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(9/26) 南スーダン便りvol.78 援助団体への○○対策のため、水衛生委員会の活動を取り入れました! [2018年09月26日(Wed)]

みなさん、こんにちは!

エチオピアに駐在している河野です。
今日はガンベラ州クレ難民キャンプにおける水衛生委員会の活動を紹介したいと思います。


水衛生委員会は、「難民による難民のためのボランティア組織」で、
委員は無償で1日1時間、清掃、啓発等の活動を行ないます。

この水衛生委員会は昨年7月から初の試みとして組織され、
現在521人の難民が委員として活躍しています。


難民キャンプでよく見られる問題の1つに、彼らの援助団体への依存があげられます。
水衛生委員会はこの問題への対応策として、ADRAがエチオピア難民帰還民担当機関(ARRA)およびUNHCRと協議のもと発足させました。


当初は「報酬無しに働きたくない」との難民や難民中央委員会(RCC)からの反対の声も多くありましたが、
地道に「自分たちでできることはする」ことの大切さを訴え続けた結果、当初難色を示していたRCCの協力を得ることができました。

難民コミュニティの中にも少しずつ、できる範囲で自発的に動こうという精神が浸透してきていると感じます。


ADRAスタッフで水衛生委員会コーディネーターのGatluak Pal Kangはこう言います。

「当初、難民は報酬を求めてばかりいました。難民コミュニティのリーダーに無給で難民達を活動に参加させることを叱責されたこともあります。
しかし、コミュニティを強くするためには、自立に向かって意識を変えていくことはとても重要なのです。その必要性を訴え続けました。」


水衛生委員会による清掃活動の様子とADRAスタッフ.jpg
水衛生委員会による清掃活動の様子とADRAスタッフ(水衛生委員会コーディネーター)のGatluak Pal Kang(左の男性)



上の写真は2018年6月に、クレのゾーンEで行なわれた清掃活動の様子です。

当日はこの付近に住む水衛生委員を中心に214名の委員が清掃活動として蚊の生息地となる草刈りを3時間行いました。

参加者の1人、Nyaduel Maybayさんはこのように話してくれました。
「子どもたちに悪い影響を与えるものは母親によって対処されねばなりません。
汚い環境は病気の元です。次はここから少し離れた所にある藪をきれいにしたいです。」


水衛生委員会による清掃活動の様子(写真後ろも活動前は手前の様に雑草に覆われていた).jpg
水衛生委員会による清掃活動の様子(写真後ろも活動前は手前の様に雑草に覆われていた)


「しかし、まだ課題は残っています。」
Gatluakの上司のNyahok Darは言います。

「ようやく水衛生委員会のメンバーは考えを理解してくれました。ただ、今はADRAという旗振り役があってこそ、このような大規模な活動ができています。
今後は難民コミュニティのリーダーなど異なるレベルの人々を巻き込んで、たとえADRAがいなくても、このような活動ができるようになることが大切です。」


ADRA Japanは、難民ができることから始め、将来は援助に頼らずに生活できるようになることを目標としています。

今後は、これまで有給で行なってきた衛生啓発活動の一部を水衛生委員会に引き継ぎ、難民が主体的に活動に参加するよう促していきます。

また、ADRAがいなくても水衛生委員会が機能するよう、難民中央委員会(RCC)への引き継ぎを進めていきます。


清掃活動に参加してくれた委員と紫色のショールを身に付けたNyaduel_MaybayさんおよびADRAスタッフ.jpg
清掃活動に参加してくれた委員、紫色のショールを身に付けたNyaduel Maybayさん(右から4番目)、そしてADRAスタッフ(衛生担当)のNyahok Dar (左から3番目)


それでは、今回はこの辺りで!

