先日はデイケアで当センターの活動を紹介する機会がありました。

訪問活動に関するDVDや当センターのリーフレットを使ってお話しをしたあと、質疑応答をしました。

質疑応答では、自分が入院した何十年も前には、精神科病院では掃除や食事の当番があったこと、何十人の人とだだっ広い相部屋ですごしたこと、朝起きたら自分で布団を畳んで端によせていたこと、職員からけられたりどつかれたりされるのは日常茶飯事だったことをはなしてくださいました。その上で、今は精神科病院はずいぶん変わった・・・もう精神科病院には人権侵害はないというご意見でした。

そして、他の方は最近の自分自身の入院経験をもとに「今でも」精神科病院には人権侵害があるとおっしゃいました。夜中に看護師とやり取りする中で「隔離室入るか？」と言われると、もう何も言えなくなった・・・とのことでした。

何十年前とは状況はずいぶん変わったりました。でも、職員による暴力は毎年報道されています。当センターにかかってくる電話相談をきくかぎりでは、報道されているのは氷山の一角ではないかという思いになります。

また、直接の暴力がなくても「鍵」「隔離室」があることで患者さんが意見を口にできなくなることがあるということが、デイケアで出会った方のお話からも分かりました。

そして最後に今地域に暮らしている自分に何ができるのかという質問がありました。
友人のお見舞いにいったときに人権センターのリーフレットを渡してください、ということをお伝えしました。

リーフレットはこちらです。お見舞いに行くときにお持ちいただけそうであればぜひご連絡ください。
https://www.psy-jinken-osaka.org/wp-content/uploads/1fbb22f69b72d25a8839f757b03dcee5.pdf