(11/26) ネパール口唇口蓋裂医療事業が始まりました! [2014年11月26日(Wed)]
19回目となるネパール口唇口蓋裂医療チーム派遣事業。医療チームは11月21日(金)夜、羽田空港に集合し、バンコクを経由して、22日(土)ネパールに到着しました。
カトマンズの空港で荷物を車に積み込む医療チーム 11月23日(日)、シーア記念病院の関係者とともにオープニングセレモニー、そしてすぐに手術室、病室、診察室の準備。病院の中庭には患者さんが待っていました。 中庭で術前診察の説明を聞く患者さんと患者さんの家族 医療チームが手術できるのは9日間。この期間の手術スケジュールをたてるために、まずは患者さん全員の術前診察を行ないます。 患者登録 看護師による身体測定、血圧、体温チェック 麻酔科医による全身状態のチェック 形成外科医による手術部分のチェック 看護師から口腔ケアについて 例年50人以下の術前診察なのですが、今年はCLPP始まって以来の大人数。約80人が術前診察を受けました。9日間の手術日で手術できる件数は限られています。残念ながら、全ての患者さんに手術をしてあげることはできません。 診察を受けにきた患者さんの中には、今までに手術を受けて診察だけという人、口唇口蓋裂ではないけど、もしかしたら治療をしてもらえるかもしれないと希望をもってくる人もいました。 私たち医療チームは口唇口蓋裂の医療チームなので、まずは口唇口蓋裂の患者さんを中心に手術をすることを確認し、優先順位を考え、52人に絞りました。患者さんによっては、何日もかけて病院にやってきた人もいます。手術できない患者さんに対しては、1人1人、手術できない理由を明確にし、ネパール人スタッフに説明してもらいました。 術前診察が終わり、翌11月24日(月)から手術を開始しました。 24日は7人、25日には8人の手術を行ないました。25日の朝には、その日手術を予定していた9か月の子どもが熱を出し、急遽、手術キャンセルになるということも。 限られた時間、限られた環境の中、患者さん、医療チームの健康が守られますようにお祈りください。 (執筆:事業部長 橋本笙子) 口唇口蓋裂医療チーム派遣事業についてはコチラ |