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日本財団のブログで紹介されました。 [2017年11月30日(Thu)]
日本財団ブログ「ソーシャルイノベーション探訪」で、2017年11月18日・設立32周年記念講演会「『人間の尊厳』から『強制入院』を考える」の様子が紹介されました。

https://blog.canpan.info/nfkouhou/archive/1097

ブログの一部抜粋:
最後に弁護士でもある位田浩・大阪精神医療人権センター代表理事が、現状を変えることはとても大変なことだが、それを変えようと思えば、入院者を減らすためにどうしていくのか、どういう方法があるのか、何が障害になっているのか、十分に考え続けていくこと以外にないと思う、と呼び掛け、講演会を終えた。

*なお、次回の総会・講演会は2018年5月26日(土)午後・エルおおさかを予定していますので、是非ご予定ください。
Posted by advocacy at 00:00
声をきく活動。 [2017年11月29日(Wed)]
〜声をきく・扉をひらく・社会をかえる〜
【私たちの活動のうち「声をきく」活動をご紹介いたします。】
精神科へ入院中の方へは、電話・手紙・面会による個別相談を受け付けています。これらの入院中の方の「声をきく」個別相談活動には、私たちの目的に賛同する市民の方々にボランティア養成講座を受講した、当事者・家族・看護師・精神保健福祉士(PSW)・弁護士等様々な立場の方が参加しています。

■電話相談(水曜日午後2〜5時)
2016年度は約850件の相談がありました。

■面会活動
面会は、あきらめていた思いを希望に変え、退院や本人の希望の実現につなげることを目的としています。
面会活動は、相談者の希望に基づいて、2名1組で行っています。

面会活動の拡充とともに、年々、面会に来てほしいという声が増え(2014年度は5回、2015年度は12回、2016年度は29回)、今年度(2017年度)は60回以上の面会に行くことになるペースです。
「退院したい」
「病院職員に相談すると、薬や身体拘束が増えるかもしれず、怖くて相談できない」
「退院したいが、誰に相談したらいいのかわからない」
「病院職員から言葉の暴力を受けた」
「外出や散歩を自由にしたい」
面会によって、「退院してもいい」ということをはじめて知ったという声をいただくこともあります。
Posted by advocacy at 00:00
知っていますか、精神医療の現状と課題〜大阪精神医療人権センターの取り組み〜 [2017年11月24日(Fri)]
2017年12月14日「知っていますか、精神医療の現状と課題 〜大阪精神医療人権センターの取り組み〜」(主催 大阪ボランティア協会)は、定員(50名)に達しましたので、参加受付が終了となりました。
精神医療の現状、当センターの活動をテーマにした企画にたくさんの方からのお申し込みがあったことにとても励まされました。

当センターでは毎年5月末に総会・記念講演会を開催しています。2018年は5月26日午後・エルおおさかの予定です。今回あいにくお申し込みいただけなかった方にはぜひ、そちらにご参加いただければと思います。2018年3月末にはウェブページ等で総会・記念講演会のご案内をいたします。ぜひご予定いただき、時期になりましたらお申し込みくださいますようお願いいたします。
Posted by advocacy at 00:00
【資料】2017年11月18日大阪精神医療人権センター設立32周年記念講演会「人間の尊厳」から「強制入院」を考える 基調講演 内田博文さん [2017年11月22日(Wed)]
2017年11月18日32周年講演会『人間の尊厳』から『強制入院』を考える では、多くの方にアンケートにご協力いただき、ありがとうございました。内田博文さんの基調講演のパワーポイントが欲しいという声をいただきましたので、WEBページにアップいたします。

ご参加くださった方はぜひご活用いただき、周りの方にもこの日考えたことをお伝えください。残念ながらご参加いただけなかった方は資料をご覧いただき、講演の内容を知っていただけると幸いです。

また、この記念講演会の内容は書籍化を予定しています。お楽しみにお待ちください!

