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(10/17) 西日本豪雨災害 支援活動報告Vol.4(8月の活動) [2018年10月17日(Wed)]

ADRA Japanは7月8日より、広島県にて西日本豪雨によって被災された方々の支援を実施しています。
このブログでは、8月の活動を振り返ります。


土砂災害の被災地域_広島県三原市_ADRAJapan.JPG
土砂災害の被災地域:広島県三原市


清掃活動中の道路_広島県呉市天応地域_ADRAJapan - コピー.jpg
清掃活動中の道路:広島県呉市天応地域


【広島県内各地からの要請と支援物資提供】

ADRA Japanでは、7月から広島県三原市内の複数の地域で継続していた在宅被災世帯の現状調査をふまえて、8月には三原市や社会福祉協議会と情報共有を行いました。
また、市内の避難所でも物資配布と聞き取りを継続しながら、関係各所と今後の支援のための調整をしました。

三原市では地域の支援拠点や災害ボランティアセンターやなどに、高圧洗浄機2台や救急箱15セット、タオル1000枚や飲料など、必要とされる物資を引き続き提供しました。


避難所運営者と情報交換_広島県三原市_ADRAJapan - コピー.jpg
避難所運営者と情報交換:広島県三原市



他方で、広島県坂町役場と坂町小屋浦地域の住民の方から要請を受け、レトルト食品500食、コーヒー飲料6000本、ジュース500本、防塵マスク600枚、タオル1000枚などを提供しました。


提供したレトルト食品や飲料_広島県坂町_ADRAJapan - コピー.jpg
提供したレトルト食品や飲料:広島県坂町



さらに、広島県呉市天応地域の住民の方からも要請を受け、避難所や在宅被災世帯、災害ボランティアセンターなどへ、レトルト食品500食やスポーツドリンク300本、コーヒー飲料240本などを提供しました。

その他、広島県内では熊野町の避難所と広島市安芸区矢野地域の避難所へも飲料約400本を届けました。
加えて、岡山県倉敷市の4か所の避難所と災害ボランティアセンターへ飲料2400本を提供しました。


災害ボランティアセンターへ提供した救急箱と高圧洗浄機_三原市_ADRAJapan - コピー.jpg
災害ボランティアセンターへ提供した救急箱と高圧洗浄機:三原市



【「在宅被災世帯」の課題】

7月から三原市で実施した在宅被災世帯への戸別訪問により判明したことは、避難所で寝泊まりしていない被災者の方々が抱える困難な状況でした。

被災地はマンションやアパートなどの集合住宅は少なく、戸建ての割合が高い地域なのですが、在宅被災世帯の多くが、建物の1階天井付近まで浸水していました。

このような居宅で、衛生環境や建物の状態を不安に感じながら、浸水をまぬがれた2階部分で生活を続けておられました。一般的な家庭では生活に必要な家電製品や、風呂やキッチンなどの生活設備はほとんどが1階にあります。

家具も含め、1階にある財産はほぼすべてを失っているため、夏季にもかかわらず冷蔵庫は壊れてしまって使えず、洗濯や入浴もできず、さらにはテレビもないため必要な情報が全く入ってこないという世帯が多かったのです。
なかには被災した自宅敷地内の納屋など、本来住居ではない建物に身を寄せておられるケースもありました。


このような過酷な環境であっても「在宅避難」を続ける理由をヒアリングした結果は、不便であっても自宅で寝起きして、少しでも後片づけをしたい、家を空けたくない、避難所にはプライバシーがない、等でした。
しかしながら、1階部分が破損しているため、台所や風呂のみならずトイレも使えないという世帯もあり、自宅での生活環境は極めて厳しい状況でした。


被災家屋の建物1階_三原市_ADRAJapan - コピー.JPG
被災家屋の建物1階:三原市



このように多くの世帯が在宅避難を続けているにもかかわらず、そうした在宅被災世帯の数や実態はあまり認識されていないのが当時の現地の実情でした。

8月の時点ですでに各世帯毎、収入のある働き手がいるのか、リタイアした高齢者のみの世帯か、中長期にわたって支援を継続してくれる親族などのネットワークがあるか、経済的蓄えがあるかなどで片付けや住宅再建の選択肢は大きく異なっており、今後の住家を決めるスピードにも大きな差が出始めていました。


