ボジョレー・ヌーヴォーは買わない [2006年12月14日(Thu)]
![]() 今日スーパーに行っていつもの買い物をしていたら、 まだあのインチキワインが売られていた。 僕の隣にいたおばさんが「ま〜、まだ残ってたのね。うれしいわ」 と言ってボトルを2本買って行った。 4年前チリで国際貿易の勉強をしていたとき、この ボジョレー・ヌーヴォーの話が出てきた。ヌーヴォーがもっとも 売られているのは日本なので先生が僕をからかいながら授業を進めた。 「アキラ、日本人はどうしてこんなにもボジョーレー・ヌーヴォーが好きか知ってるかい?」 「いや、知りません。僕は飲んだことありません」 「それは、彼らがフランスのマーケティングに魅了されてるからだよ。ふっふっふ」 そんな会話から授業が始まって、先生は急にボジョレーワインの 王者とも言われているジョージ・デゥブアーの話をし始めた。 このデゥブアーさんはボジョレー地方のワインnegociants (土地を持たないワインブローカーみたいな人)で、この ヌーヴォーフィーバーの立役者なのである。 先生いわく、このおじさんはどうすればボジョレー地方の 一番安くて質の悪いワイン(ヌーヴォー)を多く高く売れる だろうかということを考えていた。 ![]() そこでマーケティングでよく使われる商法を使うことにした。 それは、このワインの場合、もっとも売られる時期(クリスマス手前)に 「特別ワイン」として売ることだ。 でもどうすればこの安くてぶどうジュースみたいなワインを高く 売れるのだろうか。そう、11月の三週目の木曜日まで 売ってはいけないという規制をつけるのです。 人間は面白いことに手に入らないものが欲しくなる生き物なのです。 その規制と面白いストーリーを加えれば、平凡な安いワインが あっという間に日本の、いやいろんな国のブーム商品になるのです。 フランスでは1000円もしないワインが日本で3000円だもんね。 デゥブアーさんのマーケティング術には頭が下がりますが、 ワイン愛好家としてはいただけません。 そこまでボジョレーを飲みたくばボジョレー Moulin a Vent をお勧めします。 かなしいことにボジョレーヌーヴォーのおかげで、 ほかのボジョレーワインがすべて甘く見られてしまっている。 チリワインにも解禁日をつけたらもっと売れるのかな〜?笑 赤ワインの飲み方は僕の過去ログをどうぞ。(^_^)d http://blog.canpan.info/akira/archive/43 |








