。

なぜでしょうか。


カサス・デル・ボスケ(森の家という意味)のアジア担当、フランシスコさん


チリのワインは確かに安くて美味しい。なのでリザーブワインやプレミアワインも尚更安くておいしいのです。

例えば5000円のワインを買う余裕があるとします。どんなワインを買いますか?
(その値段ではどのワインもだいたいおいしいけどね)

フランスワインの場合、リザーブワインが買えますが、チリワインだと、もうひとつ格が高いプレミアワインが買えます。

フランスワインがメルセデスだとすると、チリワインはレクサスです。笑
フランスはブランド重視、チリは味のこだわり重視です。

でも、チリワインがおいしいのは、昔チリに移住してきたフランス人やイタリア人のおかげてす。

さて、来年から日本に入りそうなワインを味見してきましたが、商談の内容と僕の「舌」を信じて、その優良候補を次の記事で話します!


左から僕と、セミナーの通訳をしたアルベルト松本先生、そしてチリワイン通販専門店Yuyayの代表取締役の和田浩太さんです!和田さんは実は20年前から知っています。なんとエクアドルに住んでいたとき、同じ日本人学校に通い、彼の弟は僕の同級生。人生っておもしろいものですね、こんなところで彼と会えたのは本当に嬉しいです。これからも応援していきたいです。


プレミアワインをいただいちゃいました!(^^) 真中のがウーゴカサノバさんのプレミアワインで、創立者Don Aldoの名前にちなんだワインです。2000年もの!


関連記事;
チリワイン VS フランス/イタリア 

チリワインの飲み方・味わい方
日本のファーストライフとスローライフ [2009年05月29日(Fri)]
これはチリの日系雑誌のために書いた記事です。
チリ人目線をかなり意識しました。笑



日本に来日してからあっという間に4年がたちました。最初は日本財団の日系スカラーシップの奨学生として来日し、卒業後は1年間ピースボートというNGO団体のツアーコーディネーターとして働き、今はいただいていた奨学金制度の留学生活動支援を行っています。

日本の生活は忙しいです。1年中いろんなイベントが開催されているのでそういうのにも参加できます。来日したころはITのメッカである秋葉原に行ったり、ハイファッションの渋谷にもよくでかけて行きました。しかし、もう最先端の携帯電話やロリータ姿の女の子になれてしまいました。今、僕の興味はこういったエキゾチックなものから、日本人のライフスタイルに移り変わっていす。

日本人にとって、幸せとはなんなのだろうか。人生の目標は何なのだろうか。こんなに裕福で、便利な暮らしをしているのにどうしてハッピーではないのだろうか。
朝8時のラッシュアワーの電車に乗って、サラリーマンたちの目の輝きを失った顔を見ていると、こういった日本人の幸せについて考えてしまう。



日本ではディテールがとても大事です。服の着方から食べ方まで、明細にひとつひとつやり方と意味があるのです。完璧さにより近づく美徳、これは茶道でも空手の型でもそうです。この完璧さの追求を日々おこなっている彼らにはかなりのストレスにもなっています。

日本人にとっての幸せとは?日本のマスメディアが勧める「豊かな」ライフスタイルというのは庭付きのマイホームを買うことができて、会社で役員になることです。つまり大金を手に入れて、好きなものが買えるのが幸せ。。。

しかし、この消費主義な考え方は日本でも少しづつ変わってきています。このシステムで成功したエリート会社マンはトップに着いても、なかなかその野望が減らず、幸せを手に取った気分になっていない。

アースデー東京(http://www.earthday-tokyo.org/)というのに何回か参加することができましたが、こういったところでいわゆる元スーパー会社マンの人がけっこういて、その人たちは今はその考え方を捨て、ロハスな生活を探して求めている。まさにファーストライフからスローライフへと移っています。



世界の中でも経済で成功の頂点に立った日本人は、頂上には実は探していたものがなかったことに気づき始めている。庭付きマイホームと高収入が人生の目標ではないのだと気づいたのです。この持続可能なゆっくりなライフスタイルというのは昔の日本の考え方でもありました。その考えがまた現代日本で見直されていると思います。

ラテンアメリカの国々は日本や米国のような国になることを目指しています。チリでも「発展途上国」とは言われたくない。日本や米国と方を並べ、国際社会で競争をしたがっている。これが一番良い目標なのだろうかと日々疑問をもってしまう。

こういったことを日本に住んで思い始めてきました。あと1年したら南米に帰りますが、そのときにはこのアーターナティブな思考を自分の生活やライフワークにもしたいです。

南米に行く理由もそれなのです。(プロジェクトが始まったらブログでも報告します)。
ハチドリのひとしずくのように、自分のひとしずくでこの世界の大きな火事を消していきたい。