(8/1)【国内啓発】イベント「話して、食べて、考えて!for アフリカ」を行ないました。 [2016年08月01日(Mon)]
インターンの水谷です。
ADRA Japanは、15年以上にわたりアフリカの各地で緊急支援や開発支援を行なってきました。近年では、エチオピア・ケニア・ジンバブエの3か国において、水・衛生問題に取り組んできました。今回のブログでは、7月10日(日)に行なったイベント「話して、食べて、考えて!for アフリカ」についてお伝えします。 「話して、食べて、考えて!for アフリカ」は、「アフリカについてさらに知っていただきたい」という思いから、ADRA Japanのアフリカ事業スタッフが企画したイベントです。 アフリカの人々の生活や社会問題、NGOの支援活動など、アフリカの様々な面に関心を持った方々が総勢19名参加されました。 ワークショップについて説明を行うADRA Japanスタッフ イベントの中では、課題解決型ワークショップを行ない、参加者の皆さんに、水・衛生問題解決のための事業を考えていただきました。今回は、感染症の一つであるコレラの流行をいかに防ぐかを課題としてワークショップを行ないました。 まず、このワークショップのために用意したシナリオをもとに、事業を行なう地域でなぜコレラが流行したのか、これから流行らないようにするにはどうすれば良いかをグループで話し合ってもらいました。 次に、トイレや井戸、そしてそれらの維持管理トレーニングなど、どのような活動内容を行なうのが良いか、どこで活動を行なうのが効果的かなど、グループで意見を出し合い、それぞれの活動を表した小さなカードを地図に沿って配置してもらいました。同時に水・衛生設備の建設やトレーニングを行なう期間、予算の配分なども決めていただきました。 チームに分かれて話し合う参加者の方々 ワークの終わりでは、それぞれのグループが、作成した事業計画案を発表しました。グループごとに活動計画が異なり、「なぜその活動を行なうのか?」、「なぜその場所でその活動を行なうのか?」などの質問が参加された方々の中から挙がりました。 各チームが、事業計画について発表を行なった また、実際にアフリカで活動していたADRA Japanのスタッフがコメントを行ない、事業を行なう際、どのような問題が発生しやすいのか、またどのようなことに気を付けていたかなど、実際の事例を交えて紹介しました。 発表された事業計画案にコメントするADRA Japanスタッフ ワークショップの終了後には、参加者の皆さんとADRA Japanのスタッフとの懇親会を行ないました。フードスタイリストの越出水月さんにおいしいガーナの料理をご提供いただき、参加者の皆さんに楽しんでいただきました。 帽子をかぶっている方が越出水月さん ガーナ料理:オクラのシチュー、ビーンズシチュー、ライス、そしてパラダイスシードというガーナ特産のスパイスを使ったサラダ 初めて食べるガーナ料理を楽しむ参加者の方々 参加された方々からは、「ワークを通して改善策を考えることができ、より深くアフリカの現状を知ることができた」「様々な人の意見や、実際に現地に行った人の話が聞けて、とても良い機会になった」などのコメントをいただきました。ワークショップやアフリカ料理を通じて、今まで知らなかったアフリカについて知っていただくことができたと思います。 ADRA Japanは、今後もアフリカ各地において支援を行なっていきます。引き続き、皆様の温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。 (執筆: インターン 水谷友紀) ADRA Japanのホームページはこちらです |