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(8/15) ラオス便りVol.32  「ラオスの子どもたち」 [2012年08月15日(Wed)]
ラオス事業担当の小出です。

ここのところ、5月末に終了したラオス事業の写真を整理しているのですが、そこには子どもたちがたくさん写っています。

ラオスの子どもたちを見ていて、いつも「いいなぁ」と感じることがありました。

一つは、ラオスの子どもたちはおもちゃ等がなくても、自分で工夫してよく遊ぶことです。
縄跳びなどはラオスでも人気の遊びです。


1 nawatobi.jpg
縄跳びをしている様子


村を歩いていてよく見かけたのが、これです! 


2 sharin.jpg
手作りの車輪おもちゃで遊ぶ子ども


小さな車輪を棒の先につけたものなのですが、これをコロコロと転がし、小走りしながら遊びます。

竹はそこらにたくさん自生しているので、竹馬遊びも得意なものです。もちろんこれも手づくり!


3 takeuma.jpg
竹馬に乗る子ども


中には、こんな弓矢鉄砲をつくる子もいます。


4 bowgun.jpg
弓矢鉄砲を持つ子ども


もちろん、これを使って、小鳥や小動物の「狩り」をします!


そしてもう一つ、ラオスの子どもを見ていていいなぁと思ったのは、ラオスの子どもたちが時として、とても大人びた表情を見せることでした。


5 otonappoi.jpg
大人びた表情を見せる子ども


赤ちゃんをおんぶしているこの子は、実はまだ小学生。


6 komori.jpg
子守りをする子ども


このような大人びた表情を見せるのは、どうしてなのでしょう。

ラオスの子どもたちは、小学生になる前から子守りや農作業などいろいろな仕事を任されます。毎日の仕事を手伝う中から、子どもたちは大人としての表情や心構えを、少しずつ身につけていくのではないかと思います。

荷物運びや家畜の世話は、子どもたちの定番の仕事です。


7 nimotsuhakobi.jpg
収穫物を運ぶ子ども


8 suigyu.jpg
水牛の世話をする子ども)

もちろん子どもにもよるでしょうが、日本であれば大抵の場合「え〜、何でこんなことを手伝わなきゃいけないの…」と文句も出そうです。


8 suigyu.jpg
粉を挽く子ども

しかし、ラオスでは、子どもたちは誰でもごく普通に仕事を任されるので、みんな当たり前のように、楽しみながら仕事をしているのです。


10 shyukaku.jpg
収穫を手伝う子ども


長年、ラオスの学校支援を続けてこられた、日本人のある小学校の校長先生が「教育の原点は、ラオスにある」と言っておられたそうです。自然相手の仕事をして日々の生計を立てている大人たちと一緒に働くことが、人間として一番大切な「根っこ」を育てる機会となっている、という意味ではないかと思います。

ラオス農業支援事業は5月末をもって終了しましたが、これからもモニタリングの機会を通じて、ラオスからさまざまなことを学んで行きたいと思います。


(文責:ラオス事業担当 小出一博)



ラオス農業開発支援事業についてはコチラから

クレジットカードによるご寄付はコチラから


<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: トクヒ)アドラジャパン
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   例)ラオス  ウラシマヤスナリ
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領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。

<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「ラオス」または「開発支援」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
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Posted by ADRA Japan at 10:00 | ラオス便り | この記事のURL
(6/27) ラオス便りVol.31 〜ラオス農業開発支援事業が終了しました〜 [2012年06月27日(Wed)]
2009年6月から3年間続いたラオスでの農業開発支援事業が、2012年5月末をもって無事に終了しました。この3年間、様々な活動を行なってきましたが、その総仕上げとして「最終評価会」を開きました。

最終評価会は、地元の村長さんやロン郡の関係者だけでなく、県都ルアンナムター、首都ビエンチャンの中央省庁からも担当官たちを招いて行われました。私たちADRA Japanの活動がどのようなものだったかを見てもらい、どのようなところが良かったのか、反省点は何なのかといったことについて話し合う場となりました。活動の規模が大きく、報告事項も多岐に渡るため、3日間の日程で行われました。

