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AEFAアジア教育友好協会はインドシナ半島での学校建設とその建設した学校と日本の学校の国際交流を推進しています。このブログはアジアの子ども、日本の子どもたちのために活動しているAEFAスタッフの活動日誌です。

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「自分も貧しかったので、貧しい子どもたちと共に勉強できてうれしいです」〜ジョーハイ分校のセイ先生[2009年06月20日(Sat)]
ラオス サラワン県タオイ郡ジョーハイ村は、2005年度AEFA建設校パチュドン小学校から7.5kmほど更に山奥に入ったところにあります。

村までは車では入れないため、川を渡渉したり森を抜けて歩いていきます。

森の中には墓地があるため、子どもは怖がって近づかないのだそうです



ジョーハイ分校(3教室)。
1年生から3年生まで、105人の子どもが通っていますが、
先生はセイ先生(24歳)一人だけです。
パチュドン小学校が本校です。



机もいすも教科書も無い


セイ先生は、少数民族タオイ族でタオイ出身。中学卒業後サラワンの師範学校に学び、教員になりました。ボランティアティーチャー(非正規教員)で、行政からお給料は出ていません。
土壌が痩せ、森林伐採制限により耕作地も少ないタオイ郡では、村人たち自身も貧しいために、先生を支援することができません。
セイ先生も、畑仕事をして自分の食べる分の米や野菜を育てながら、子どもたちを教えています。

「自分も子どもの頃に母を亡くして貧しかったから、ジョーハイのような貧しい村の子どもたちに教えたり、一緒に勉強することができてよかったと思っています。」

井戸も電気も無い山岳地帯の村の生活に耐えられず、逃げ出してしまう先生もいる中、セイ先生の明るい表情と言葉は、AEFAスタッフの心にも沁みました。


セイ先生 昨年度の教員研修にも参加しました


「もっと勉強して、いい先生になりたいです。」と語るセイ先生。
貧しい村なのに、たくさんの子どもたちが学校に通っているのは、この先生がいるから・・・・なのでしょう。

AEFAでは、このような先生のいる分校のソフト支援(教科書・教材・先生の給与等)を行い、「学びの場」として充実させていきたい・・と考えています。

Posted by aefa at 10:14 | ラオス | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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