幸せな奴隷・・・[2010年09月05日(Sun)]
「幸せな奴隷」になってはいけない・・・9/3付の朝日新聞朝刊の「英語支配」を批判する筑波大学社会言語学 津田幸男教授のオピニオンをご紹介したいと思います。
「英語に対する日本人のイメージは世界の人達とコミュケーションが出来る、かっこいいと明るくプラスです。ですが英語中心、英語信仰には恐ろしい権力の面があるのです。英語は国際共通語として他言語を圧迫し使えなくしてしまった。さらに重要なことは英語力の優劣によって人々のコミュニケーション能力に差がついてしまうことです。
英語はもはや言語がコミュニケーションの道具、手段といった中立な存在ではなく、出来るか出来ないで格差を生みだし、差別と不平等を生じさせています。英語が母語話者や英語圏に留学したり長く住んだりした人たちが、英語が上手だというだけで、そうでない人たちに対して会社でも国際的な場でも有利になっています。このような英語と英語以外の言語との不平等な状況を『英語支配』と呼んでいます。グローバル化だ、国際共通語だ、というところだけ目をうばわれないで、英語の陰の部分にも目を向けてほしい。
ビジネスの世界ではユニクロのファーストリテイリングや楽天が英語を社内公用語にすると報じられ話題になりましたが、社長に手紙を書いて再考するようお願いしました。こうした大企業が行うことは社会への影響が大きいばかりではなく、英語の苦手な学生は就職出来なくなるばかりではなく、自分の国で自分の言語が使えなくなり、企業は日本という地域にいる限り、地域の言語を尊重すべきです。言語はその地域の文化、伝統の礎です。ヨーロッパの大国諸国は英語を使いながらも英語が自国に過度に広がることを警戒しています。日本人にはその緊張感が見られない。必須より選択科目で良い。日本語の国際的地位を確立する努力をすべきです」
津田教授のオピニオンは言語学者としての日本語の危機感からだと思います。英語が世界共通語でどこの国に出かけても便利なのは周知の事実ですが目指すのは日本人としてのアイデンティティの確立でしょうか?英語を便利なツールとしての位置付けを再考し、英語が出来るというだけで米英人が一方的に有利だというのは間違いだと強く主張されておられます。世界の言語の中でも複雑な日本語を操れる日本人として国際的地位を再認識させてくれる記事でした。
「英語に対する日本人のイメージは世界の人達とコミュケーションが出来る、かっこいいと明るくプラスです。ですが英語中心、英語信仰には恐ろしい権力の面があるのです。英語は国際共通語として他言語を圧迫し使えなくしてしまった。さらに重要なことは英語力の優劣によって人々のコミュニケーション能力に差がついてしまうことです。
英語はもはや言語がコミュニケーションの道具、手段といった中立な存在ではなく、出来るか出来ないで格差を生みだし、差別と不平等を生じさせています。英語が母語話者や英語圏に留学したり長く住んだりした人たちが、英語が上手だというだけで、そうでない人たちに対して会社でも国際的な場でも有利になっています。このような英語と英語以外の言語との不平等な状況を『英語支配』と呼んでいます。グローバル化だ、国際共通語だ、というところだけ目をうばわれないで、英語の陰の部分にも目を向けてほしい。
ビジネスの世界ではユニクロのファーストリテイリングや楽天が英語を社内公用語にすると報じられ話題になりましたが、社長に手紙を書いて再考するようお願いしました。こうした大企業が行うことは社会への影響が大きいばかりではなく、英語の苦手な学生は就職出来なくなるばかりではなく、自分の国で自分の言語が使えなくなり、企業は日本という地域にいる限り、地域の言語を尊重すべきです。言語はその地域の文化、伝統の礎です。ヨーロッパの大国諸国は英語を使いながらも英語が自国に過度に広がることを警戒しています。日本人にはその緊張感が見られない。必須より選択科目で良い。日本語の国際的地位を確立する努力をすべきです」
津田教授のオピニオンは言語学者としての日本語の危機感からだと思います。英語が世界共通語でどこの国に出かけても便利なのは周知の事実ですが目指すのは日本人としてのアイデンティティの確立でしょうか?英語を便利なツールとしての位置付けを再考し、英語が出来るというだけで米英人が一方的に有利だというのは間違いだと強く主張されておられます。世界の言語の中でも複雑な日本語を操れる日本人として国際的地位を再認識させてくれる記事でした。



