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AEFAアジア教育友好協会はインドシナ半島での学校建設とその建設した学校と日本の学校の国際交流を推進しています。このブログはアジアの子ども、日本の子どもたちのために活動しているAEFAスタッフの活動日誌です。

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東京都・芝小学校にてベトナムについての出前授業[2015年03月06日(Fri)]
3/5(木)に東京都港区立芝小学校で、1年生と2年生の皆さんにベトナムについての出前授業を行いました。芝小学校は、ベトナムのフートューC(B)小学校と交流しています。

この日は、AEFAのボランティア・伊藤さんが授業を手伝ってくださいました!

IMG_2984.JPG
伊藤さん(左)と、授業を行ったAEFA顧問・木村先生(右)

「ハノイに3年半住み、ベトナムが大好きなので
なんらかの形でベトナムに関わりたいと思い、
今回の出前授業に参加させてもらいました。」
伊藤さん
伊藤さんは、日本語⇔ベトナム語の翻訳も手伝ってくださっています!

以下、伊藤さんによる出前授業の様子の紹介です! ↓↓↓

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
芝小学校での出前授業に初参加させていただきました。
講師の先生は、AEFAの顧問の木村先生(AEFAの交流校の元校長先生)です。
私は2年生の授業を見させてもらったのですが、
こんなに子どもたちのノリがいいとは!と正直驚きました。

まずはスライドで、外国人の写真が見せられました。

「これはどこの国の人でしょう?」

みんな、楽しそうに
「ミャンマー!」だの
「タイ!」だのと答えたり、
裸に葉っぱを巻いただけのインドネシア人の写真を見て
「きゃー」と奇声をあげたりと
子どもたちの反応は実に素直で面白い♪

世界にはいろんな国があって、いろんな人たちが住んでいる。
その中でも今日は「ベトナム」という国にスポットをあてて
子どもたちにお話を聞いてもらいました。

IMG_2964.JPG

最初は「ベトナムってどんな国?」ということを知ってもらうため
ベトナムの生活、食べ物、衣服などについて紹介しました。

子どもたちは
「ここ、TVで見たことある〜!!」
「うわあ、おいしそう!!」
と歓声をあげています。
それにしても、ドリアンを食べたことのある人!という
質問に10人くらいの子どもたちが手をあげているのには
驚きました。
(今の子どもはすごい!)

つかみはOK。場があたたまってきたところで
話は本題に。

ベトナムでも山岳地帯の貧しい地域に住んでいる少数民族のチュック君の暮らしを
見てもらい、自分たちの生活とどこが違うかを
考えてもらいました。

木村先生が生徒たちに尋ねます。
「君たちは朝、なにをしてきましたか?」

子どもたちは口々に
「DSやってきた〜!」
「You Tube見てた!」
「二度寝してた!」(←!?)
などと答えます。

しかし、チュック君たちベトナムの山岳少数民族の子どもたちは
TVも電気すらもないような狭い家に住み、
家族のために生活用水をため池に汲みに行ったり、
弟や妹の面倒を見たり、売り物にする木の束を運んだり
しているのです。

彼らの夢は
「学校に行くこと」

芝小学校の生徒たちに
「どうして学校に行くのかな?」と訊くと
「行かなきゃなんないから」という答えが返ってきたのが
衝撃でした。(確かに!)

私も今でこそ「勉強しなきゃな〜」と思いますが、
小学校の頃(いや、もっと大きくなるまで)は
勉強する意味なんて考えたこともなかった。

でも、木村先生の説明を聞いてハッとしました。
スライドには薬の絵が3つ。
それぞれベトナム語で名前が書いてあるのですが、
これではなんの薬だか、子どもたちにはわかりません。
ここでクイズ!
「なんだか熱っぽくて気分が悪いです。
あなたはどの薬を飲みますか?」

子どもたちは
「えええええ?わかんないよ〜!!!」と言いながらも
「1番だ!」「2番だ!」と答えます。

で、子どもたちに一番人気の2番は…

なんと!殺虫剤!!!

そうです。勉強って聞くと算数とか社会とかって
思っちゃうけど、まず言葉すらわからなかったら
自分の命が危うい!!!
(「より豊かな生活のため」なんて思ってたけど、
それ以前の問題ですね)

で、AEFAではいろんな理由で学校に行けない子どもたちのために
学校をつくっています。
みんなも世界のお友だちのために自分にできることを
探してみよう!

IMG_2988.JPG

そして、木村先生のギターに合わせて
「ともだちはいいな」の歌をみんなで歌い、
手をつないで、肩を組んで、授業は終わりました。

クイズが盛りだくさんで子どもにもわかりやすい
楽しい授業でした。
残念ながら、子どもがどう感じたのかを直接聞くことは
できませんでしたが、スライドを見ては
口々に感想を言い合ったりする子どもたちの姿に
(きっと心に残るものはあっただろう)と
感じました。

Posted by aefa at 00:00 | 交流ベトナム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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