今後も、私、河野から、支援活動の様子や、エチオピアでの難民キャンプの様子、難民の人たちの声などをお伝えしていきたいと思います。


いつもご支援いただきありがとうございます。



*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。


(執筆:海外事業課 河野雄太



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Posted by ADRA Japan at 13:16 | 南スーダン便り | この記事のURL
    
(9/20) 9/30開催予定 「五感で楽しむアフガニスタン!@グローバルフェスタJAPAN2018」 [2018年09月20日(Thu)]

9月29日(土)と30日(日)の2日間、お台場 センタープロムナードにて「グローバルフェスタJAPAN2018」が開催されます。

このイベントは、国際協力に関わる団体の展示や各国の料理を通して、多くの方々に世界のことを知ってもらうことを目的に毎年行われています。
ADRA Japanも例年通りブース出展いたしますのでぜひお越しください。


今年は、ADRA Japanが参加するジャパン・プラットフォームのアフガニスタン・ワーキンググループ(※)も、スペシャルステージに登場します。


水汲みをするアフガニスタンの子供たち(グローバルフェスタ2018).jpg
アフガニスタンのバーミヤン州に住む子どもたちは毎日近くの泉から水を汲む


勉強するアフガニスタンの子供たち(グローバルフェスタ2018).jpg
学校で勉強するアフガニスタンの少女たち



当日は、日頃なかなか知る機会のないアフガニスタンを身近に感じてもらうために、私たちの活動の紹介のほか、クイズや踊りを催します。


例えば、アフガニスタンに関するこのクイズ、あなたは答えが分かりますか?(答えはブログの最後に書いています)


アフガニスタンクイズ(グローバルフェスタ2018).jpg


クイズイベントでは、見事正解した方に素敵な景品を用意していますのでお楽しみに!


また、アフガニスタンの伝統的な踊り「アタン」もご紹介します。
アタンは、アフガニスタン人、現地で支援活動を行う私たち国際協力NGOスタッフも踊ります。
当日はレクチャーも行いますので皆さんにもぜひ一緒に踊っていただきたいと思います。


アフガニスタンの踊り(グローバルフェスタ2018)2.jpg
当日に向けてアタンの練習中


アフガニスタンの踊り(グローバルフェスタ2018)1.jpg
在日アフガニスタン大使館の方から本場のアタンを習っています


このイベントを通して、五感を使って楽しみながらアフガニスタンのことを知っていただければ嬉しいです。

ぜひ、皆さまお誘いあわせのうえ、グローバルフェスタ2018へお越しください!



クイズの答え:A. カルダモン

(※)ジャパン・プラットフォームからの助成金を得てアフガニスタンで活動をするNGOが、定期的に情報共有をしながら連携して活動するグループ。



【イベント名】 五感で楽しむアフガニスタン!
【日時】 2018年9月30日(日)14:15〜14:45  ※申込不要、参加費無料
【場所】グローバルフェスタ会場内、スペシャルステージ
【主催】アフガニスタン支援団体有志
【協力】駐日アフガニスタン大使館


グローバルフェスタJapan2018開催概要
【開催日程】 2018年9月29日(土)・9月30日(日)
【開催時間】 各日10:00〜17:00 (※予定)
【参加方法・参加費】 申込不要、参加費無料
【会場】 お台場 センタープロムナード (シンボルプロムナード公園内)
     〒135-0064 東京都江東区青海1-2
     ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
     ★ ADRA Japanのブースは171です! ★
     ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【アクセス】 東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート」駅から徒歩1分
       ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線 「青海」駅から徒歩3分
       ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線 「お台場海浜公園駅」から徒歩7分

「グローバルフェスタJAPAN2018」の公式HPはこちら http://gfjapan2018.jp/



執筆:海外事業課 鈴木 知子

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Posted by ADRA Japan at 14:20 | イベント情報・報告 | この記事のURL
    
(9/12) 西日本豪雨災害 支援活動報告Vol.3(7月の活動) [2018年09月12日(Wed)]

ADRA Japanは7月8日より、広島県にて西日本豪雨によって被災された方々の支援を継続しています。
このブログでは、7月の活動を振り返ります。


支援について打ち合わせ_ADRAJapan.jpg
支援について打ち合わせ(広島県三原市)



