子どもの学ぶ力―その1〜援童の自由帳[2007年11月04日(日)]
10月31日、多くの朝刊の1面トップ見出しは「脱ゆとり教育」でした。
周知のように、5年前から国をあげて実施されている、いわゆる「ゆとり教育」の
抜本的な見直しを中央教育審議会が行い、2011年度から、理科や算数(数学)を中心とした「授業時数の増加」へと大転換をはかるという、具体的第一報です。
「ゆとり教育」の柱であった「総合学習の時間(1〜2年生は生活科)」は、学校現場を預かる各先生にとっては、「どのような授業にしたらよいか」という「悩み」であったり、同時に「子どもから何が出てくるか」という「楽しみ」でもありました。
「街探検」や「自然と遊ぼう」、あるいはグループによる「課題研究」など、内容はいろいろですが、教科書のない点が特徴ともいえるわけで、教師の力量が問われるところでもあります。「ゆとり教育」の狙いはいろいろあったかと思いますが、子どもの「基礎知識の活用力」や「創造力」を高めることを重視したようです。
小学校における総合学習の時間数は、年間100時間程度。ちなみに国語は6年間平均で年に230時間、算数は150時間ほどです。
今回の改訂の狙いは、「確かな学力」を身につけさせると同時に、子どもの理数科離れに歯止めをかけることに主眼があるようですが、全体として授業時数が増え、教科書も変わり、学校現場は相当に混乱することでしょう。
「子どもの学力とは何か。」
今一度、深く考える必要があるように思います。