在宅被災世帯へ戸別訪問配布したスポーツ飲料_三原市_ADRAJapan - コピー.jpeg
在宅被災世帯へ戸別訪問配布したスポーツ飲料:三原市



上記の在宅被災世帯の課題は三原市のみならず、広島県内の被災地域に広く共通する課題であると考えています。

ADRA Japanではこうした現状を踏まえ、現在も支援活動を継続しています。
今後とも、皆様のご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

http://www.adrajpn.org/Emergency/WestJapanFlood2018.html(寄付受付ページ)

最後に、西日本豪雨により被災された皆さまの生活再建が一日も早く進み、安心できる暮らしが取り戻されますよう、心よりお祈りいたします。


(執筆:国内事業担当 牟田麻起子)



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Posted by ADRA Japan at 14:15 | 西日本豪雨 | この記事のURL
    
(10/12) インドネシア・スラウェシ島地震 vol.1 [2018年10月12日(Fri)]

2018年9月28日18時3分頃(日本時間19時3分頃)にインドネシアスラウェシ島中部を震源としてマグニチュード7.4の地震が発生し、3m〜6mの津波が街を襲いました。

10月11日現在で死者は2,000人を超え、10,000人以上の負傷者が出ています。被災者の数は150万人にのぼります。今なお、5,000人以上が行方不明といわれる大惨事となっています。


インドネシア・スラウェシ島地震_津波で流された車.jpg
津波で流され折り重なる自動車


インドネシア・スラウェシ島地震_倒壊した建物.jpg
倒壊した建物



ADRAは、ERT(Emergency Response Team:緊急対応チーム)が災害発生後まもなく現地入りし、パル市、ドンガラ県、シギ県などを調査しました。

そして、10月10日からパル市にてシェルターキットの配布を開始しております。


インドネシア・スラウェシ島地震_シェルターキットを運ぶトラック.jpg
シェルターキットを運ぶトラック


インドネシア・スラウェシ島地震_シェルターキットの引換券.jpg
シェルターキットの引換券


インドネシア・スラウェシ島地震_雨をよけ程度にしかならないシェルター.jpg
シェルターといっても雨露がしのげる程度のものでしかありません。



現地はまだ支援の手が届いていないところも多く、あらゆるサポートが不足している状態です。
ADRAは1人でも多くの方々に手を差し伸べることができるように活動を続けてまいります。



■■■■■■■■■■■■■■■ ご寄付のお願い ■■■■■■■■■■■■■■■

被災者の皆さまへのご支援をよろしくお願いいたします。
ご寄付は下記URLにて受け付けております。

■ADRA Japanのホームページからのご寄付(クレジットカード、お振込)
http://www.adrajpn.org/Emergency/SulawesiEarthquake2018.html

■Yahoo!募金からのご寄付(Tポイント、クレジットカード)
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186002/

■JapanGivingからのご寄付(クレジットカード、Yahoo決済)
https://japangiving.jp/campaigns/33900

■Readyforからのご寄付(クレジットカード、お振込)
https://readyfor.jp/projects/ADRAJapan-201810

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



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(10/10) グローバルフェスタ2018に出展しました! [2018年10月10日(Wed)]

ADRA Japanは今年も、お台場センタープロムナードで開催されたグローバルフェスタに出展しました。

当初は9月29日(土)と30日(日)の2日間で開催される予定でしたが、台風24号の影響で残念ながら29日のみの開催となりました。

当日はあいにくの悪天候でしたが、会場およびADRA Japanのブースへ多くの方にお越しいただきました。皆さま、ありがとうございました。


グローバルフェスタ2018アドラブース3.jpg
ブースではスタッフがミャンマーの民族衣装であるロンジーを着用してお迎えしました



ADRA Japanのブースでは、今年はロヒンギャ難民に関する展示を行いました。

ロヒンギャとはミャンマーのバングラデシュとの国境地域に住む少数派の人々です。
ミャンマー政府からの迫害を受けて、100万人ものロヒンギャの人々が国境を越えてバングラデシュへ避難しています。

グローバルフェスタではロヒンギャの人々の状況や、彼らを支援しているADRAバングラデシュの活動、そして難民キャンプの様子をパネルで展示しつつ紹介しました。

ADRAスタッフやボランティアによる説明に耳を傾けていただく方、積極的に質問してくださる方、またロヒンギャの状況に関する意見や思いを語ってくださる方など、個性豊かな来訪者の皆さまとお話しすることができ、スタッフの解説にも熱が入りました。