現在、ラオスの一部では急速に近代化が進んでいて、首都のビエンチャンなどでは日本の都市部の暮らしとほとんど変わらないほどの発展を見せています。しかし、その一方で地方の農村地帯は便利な家電製品などもない昔のままの状態です 。ロン郡に3年間住んだ私にとっては普通の暮らしでも、首都ビエンチャンから来た中央政府の職員の人にとっては、ラオスの農村地帯の生活はもう「珍しい」もののようです。こうした背景から、中央政府の職員にとって、このようなプロジェクトの評価のために地方の農村を訪れることは、地方の日常を知る貴重な機会になっているのです。

終了時評価会の1日目は、事業対象の村々を訪れて、活動の様子を実際に見て回りました。当日の朝はあいにくの雨で、傘を差しながらの視察となりました。


laosvol31-1.jpg
ソンパンマイ村でカルダモン視察


写真は、事業対象村のうちの1つ、ソンパンマイ村でカルダモン栽培の様子を視察しているところです。鬱蒼とした山の一部を拓いてカルダモンが植えてあります。


laosvol31-2.jpg
ソンパンタイ村灌漑近く


その近くに灌漑施設も建設したので、そちらも視察に行きました。それほど離れてはいないのですが、田んぼの中を通り、小川を上流へ登らないといけないような場所に建設されていたことに加え、雨のために足下が滑りやすかったため、辿り着くのは大変でした。上の写真は、ADRA ラオスの事業部長がビエンチャンから来た農林省の若手スタッフに手を貸しているところです。


その日の午後は、別の事業対象村であるナムアン村を視察しました。雨もすっかりあがって、暑いくらいになりました。


laosvol31-3.jpg
ナムアン村学校にて


上の写真は、ナムアン村の小学校の教室で、村長が今までの活動の様子を説明しているところです。ナムアン村は7ヶ所の事業対象村の中で最も活動に積極的な村でした。村長からも、「ADRA Japanが来て事業をしてくれたおかげで、養豚や果樹、ため池や灌漑など、いろいろな活動を広げることができました」と自信に溢れた報告をしてくれました。


laosvol31-4.jpg
ナムアン村の果樹園にて


上の写真に写っている左の人物は、ナムアン村で果樹栽培に取り組んだ住民のカンパーさんです。2010年に植えたライチがもう実をつけました。右はロン郡農林局の局長です。


2日目と3日目は、現地スタッフがそれぞれの活動についての報告をし、その内容についての討議を行ないました。


laosvol31-5.jpg
会議の様子


討議に参加した方たちからは、「住民と一緒になって活動した良い事業だった」、「特にナムアン村の様子は素晴らしかった」、「できれば事業をさらに延長してもらいたい…」 などといったコメントをいただきました。

評価会の内容などについては次回のブログでご紹介します。活動の裏話や村人たちの生活についてお伝えする予定です。

また、7月18日にはADRA Japan事務所での報告会を予定しています。詳細については、後日、ブログなどを通じてお知らせいたします。どうぞ、ご期待ください。

(文責:ラオス事業担当 小出一博)

*この事業はJICA(国際協力機構)の草の根技術協力事業の委託を受けて実施しています。

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Posted by ADRA Japan at 10:00 | ラオス便り | この記事のURL
(5/30) ラオス便り Vol.30 〜村のみんなで「ビジネス」を始める!〜 [2012年05月30日(Wed)]
3年間続いたラオスでの事業も、いよいよ終わりが近づいています。

現在ラオスでは、豊富な自然資源と安価な労働力によって生み出される農産物を求め、近隣の中国やタイから続々と商人たちが入り込んできています。自給自足の農業だけではなく、商品となる農産物を作って売るという新しい経済の波が、ラオスを呑み込もうとしています。


Vol.30-1.jpg
幹線道路沿いに広がるバナナ園。以前はのどかな田園風景でしたが、今ではこの風景が数百メートルに渡って続きます


そんな時代の流れの中、これまで自分達の生活に必要な食料を作り続けてきた村の人たちには、「需要のある作物を生産して市場に売る」という経験が、まだ十分ではありません。

