タイ・カレン族の生活を日本の小学校で紹介!〜タイの村でのホームステイ経験から〜静岡英和OG [2008年07月01日(火)]
静岡英和女学院高等学校OGの、薩川美咲さん・竹下はるかさんが、町田市立小山田小学校で、6/25に出前授業を行いました。
毎年3月に、タイにボランティアツアーを行っている静岡英和女学院
2人は、2年生の時から卒業後も3回続けて参加。
少数民族カレン族の村にホームステイし、チェックダム作りや日本を紹介する交流授業など、様々な体験をしてきました。
すっかり「タイ大好き!」になった2人。
タイのことや、タイの村で感じた命のありがたさ、人と人とのふれあい・・・など、大事なことを日本の子ども達に伝えたい・・と、今回の出前授業が実現しました。
小山田小は、タイ・サムソップ小と2005年から交流をしています。子ども達手作りの竹炭を販売し、売上をサムソップの学習支援に役立てて欲しい、と寄付していただいています。
右)薩川さん 左)竹下さん
「6月25日に、小山田小学校の5年生2クラスにタイのカレン族の暮らしを紹介をさせていただく機会を与えてもらいました。
薩川さんの準備してくれていた紙芝居とスライドショーが中心でしたが、私からも何か伝えることができれば・・・という思いでした。
小山田小学校までの道のりは、とても自然が多く、タイでの山道を思い出させてくれました。小山田小学校の子どもたちはとてもすばらしい環境の中で学ぶことができているんだな、と感じました。
紙芝居やスライドショーでは画面(絵)に子どもたちは夢中になり、タイの子どもたちが毎朝遠い学校へ山道を何時間も歩いて行く姿を見て「大変そう」といっていました。
薩川さん手作りの紙芝居は、子ども達に大人気!
私たちが授業を始めると、最初は質問にも消極的な子どもたちでしたが、カレン族のバッグの織物を手にとって触ってみると、「カレンのバッグができるのにどれくらいの時間がかかるの?」や「糸はどこからくるの?」などチャイムがなるまでいろいろな質問が出てきて、子どもたちもサムソップの暮らしに興味深々なことが伝わってきました。
最後に「カレン族の村へ行ってみたいと思った人いますか?」と投げかけてみると、4、5人くらいの子が手をあげてくれて、うれしかったです。
小山田小とサムソップの交流を通して、子どもたちがカレンの暮らしに興味を持ってくれていることが伝わり、うれしいと感じました。
また、小山田小もカレンの村も恵まれた自然環境の中で環境問題に対する対策に力をいれています。次は環境問題についての授業をできたらいいです。
竹下はるか」
2人の授業は、これが始まり・・!
カレン族の村の学校生活、村の環境問題などなど、次の授業に向けて準備を進めています。乞う、ご期待!
