私にできること〜地球の冷やし方 [2008年07月01日(Tue)]
南アメリカの先住民に伝わるハチドリの物語です あるとき森が燃えていました 森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました でもクリキンディ(金の鳥)という名のハチドリだけはいったりきたり 口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます 動物たちがそれを見て 「そんなことをしていったい何になるんだ」 といって笑います クリキンディはこう答えました 「私は私にできることをしているだけ」 出典:『私にできること〜地球の冷やし方』(ゆっくり堂)、 このたった10行のお話がなんて強いメッセージ出しているのでしょうか。 「自分の力では何もできない」と思ってしまう大きな問題が地球温暖化、環境破壊などが本当は一人ひとりの小さな努力で解決できるのだとこのお話で学びました。 こういったエコの活動だけでなく、大きな問題や目標に対して、問題点を探すばかりではなく自分ができること、を見つけて行うのが一番なのかなと思いました。 これからの留学生活動でもこの「私に出来ること」をみんなから見つけ出したいな。 このお話に感動して、さまざまな団体が活動を行っているのでちょっと紹介したいと思います。 ハチドリ計画
ハチドリのお話を伝える冊子『私にできること〜地球の冷やし方』(ゆっくり堂)をつくろうとなったとき、私たちは、マイケルさんに挿絵全般をお願いすることにしました。
ナマケモノ倶楽部 1999年7月に生まれた市民団体(NGO)です。 目指すは 「ナマケモノになろう!」 「クジラを救おう」とか「ゾウを守ろう」など、絶滅の危機にある動植物を保護する運動は数多く存在しています。しかし、わがナマクラでは、世界で初めて、ある動物を守るだけではなく、ついでに「それになってしまう」という運動を展開しようと思うのです! 「ナマケる」ことは、だらだらしたり、何もしないことではありません。ナマケモノ会員たちはむしろ毎日いそがしい。なぜって? それは、ナマケモノのように、できるだけ電気やガスなどのエネルギーを使わずに、地球にやさしい生き方を実践しよう、周りに広めちゃおう、省エネグッズも作っちゃおうと、行動することを楽しんでいるから。 赤道の真下にある中南米の国、エクアドルを知ってますか? ガラパゴス諸島や首都キトが有名ですね。ナマケモノ倶楽部では、エクアドルの人たちと一緒にフェアトレード(生産者と消費者の対等な関係をめざした取引)やエコツアーを行ってます。ほかにもペットボトルや缶ジュースを飲むかわりに自分の水筒をもとうとか、夏至の日に電気を消して暗闇を楽しもうなど、みんなに「ナマケる」ことをすすめてます。 スローカフェ 【スロー社で取組んでいること】 ・「フェアトレード」という、生産者に正当な対価が支払われる取引をすれば、生産者も手間をかけて高品質のコーヒー豆を育てることができます。しかも農薬や化学肥料も使わないで良いので健康も守られ、自然環境も守られ高品質のコーヒー豆をつくり続けられます。 ・おいしいコーヒーを楽しむことが、地球環境を守り、コーヒー生産者もよろこんでくれるという、社会貢献にもつながっていくという新しいコンセプトを提案すること ・コーヒー豆の焙煎を通じて、日本人の持つ「ものづくりの心」を伝えていくこと ・“マイ・マグ&マイ・タンブラー ムーブメント”を展開し、マイカップを持って、おいしいコーヒーを持ち歩く新しいライフスタイルを提案し、紙コップを使う必要をなくしていくこと |