ケッサーナ台風〜ラオス[2009年11月27日(Fri)]
9月末にベトナム中部に上陸、中部高原〜ラオス南部とまさにAEFAの活動地域を直撃したケッサーナ台風は、大きなつめあとを残しています。
強風と非常に強い集中豪雨により、ラオス サラワン県・アタプー県・チャンパサック県・サバナケット県は大変大きな被害を受けました。
AEFA活動地域であるサラワン県では、特にベトナムとの国境 サムアイ郡及びタオイ郡の村々に大被害が出ました。
当該地域は山岳地帯で、もともと耕作地が少なく地味が痩せているため、村人が食べるだけのお米も十分に収穫できない地域ですが、その大切な田畑が流されてしまいました。
<サムアイ郡の主な被害>
-稲作地 215ha
-キャッサバ畑 219ha
-さとうきび畑 51ha
-198の養魚池、133頭の牛、21頭の水牛、631頭の豚、185頭のやぎ、3752羽の鶏
-11の灌漑施設
-道路、橋
-学校 21、病院 1
パートナーNGO、Village Focus International のサムアイにおける拠点
サムアイセンターからの光景
(サムアイセンターも2日間水につかり、多大な被害を受けました。
ノンさん、ハルイさんはじめVFIスタッフも村に入って活動しています。)
ユニセフやWorld Food Program(WFP)がリーダーシップをとりながら、VFIをはじめ、Oxfam Australia、 CARE、 World Visionなどさまざまな分野のNGOが連携し、緊急支援を行いました。サムアイ郡にも、ベトナム クアンチ省からお米5トン、WFPからお米5トン、赤十字から400枚の屋根材の支援を受けています。
が、まだまだお米・インスタント麺など食料をはじめ、衣類・屋根材等が緊急に必要とされています。
サムアイ郡 村人たちの集会所
タオイ郡の学校
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aefa
at 16:38
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交流のおたより〜ベトナム中部高原ダックロオン小学校より[2009年11月27日(Fri)]
ダク ロ オン(Dak Ro Ong)2009年10月29日
平章小学校校長先生へ
拝啓
私リー ヴァン フン(Le Van Hung)はダク ロ オン(Dak Ro Ong)中学校の校長です。
平章小学校の松村佐太雄校長先生からの交流のためのお便りをいただくことを大変うれしく思います。
まずはじめに、私は松村佐太雄校長先生、そしてすべての平章の先生のご健康とご成功をお祈り申し上げます。さて、日本からの大いなるご支援で私たちは新しい校舎をいただきました。私たちの学校は、かやぶきで粘土や竹づくりの塀の、仮校舎のような建物ではもはやありません。より多くの子供たちが学校に通えるようになり、教育の質が向上し、私たちはさらに学校を好きになりました。
私たちは一生懸命に努力し、学校が翠にあふれ、清潔で良い状態を維持することをお約束いたします。
さて、9月末にケツァーナ台風が通過したため、学校の2教室が壊れてしまいました。私たちのところでは、地滑りが起きて交通を遮断し、穀物や家畜が流されてしまいました。
農家18軒が全壊し、10軒の家の屋根が吹き飛ばされました。
一方では台風により3人が亡くなり、1人が行方不明、3人が負傷しました。しかしながら政府や多くの組織からのご支援を得て、なんとか回復してきています。
学校も1週間閉鎖しましたが、今は再開し通常の授業をしています。
両校の先生と生徒がそれぞれ良い関係を持つことをうれしく思います。私は校長先生に私の学校へ一度来ていただければ喜んで歓迎いたします。教え方や勉強方法について意見を交換し、学び、分かち合いたいと願っております。
かさねて、校長先生と学校の先生や生徒の皆さんのご健康とご多幸をお祈りいたします。
おたよりを楽しみにしております。
敬具
リー ヴァン フン(Le Van Hung)
教科書や教材も水浸しに・・・・
9月末、ベトナム中部〜中部高原〜ラオスを直撃したケッサーナ台風は、AEFA建設校及び活動地域に甚大な被害をもたらしました。
コントゥム省で38人が亡くなり、2500の建物が崩壊。橋も流され、道路も寸断しています。
トゥモロン郡の幹線道路も通行が遮断しました。
Posted by
aefa
at 16:18
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