小山田小学校の「結晶水」〜東京都町田市小山田小学校 [2008年05月28日(水)]
小山田小学校が、「環境研究」のつながりで、タイ.サムソップ小学校とフレンドシップ協定を結んだのは、2005年3月15日でした。
あっという間でしたが協定期間の3年が経ちましたので、5/21、西岡校長先生のところにご意向を伺いにいきました。
「是非、フレンドシップ交流を続けさせてください。」
協定書にサインされる、西岡校長先生
西岡先生の、この一言でフレンドシップ協定の更新が決まりました。
サムソップ小学校では、チェンマイの奥地でも深刻になりつつある環境問題の調べ学習に取り組み、その発表が大変優れていたために、「地域で一番」の表彰を受けました。
サムソップで行なわれた、環境問題の調べ学習発表会
私が現地の学校訪問をした時に、子どもたちによる発表の再演があり、見事な内容と態度に心を動かされました。川の汚染、ペットボトルなどのゴミ問題など、日本でも以前から直面してきた環境破壊が、今タイの山奥でも起こり始めているのです。
小山田小学校も、学校と地域が一体となって、環境問題に取り組んでいます。
町田市という、都内では環境に恵まれているはずの地でも、少しづつ汚染の脅威が押し寄せているようです。
まず、学校の裏山にある竹を利用しようということになり、地域の方々の知恵と協力を得て、平成16年11月に竹炭用の焼き釜が完成しました。竹炭を使って、「全国でも有数の汚染度」の鶴見川を浄化しようと、ずっとたゆまぬ努力が続けられています。
竹炭と、カンパンを使って作ったカンパン炭。
毎春ひらかれる町田市の「さくらまつり」でも、6年生や卒業生、そして地域の方々や校長先生まで出店に立ち、竹炭と竹酢液が販売され、私も買わせてもらいました。
今年の4月のさくらまつりでも、小山田小の竹炭と竹酢液は大人気でした
その売り上げは、サムソップ小学校に寄贈され、現地での環境対策や研究を支援することになります。
子ども達の努力の貴重な"結晶"をお預かりしました
その貴重なご寄付をお預かりしつつ、西岡先生と、校長室でひとしきり竹炭談義。
「竹炭は自宅でも室内の空気浄化に使わせてもらっていますが、竹酢液って、ほんとうにお風呂にいいですねえ!」と、私。
「竹炭の二次製品ですが、子どもたちと地域の方々の、汗の結晶です。とても人気があるんですよ。」と西岡先生。
最後に、校長室に残った貴重な一本を、買わせていただきました。
このささやかな売り上げも、サムソップ小学校の研究の一助にでもなれば、と思います。
文責)遠藤
遠藤友香理さんのタイ・小学校訪問記 [2008年04月07日(月)]
アジアの子供たちに学校をつくる議員の会 では、2008年度タイ北部山岳地帯オムコイ地区ファイコン小学校の支援を行ないます。
現状視察に行かれた遠藤友香理さんから、感想のご報告をいただきました。
(同行した遠藤寛明さんからも、ご報告をいただいています)
「学校建設地の視察は、私にとって初めての経験でした。実際にオムコイ地区ファイコン小学校に行ってみて、写真を見たり人から聞いたりしただけではわからなかっただろうな、と思わされることが多くありました。
斜面に立つ 教室・寮
穴の空いたままの寮のベッド、10人で1冊ほどしかない教科書、それから机や椅子、遊具や農具など足りないものだらけ、という現状を目の当たりにし、私たち日本の学生がどれだけ恵まれているかを改めて感じました。
寮の壁の穴から恥ずかしそうに笑顔を見せる子供たち
ファイコン小学校の子供たちは、そんな環境の中でも懸命に勉強し、また先生方も24時間体制で子供たちを見守ってくださっています。その姿を見て元気をもらうと同時に、この子供たちのためにできる限りのことをしてあげたい、という気持ちが一層強まりました。
議員の会様からのご支援で、ランチを提供。
友香理さんも配膳をお手伝い。
今後とも、この学校のよりよい教育のためにお手伝いをしていきたいと思っています。また、彼らと日本の学生たちとの交流によって、双方がより広い視野を持って成長してくれたらいいな、と非常に楽しみにしています。
遠藤友香理」
夜は寮の子供たちと日本から持参した将棋で交流。
日本の支援者からの衣類を手渡す。
友香理さんにとって、実際に学校で寝泊りし子供達と触れ合ったことは、単に訪問者として学校を見るだけではなく、色々なことを感じ・考えるきっかけとなったようです。
この想いが、今後の支援活動にきっとつながることでしょう。
静岡英和ボランティアツアー [2008年03月17日(月)]
静岡英和女学院では、毎年3月に、フレンドシップ校であるタイ北部山岳地帯にあるホイヤー村とポカロン村にタイボランティアツアーを開催しています。