【平成30年7月豪雨(西日本豪雨)災害について】

今年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に台風や梅雨前線等の影響による集中豪雨が発生し、特に7月5日〜8日の4日間は11府県で大雨特別警報が発表されました。

この豪雨は、多くの河川の氾濫や浸水被害を発生させ、17府県で死者221名、行方不明者9名、負傷者387名(8月21日現在、内閣府発表)という甚大な被害をもたらしました。

被害を受けた住宅は48,000棟以上で、上水道や通信などのライフラインが壊滅したほか、広域的な交通障害が発生しました。


土石流の被害を受けた住宅地_広島県三原市_ADRAJapan.JPG
土石流の被害を受けた住宅地(広島県三原市)



【ADRAの初動調査と物資支援】

発災直後、ADRA Japanは緊急対応チームを広島県三原市に派遣、初動調査を開始しました。

三原市は当初報道でもほとんど取り上げられず、支援団体も少なかったのですが、市内全域が断水するなど被害状況は大きく、ADRAは支援が必要と判断しました。

発災直後からの2週間にSEMA(緊急時の物資支援の枠組み)から供給を受けた飲料水、野菜ジュースなどの飲料、タオル、衣類、マスク、衛生用品などを中心に、多くの量が必要とされる物資を市内の避難所に届けました。

こうした物資の提供を行いつつ、避難所内の状態や地域住民の現状・課題についての詳細な情報を収集しました。

また、広島県坂町小屋浦、呉市天応地域、川尻地域などからも支援要請を受け、高圧洗浄機、自転車、テント、飲料、レトルト食品などを提供しました。


連合町内会の方々に支援について説明広島県三原市_ADRAJpan.jpg
避難所で連合町内会の方々に支援について説明(広島県三原市)


ADRAが配布した緊急支援_広島県呉市_ADRAJapan.JPG
ADRA Japanが配布した緊急支援物資(広島県呉市)


自転車20台を寄贈_広島県安芸郡坂町_ADRAJapan.JPG
避難所からの移動に使う自転車20台を住民福祉協議会へ寄贈(広島県坂町)


【現場の課題抽出】

避難所のニーズは刻々と変化し、要請される支援物資内容も推移します。

ADRAは避難所内の小さな声に対しても真摯に受け止めるように努め、避難所に関わる人々や住民代表との信頼関係を構築していくなかで、それぞれの地域が抱える課題を明らかにしていきました。

私たちが注目したのは、浸水によって大きな被害を受けているにもかかわらず避難所へは行かずに自宅で避難している「在宅被災世帯」が数多く存在するということでした。

このような世帯については詳細が十分に把握されていなかったため、正確な情報を得るために被災世帯の戸別訪問を実施しました。


戸別訪問による調査_広島県三原市_ADRAJapan.jpg
被災世帯への戸別訪問と聴き取り


地域住民と戸別訪問後の打ち合わせ_ADRAJapan.jpeg
行政、社会福祉協議会、地域住民と戸別訪問後の打ち合わせ(広島県三原市)



次回ブログでは、8月の活動について振り返ります。



【ADRA Japanに託していただいたご寄付についてのご報告】

7月8日の支援開始以降、西日本豪雨災害の被災者支援に係る活動資金としてADRA Japanが受領したご寄付は7,786,523円(2018年9月10日時点)です。

これまでにもADRAをご支援いただいた皆さまからはもちろん、初めてADRA Japanへご寄付くださった方も数多くいらっしゃいます。

お預かりした資金は、全額を現地での支援活動およびその関連業務への資金として大切に使わせていただきます。



ADRA Japanでは、現在、在宅被災者支援を中心とした活動を続けています。
今後とも、皆様のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

寄付受付ページ
http://www.adrajpn.org/Emergency/WestJapanFlood2018.html



西日本豪雨により被災された皆さまの生活再建と地域の復旧が、一日も早く進みますよう、心よりお祈りしております。


(執筆:国内事業担当 牟田麻起子)