農産物を作ることはできても、それをどこにどうやって売ったらいいのかがわからない
中国の商人に頼まれてカボチャを作ったけど、収穫期になっても、約束したその商人は買い取りに来なかった
収穫したトウモロコシを村まで買いに来る商人に売ると、安く買い叩かれてしまう
このような言葉からは、村の人たちが新たな経済の仕組みに翻弄されている様子が伺えます。

しかし、ただ翻弄されているだけではなく、このような波に立ち向かおうとしている人たちもいます。外部からの新しい経済の仕組みに対して受け身でいるのではなく、将来を見据えた自分たちの新しい「ビジネス」を計画して、それを始めようとしています。
ADRA Japan はこの1年間、こうした人たちが独自にグループを結成し、自分たちで経済の基礎を学び、ビジネスプランを立てることで、自立した生活を実現するための支援に取り組んできました。


Vol.30-2.jpg
村での研修の様子


まず一番初めに必要とされるのは「己を知り、敵を知る」こと。
ADRA Japan スタッフと村人たちは、以下のことを一緒に学びました。

・村で生産者だけのグループを作るとしたら、どんな役割が必要で、どのように運営していかなければならないのか
・村人たちと直接関わる商人たちは、どのようなことを考え、どのように商売をしようとしているのか

その上で、地域の農産物を買い集める商人や、買い集めた農産物を原料として加工する中国の工場に足を運んで話を聞きました。


Vol.30-3.jpg
中国の工場の視察の様子


更に、そもそも「市場に生産物を売る」とは、ビジネスとは一体何なのかということを、じっくりと考えました。そして、これまでの自給的な農業にはなかった以下のような新しい考え方を、着実に身に付けていきました。

・家族が必要な食料として農作物を作るのとは異なる考え方であるということ
・生産物を売ることで利益を生み、その利益を利用して生産力を向上させていくとはどういうことなのかということ
・利益を生むためのコストとは何かということ

どの村にも、商才のある人は1人くらいはいるものです。そのような人を中心に、村人たちは個人ではなく組織として生産に取り組み、みんなでビジネスプランを練り、資金を出し合い、個人では買えないような設備を共同で購入して、それを自分達のビジネスに生かしていきます。

そして、1年間の歳月を費やして準備した結果、事業を行なっている村からビジネスを目的とした2つのグループが誕生しました。

そのうちの1つ、ナムアン村でのビジネスプランは、脱穀機を共同購入することで、これまで稲の収穫期に各世帯が手作業で行なっていた脱穀をより効率的に行えるようにしました。それにより各世帯の労働負担を軽減するとともに、脱穀作業の作業料金を集めて村の資本として蓄積していくことを目指しています。


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村人が共同購入した脱穀機


もう片方のソンパンマイ村では、昨年から需要が伸びているキャッサバ栽培をさらに拡大し、商人を介さずに自分たちで国境近くの取引業者に直接売りに出ることで利益を上げることを考えました。まずは、村で収穫したキャッサバを集めるための集荷倉庫を共同出資で建設することになりました。


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作業の合間に打ち合わせをする事業スタッフ(右)と村人


いずれも、現在の事業地であるロン郡で見られる新しい経済の動きをしっかりとおさえ、自分たちの村の将来を見据えたプランです。規模としてはまだまだ小さいスタートですが、このような新しい取り組みに果敢に取り組んでいる村の人たちを見ると、この地域のこれからの可能性を強く感じます。

事業自体は5月で終了しますが、年単位での視察、モニタリングは今後も継続して行っていく予定です。今後、彼らの生活がどのように変わっていくのか、日本から見守りたいと思います。


(文責:ラオス事業担当 小出一博)

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Posted by ADRA Japan at 11:30 | ラオス便り | この記事のURL
(4/10) ラオス便り Vol.29 〜今年も例の季節がやって来た〜 [2012年04月10日(Tue)]
先日、ラオスのインターネットニュースで、「今年も、また例の季節がやってきましたね…」と報じられていました。日本でこのぐらいの時期に「例の季節」と言えば、花粉症や桜ということになると思いますが、ここラオスでの「例の季節」は、焼畑、野焼きの季節です。