今年で3回目を迎え、色々なハプニングもありながらも、無事生徒さんたちが帰国したとの連絡が、佐野先生から入りました。
(この活動は、亜細亜大学のアジア教育奨励賞も受賞しています。)
現地では、ホームステイをし、英和生・現地の子ども・先生・地域住民一体となり、様々な活動を行ないます。
環境保全のためのチェックダム作り、
ダム作りに使うセメントを運ぶ英和生
森林保全のための木名看板作り、ゴミ分別所作り、
完成した分別所
カレン族の伝統文化(機織・竹かご作りなど)体験、
英和生による日本の遊び・日本語学習の授業
折り紙教室
などが行なわれます。
昨年度参加された生徒さんからの感想を紹介します。
「村で食べた昼食は、本当においしかった。
1つ1つの食材を噛みしめて食べた。食後には、人間の食のために犠牲になる命に心から感謝することが出来た。子供たちとの出会いも忘れられない。そしてあの目。あの子供たちの目は、日本では見たことが無いほど美しかった。あの輝きの中には何が詰まっていたのだろう。」
「帰りたい。帰りたい。便利なモノで溢れている日本ではなく、村へ。ホイヤー村でのホームステイは、すべてが新鮮だった。家畜の鳴き声と共に寒さで震えながら目覚め、氷水のような水でバチャっと洗顔。いろりの近くで朝食を食べ、バナナの葉で包んでもらったおにぎりを持って学校へ。夜は月光の下で歯みがき。ホイヤー村で見た星は本当にきれいだった。手を伸ばせば取れるような気さえした。」
「村の人たちは、自然を大切にしていて、日本に無いものをここの人達はたくさん持っているなと思いました。日本は道路や住宅地を作るために山を削って、木を切り倒してしまいます。村の人達は木を大事にして、木を大事にすることによって動物達も大事にしています。」
「朝起きると、お父さんが首を切られた子豚を洗っていました。日本では、スーパーなどで売っているパックされた肉しか見たことが無かったので、とても衝撃的でした。昨日まで元気に走り回っていた子豚が、私達が生きるために殺される。命の大切さについて改めて考えさせられました。最近「いただきます」を言う必要がないと主張する人がいるという話をよく聞きます。でも、私はこの考えは間違っていると思います。私達は動物や植物の命をいただいて生きているのですから、『命をいただきます』という意味で『いただきます』は言うべきではないでしょうか」
学校の前で全員揃って、記念撮影
わたしたちがNGO!〜横浜雙葉高等学校 [2008年02月21日(木)]
横浜雙葉高等学校2年生のみなさんは、総合学習の時間に「わたしたちがNGO!」をテーマに、様々なNGO活動に取り組んでいます。
今年も、”AEFA班”のみなさんから、12月の「奉仕の日」に手作りしてくださった巾着袋31枚と、文化祭でのタイ少数民族雑貨の売上をご寄付いただきました。
巾着袋 文房具等を入れます
いつもお世話になっている 木下先生から、ご寄付をお預かりしました
ありがとうございました。
横浜雙葉高校と交流しているタイ北部カレン族のソップワック小学校では、農業プロジェクトを行い、野菜や豚・さかなを育てています。この活動を通して、子どもたちは農業技術を習得します。
昨年度の横浜雙葉高校からのご寄付は、空心菜などの野菜の種や肥料、豚のえさ、虫下しの薬、養魚池のビニルシート、さかなのえさなどに使われました。
日本からの寄付金はタイの教育に役立てられています [2007年11月06日(火)]
サムソップ小学校では、2005年AEFA建設事業で校舎や寮が新しく建てられました。
寮がきれいになって、子どもたちも寮を清潔に保とうと掃除をするようになりました。そして、自分たち自身も清潔に、きれいにするようになりました。また、村に帰ると自分の家もきれいにするなど、子どもの変化が顕著に顕れているといいます。
そしてこの生活環境の変化は、子どもたち自身も次第に自信を持つようになってきました。校長先生は、こうした子どもたちを積極的に学校の外で、コンクールなど発表する場に参加させ、子どもたちの潜在能力を伸ばす教育を行ってきました。
今回、このような活動の中、5年生が理科コンテストで『メーレック川の水の品質検査についての学習』を行い、見事優勝しました。この優勝で、子どもたちはますます自信がつき、力が発揮されています。
サムソップ小学校では、小山田小学校から贈られた寄付金は、今後もこうした@発表会に出るときの教材や、A職業訓練のためのカレン族の織物プロジェクトに使われる予定で、子どもたちの教育に役立てられていく予定です。
「桜って、いつ咲きますか?」〜横浜雙葉学園千葉校長先生 [2007年10月17日(水)]
「桜って、いつ咲くと思いますか?」
突然の校長先生の問いかけに、思わず口ごもってしまう、AEFAスタッフ。
「春・・・です。」
「でしょう?