グローバルフェスタ2018_来場者に解説を行うADRAスタッフ.jpg
グローバルフェスタ2018_来場者に解説を行うADRAスタッフ


また、ロヒンギャとミャンマーに関するクイズやミャンマーの民族衣装であるロンジーの試着体験も行いました。

さらに、ADRA ジャパンおよび世界中で活動するADRA支部の紹介、OBやOG、現役スタッフの紹介についても展示しました。
この展示をきっかけに、国際協力の分野で働きたいと考えている方々からの相談も受けました。


会場では、ADRA ジャパンも加入しているジャパン・プラットフォームが主催したポストカードラリーのイベントもあり、イベント参加者には世界の子どもたちの写真付きのポストカードを集めていただきました。

グローバルフェスタではNGOを含めた様々な支援団体による出展のほか、飲食できるブースの出展、ワークショップ、映画上映や音楽ライブなどがあり、盛りだくさんの内容でした。


グローバルフェスタ2018_難民に関する映画の上映.jpeg
グローバルフェスタ2018_難民に関する映画の上映



今回の出展を通して、多数の来場者の方々にADRAの活動やロヒンギャの状況について知っていただくことができました。
また沢山の方々に出会い、お話をさせていただくことができたことに感謝いたします。


ひとつ残念だったのは、ステージイベントとして準備していたアフガニスタンの民族ダンスを披露することができなかったことです。
こちらのブログでもご紹介しましたが、ADRAからも数名のスタッフがアフガニスタン大使館を訪問し、本場の踊り方を教わってきました。

ご来場の皆さまが練習する場も設けることで、共に楽しめるプログラムになるように考えており、出演者も心待ちにしておりましたのでとても寂しく思っています。
いつかどこかでご披露できる日を待ち望みつつ、普段は接することのないアフガニスタンのダンスを教わることができ良い体験だったねと話しております。


また来年のグローバルフェスタでお会いできることを楽しみにしています。
次回のグローバルフェスタでも有意義な活動報告ができるように、ADRA Japanは今後も受益者のニーズに合わせた支援活動を行っていきます。


グルーバルフェスタ2018を担当したADRAスタッフ.jpg
グルーバルフェスタ2018を担当したADRAスタッフ



(執筆:海外事業課 羽鳥憲伍)


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Posted by ADRA Japan at 08:43 | イベント情報・報告 | この記事のURL
    
(10/9) 「苦手だったフランス語で文章を書けるようになりました!」学習支援を受けるシリア難民の女の子の声 [2018年10月09日(Tue)]

ADRAはレバノンにおいて、シリア難民の子ども達を対象とした学習教室を運営しています。

レバノンで避難生活を送る約110万人のシリア難民の人口半数が18歳以下の子どもであり、その多くには様々な理由から教育を受けられない期間があります。

現在、シリア難民の子どもをレバノンの公教育に受け入れる動きはあるものの、学校のカリキュラムの違いやこれまで教育を受けていなかった空白期間のために授業についていくことができず退学してしまう子どもも多く存在しています。


このような状況に対して、学習教室では、レバノンの小学校に通うシリア難民の生徒を対象にした学習支援を行っています。
また、公立学校では受けられない図画工作や家庭科などの課外活動を実施しています。


学習支援の様子.jpg
学習支援の様子


課外活動の様子.jpg
課外活動の様子


13歳の女の子、サファちゃんは、学習教室の近くの公立小学校の5年生に通っていました。
新学期が始まる9月から6年生に進級します。
小学校の授業は午後から始まるため、午前中に学習教室で学習支援を受けています。

サファちゃんと、そのお母さんに話を聞きました。


ADRAのシリア難民ん教育支援を受けるサファちゃんとサファちゃんのお母さん.jpg
サファちゃんとサファちゃんのお母さん


「レバノンの小学校に入学してから、フランス語が分からず大変でした。フランス語ができなかったため、1年生を2回繰り返しました。小学校のフランス語の授業では特に文を書くことが苦手でしたが、学習支援を受けるようになって文章を書くことができるようになりました。」
(サファちゃんの声)

サファちゃんの通う小学校では、1クラスに45人ほど生徒がおり、各自が先生に質問することがなかなかできないそうです。

学習教室では、1クラス20人の生徒を2人の講師が教えているため、フランス語だけでなく理科や算数についてもたくさん質問ができて嬉しいと、サファちゃんは話してくれました。


