(11/24)11月25日からネパールに医療チームを派遣。新体制で25人に無料手術を提供予定 [2016年11月24日(Thu)]
みなさん、ネパールをご存知ですか。ネパールは、ヒマラヤ山脈のふもとに位置し、北海道の1.8倍ほどの大きさしかない小さな内陸国です。2015年4月には大きな地震に見舞われて、日本のニュースでも大きく取り上げられました。そのネパールで、私たちADRA Japanは、1995年から昨年の2015年まで計20回にわたって日本人の医療チームを派遣し、口唇口蓋裂で苦しむ子どもや大人に無償の手術と手術後のケアを提供してきました。昨年までに手術を受けた患者さんの数は、のべ1,000人以上を数えます。
手術中の様子 ネパールへの医療チーム派遣を始めてから約20年。開始当初の1990年代とは異なり、今ではネパールでも、優秀な医師や看護師さんが多く活躍するようになりました。そこで今回から、医療チームのあり方、そして現地の医師や看護師さんとの働き方を変えることにしました。 これまでの活動では、手術前のケアから、手術、手術後のケアまで、ネパール人の医師や看護師さんに手伝ってもらいながらも、そのほとんどを日本人の医療チームが中心となって行なってきました。今後は、ネパール人の看護師さんらが中心となって活動するチーム体制へと変えていくことにし、派遣する日本人チームの規模も、昨年の計39人から計14人と、半分以下に縮小しました。ネパールでは、活動を行なうシーア記念病院の医師、看護師、スタッフ、通訳のチームが、日本人チームの到着を待っています。 今年の医療チームの活動期間は11/28(月)から12/5(月)の約1週間。主に口唇口蓋裂に苦しむ約25人の患者さんに無償の手術を行なう予定です。 手術が終わり笑顔を見せる親子 患者さんのお世話をする現地の看護師たち 今年は、新体制で実施する最初の医療チーム派遣事業となります。新たな試みということもあり課題もありますが、手術を受ける患者さん一人ひとりが安心して手術を受け、手術が終わった後に心から喜んでもらえるように、ネパール人の医師や看護師の方々と一丸となって臨みます。 次回のブログでは、患者さんや手術の様子についてお伝えする予定です。ぜひご覧ください。引き続き、みなさまの温かいご支援をよろしくお願い致します。 昨年の第20回ネパール口唇口蓋裂医療チーム派遣事業の参加者の集合写真 (執筆:事業部 海外事業課 前川 龍太、事業部 インターン 小泉 恵美) ADRA Japanのホームページはこちらです 【12/18イベント参加者募集】 「難民について考える ドキュメンタリー映画上映&ゲストトーク!」 ある日突然、故郷を追われる…。「難民」と呼ばれたって、私たちと同じ人間です。ニュースでしか知らない難民の方々の現状について、私たちと一緒に考えませんか? ★イベントの詳細・ご参加は、コチラから↓ |