この質問をすると、殆どの人がそう答えるんだけれども・・・
でも、そんなことないんですよね。
校門から入ったところに、桜が咲いていたの、気づいたかな?
今咲いているのは、十月桜。
淡いピンク色の花をつける十月桜
あれね、あの木、全部桜なんですよ。
私が植えたの。 長靴に麦藁帽で、植木の手入れもするんですよ。
校門から校舎へとたどる道には、様々な種類の桜が植えられている
私は、東北出身の山猿なんですよ。
小さい頃から、山をぞうりでかけまわっていたわけ。
カレンダーやら暦では、桜は4月に咲くことになってるけれど・・
東北じゃ、4月は山はまだ雪の中ですよ。
桜は5月になってやっと咲くのね。
桜の種類だって、色々あります。
花の時期は、人それぞれなの。
他の人と比べて花開く時がちがうのは、当たり前なんです。
受験で失敗したって、挫折したって、転んだって、いいじゃない。
そこで出逢う人や、大切な出会いだってあるんですよ。
私もね、実は受験に失敗して、それで東北の田舎から上京してきたのですよ。
もし受験に失敗していなかったら、今こうしてこの横浜にはいないでしょうねえ・・。
挫折しても、そこから拓ける世界があります。人との出逢いがあります。」
千葉拓司校長先生
そう。
彼岸桜や河津桜は3月だし、冬桜もある。
春に咲くソメイヨシノだけが”桜”ではありませんよね。
みんなと同じ時期に咲かないからって、悩んだり卑屈になったりすることありません。
一人ひとり、花の時期があるはずです。
「すべての子どもは、豊かな可能性に開かれた存在である。」
と語る千葉校長先生。
一人ひとりが自分独自の可能性に気づき、さらなる可能性に向かってチャレンジできるように導き育てることを大きな使命とされています。
この桜の木には、どんな花が咲くのでしょう・・
横浜雙葉学園は、1872(明治5)年、フランス「幼きイエス会」の修道女メール・マチルド他4名(初めての来日修道女)により、貧しい孤児たちをひきとって育てる事業が創められたことにその基礎が築かれました。
明治時代、まだまだ貧しく辺境の地であった横浜で、どんな差別をうけ、苦労をされたことでしょう。修道女たちは、慣れない異国での生活と心労に、次々斃れたそうです。
1900(明治33)年4月1日、横浜紅蘭女学校として開校。
創立107年を迎え、いまや名門校としての歴史を刻み続けています。
校訓は、「徳に於いては純真に 義務に於いては堅実に」
AEFAのフレンドシップ校として、高校2年生の生徒さんたちが総合学習の時間を使い、タイのソップワーク小学校との交流を続けています。
インターネットで握手はできない [2007年06月28日(木)]
静岡英和女学院高等学校で毎年3月に行われている、タイのボランティアツアーは、「人間社会プログラム」で行われています。
フレンドシップ校である、少数民族カレン族の村、ポカロン・ファイヤを訪問し、ホームステイ。交流授業やチェックダム作りなどの活動をしています。
OGも参加し、「年に1度じゃたりない!もっと行きたい!」とリピーターが多いことが特徴です。
富田校長先生と。
報告会は、ポカロン・ファイヤ滞在時のビデオを流しながら、参加者が説明していきます。
村で飼われているブタや犬の映像や、トラックの荷台に乗って移動する映像には笑い声が起こり、子ども達の映像には「かわいい〜〜」と声があがりました。
最後に、AEFA事務局長、遠藤からお話をさせていただきました。
「校長先生をはじめ色んな方の応援で、タイとの交流をしている静岡英和はとても素晴らしい学校ですね。
今はインターネットが発達して、情報がすぐに手に入り、世界のどこにでもアクセスができるけれど、インターネットでは握手は出来ません。