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Posted by ADRA Japan at 10:18 | 西日本豪雨 | この記事のURL
    
(9/8) ミャンマー便りvol. 24 〜土地提供者へのインタビューおよびその思いを実現するためのADRAの取り組み〜 [2018年09月08日(Sat)]

ミャンマーのカレン州では、60年に渡って政府と少数民族勢力の紛争が続いてきました。

停戦合意後、和平協議を行い双方の信頼構築を図るものの、政府と少数民族武装組織が治める区域が混在しており、不安定な情勢が一部地域には残っています。

紛争の間に学校は朽ち、子どもたちが安全に、そして安心して勉強できる環境がまだまだ整っていないのが現状です。


ADRA Japanでは2013年から、紛争の影響を受けてしまった学習環境を改善するため、カレン州で教育支援に取り組んでいます。

今回は、新校舎建設のために土地を無償提供してくださった地元の方からお話を伺う機会を得ましたので、ご紹介いたします。


土地提供者のNan War War Khinさんへのインタビューを行うADRAスタッフ.jpg
土地提供者のNan War War Khinさんへのインタビューを行うADRAスタッフ


土地の提供を申し出てくださったのは、カレン州に住むNan War War Khinさんという女性です。
土地の提供に至った思いについて、インタビューの中で彼女は以下のように話してくれました。


「私のこの寄附をした土地により、新しい学校が建ち、村の子どもたちが毎日楽しく勉強してくれることを望んでいます。

そこで子どもたちがたくさんのことを吸収し、自身の将来を切り開いていくお手伝いができたらと考えています。

また、そうした子どもたちがこの先もしこの村のためにも何か貢献することをしてくれたとしたならば、私にとってそれほど嬉しいことはありません。

残念ながら私の両親や親戚は既に亡くなっているのですが、彼らもこの寄附行為を喜んでくれると思います。」


そんなNan War War Khinさんのような思いに応えるべく、ADRA Japanは子どもたちが安全な環境で勉強できるよう新校舎及びトイレ、井戸の建設を行なっています。

これに加えて、質の高い教育を子どもたちに提供するための教員研修も実施しています。

今春に実施された教員研修では、専門のトレーナーを講師として招き、5日間にわたり教授法および英語 (聞く、話す、読む、書く) の講義を行いました。

研修に参加した教師たちからは、

「自分の今までの知識や経験と今回研修で学んだことを合わせて、これからはより良い方法で子どもたちに教えることができると確信した」

「英語の4スキルについて、さらに学びたいと思った」

「研修全体を通して、とても満足しており、また機会があれば参加したい」

などの声が挙がりました。

この研修を通して、教師が授業をすることに自信を持ち、自己啓発に励むためのモチベーションアップにも繋がりました。


研修内容を受けて行った模擬授業(ADRAのミャンマー事業地).jpg
研修内容を受けて行った模擬授業


無事研修を修了した教師たち(ADRAのミャンマー事業地).jpg
無事研修を修了した教師たち



ADRA Japanは、地域の方々と協力して、長年の紛争の影響を受けてしまった教育環境を整備する活動を、これからも続けていきます。

引き続き、皆様の温かいご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。



*ミャンマー教育支援事業は、皆様からのご寄付のほか、イオンワンパーセントクラブ、外務省NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。


執筆:ミャンマー事業担当 會田 恵梨



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Posted by ADRA Japan at 16:56 | ミャンマー便り | この記事のURL
    
(8/30) 【シリア難民支援】「子どもが学校を好きになりました」学習教室に通う子どもの保護者の声 [2018年08月30日(Thu)]