Vol.29-1.jpg
焼畑の煙が上がっている様子


少し見えにくいかもしれませんが、写真中央に煙が上がっているのがわかりますか? ここ数日、この煙によるもやがずっと続いています。


Vol.29-2.png
NASA発表のラオス地域の衛星写真


これは、NASAが公開している2012年4月1日の衛星写真です。「Laos」の文字周辺のくっきりとした白は雲ですが、図中左上の赤い点周辺のうっすらとした白は、煙です。そして、この赤い印は、そこで山が焼かれていることを示しています。ご覧のように、ラオスのみならず、隣のタイ、そして写真にはありませんが、ミャンマーやベトナムの山岳地帯でも、この時期には山が焼かれています。この時期はあちらこちらで焼畑が行なわれているため、その煙で飛行機の視界が悪くなり、運航を中止することもあります。

なぜこのようなことを、この地域の人たちはしているのか、というと…


Vol.29-3.jpg
焼いた後の写真


これから始まる農作業の準備のためなのです。写真は、山を焼いた後のものです。このように山を焼いて、表面をきれいにした後、お米やトウモロコシの種を撒いたり、キャッサバなどを植えたりします。


Vol.29-4.jpg
作物が育っている焼畑


これは収穫期前の焼畑の様子です。緑のうぶ毛のように見えるのは陸稲、手前にある葉の垂れている植物はキャッサバです。

日本にも、今から30年くらい前までは焼畑が残っていたそうです。山間地で平地の少ないところではこのような焼畑が、昔から様々な場所で行なわれてきました。東南アジアの中では、特にメコン川周辺の山間地で、現在もなお続けられています。

焼畑というと、どんな印象をお持ちですか?
これまでは原始的で環境破壊の元凶である、というような評判も多くありました。しかし今では、人口がまだあまり多くなかった時代に行なわれていた焼畑は、自然環境の仕組みを上手に利用した「合理的」な農法であった、というのが定説となっています。

今まさに山を焼いているところがあったので、近くに行ってみました。


Vol.29-5.jpg
焼畑作業の写真


山を焼くといっても、辺り一面が火の海になるようなことはありません。写真では少しわかりにくいですが、焼畑の火の状態を一緒に確認している親子の姿が見えます。

ラオスの農民は、皆、自分の手と足を使って全ての仕事をしており、トラクターなどの機械を持っている人はまだ少数です。そして、日本と比べて各世帯が管理している農地がとても広く、こうした山の斜面も利用しています。このように、広大かつ傾斜のある農地を管理していく上では、「焼く」という作業は合理的な手段となるのです。

しかし、こうした伝統的な農法も、時代の流れと共に色々な問題が指摘されるようになりました。人口が増えて、必要とする食料が増えれば、次々と山を焼くようになります。その結果、焼畑の後の自然の再生が追い付かずに、禿げ山だらけとなってしまう恐れがあります。自然破壊はもちろんですが、土壌の劣化による農作物の収量減少や、森林の保水力の低下による洪水などの自然災害の頻発などといった問題も生じてきます。

これらの問題を解決するため、山を焼いて畑を開く「焼畑」に頼らない農業を広めることに、ADRAは取り組んできました。焼畑はこの地域の長い歴史の中で育まれて来た農法であり、それを変えていくにはさらに長い時間がかかることでしょう。
あと2ヶ月足らずでこの事業も終了となりますが、色々な活動を通して、その変化のきっかけとなる種を蒔くことができました。近い将来、蒔いた種の芽が育って、この地域における焼畑の減少へと繋がり、ラオスの村人の生活環境の改善に貢献していくと信じています。

(文責:ラオス事業担当 小出一博)

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Posted by ADRA Japan at 14:15 | ラオス便り | この記事のURL
(4/3) ラオス便り Vol.28  〜ジャゾンプー村に広がる家庭菜園〜 [2012年04月03日(Tue)]
ラオス事業担当の会田です。

現在ADRA Japanが事業を行なっているラオス北部ルアンナムター県ロン郡にあるジャゾンプー村では、2012年1月から村の全45世帯が家庭菜園を始めました。

家庭菜園普及活動は、2010年にロン郡の6ヵ村にある33世帯を対象に開始したのですが、ジャゾンプー村内の土地面積は狭く、村の給水設備も少なかったため、当時はわずか2世帯しか参加していませんでした。しかし、村の人々は自分たちの村にも家庭菜園をもっと広めたいと希望していたため、2012年の初めに村人が協力して、集落横の共有地を新たに菜園として整備しました。ADRA Japanも新しい給水設備の資材や野菜の種を配布したり、栽培技術の指導を行なうことなどを通じ、この家庭菜園普及活動を支援することにしました。