先ほどの映像でも、タイの子どもたち一人ひとりと握手をしていましたね。泣いている子もいた。とてもすばらしいなと思いました。
私も、先月ラオスに行ってきました。
ラオスの子どもたちは、勉強したくても学校が無い。教科書が無い。ノートが無い。
日本の皆さんはとても恵まれていますね。当たり前に学校に行って、当たり前に教育を受けている。
私は、これからも日本の子どもたちに、アジアの子どもたちの様子を伝えたいと思っています。」
国際協力の夢に向かって [2007年06月28日(木)]
静岡英和女学院高校の卒業生の中野瞳子さんは、今年はリーダーとしてタイ・ボランティアツアーに参加しました。今、タイでの経験を活かし、将来は国際協力の仕事に就く夢を持って京都の大学で勉強しています。
中野さん(右)
3月8日
でこぼこの山道を車にゆられて数時間…Huay Yaに到着。「ただいま!!」と言いたいような懐かしさ、そして嬉しさに、長旅の疲れなんてどこかへ行ってしまった。Huay Yaへの訪問は2度目で一年ぶり。終始笑顔でそわそわしている私に友人はあきれ、なにより自分が一番驚いた。こんな自分、今までほとんど見たことがない。どれほどこの日を待ちわびていたことか…。タイという国、山の中にあるこの小さな村には、私たちを魅了る何かがあるのだ。
その日はさっそくホームステイ先のお家におじゃました。まず驚いたのは、トイレにトイレットペーパーとごみ袋が用意されていたこと。タイでは基本的にペーパーではなく水を使うのだが(いわゆる手動ウォシュレットのような感じで…)、去年の私たちの様子から気をきかせてくれたようだ。逆に私はというと、去年の反省から、今年こそは手動ウォシュレットで過ごしてみようと心に決めていたのだった。どうしても馴染めない習慣がそこにあったならば、無理して合わせる必要はないと思うのだけれど、相手の文化や日常を壊すようなまねだけはしたくないというのも本当。トイレットペーパーひとつをとったって、資源は使うし、ごみは出るし、決してよい影響を与えたとは思えない。村にいると、こういう小さなこと一つ一つを自問自答することになる。何が良くて何が悪いのか…混乱する一方だ。去年作ったビーバーダムは今
もしっかりと役目を果たして森を潤していたし、今年作ったゴミ分別所はきっと、ゴミ処理の情報が不十分な村において資源の再利用につながっていくと思う。いろんな意味で村は前へ前へと進んで行くのだが、それでも、人の温かさ、ゆったりと流れる時間、心安らぐ空気……この先何度彼らのもとを訪れたとしても、ずっと変わらぬものがそこにあってほしい。これは私の切なる願いだ。
去年、あいさつすらできないほどタイ語初心者のまま村に行き、とても後悔した。言葉の壁はなかなか手ごわい。相手が言いたいことをわかってあげられない自分は実に情けない感じで、気持ちだってネガティブになっていく。だから今年はタイ語の本をかかえ、できるかぎり口にだしてみることにした。しかし2日目の朝、その本が見当たらない!探すのをあきらめて出かけていくと、ホストファミリーの女の子、ラパナの鞄から本が顔をのぞかせていた。村の子供たちは勉強が大好きなのだ。興味津々に本をのぞきこむ。常にノートとペンを持ち歩いて、暇さえあれば、教えてもらった日本語を書き込んでいく。
「イッショニ、ミズアビヲシニ、イキマセンカ?カワヘ。(一緒に水浴びをしに行
きませんか?川へ。)」
つたない日本語が妙に心に響く。
私たちも負けてはいられない!と、覚えたてのタイ語で
「パイ!パイ!(行く!行く!)」