ADRAは、多くのシリア難民が避難生活を送るレバノンで、彼らの子どもを対象とした学習教室を開いています。


学習教室では、幼稚園に通うことができない4〜5歳の子どもを対象にアラビア語やフランス語、理科や算数などの基礎学習を教える就学前教育プログラムを実施しています。

これに加え、以前は6〜12歳のレバノンの公立学校に通う子どもを対象に授業の補習や宿題のサポートを行う、ホームワーク・サポートプログラムも実施していました。



今回は、子どもを就学前教育プログラムに通わせている保護者からの声をお届けします。

5歳の男の子、Omar Haririくんは、昨年よりADRAの学習教室で就学前教育プログラムに通っています。
Omarくんのお母さんに、レバノンでの生活や子どもについてのインタビューを行いました。


ADRAの学習教室で好物に喜ぶOmarくんと友達.jpg
学習教室で大好きなチョコレートサンドイッチを食べるOmarくん(右)とお友達(左)



Q:
いつからレバノンで暮らしていますか?また、レバノンで暮らす上で、大変なことはなんでしょうか?
A:
4年前にシリアからレバノンに逃れてきました。Omarは両親と3人の兄弟と暮らしています。
レバノンでの暮らしでは、高い物価やレバノン人からの反感など、困ったことも多くありますが、一番の心配事は子どもの教育についてです。
将来的に、シリアに戻る選択肢やその他の国に渡ることも考えていますが、子どもの教育にとって一番良い選択肢を選びたいです。


Q:
レバノンに来て、子どもには何か変化がありましたか?
A:
まず、学校のカリキュラムがシリアとは違うため、戸惑っていました。
シリアでは英語を重点的に教わりますが、レバノンでは主にフランス語やアラビア語で教わります。
子どもたちは、最初フランス語が分からずに苦労していました。


Q:
OmarくんがADRAの学習教室に来てから何か変化はありましたか?
A:
まず、学校が好きになりました。
以前、近隣の学校に通っていたころは、小さい教室に60人くらい生徒がいて、教室の中も騒がしく落ち着いて勉強できなかったようです。

また、Omarは先生に叩かれたことがあり、学校を逃げ出すこともありました。
ADRAの学習教室に通うようになってからは、先生も信頼でき、祝日を嫌がるくらい毎日楽しく学習教室に通っています。

最初戸惑っていたフランス語も、最近では家でもフランス語で自分から会話をするようになりました。
人に何かを頼む時の丁寧な言い方なども、学習教室で身につけたものを実践しています。





Omarくんのお母さんの教育に対する強い思いを感じたインタビューでした。

ADRAはこうした学習支援に加えて、厳しい避難生活を送る難民の家庭を対象に、冬場に増える支出を賄うための現金給付による支援を行っています。

Omarくんの家庭はこの支援によって、子どもたちの冬服や、生活が苦しく普段はなかなか買うことができない本など教育に関するものを購入することができました。


Omarくんの兄弟と支援で購入した冬服や本など.jpg
Omarくんの兄弟と現金給付による支援で購入した冬服や本など


最後にインタビューの中で印象に残ったお母さんの一言を紹介します。

『教育は一度身についたら子どもたちにとって、武器になります。新たな環境に行ったとしても一度身に付いたものは変わらないのですから。』


Omarくんとクラスメイトたち.jpg
Omarくんとクラスメイトたち



ADRA Japanはこれからも、母国とは異なる環境で避難生活を送る子どもたちが1人でも多く子どもらしい生活を取り戻し、将来への希望を持てるよう事業をしていきます。

*本事業は、皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームからの助成金で実施しています。



執筆:海外事業課 柳沢ちさと



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Posted by ADRA Japan at 13:10 | シリア難民支援 | この記事のURL
    
(8/28) ネパールへの形成外科医療チーム派遣について [2018年08月28日(Tue)]

ADRA Japanは、1995年からネパールに形成外科医療チームを派遣してきました。


ボランティアとしてご参加いただいた日本各地の臨床経験豊富な医療関係者の協力により、これまでネパールへの医療チーム派遣回数は22回に上ります。

口唇口蓋裂という、胎児期に口唇部や口腔内が上手く癒合されなかった疾患をもつ患者さんを中心に、必要な治療を受けられずにいたネパールの方々へ形成外科手術を提供してきました。