サファちゃんのお母さんは「子どもが安全なところで、継続した教育を受けることを何よりも優先したい」と、子どもの教育に対する強い想いを聞かせてくれました。


今後も子どもたちが学習を継続できるように、ADRAも学習教室の運営でサポートしていきます。



*この事業は、ジャパンプラットフォームの助成金及びみなさまからのご支援により実施しています。



(執筆:海外事業課 柳澤ちさと)


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Posted by ADRA Japan at 09:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
    
(10/5) 【募集】マーケティング担当スタッフ募集 [2018年10月05日(Fri)]

ADRA(アドラ)は「人間としての尊厳の回復と維持」を目的として緊急・開発支援を行なう国際NGOです。世界約140か国に支部を持ち、活動しています。
現在、ADRA Japanでは事業部スタッフを募集しています。


【募集告知日】
2018年10月5日(金)

【募集職種】
マーケティング(広報/支援者対応/ファンドレイジング)担当

【業務内容】
マーケティング担当として、下記のいずれかないし複数の業務に従事する。

・広報業務
 ⇒ 広報誌(季刊誌及び年次報告書等)の作成
 ⇒ オンライン広報媒体(ホームページやFacebookページ)の設計および維持管理
 ⇒ 外部メディアへの情報発信
 ⇒ メディアからの取材対応  など

・支援者対応
 ⇒ 支援者のための必要書類の作成及び送付
 ⇒ 支援者への電話対応
 ⇒ 支援者のための施策(イベント等)の計画及び実施 など

・ファンドレイジング
 ⇒ 個人寄付者(通常寄付者及び大口寄付者等)獲得のための施策の設計及びその実施
 ⇒ 法人寄付者獲得のための施策の設計及びその実施
 ⇒ その他のファンドレイジング手法(遺贈寄付等)の設計及び実施 など


マーケティング担当スタッフの条件や応募方法などについての詳細は以下の募集要項をご覧ください。
募集要項_マーケティング担当(2018.10.5).pdf


【募集人数】
 若干名

【応募締切】
 2018年11月5日(月)必着

【応募受付・問い合わせ】
(特活)ADRA Japan
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-1
TEL: 03-5410-0045
FAX: 03-5474-2042
E-mail: recruit@adrajpn.org
※メールの件名には必ず「マーケティング担当スタッフ希望」と記入してください。


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Posted by ADRA Japan at 15:34 | 人材募集 | この記事のURL
    
(10/5) 【募集】事業部スタッフ募集 [2018年10月05日(Fri)]

ADRA(アドラ)は「人間としての尊厳の回復と維持」を目的として緊急・開発支援を行なう国際NGOです。世界約140か国に支部を持ち、活動しています。
現在、ADRA Japanでは事業部スタッフを募集しています。


【募集告知日】
2018年10月5日(金)

【募集職種】
事業部スタッフ

【業務内容】
事業部スタッフとして、下記の海外事業地での業務および日本国内の業務の両方に従事する。

【海外事業地】
・事業地における事業運営(活動の進捗管理、事業会計管理、現地スタッフの人事管理、セキュリティ管理、報告書作成など)
⇒現地の事業責任者として、現地スタッフをまとめ、プロジェクト全体の運営管理を行う。

・現地諸機関(国際機関、NGO等)との交渉、調整
⇒事業責任者として現地のパートナー団体や現地政府などと調整を行ない、事業を進める。

*なお、海外駐在として携わる事業には、レバノン教育事業やジンバブエ教育事業などがある。


【日本国内】
・ 現地に駐在する事業責任者の業務のサポート
⇒事業の進捗確認(現地でのモニタリングを含む)、報告書作成、事業会計作業など

・ ドナーや他団体との連絡調整
⇒担当事業に関するドナーへの逐次報告やNGOネットワークを通しての他団体との連携

・ 資金調達
⇒案件作成及びドナーへの案件申請作業、また団体や担当事業の広報やファンドレイジングのサポートなど

・ その他の事業に関わる業務
⇒事業部全体に関わる作業など(事業評価やナレッジマネジメントに関する取り組みなど)