そんなことを繰り返しながら一緒に寝泊りすれば、自ずと心は開かれていく。互いに興味を持ち合い、そして触れ合おうとすることというのは、理屈ではなく、ただ、相手を理解したいと感じることなのだ。知りたい。話したい。言葉を覚えるにしても、一見単純そうな気持ちこそが一番の特効薬だったりする。村の人たち、特に子供たちは、そういう素直な感覚がとても優れていると思う。相手を受け入れ、自分をさらけ出すだけの広い心を持っているというか…。話し声や物音なんてつつぬけてしまうような家々と、隠し事なんてできないような村人どうしの親密さの中できっと、彼らは知らず知らずのうちに、互いを受け入れる術を身につけてきたに違いない。
そして何より彼らに力を与えているのは、自然との共存。昔の日本人は自然との共存の中で、人間の力が及ばない偉大なるものの存在を感じ、それを敬いながら謙虚さを学んでいたと聞いたことがある。謙虚さというのとはまた違う気もするけれど、欲がないという意味で、自然に囲まれた生活の中、心が満たされているような感じを強く受ける。宗教的な面でも、キリスト教と仏教どちらにしてもとても信仰が厚く、感謝の気持ちを忘れることはない。素朴であることは一番難しい。でもあの村はまさしく素朴で、今の日本やその他の先進国と呼ばれる国々が失ったものを持っている。
車が通らない土の道路ではいつも子供たちが遊びまわっているし、家は鍵なんかかけずにいろんな人が出入りする。犯罪なんて起こりようもないような人目が行渡ったあの空気は、今、さまざまな国で必要とされているものである。見習うべき人々がここにいるのに、見逃してしまう人がなんと多いことか。。。何が本当の豊かさかなんて答えを出せるものではないと言われてしまいそうだが、少なくともあの5日間、私は私でいられた。だから私は自らの経験として、ここに答えを出そうと思う。とは言っても、私にとって新鮮なことも村の人にとっては日常なわけで、まだ、そのうちの一部しか見えていないであろうということも、心に留めておく必要がありそうだ。
語り出したらきりがない彼らの魅力がいつまでも失われないよう、文化を守り、自然を守っていく努力をしていきたいと、私はまた心を新たにする。私たちが村にもたらすものが良い方向に働いていくのかどうか、自問自答は続くだろうけれど、彼らが私たちに向けてくれる笑顔と、別れの時の涙、「また来てね!」という言葉を信じつつ、今日も私はタイ語の本を開いてみる…。
小山田小学校 竹炭を作り、タイの学校へ売上金を寄附 [2007年05月22日(火)]
4月7,8日の桜まつりで今年も6年生が竹炭を販売し、この売上金がタイのサムソップ小学校に寄附されました。
地域の小山田会のブースの一画を借り、子どもたちは首から箱をつるし、駅弁を売るような形で竹炭を販売しました。売上金額は42,250円。
この売上金は先日西岡校長先生からAEFAの遠藤事務局長に託されました。
この桜まつりは、休日にもかかわらず、先生方も全員参加、父兄も協力してくれました。
この竹炭は子どもたち自身が、環境教育の一環で竹を切り、乾かして、煙りを吸いながら焼いてできた価値ある商品です。
サムソップ小学校の子どもたちのために販売するというので、子どもたちも一生懸命売ってくれました。
竹炭を作るようになって今年で4年目。
風を送るのにうちわであおぐのがいいか、送風機で送るのがいいかなど竹炭作りは試行錯誤してきましたが、製品の完成度はあがってきています。
パッケージも今年はペットボトル、ネットに入れ、包装も考えられました。竹酢液の販売もされました。
来年に向け、炭入りの石鹸も検討されています。
また、セラミックの内装で高温で焼ける窯を作る予定もあり、ますます竹炭作りに力が入っています。