足立区立関原小学校にて出前授業「人の役に立つ人間になること」[2013年10月22日(Tue)]
東京都教委発信による出前授業として、この9月より、都内の小中学校へ伺っています。
10/21(月)には、足立区立関原小学校に伺い、4年生の皆さんを対象に出前授業を行いました。
ラオスの山岳少数民族の子どもたちの生活と、彼らと交流を行った日本の子どもたちの事例を紹介しながら、「人の役に立つ人間になること」について、皆さんと一緒に考えました。
そもそも、ラオスってどこにあるの?・・・という疑問から始まり、日本と比較しながら、歴史・地理など国全体の概要、そして、山岳少数民族の子どもたちの生活を、少しずつ知っていきました。2人組なって活発に意見を交換し合い、また、日本とのあまりの違いに驚きながら・・・
<ラオスについて、山岳少数民族の子どもたちの生活について>
・ラオスの国旗のデザインは日本と似ているけれど、赤は血を表す。内戦により尊い血がたくさん流されて今のラオスができたことを、忘れないために。
→ えーっ? うわぁー! こわい・・・
・隣のベトナムと森で続いていて、ベトナム戦争の影響を今でも受けている。クラスター爆弾の不発弾が森の中に残っていて危険。1年で200人が亡くなり、その半分は子ども。
→ ショック・・・ おそろしいねー
・電気、ガス、水道、病院、学校も無いところも。
→ えーっ? どうやって暮らしているの?
・3〜4年生くらいになると、男の子は川へ魚を取りに、女の子は手で布を織るように。幼稚園の子も、川から木を取ってきて運ぶ。子どももお手伝いをしないと、家族みんなが食べていけない。病気やけがのために、大人になる前に亡くなる子も多い。
→ シーン・・・ 思わず、絶句。
・バッタ、カエル、バナナの花、タニシなども食べる。学校へ弁当を持って行けるだけでも、おかずが1種類あるだけでも、まだ裕福な方。
→ えーっ? 食べれるのは幸せなことだね〜。
・今にも倒れそうで、壁も窓も無い学校も。教室も足りず、1つの教室に2つの黒板があり、複数の授業が同時に行われているところも。
→ 集中できなさそう、それでも真剣に授業を聞いている!
<日本の子どもたちの取り組みの事例を紹介>
・「同じ時代を生きる仲間として、ラオスの子どもたちを応援したい!教育を受けてほしい、大きくなって人の役に立ってもらいたい。」
トウガラシを育てるところから始め、自分たちで作った「食べるラー油」をバザーで販売し、その売上を寄付。村に先生を招く、学校に遊具をおく、井戸を掘るなど、その使い道も自分たちで考えた。
→ 同じ4年生の取り組み、VTRをじっと見入りました。
・「直接会えなくても、気持ちが通じる!友だちだと思える!」
ラオスの子どもたちと絵手紙などを交換。
→ (ラオスの子の絵を見て)すげ〜、上手い!
<人の役に立つ人間になること>
授業の終わりに、皆さんから質問を受けながら一緒に考えました。
*違いを認めて尊重し合う
カエルの調理の仕方、箸は使うのかなど、食生活についての質問もいくつか出ました。
相手を知ろうとすることは、相互理解への第一歩。日本の、しかも便利な東京の自分たちの生活とは、あまりにも違うラオスの子どもたちの生活は、なかなか共感しにくいのも正直なところ。それでも、家族や友だちなど大切な人たちと一緒に過ごす幸せは、どこの国でも同じですよね。
*今だからこそできることを、自分だからこそできることを!
