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AEFAアジア教育友好協会はインドシナ半島での学校建設とその建設した学校と日本の学校の国際交流を推進しています。このブログはアジアの子ども、日本の子どもたちのために活動しているAEFAスタッフの活動日誌です。

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相模原市立広田小学校[2011年10月25日(Tue)]


9月25日。
相模原市立広田小学校6年生に、アジア・ラオスを紹介する授業を行いました。

同級担任は、遠田清志先生。2006年から、AEFAの交流に大変ご理解を頂き、ベトナムやタイの学校への訪問・交流を積極的に応援いただいています。

 まず最初に、1学年2クラスを「世界」にみなして、「豊かなグループ」「中間のグループ」「貧しいグループ」の3つに分けました。
カントリーマアムを世界の食料に見立てて、グループごとに配分していきます。

クラス(61人)を世界の比率で分けると、豊かなグループ は、たったの4人。カントリーマアムは36個。
中間のグループは、45人。カントリーマアムは23個。
貧しいグループは、12人。カントリーマアムは2個。


<3つのグループの比率に分かれて実感>


貧しいグループは、12人もいるのに、たったの2個。
「豊かな人は、こっちに分けてくれればいいのに!自分達だけでひとりじめなんて・・・意地悪
かも〜。」

「これだけ少ないのは、正直キツイ・・・」

「なんか悲しい気持ちになる」


(豊かなグループ)
「貧しい人たちはかわいそう。。」

「こっちは食べきれないし、わけてあげてもいいけど・・・」

などど口々に声が出ますが、(豊かなグループ)は、気まずさもあってか心なしか伏し目がち。。。

さて、ここで、AEFAスタッフから「はい、では貧しいグループの3人と豊かなグループの3人、変わってみてください!」と声がかかります。
いざ、突然立場がかわってみると・・・
子どもたちからは、また違った声が聞こえてきました。

「いつも食べられるということは、当り前のことではないんだ」
「豊かなグループと、中間のグループは、似たような感じかと思ったけど、こうやって数字で見てみると全然ちがうということがわかった」
「差がすごくあって、びっくりした。どうしてこうなっちゃうのかなあ・・・」
「豊かなグループの人は、ものはたくさんあっても、何か気持ちの上でものたりないんじゃないかな」
「これが本当の現実だったら、豊かなグループの人はうらまれると思う。」

AEFAスタッフから「これが、世界の本当の現実です」と、宣言?されると、子ども達は改めて心に迫るものがあったのか、「ええ〜!!」と大変驚いていました。


最後に、貧しいグループと豊かなグループの立場が変わってみて・・・

「最初は、豊かなグループの人たちの、お菓子たくさんもってるからって上から目線がむかついたけど、自分がその立場になったら、なんか優越感になっててこわいなあと思った。貧しいと、闘ってでも豊かなところから物をとりたくなってしまう」

「豊かな立場になったら、貧しいグループにわけてあげたい気持ちもあるけど・・・豊かな立場にたつと、目の前の欲望がまさって、やっぱりわけてあげたくない」

等々、子どもならではの本音がのびやかに出ました。

 遠田先生も「いい・悪いとかではなく、今の等身大の子ども達が感じることを大事にして指導していきたいと思います。子どもたちならではの気付き・感覚・思ったことを大切にしながら、今後の交流に活かしていきたい」・・とのことでした。


<ラオスの子どもたちの日課、水くみも体験>







Posted by aefa at 10:06 | 交流ラオス | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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