基調講演パワーポイント資料はこちらです。
Posted by advocacy at 16:21
設立32周年記念講演会 ごあいさつ [2017年11月22日(Wed)]
本日の講演会にご参加いただいた皆さん、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
ご講演いただいた内田先生、リレートークをいただいた、たにぐちさん、岩尾先生、長谷川先生に対しまして、心よりお礼申し上げます。

さて、本日は、「人間の尊厳」から「強制入院」を考えるというテーマを取り上げました。私たちがこのテーマを取り上げたのは、強制入院は人間の尊厳と相いれないのではないかと考えたからです。

本日の内田先生の話に、緊急避難の法理という法律用語が出てきました。これは、本人や他人の生命・財産に対するに対する現在の危険があって、それを守るために本人を強制入院させるという方法以外になく、強制入院によって守られる公益と奪われる本人の自由や権利とがバランスが取れていなければならないという考え方です。

この法理は、身体的自由を奪うという人間の尊厳を損なう行為に対して、憲法上も要請される基本的な考え方だというお話でした。

しかし、現在の精神科病院では、そのような考え方で強制入院が行われている訳ではありません。治療の必要性があるのに本人が治療を拒否しているというだけで、家族の同意をもって本人を強制入院させるというのが医療保護入院の現状ではないでしょうか。

現在の日本の精神科医療における強制入院制度は、人間の尊厳を保障する観点からみて許容されないというのが本日の講演会で確認されたと思います。

人権センターはこれまで日本の精神科医療が収容主義になっていること、とくに強制入院が濫用されて精神科医療を受ける人たちが自由を奪われすぎていることを批判してきました。
強制入院を少しでも減らすために、要件の緩やかな医療保護入院を廃止することや、措置入院の要件をもっと厳しくしていくことを訴えてきました。
また、精神科病院によって自由を奪われた入院者が自由や権利を取り戻すために、手続的な要件を厳しくし、入院者が第三者の権利擁護者を選ぶことができるようにすることを訴えています。今日の講演会では、その理論的な根拠を得ることができたのではないかと思います。

今日のテーマで、もう一つ重要なことがあります。

人間の尊厳と強制入院の後にある「考える」ということです。

15年ほど前に厚生労働省が、社会的入院が7万人いるので、これを減らして地域医療に戻すという方向性を打ち出したことがありました。
しかし、その後十数年たっていますが、当時と現在とで入院者数はほとんど変わっていません。病院協会が抵抗したのかもしれませんが、それだけではないと思うのです。
入院者を減らすためにどうしていくのか、どういう方法があるのか、何が障害になっているのか、そういうことを十分に考えてこなかったからではないでしょうか。
現状を変えることはとても大変なことです。しかし、それを変えるためには、考えることを続けること以外にないと思います。

本日の講演会に参加された方の中には、精神科病院に勤務されている方もおられると思います。
入院患者さんを強制入院させたり拘束帯でしばる前に、もういちど考えて下さい。「人間の尊厳を奪うことになりはしないか」と。

もしも、今日の講演会に参加された方々が職場や学園、自宅で本日のテーマを考え続けてもらうことができたら、本日の講演会は成功したといえると思います。

最後になりましたが、内田先生には、貴重かつ有益なお話をいただきまして、誠にありがとうございました。


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11月18日 大阪精神医療人権センター設立32周年記念講演会「人間の尊厳」から「強制入院」を考える 閉会のごあいさつ 代表理事 位田浩 より
Posted by advocacy at 16:20
2017年11月18日 意見書 〜精神科病院に入院中の人々のための権利擁護システムの構築を求め、 日本精神科病院協会によるアドボケーターガイドラインに反対する〜 [2017年11月22日(Wed)]
2017年11月18日32周年講演会「『人間の尊厳』から『強制入院』を考える」は、180名のご参加で無事に終了しました。ご参加くださったみなさま、お知らせなどご協力下さったみなさま、誠にありがとうございました。

内田博文さん(九州大学名誉教授)の基調講演では、私たちが目指す強制入院制度の抜本的見直しとともに、権利擁護システムの構築に向けて理論的根拠を学ぶことができました。また、短期・中期・長期なロードマップの必要性を共有することができました。

リレートークでは、日本の精神医療の現状と課題、この課題の解決に向けた取組が必要であるという熱い思いを、様々な立場から、お話ししていただきました。

当日は、「意見書〜精神科病院に入院中の人々のための権利擁護システムの構築を求め、日本精神科病院協会によるアドボケーターガイドラインに反対する〜」を発表しました。
この意見書では、日精協によるアドボケーターガイドラインが権利擁護システムとはいえず、この制度が導入されると、「アドボケーター」という名称で権利擁護システムが導入されたかのような誤った印象を与え、本来求められるべき権利擁護システムの導入が遅れてしまうという弊害があることを指摘し、精神科病院から独立した第三者による権利擁護システムの導入を求めています。

意見書は厚生労働省等に提出する予定です。
この意見書を是非、多くの方々に見ていただきたいと思います。多くの方々のところに届くよう、どうぞ、協力をよろしくお願いいたします。

意見書はこちら
Posted by advocacy at 16:15
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