ボランティアをするには資格がいるのか、という質問もありました。
AEFAの活動には、交流作品の翻訳や、手芸「ちくぬい」での奨学金寄付などで、数十名のボランティアさんが参加していることも紹介しました。
AEFAでのボランティアには、資格は特に必要はありません。それぞれが、自分の得意なこと、好きなこと、できることで協力しています。HPを見て申し出てくださる方もいらっしゃいますし、既に参加している人の家族や友だちが加わって口コミで広がることもあります。
世の中には様々なボランティア活動があり、中には、ガレキ撤去のような危険を伴う作業や医療行為など、専門の知識や技術、資格が必要な場合もあります。
いずれにしろ、「人の役に立ちたい」という気持ちがとても大切!ボランティア活動にも興味をもってもらえて、嬉しく思いました。
今回の授業を受けた関原小学校4年生の皆さんにも、ラオスのことを身近に感じ、「人の役に立つ人間になること」について、今後も考え続けてもらえたら嬉しいです。
また、AEFAでは、ベトナムやタイでも活動を行っていることを紹介したところ、ベトナムやタイの話も聞いてみたい、という声もあがりました。
関原小学校の皆さんだけでなく、出前授業にご興味を持たれた方は是非、AEFAにお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています
http://www.nippon-aefa.org/inquiry/
10/21(月)には、足立区立関原小学校に伺い、4年生の皆さんを対象に出前授業を行いました。
ラオスの山岳少数民族の子どもたちの生活と、彼らと交流を行った日本の子どもたちの事例を紹介しながら、「人の役に立つ人間になること」について、皆さんと一緒に考えました。
そもそも、ラオスってどこにあるの?・・・という疑問から始まり、日本と比較しながら、歴史・地理など国全体の概要、そして、山岳少数民族の子どもたちの生活を、少しずつ知っていきました。2人組なって活発に意見を交換し合い、また、日本とのあまりの違いに驚きながら・・・
<ラオスについて、山岳少数民族の子どもたちの生活について>
・ラオスの国旗のデザインは日本と似ているけれど、赤は血を表す。内戦により尊い血がたくさん流されて今のラオスができたことを、忘れないために。
→ えーっ? うわぁー! こわい・・・
・隣のベトナムと森で続いていて、ベトナム戦争の影響を今でも受けている。クラスター爆弾の不発弾が森の中に残っていて危険。1年で200人が亡くなり、その半分は子ども。
→ ショック・・・ おそろしいねー
・電気、ガス、水道、病院、学校も無いところも。
→ えーっ? どうやって暮らしているの?
・3〜4年生くらいになると、男の子は川へ魚を取りに、女の子は手で布を織るように。幼稚園の子も、川から木を取ってきて運ぶ。子どももお手伝いをしないと、家族みんなが食べていけない。病気やけがのために、大人になる前に亡くなる子も多い。
→ シーン・・・ 思わず、絶句。
・バッタ、カエル、バナナの花、タニシなども食べる。学校へ弁当を持って行けるだけでも、おかずが1種類あるだけでも、まだ裕福な方。
→ えーっ? 食べれるのは幸せなことだね〜。
・今にも倒れそうで、壁も窓も無い学校も。教室も足りず、1つの教室に2つの黒板があり、複数の授業が同時に行われているところも。
→ 集中できなさそう、それでも真剣に授業を聞いている!
<日本の子どもたちの取り組みの事例を紹介>
・「同じ時代を生きる仲間として、ラオスの子どもたちを応援したい!教育を受けてほしい、大きくなって人の役に立ってもらいたい。」
トウガラシを育てるところから始め、自分たちで作った「食べるラー油」をバザーで販売し、その売上を寄付。村に先生を招く、学校に遊具をおく、井戸を掘るなど、その使い道も自分たちで考えた。
→ 同じ4年生の取り組み、VTRをじっと見入りました。
・「直接会えなくても、気持ちが通じる!友だちだと思える!」
ラオスの子どもたちと絵手紙などを交換。
→ (ラオスの子の絵を見て)すげ〜、上手い!
<人の役に立つ人間になること>
授業の終わりに、皆さんから質問を受けながら一緒に考えました。
*違いを認めて尊重し合う
カエルの調理の仕方、箸は使うのかなど、食生活についての質問もいくつか出ました。
相手を知ろうとすることは、相互理解への第一歩。日本の、しかも便利な東京の自分たちの生活とは、あまりにも違うラオスの子どもたちの生活は、なかなか共感しにくいのも正直なところ。それでも、家族や友だちなど大切な人たちと一緒に過ごす幸せは、どこの国でも同じですよね。
*今だからこそできることを、自分だからこそできることを!
ボランティアをするには資格がいるのか、という質問もありました。
AEFAの活動には、交流作品の翻訳や、手芸「ちくぬい」での奨学金寄付などで、数十名のボランティアさんが参加していることも紹介しました。
AEFAでのボランティアには、資格は特に必要はありません。それぞれが、自分の得意なこと、好きなこと、できることで協力しています。HPを見て申し出てくださる方もいらっしゃいますし、既に参加している人の家族や友だちが加わって口コミで広がることもあります。
世の中には様々なボランティア活動があり、中には、ガレキ撤去のような危険を伴う作業や医療行為など、専門の知識や技術、資格が必要な場合もあります。
いずれにしろ、「人の役に立ちたい」という気持ちがとても大切!ボランティア活動にも興味をもってもらえて、嬉しく思いました。
今回の授業を受けた関原小学校4年生の皆さんにも、ラオスのことを身近に感じ、「人の役に立つ人間になること」について、今後も考え続けてもらえたら嬉しいです。
また、AEFAでは、ベトナムやタイでも活動を行っていることを紹介したところ、ベトナムやタイの話も聞いてみたい、という声もあがりました。
関原小学校の皆さんだけでなく、出前授業にご興味を持たれた方は是非、AEFAにお問い合わせください。ご連絡をお待ちしています
http://www.nippon-aefa.org/inquiry/
Posted by aefa at 11:04 | 交流ラオス | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)