ベトナムの教育制度について、教えましょう!〜タムホア第2小学校[2009年03月03日(Tue)]
東京・品川区立立会小学校の酒井美紀先生が、交流校であるベトナム・タムホア第2の先生へ「5つの質問」を出しましたところ・・・
紙にぎっしり!とっても詳細で、丁寧な答えを、ボー・ダン・フオン校長先生が書いてくださいました。
内容をご紹介します。青い字が、校長先生からの回答です!
「こんにちは。タムホア小学校を代表して、先生と先生の家族のご健康とご多幸を祈っております。
ボー・ダン・フオン 校長」
1.ベトナムの教育制度について教えてください。
ベトナムの教育制度は、下記の通りとなっています。
(a)幼児教育
この教育は、3ヶ月の乳児から6歳の幼児までの養育にあたる。
(b)小学校教育
小学校教育は、1年生から5年生まで5年間行われる。
(c)中学校教育(10年生〜12年生)
10年生の生徒は、学生証を持たなければならない。15歳で12年生となる。
(3)高等学校教育
専門学校:3年〜4年
(4)大学教育
・専門学校:3年
・大学:4年〜6年
・大学院:1年〜2年
・博士号:大学卒業後4年、大学院卒業後2年〜3年
(5)通常の教育
塾、通信教育など
A夏休みと冬休みはどんな仕事をしますか。
・家の仕事を手伝い。
・もし、父兄から要望があれば、補習を行う。
・地方の活動に参加。
・ベトナムの名勝地の観光。(長くて10日間、短くて2日間)
・9月5日の始業式のために8月から準備を始める。
Dベトナム語はどのように学んでいったらよいでしょうか?
酒井先生の質問はとても印象深いですね。
実際、ベトナム語を勉強するのはとても難しいです。
私たちはよく‘どんな困難もベトナム語の文法の難しさにはかなわない’と冗談を言います。
ベトナム語を勉強する人は、ローマ字を見本とした29の文字を覚えて、読み書きできなくてはなりません。
また、正しい発音を勉強しなくてはいけません。発音が正しくないと、それを聞いた人が間違えて理解してしまうからです。例えば、‘cá ’という単語は‘c’と、‘a’という2つの音を持っています。‘cá’という言葉を作ろうと思うと、子音のcと、母音のaに声調のsachという右上がりの線(/)をつけて構成されています。
ただ、親切に質問に答えているだけでなく、同じ教師として、遠方の友人を思いやる気持ちがこめられています。
「質問カード」の枠を超えて、「心こもったお手紙」になっていますね・・・
生徒たちに、立会小学校から届いたビデオレターを見せている
タムホア第二小学校の先生
タムホア第二小学校の先生
立会小学校と、タムホア第2小学校。
先生同士の交流も、これからの進展が楽しみです!
先生同士の交流も、これからの進展が楽しみです!
Posted by aefa at 19:50 | 交流ベトナム | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)