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陸上トラック一周位の広さに45世帯分の菜園があります


ジャゾンプー村は、ラオス政府の移住政策によって2002年に山の中の集落から幹線道路沿いの現在の集落に移ってきた村です。移住によって、彼らの生活も変化しました。昔は一日を通じて山の中で暮らしていましたが、今は朝から遠く離れた山の田畑に通い、夕方には幹線道路沿いの集落に戻るという生活を送っています。山では山菜や野草を採って食べることもできますが、現在の集落の周辺にはすぐに手に入る自生の食材はありません。野菜は育てるか買うことになります。


Vol28_2.jpg
幹線道路とジャゾンプー村の一部(2009年撮影)


これまでも村の人々は、山の傾斜面積を利用して野菜を作っていましたが、土を起こし、種を蒔いて、その後は特に世話をせずに自然に任せるという栽培方法が主流でした。山間部の土地は広く豊かなので、手間をかけなくてもある程度野菜は育ちます。しかし、水遣りが難しい山での野菜栽培は雨水や朝露に頼ることになるため、雨期(5月〜10月頃)にはちゃんと育つ野菜でも、乾期(11月〜4月頃)には育ちにくいということもあるそうです。

ジャソンプー村に住むスッワンさんは、「乾期は山での野菜栽培が難しいので野菜はあまり食べず、必要な時に2週間に1回程、市場に行って野菜を買っていました。でもこれからは、家庭菜園で栽培した野菜を食べることが出来るようになります!」と嬉しそうに話してくれました。


Vol28_3.jpg
スッワンさん(左)・ブテュさん(右)夫妻。菜園の世話は、主にブテュさんがしています


スッワンさんに話を聞いたその日も、台所には市場で買った野菜がありました。1kgの野菜は、3回くらいの食事で使い切ってしまうそうです。1日3回の食事で必ず野菜を使うと考えると、たったの1日しかもちません。村から市場までは約20キロ離れており、道は舗装されていないでこぼこ道です。早朝から夕方まで山の畑仕事もあり、毎日市場に通って野菜を買いに行く訳にもいきません。乾期には野菜をあまり食べないという事情も納得できます。


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支援した菜園用の給水場に集まる子どもたち。朝晩の水遣りは、主に子どもの役割です


共有地の家庭菜園が完成して以来、ジャゾンプー村では、朝と夕方、子どもや女性が水遣りや草取りなどの作業をおこなうため、バケツを持って次々と家庭菜園にやってきます。村人の野菜栽培へのやる気とともに、楽しみながら栽培している様子が伝わってきます。


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山での畑仕事が終わった後、菜園で野菜の世話をする女性。


間もなく野菜が大きく育ち、村人が時間と手間をかけて育てた野菜の収穫が始まります。村の人々にとって新しい試みの家庭菜園が、今後どのような形で村の中に定着していくのか、見守っていきたいと思います。

引き続き、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

(文責:ラオス事業担当 会田有紀


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Posted by ADRA Japan at 10:30 | ラオス便り | この記事のURL
(2/13) ラオス便り Vol.27  〜ロジャーさんの野菜栽培への挑戦〜 [2012年02月13日(Mon)]
ラオス事業担当の会田です。

2009年から始まったラオス北部ロン郡の農業開発支援事業は、今年で3年目を迎えました。これまで、延べ1,000人以上の村人がこの事業に参加しています。

今回は、参加者の中でも特に毎日熱心に活動に取り組んでいる、サラ村のロジャーさんを紹介します。西洋人のような名前ですが、ラオスの少数民族の1つであるアカ族の男性です。

ロジャーさんは、2011年からADRA Japanの家庭菜園の活動に参加しています。50歳半ばを過ぎ、焼畑や水田での農作業や日雇いの仕事が難しくなってきたため、「新たな収入手段が欲しい」と、家庭菜園活動に参加しました。ロジャーさんはこれまでも野菜を栽培して販売していましたが、その栽培方法は、土地に種を蒔き、その後は自然に任せて成長を待つという、手間をほとんど掛けないものでした。