*なお、日本国内で従事する事業には、ジンバブエ教育事業などがある。


事業部スタッフの条件や応募方法などについての詳細は以下の募集要項をご覧ください。
募集要項_事業部(2018.10.5).pdf


【募集人数】
 若干名

【応募締切】
 2018年11月5日(月)必着

【応募受付・問い合わせ】
(特活)ADRA Japan
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-1
TEL: 03-5410-0045
FAX: 03-5474-2042
E-mail: recruit@adrajpn.org
※メールの件名には必ず「事業部スタッフ希望」と記入してください。


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Posted by ADRA Japan at 11:31 | 人材募集 | この記事のURL
    
(10/4) 東峰村から広島への応援〜九州北部豪雨災害から1年3カ月 [2018年10月04日(Thu)]

今年7月に発生した西日本豪雨災害の被災者支援をADRA Japanが行っているとお知りになった東峰村仮設自治会長と役場職員の方々が、支援物資を積んではるばる福岡県東峰村から広島県まで応援に来てくださいました。

ADRA Japanは避難所等に物資支援をしている最中でしたので、これらの支援物資のご提供は非常にありがたく、避難所を巡回しつついただいた物資を届けました。

避難所の運営をしておられる現地の自治会長さんからは「福岡からボランティアに来てくださって本当にありがたい。皆さんも被災経験者なのにこうして応援してもらうと元気が出る」という言葉が聞かれました。


広島県まで応援にきてくれた東峰村の方々_ADRAJapan.jpg
支援物資を積んだ軽トラックで広島県まで応援にきてくださった東峰村の方々



また、8月には東峰村から社協職員、議員の方など7名の方々が広島県まで応援に来てくださいました。
東峰村仮設自治会長は7月に続き2度目の応援でした。
その後も仮設自治会を代表して「西日本豪雨災害の被災地支援に役立ててほしい」と寄付金を持って、3度目の応援に広島まで駆けつけてくださいました。

東峰村の皆さんのお気持ちにスタッフ一同心より感謝いたします。


広島へ応援に来てくださった東峰村の皆さん_ADRAJapan.jpeg
広島へ応援に来てくださった東峰村の皆さん



【2017年九州北部豪雨災害による被害】

昨年7月5日から6日にかけて九州北部で、線状降水帯により同じ場所に猛烈な雨が降り続いたことで、多いところで降雨量が500ミリを超え、24時間降水量が観測記録を更新するなどしました。この記録的な大雨により、福岡県、大分県の両県では、死者37名、行方不明者4名の人的被害のほか、多くの家屋の全半壊や床上浸水など、甚大な被害が発生しました。(情報元:内閣府 2017年9月集計)

福岡県東峰村では土石流や河川の氾濫などにより、死者3名、負傷者2名の人的被害を受けました。また、村内全域で住家152棟が被災し、道路や鉄道、地域の基幹産業である農林業にも深刻な被害を引き起こしています。(情報元:東峰村 2018年3月時点)
地域の皆さんの生活再建、村の復旧はまだまだこれからという状況です。



【九州北部豪雨災害から1年3カ月】

九州北部豪雨の地元関係者との打合せ_ADRAJapan.jpg
昨年から継続してきた九州北部豪雨の地元関係者との打合せ


ADRA Japanでは、現地の住民の皆様が少しでも安心できる生活を取り戻せるよう、現在も必要とされる被災者サポートを継続しています。

東峰村社協の皆さんとの集合写真_ADRAJapan.JPG
東峰村社会福祉協議会の皆さんとの集合写真 駐在スタッフ:右端中央列



【災害から1年3カ月、現地の声】

この1年間3カ月、災害後の困難な状況の中を生活再建、復興に向けて歩んでこられた東峰村の皆さまの声をご紹介します。
ここでご紹介するのは、ADRA Japanの活動を通して長期にわたってコミュニケーションをとってきた地元の方々の言葉です。

(50代の男性)「あれから少しずつですが前に進もうと、各々が頑張っています。まだまだ不安と試行錯誤の繰り返しですから。」

(70代の女性)「ボランティアの皆さんの活動には本当に励まされるし、すごいエネルギーをもらっています。感謝しかないです。」

(40代の男性)「村の状況を考えると、高齢化で人口も減っているので、災害が起こった時になかなか村内だけで対応するというのは厳しい現実があります。村外にも協力体制をつくっていく事が必要と感じています。」

(30代の男性)「これからもまだ見えてない課題にもぶつかるだろうし、様々な葛藤の中で日々思慮しながら、できるだけ無理せず楽しくやっていくようにしています。」

(40代の女性)「支援してくださったボランティアの皆さんに何か恩返しをしたいと思っています。西日本豪雨で被災された皆さんのことを思うと心が痛みます。今度は私たちがボランティアに行こうと思います。」