手術を待つネパール人患者とその家族.jpg


形成外科医療チームの活動により、咀嚼(そしゃく)中に鼻から食べ物が出てきてしまっていた口唇口蓋裂の患者さんは、十分な量を食べられるようになり栄養状態が改善しました。

他にも、極端に趾が大きくなった巨趾症や顔部の瘢痕など、ネパールでの昔ながらの言い伝えの影響も含めて差別・偏見に苦しんできた患者さんたちへ手術を実施したことで、「普通になれて嬉しい」「きれいになったから学校に行ける」という声を聞くことができました。


手術を終えたネパール人患者と日本人看護師.jpg


治療だけではなく、日本人からネパール人の医療従事者への勉強会や実地指導により、現地の医療技術向上にも貢献しました。
同時に、日本人医療従事者にとっては国際保健医療協力について学ぶ場ともなりました。


手術後に申し送りする日本人とネパール人看護師.jpg


しかし残念ながら、今年はネパール形成外科医療チーム派遣を見送ることになりました。ネパール政府の方針として、今年度は外国人の短期医療チームを受け入れないと明確に示されたためです。

来年度以降の医療チームについては、派遣する方向で調整しています。また、今年度に関してはチーム派遣はできませんが、現地スタッフと連携しながら、ネパールの患者さんへのフォローを検討しています。

今後も本事業をご支援いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。


(執筆:ネパール事業担当 大西由香


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Posted by ADRA Japan at 10:22 | ネパール医療チーム | この記事のURL
    
(8/23) 南スーダン便りvol.77 エチオピア政府とUNHCRによる年次評価 [2018年08月23日(Thu)]

皆さん、こんにちは!

いつもご支援いただき、ありがとうございます。
エチオピアに駐在している河野です。


今日は、エチオピア政府の難民帰還管理局(ARRA)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が年に一度行うNGOへの評価会である「Annual Evaluation」について書きたいと思います。


この評価会は、各難民キャンプにて2日間かけて行われます。

初日は難民キャンプで活動するNGOが事業進捗のプレゼンテーションを行います。
2日目は実際に難民キャンプを訪問し、難民から支援活動に関して満足しているか、不十分な点がないかなどの聴き取りを行います。

その後、難民キャンプ内での各団体の活動を視察します。


今回のブログでは2日目に行なわれたADRA Japanの事業地であるクレ難民キャンプでの聴き取りについてお伝えしたいと思います。


聞き取り調査に参加するADRAのエチオピア現地スタッフ.jpg
聞き取り調査に参加するADRAのエチオピア現地スタッフ


ADRAは2014年から2015年までクレ難民キャンプで活動していました。

その後、各団体との支援活動の調整により、隣のテレキディ難民キャンプに活動の場を移しました。

そして、2017年7月からは再びクレ難民キャンプでの活動を開始しています。


クレ難民キャンプで活動するのは私がガンベラの駐在員となってから初めてのことなので、どんな反応が難民から出るのか、内心かなり心配していました。

聴き取り調査の当日は、会場である現地の小学校には難民が20名程集められていました。


小学校に集まったクレ難民キャンプの人たち(ADRA Japan).jpg
小学校に集まったクレ難民キャンプの人たち

司会者のUNHCRの職員がまず聞いた質問は、「クレ難民キャンプで衛生の分野で活動を行なっている団体はどこですか?」でした。
するとすぐに難民のみなさんは「ADRAです!」と答えてくれました。

続く「ADRAの活動はどうですか?不満な点は無いですか?」という質問に対しては「ADRAはクレで新しく活動を始めた団体だけど、良い活動をしています」という意見が多く聞かれました。

次に、司会者は「ADRAの活動で、何か改善点はないですか?」と聞きました。
これには、「掘削されたトイレ穴は子供や動物が落ちる危険性があるので早くトイレスラブ(コンクリートで固めたトイレの型)で塞いでほしい」という指摘が出ました。