この写真は、「これがアカ族の菜園だよ」と教えてくれた場所です。ぱーっと種を蒔き、後は自然の手に委ねます。ロジャーさんの今までの栽培も、これと同様でした。

ADRA Japanの家庭菜園活動では、種と資材の供与、整地や植え方、灌水や堆肥など、野菜の栽培に関する様々な技術指導を行います。この技術指導で教える栽培方法は、ロジャーさんのこれまでのやり方よりも手間は掛かりますが、野菜がきれいに、そして大きく成長します。


この活動に参加後、家庭菜園を担当するADRAのラオス人スタッフは、ロジャーさんのやる気と実績を認め、ロジャーさんをロン郡から約400km離れたルアンパバーン県の農業視察に連れていくことにしました。ルアンパバーン県では菜園による野菜栽培が営まれており、ロジャーさんの勉強になるだろうと考えたからです。



ルアンパバーン県の家庭菜園を視察するロジャーさん(右端)


視察先で見た野菜はロジャーさんの育てた野菜よりもきれいで大きく、生産農家は野菜販売から大きな収入を得ていました。

視察をきっかけに、ロジャーさんはますます熱心に野菜の世話に取り組みました。ロジャーさんの菜園は自宅から少し離れていますが、ADRA Japanの指導した技術にならって、毎日水遣りに通い、村で家畜の糞を拾い集めては袋につめ、堆肥として野菜にやります。
家畜の糞を肥料とするやり方は私たち日本人にとっては馴染みのあることですが、アカ族の人々は家畜の糞は汚いものと考えており、わざわざ拾い集めて堆肥として使うということはしません。こうしたやり方を積極的に取り入れていることからも、ロジャーさんの「良いことだと理解できたことはしっかり実施する」という真面目な姿勢を垣間見ることができます。



ロジャーさんの菜園。手入れが行き届き、野菜がきれいに並んで植えられています。


野菜が育ったときには、大体3日に一度、朝の3時から4時頃に家を出て、徒歩で片道約2時間かかる市場まで、野菜を売りに行きます。



夜明け前、市場の開門を待つ人々。市場には野菜や山菜を担いだ人々が集まります。


ロジャーさんの市場での一日の売り上げは、大体30,000kipから40,000kip(約300円から400円)です。一方、畑での日雇い労働で得られる収入は、一日40,000kip(約400円)です。日雇い労働の代わりとなる収入源を探していたロジャーさんにとって、野菜栽培はまたとない収入源となっているようです。

この家庭菜園活動を通じて、ロジャーさんは野菜栽培の技術を身につけ、栽培する野菜の質と量は向上しました。次の目標は、一年間を通じて野菜の栽培を行なうことです。毎年5月から10月に訪れる雨季の間は、野菜栽培が難しく、市場に並ぶ野菜の量が減るため、値段が上がります。雨季の野菜栽培に成功すれば、収入をさらに上げることができます。
そこで、今年の雨季には、菜園の面積拡大と、雨から野菜を守るビニールハウスを使った栽培を始める予定です。



ロジャーさんの希望とともに菜園では新しい苗が次々に育っています。


雨季にも市場にロジャーさんの野菜が並ぶようになれば、ロジャーさんの菜園にかける夢もさらに大きくなっていることでしょう。会う度にやる気と技術が増していくロジャーさんの、今後の活動が楽しみです。

引き続き、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

(文責:ラオス事業担当 会田有紀


*この事業はJICA(国際協力機構)の草の根技術協力事業の委託、及び、イオン環境財団の助成も受けて実施しています。

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Posted by ADRA Japan at 18:21 | ラオス便り | この記事のURL
(1/26) ラオス便りVol.26 〜コンニャクから世界を見る〜 [2012年01月26日(Thu)]
こんにちは、事業部の小出です。

1月16日から、ADRA Japanの事業地であるルアンナムター県ロン郡を離れ、ビエンチャン県カシー郡に出張しました。株式会社原田食品様が現地でコンニャク芋を栽培する計画を進めており、その栽培地の視察が今回の出張の目的です。



