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(9/4) 南スーダン便りvol.73 クレ難民キャンプでの事業開始 [2017年09月04日(Mon)]
皆さん、こんにちは!
いつもご支援いただき、ありがとうございます。
エチオピア駐在員の河野です。ADRA Japanは2014年からエチオピアのガンベラ州で南スーダン難民支援事業(水衛生分野)を行なっています。


UNHCR_joint_field_visit.jpg
UNHCR職員と共にクレを視察する河野


私がガンベラに駐在してから約1年が経過しました。ガンベラはエチオピアの東部にあり、気温は年間を通して高く、乾季の最高気温は48℃まで上ります。とても暑いです。私はインジェラというエチオピアに古くから伝わる食事をほぼ毎日食べて、この暑さを乗り切っています。インジェラはエチオピアの主食で、テフという穀物から作られた、酸味のあるクレープのような食べ物です。これにワットと呼ばれる肉や豆で作ったシチューを乗せて食べます。この食事を現地スタッフと一緒に食べながら、元気に駐在生活を送っております。


インジェラ.JPG
テレキディ難民キャンプ近くの食堂で食べたインジェラ


さて、今日は最近のテレキディ難民キャンプでの支援活動と、クレ難民キャンプでの支援活動についてお話ししたいと思います。

テレキディ難民キャンプでは世帯別トイレ(いわゆる各家庭のトイレ)の建設と衛生に関する啓発活動を通して、難民キャンプ内の病気の発生と蔓延を予防するという目標のもと、支援活動をしてきました。
 
この支援活動で世帯別トイレ860棟を建設し、難民の衛生知識を促進する活動を行ないました。トイレ建設では難民の参加促進と彼らのオーナーシップ(身の周りの課題を「自分自身の課題」と主体的に捉えて、自発的に取り組むこと)意識を高めるため、難民自身にトイレの穴を掘ってもらいました。また衛生啓発活動では、手洗いキャンペーン、水容器洗浄キャンペーン、衛生環境促進キャンペーン(清掃や草刈り、蚊の発生を抑えるための排水溝の掘削など)、戸別訪問による啓発活動やトイレの清掃状況の確認を行ないました。
 
世帯別トイレの受益者からは

「以前はトイレが無かったため、茂みの中で用を足していました。でも、今では自宅の裏にトイレがあるので夜でも安心して使えます」
といった声や、

「公共トイレの場合は多くの人が使うのでとても汚れていました。今使っている世帯別トイレは、自分の家族しか使わないので清潔に保つことができ衛生的でとても嬉しいです」といった声が上がっています。


また、国連機関や現地政府からも

「難民の人たちが持ち運んでいる水容器内が以前は汚れていました。しかし、難民の人たちが洗浄するようになり、容器内の水がきれいになりました」

「難民キャンプ内の蚊が少なくなりました」


といった言葉を頂いています。

ADRAの活動に対しこうした良い評価を頂けることは、スタッフ一同励みになります。私も難民キャンプのトイレを利用したことがあります。ボットン式のトイレなので、日本の水洗トイレのように快適ではありません。しかし、野外で排泄せざるを得ない状況を考えると、衛生面、安全面で大きな違いがあります。

そのような中、今度はガンベラ州のクレ難民キャンプで水衛生支援活動を開始しました。

クレ難民キャンプには約13,000世帯の難民が暮らしており、世帯別トイレの普及率は38% に留まっています。


クレ シェルター.jpg
クレ難民キャンプのシェルター。キャンプ設立から3年が経過している。


Kule_collapsed_latrine.jpg
クレ難民キャンプのトイレ跡地。トイレの上部が撤去され、穴に汚水が溜まり、埋め立て処理を
しないと危険な状態。



今回の支援活動では、これまで実施してきた世帯別トイレの建設(1,100棟建設予定)と衛生啓発活動に加え、長期化する避難生活に難民の人たちが出来る限り自力で対応できるよう、対応能力強化を計画しています。


具体的には、
1) 難民で構成された水衛生委員会による衛生促進活動
2) 従来型トイレより耐用年数が長く、継続して使用できる改良型トイレの導入
3) 石鹸の代替用品として灰の利用促進
4) 難民が住居周辺で調達可能な材料で製作することのできる簡易ほうきの普及促進
5) 車椅子使用者も使うことのできるバリアフリー型トイレの導入(内戦やポリオ(小児麻痺)の影響により車椅子で移動する難民もいるため)、

を計画しています。

今後も、支援活動の様子やエチオピアでの難民キャンプの様子、難民の人たちの声などを現地からお伝えしていきたいと思います。
引き続き皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

お読みいただき、ありがとうございました。


*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。

(執筆:海外事業部 河野雄太
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Posted by ADRA Japan at 17:38 | 南スーダン便り | この記事のURL