この点は事業を進める際に気を付けてはいるものの、トイレの穴をスラブで塞ぐまでは若干の時間差が出てしまうのも事実です。

インタビューでの応答を受け止め、これまで以上にこの時間差を縮める必要性を感じました。
トイレの穴には事故を防ぐための目印をつけていますが、これも引き続き徹底する必要があると再認識しました。

幸いにも、課題としてキャンプの方々からの指摘があったのはその点のみであり、その他の意見はADRAの活動を評価してくれる内容で一安心しました。


その後、別の難民にADRAの衛生啓発活動について聴き取り調査を行なった際には、「ADRAはキャンペーンや戸別訪問で衛生に関する知識を教えてくれる。また、支援団体の援助を待たず、難民も自分たちでできることをやることが大切だとアドバイスしてくれた。」という発言がありました。

私としては特に後者が難民の口から出たことは良い意味で驚きでした。

ガンベラに限らず世界の難民キャンプで難民の援助依存が問題になっていますが、私たちの事業では戸別訪問の際に「自助努力の衛生」をトピックの1つとして伝えています。

これは、自助努力の精神を促し、難民に「自分たちでできることは自分たちでやろう。それが難民コミュニティの強化につながるのだから」ということを繰り返し啓発しているものです。


このような背景がありますので、今回の聴き取りで難民の口からその言葉を聞くことができたのはとても嬉しいことでした。


今後も、私、河野から、支援活動の様子や、エチオピアでの難民キャンプの様子、難民の人たちの声などをお伝えしていきたいと思います。

いつもご支援いただきありがとうございます!



*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。

(執筆:海外事業課 河野雄太

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Posted by ADRA Japan at 13:10 | 南スーダン便り | この記事のURL
    
(7/11) 西日本豪雨災害 平成30年7月豪雨被災地支援活動報告Vol.2 [2018年07月11日(Wed)]

ADRA Japanは7月8日より広島県にて支援活動を開始しております。

7月10日は三原市役所大和支所のご協力を得て、到着した支援物資を支所の駐車場に荷下ろしさせていただきました。
頼りになる学生ボランティアさんも加わり、野菜ジュース、ミックスナッツ、バナナチップス、マウスウォッシュ、飲料水、靴下、電源タップを受け取りました。


2018年7月豪雨_学生ボランティア2名が支援してくださいました.jpg
2018年7月豪雨_学生ボランティア2名が支援してくださいました

2018年7月豪雨_到着した物資.JPG
到着した物資

2018年7月豪雨_三原市役所大和支所の駐車場に荷下ろし.JPG
三原市役所大和支所の駐車場に荷下ろし

2018年7月豪雨_暑い中助けてくださった学生ボランティアさんたち.JPG
暑い中助けてくださった学生ボランティアさんたち


到着した物資は避難所の個別状況を勘案しつつ配布を実施しております。
物資の配布を行った先は以下の通りです。

 ・避難所「船木ふれあいセンター」
 ・介護老人保健施設ドリームせせらぎ
 ・避難所「北方コミュニティセンター」
 ・避難所「金売集会所」
 ・避難所「本郷生涯学習センター」


2018年7月豪雨_配布された野菜ジュース.jpg
配布された野菜ジュース

2018年7月豪雨_床上浸水の被害を受けた船木ふれあいセンター.jpg
豪雨_床上浸水の被害を受けた船木ふれあいセンター


その後、三原市役所本庁舎および三原市役所本郷支所を訪問し、活動の報告および情報共有を行いました。

これらの活動の様子は、テレビ東京のニュース番組の特集コーナーで放映されました。
番組では今回の被災地支援活動で大きな役割を果たしているSEMA(緊急災害対応アライアンス)の仕組みが説明され、主導するヤフー様と会員であるADRA Japanの活動が紹介されました。