ロン郡からカシー郡までの地図。山道のため、移動に長い時間がかかりました


ルアンナムター県ロン郡から栽培地であるビエンチャン県カシー郡は、距離にしておよそ600km。時間にすると、なんと約16時間もかかりました。10年ほど前は、上の地図の中央を走る道はまだ整備されておらず、首都ビエンチャンから地図の左上にあるルアンナムターまで、車で数日かかったとか…。しかも時折、山賊も出たそうです(!)。

しかし今では道路の舗装状態も良くなり、治安もだいぶ改善されました。地図を南北に貫く国道13号線は、いまやラオスの北部と中央を結ぶだけでなく、中国やタイとの輸送路としても、その重要性を増しています。

出張当日は朝8時にバスに乗り込み、目的地のカシー郡には夜中に到着しました。国道沿いにあるゲストハウスに泊まったのですが、下の写真の左側に写っているのがその国道です



カシー郡の風景。写真左側の国道は中国の崑明やタイへと続いています


着いた翌日には栽培予定地を視察しました。コンニャクは、日本ではおでんや煮物に欠かせない食材です。原料であるコンニャク芋はもちろん日本でも栽培されていますが、世界の生産地としてはラオスから中国南部に渡るまさにこの地域が主流です。現在ADRA Japanが農業支援を行なっているロン郡でも、野生のコンニャク芋が自生していて、民族によっては自ら加工して食べる習慣もあります。



コンニャクの木(写真上)と芋(写真下左)、そして加工されたコンニャク(写真下右)


日本では、コンニャク芋の生産者の高齢化が進んでいます。原料調達の安定化と国際化を考えている褐エ田食品様は、ラオスにしっかりした生産拠点を築き、現地の若い生産者を育成して、ラオスの生産者にも、日本の消費者にも、そして世界の新しいニーズの要望にも貢献したいという夢を持っています。

こういった動きを促進する要因として、ラオスの環境と産業構造が挙げられます。
ラオスはまだ製造業が十分には発達していないため、経済の原動力は自然資源を生かした農業や林業などの第一次産業です。このためラオス政府は、山や森林などの豊富な自然資源を最大限に活用して収益を上げることを政策目標としています。



栽培試験予定地の様子


現在カシー郡では、お米やキャベツやトウモロコシなど、多くの農作物を既に生産しています。キャベツは首都ビエンチャンの消費者向けに、トウモロコシは飼料としてタイやベトナムに出荷されます。
地元の人たちは「コンニャク芋の生産が軌道に乗って日本などの海外へ輸出できれば、生計を安定させる手段がまた一つ増えて、暮らしがもっと豊かになる!」と、大きく期待を寄せている様子でした。

コンニャクから世界を見る、そんなちょっと新しい視点を得ることができた出張でした。


下の写真はおまけですが…。



ラオスの露天風呂


なんと、この国道13号線沿いに露天風呂がありました!お風呂につかる習慣のないラオスでこのような温泉に出会えるとは…(感涙)。
しっかり堪能しました!


(文責:ラオス事業担当 小出一博)

*この事業はJICA(国際協力機構)の草の根技術協力事業の委託、及び、イオン環境財団の助成も受けて実施しています。

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Posted by ADRA Japan at 12:00 | ラオス便り | この記事のURL
(12/16) ラオス便りVol.25 〜ルアンナムター県ルアンナムター郡の暮らし〜 [2011年12月16日(Fri)]
事業部の会田です。
現在ラオス事業で会計を担当している、ラオス人スタッフのライ(Lay)の実家でお米の収穫祝いがあると聞き、2011年11月初めの週末に、ルアンナムター県にあるライの家を訪れました。今回は、ライの家庭を通じて、首都ビエンチャンからおよそ350km離れた、ラオス北部ルアンナムターの人々の暮らしの一部をご紹介します。


ルアンナムター県ルアンナムター郡には、14以上の民族が暮らしています。ライは「タイダム」という名前の民族で、農業を営んでいます。



水田に囲まれたライの家。友人とご近所さんが集まり、食事とおしゃべり、カラオケを楽しんでいました。ラオスでは、自宅に人を招き、大音量で音楽をかけて屋外で賑やかに過ごしている光景を頻繁に見かけます。