【ADRA Japanの支援活動】

2017年の発災翌日に、2名のADRA Japanスタッフが現地入りし、まず被害状況を把握するため、福岡県朝倉市内の避難所を巡回することから調査を始めました。
一つの避難所の確認だけでは全体的な状況は把握できないため、朝倉市内に開設された全ての避難所を訪問して聞き取り調査を行いました。
同時に、避難所で必要とされている物資の支援を開始しました。

他方、東峰村からも情報が入り、7月10日からは東峰村災害ボランティアセンター開設前の支援も同時に進めました。
日中は東峰村、夕方からは東峰村に隣接する朝倉市へ、災害による道路封鎖のために山道を迂回して通いながら支援を続けました。

そうした中、東峰村では住民の方々の家屋の土砂撤去を行う災害ボランティアセンターの開設が決まりました。
東峰村社会福祉協議会(以下東峰村社協)からの要請を受けたこと、一方の朝倉市には多くの支援団体が駆けつけていたことから、東峰村災害ボランティアセンター開設の7月14日を境に、ADRA Japan は東峰村での支援に集中することを決定しました。


東峰村災害ボランティアセンターの定例会議_ADRAJapan.JPG
東峰村災害ボランティアセンターの定例会議


東峰村ボランティア活動現場_ADRAJapan.jpg
東峰村ボランティア活動現場


このような経緯から、2017年7月6日より約5か月間現地にスタッフを派遣することとなり、ADRA Japanは次の5つの活動を主に行いました。

 1. 初動対応 避難所の物資支援(福岡県朝倉市)|7月6日〜7月12日
 2. 災害ボランティアセンター運営支援(福岡県東峰村)|7月11日〜9月1日
 3. 看護師派遣(大分県日田市)|7月27日〜8月28日(週末のみ)
 4. (登録制)社協ボランティアセンター立ち上げ支援(福岡県東峰村)|9月4日〜12月4日
 5. 在宅被災者物資配付(福岡県東峰村)|10月〜12月

現在は必要に応じて東峰村に出張するなどして、中長期の支援についてのアドバイスや事業モニタリング等を継続しています。

ADRA Japanは今後も、現地で必要とされる支援を継続して参ります。
最後に、この度の災害により被災された皆様の生活再建が一日も早く進みますよう、心よりお祈りいたします。


東峰村仮設住宅_ADRAJapan.JPG
訪問するといつも笑顔で迎えてくださる東峰村仮設自治会の皆さん


東峰村仮設自治会からいただいた寄付金_ADRAJapan.JPG
東峰村仮設自治会からいただいた寄付金



(執筆:国内事業担当 牟田麻起子



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Posted by ADRA Japan at 08:00 | 緊急支援 | この記事のURL
    
(9/29) 南スーダン便りvol.80 ADRAスタッフが自宅に○○を建設!? 私財を投じて作った理由とは? [2018年09月29日(Sat)]

みなさん、こんにちは!
エチオピアに駐在している河野です。


ADRA Japanは今年からクレ難民キャンプで、尿分離型世帯別トイレ(通称:UDDT)の建設を進めています。

UDDTはガンベラの従来型世帯別トイレの課題である、耐用年数の短さを克服するトイレとして導入されました。

また、2.5mのトイレ穴を必要とする従来型世帯別トイレは、固い地盤の場所では建設できなかったり、雨季に洪水の影響を受けやすい場所ではトイレ穴が崩落してしまうという課題もあります。

UDDTは地上に便を格納する容器があり、トイレ穴を必要としないのでこれらの課題も克服できます。

さらに、便は便槽内で堆肥化され、有機肥料として活用することが可能です。



この改良型トイレに感銘を受けたスタッフが、なんと私財を投じて自宅にUDDTを建設したのです!