右向き三角1救援物資のミスマッチを防げ!被災地支援で初の取り組み
  http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/you/news/post_158608
右向き三角1スマホからはこちら
  http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/you/smp/news/post_158608/


皆さまから多くのご支援をいただいております。ご協力に心から感謝しております。
http://www.adrajpn.org/Emergency/WestJapanFlood2018.html




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Posted by ADRA Japan at 11:00 | 西日本豪雨 | この記事のURL
    
(7/10) 西日本豪雨災害 平成30年7月豪雨被災地支援活動報告Vol.1 [2018年07月10日(Tue)]

ADRA Japanは7月8日より広島県にて支援活動を開始しております。

7月9日は三原市各地の避難所に救援物資の配付を行いつつ巡回調査を実施しました。
三原市では引き続きほぼ全域が断水しており、多くの人々が今なお不自由な生活を強いられています。
避難所巡回による調査結果は三原市役所本庁舎、三原市社会福祉協議会本庁舎、三原市役所大和支所へ訪問し、情報共有することで必要に応じた支援ができるよう心がけています。

今後は、市内全避難所への物資配付も視野に各種物資の手配を行ってまいります。

2018年7月豪雨_床上浸水にもかかわらず避難所として使用せざるを得ない施設1.jpg

2018年7月豪雨_床上浸水にもかかわらず避難所として使用せざるを得ない施設2.jpg
床上浸水の被害を受けたもかかわらず避難所として使用せざるを得ない船木ふれあいセンター内部


2018年7月豪雨_避難所での給水の様子.jpg
避難所での給水の様子


2018年7月豪雨_断水のためトイレットペーパーは流すことができない.jpg
断水のためトイレットペーパーを流すことができません


2018年7月豪雨_SEMA提供のボディタオルを避難所にて配付.jpg
SEMAからの提供を受けたボディタオルを避難所にて配付しました


2018年7月豪雨_自衛隊による給水の様子.jpg
自衛隊による給水の様子


■■■■■■■■■■ ご寄付のお願い ■■■■■■■■■■■■■■■■

被災者の皆さまへのご支援をよろしくお願いいたします。
ご寄付は下記URLにて受け付けております。

ADRA Japanホームページ
  http://www.adrajpn.org/Emergency/WestJapanFlood2018.html

Readyfor
  https://readyfor.jp/projects/ADRAJapan-201807

JAPANGIVING
  https://japangiving.jp/campaigns/33844

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Posted by ADRA Japan at 09:33 | 西日本豪雨 | この記事のURL
    
(7/9) 西日本豪雨災害 平成30年7月豪雨による被災者支援にご協力願います [2018年07月09日(Mon)]

ADRA Japanは、平成30年7月豪雨(気象庁が命名)による大雨洪水被害者支援のため既に現地へスタッフを派遣しております。
本日は広島県三原市の市役所にて被害状況をヒアリングしたうえで、被災地および避難所をまわり支援ニーズの把握に努めました。


広島県三原市役所で被害状況の確認をするADRAスタッフ.jpg
広島県三原市役所で被害状況の確認をするADRAスタッフ


併せて、これらの活動を継続するために皆さまのご支援をいただきたく寄付金の受付を開始いたしました。
現在、ADRA Japanのホームページおよび2つのクラウドファンディングサービスよりご寄付いただくことが可能です。

■ADRA Japanホームページ
  http://www.adrajpn.org/Emergency/WestJapanFlood2018.html

■Readyfor
  https://readyfor.jp/projects/ADRAJapan-201807

■JAPANGIVING
  https://japangiving.jp/campaigns/33844


電力や通信手段が復旧せず、不安な思いをされている方々がまだたくさんおられます。
また、必要物資が不足しており不自由されている避難所も数多くあるとの報告を受けております。
更には、避難所自体が被災し劣悪な環境となっている地域もございます。

一刻も早く必要な支援を現場に届けることができるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます。


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Posted by ADRA Japan at 22:05 | 西日本豪雨 | この記事のURL