スタッフの名前はTut Chiechといい、倉庫管理係として働いています。

この写真が、彼が自身のコミュニティに建設した改良型トイレです。


ADRAスタッフ(倉庫管理係)Tut_Chiechが建設した尿分離型乾燥トイレ(UDDT).jpg
ADRAスタッフ(倉庫管理係)Tut Chiechが建設した尿分離型乾燥トイレ(UDDT)



難民キャンプでは世帯別トイレのため1棟1基の仕様を採用していますが、彼のトイレは1棟2基となっています。

なぜ私財を投じてまでUDDTを建設しようと思ったのかをTutに聞いてみたところ、このように答えてくれました。

「UDDTの良い所は、地下水の汚染を防げることです。
私の自宅のあるコミュニティは地下水が多いので、屎尿による汚染が無いことは大切です。
以前トイレ穴を掘った時は、地下水により穴が崩れてしまいました。UDDTの場合はこうした心配がいりません。
また、家族が農業を行なっているので、堆肥を活用したいと考えています。

建設してしばらく経ちますが、最近では他のコミュニティの人々が私たちのトイレを頻繁に訪れ、見学するようになりました。
彼らは口々に、トイレ穴が不要なトイレがあるなんて知らなかった!と言い見学に来るのです。」


私はスタッフが私財を投じてUDDTを建設するとは思っていなかったので、嬉しい驚きでした。

私費を投じるということは、彼が改良型トイレは投資する値段以上の価値をもたらすと感じた訳ですから、事業実施者としてとても喜ばしいことです。


「ADRAでの勤務を通して新しい技術を学べたことが嬉しい」


と笑顔で言ってくれたTutに元気をもらい、明日からも日々の業務に励もうと気持ちを新たにする河野でした。


Tut_Chiechと配偶者のNyakim_Diwさん.jpg
Tut Chiechと、配偶者のNyakim Diwさん



それでは、今回はこの辺りで!

今後も、私、河野が支援活動の様子やエチオピアでの難民キャンプの様子、難民の人たちの声などを現地からお伝えしていきたいと思います。

いつもご支援いただきありがとうございます。



*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。


(執筆:海外事業課 河野雄太



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Posted by ADRA Japan at 09:00 | 南スーダン便り | この記事のURL
    
(9/28) グローバルフェスタJAPAN2018に出展します! [2018年09月27日(Thu)]

グローバルフェスタ2018.jpg



9月29日(土)と9月30日(日)の2日間、お台場 センタープロムナードにて「グローバルフェスタJAPAN2018」が開催されます。

国際協力に関わる団体や国際機関、企業などが多数集まります。


ADRA Japanも例年通りブース出展します。

今年は、バングラデシュでのロヒンギャ難民への支援活動について写真やクイズなどを使って詳しくご紹介します。
また、ミャンマーの民族衣装の一つであるロンジーの試着体験も行います。

ぜひ、ADRA Japanのブースへお立ち寄りください。皆様のお越しをお待ちしております。


難民キャンプで暮らすロヒンギャの子どもたち.jpg
難民キャンプで暮らすロヒンギャの子どもたち


2017年10月のグローバルフェスタの様子.jpg
2017年10月のグローバルフェスタの様子


2018年のグローバルフェスタに向けての準備風景.jpg
2018年のグローバルフェスタに向けての準備風景


【イベント名】グローバルフェスタJAPAN2018
【日時】2017年9月29日(土)・9月30日(日) 各日10:00〜17:00(※予定)
【入場料】無料
【会場・アクセス】お台場 センタープロムナード(シンボルプロムナード公園内)
〒135-0064 東京都江東区青海1丁目2
東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート」駅から徒歩1分
ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「青海」駅から徒歩3分
ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線「お台場海浜公園駅から徒歩7分


「グローバルフェスタJAPAN2018」の公式HPはコチラ
http://gfjapan2018.jp/


ADRA Japanブース位置は171 です!


皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。


(執筆:海外事業課 前川龍太

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Posted by ADRA Japan at 23:25 | イベント情報・報告 | この記事のURL
    
(9/27) 南スーダン便りvol.79 車椅子使用者向けには○○型世帯別トイレを建設しています [2018年09月27日(Thu)]

みなさん、こんにちは!
エチオピアに駐在している河野です。

今日はADRA Japanが今年から建設を開始した「車椅子使用者向けのバリアフリー型世帯別トイレ」を紹介したいと思います。


難民キャンプで忘れられてしまいがちなのが、障がいを持った難民たちです。

特に車椅子使用者にとって、キャンプで一般に設置されているしゃがみ式の世帯別トイレを自分1人で使うことは難しく、
彼らが尊厳を持って日々の生活を送れるようになるにはバリアフリー型世帯別トイレの建設が必要です。

ADRA Japanは過去のジンバブエで行なった障がい者向けトイレ設置の経験に加え、カンボジアでの地雷被害者向けトイレの製作で実績のある、地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)様、リズムネットワーク様から知見を共有して頂くなどの研究を行ないました。

また、車椅子使用者の協力を得て、現地で普及している車椅子に合ったトイレの試作型を作成しました。

その後、障がい者支援を専門に行なうNGOであるRehabilitation and Development Organization (RaDO)、エチオピア政府難民帰還民担当機関(ARRA)、UNHCRのフィードバックを得て、2018年6月にバリアフリー型世帯別トイレ7基の建設を完了することができました。


左からGeorgeさんの妹_Sundayさん_Georgeさん_ADRA駐在スタッフの河野.jpg
受益者のSundayさん(中央)、夫のGeorgeさん(右後)、Nyadorさん(Georgeさんの妹)(左)、ADRA Japan駐在スタッフの河野(右前)



バリアフリー型世帯別トイレをさっそく使ってくれているSunday Puok Choulさんは言います。

「以前は家族の人に抱えられて排泄をしていたので、快適ではありませんでした。
今は家族にトイレの中まで移動させてもらって、便座に座ることができれば後は自分一人ですることができるので、とても快適です(Sundayさんは両足に加え、両手にも麻痺があります)。」


ADRA Japanのバリアフリー型世帯別トイレは、座り式の便座、車椅子から便座に移動する際の手すりに加え、水浴び用の座席を備えています。


バリアフリー型世帯別トイレ内部(建物奥に便座_入口近くに水浴び用の座席).jpg
バリアフリー型世帯別トイレ内部(建物奥に便座があり、入口近くに水浴び用の座席がある


Sundayさんの夫であるGeorge Tung Hothさんは言います。

「以前は妻に水浴びさせる時は家の前で地面に布を敷き、そこで水浴びさせていました。
人目があるので服を身に付けた状態で水をかけてあげることしかできませんでした。
今は人目を気にすることなく、服を脱いで水浴びができるので、妻も喜んでいます。」



以前は妻に水浴びさせる時はここに布を敷き、そこで水浴びさせていました.jpg
以前は妻に水浴びさせる時はここに布を敷き、そこで水浴びさせていました



「また、私もかつて地雷の被害に遭い、車椅子とは行かないまでも杖を使って生活しています。私にとっても大変使い易いトイレです。このトイレを作ってくれた日本のみなさんに感謝します。」


ADRA Japanのガンベラでのバリアフリー型世帯別トイレのデザインは、カンボジアでの地雷被害者向けのトイレ作りに尽力されたJCBLさま、現在活動されているリズムネットワークさまの知見を一部取り入れたものです。

他団体様が貴重な情報や経験を教えてくださり、それらを活用させていただくことでエチオピアでも地雷被害者の生活の質を向上させることができました。

同じ志を持つ善意のつながりがADRAの活動を成功に導いてくれたことを感慨深く思いました。



ADRAスタッフ(工事監督)のBuom Tut Dengは言います。

「バリアフリー型世帯別トイレの建設により、これまで尊厳をもって排泄をすることのできなかった難民が、気兼ねなくトイレに行くことができる生活を取り戻すことができました。」

ADRAスタッフとして、こうした障がいを持つ難民に協力できることに大きなやりがいを感じています。

これからは今回建設した7基の利用者のモニタリングを続け、改善点と対策を見つけ、今後のバリアフリー型トイレ建設に活かしたいと思います。」



ADRA Japanは、他の障がい者にも障がいの度合いに応じたバリアフリー型世帯別トイレの仕様を受益者に提案しています。

例えば、松葉杖利用者の場合は上部構造を通常のトイレと同じサイズにし、便座のみ取り付けています。

今後はクレ難民キャンプに住むすべての車椅子使用者の世帯にバリアフリー型世帯別トイレを普及させることを計画しており、クレ難民キャンプをエチオピアで最も衛生分野におけるバリアフリー対策の進んだキャンプにしたいと考えています。


それでは、今回はこの辺りで!

今後も、私、河野が、支援活動の様子やエチオピアでの難民キャンプの様子、
難民の人たちの声などを現地からお伝えしていきたいと思います。

いつもご支援いただきありがとうございます。



*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。


(執筆:海外事業課 河野雄太



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Posted by ADRA Japan at 13:33 | 南スーダン便り | この記事のURL