テーブルには手作りのラオス料理が並んでいました。パパイヤサラダ、香草入りの炒め物、そしてスープはラオスの定番メニューです。写真に写っている料理の中では、蒸かしたカボチャがとても甘く、おいしかったです。



台所の様子です。多くの家庭では、土間で薪を使って調理をします。日本では、キャンプ以外には薪を使って料理することは珍しくなっていますが、ラオス人の多くは異なる種類の薪を上手に組み、火加減を調整して料理をします。


おしゃべりと食事を楽しんだ後は、恒例の踊りが始まりました。ラオス人の集まりに、音楽と踊りは欠かせません。みんな子どもの頃から音楽と踊りに触れて育っているせいか、踊りが自然に身についているようです。



男女一組となって、中心の円の周りを音楽に合わせてゆっくり踊ります。日没まで踊りは続きました。私も参加しましたが、ぎこちない動きで、みんなの優雅な動きには及びませんでした。しかし、そんなことを気にしているのは私だけのようで、「さぁ、また踊りましょう」と何度も踊りに誘われました。




ライと家の中。2世帯6人が暮らしています。



ライは、「私の家は小さいの」と言いながらも、実家と家族を誇らしげに嬉しそうに紹介してくれました。特別なことではないのかも知れませんが、私には、そんな彼女が、堂々としてかっこよく見えました。

ライの家に集まっていた人々も、特に歌が上手なわけではなく、踊りが群を抜いて上手なわけでもありません。しかし、周りを気にすることなく、純粋に歌と踊りを楽しんでいます。事業地で一緒に働くラオス人スタッフや村で出合う人々には、飾らない人が多く、そんな彼らの中にいると、自分には、余計な考えや変な力が入っているんだなぁ、と気付かされることが多々あります。

開発という事業を通じて、事業地で暮らす人々と接しながら、私自身も開発中です。みなさんの肩にも力が入っていませんか?そんな時は、ラオスの人たちを見習って、ふっと肩の力を抜き、自然体になってみませんか?きっと、今まで以上に素敵な時間がみなさんに訪れると思います。

(文責:ラオス事業担当 会田有紀

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | ラオス便り | この記事のURL
(12/5) ラオス便りVol.24 〜命を食べるということ〜 [2011年12月05日(Mon)]
こんにちは、ボランティアの三宅諒です。私は現在大学3年生ですが、夏休みを利用して今年の8月下旬から1週間ほど、ラオスのロン郡において現在実施している農業開発支援事業に参加させていただきました。その中で、一番印象に残った経験を書きたいと思います。

私の滞在中、ラオスの少数民族の1つであるアカ族が住むソンパンマイ村で、村の青年が他の県に旅立つことを記念するお祭りをするということで、ADRA スタッフの方々と一緒にお祭りに参加しました。



:ラオス人スタッフのノイ(左)と


一緒にご飯を食べたり踊ったりしていると、家の外で豚と一緒に歩いている人を見つけました。最初は豚の散歩でもしているのだろうかと思いましたが、どうやら様子が少し変です…。豚の後ろ脚を持って豚を引きずっていました。豚がものすごい鳴き声で鳴いています。
これから何をするのだろうと思っていると…男4人で生きた豚を押さえつけ、いきなり刃物で喉元を切ったではありませんか!



豚の内蔵を取り出し、きれいに洗う


その後、すばやくお腹を切って内臓を取り出し、それを洗い始めました。私はあまりの突然の出来事に驚きを隠せませんでした。豚の解体現場という、初めて見る光景に恐ろしさを感じながらも、好奇心からついつい見入ってしまいました。その豚は調理され、そのお祭りの食卓の上に並びました。



解体された豚


この経験から、私はよく耳にする「命の大切さ」について考えさせられました。なんといっても、目の前で命が消えていくのを見たのですから…。

ただ大事なのは、その命を消すというのは、現地の人々が生きていくために必要なことだということです。この地域では現金収入というものはほとんどなく、農作物や家畜を育て、それを自分たちで食べるという自給自足の生活をしています。そのため、豚や鶏などの家畜を殺すということは非日常的なことでなく、彼らが生きていくために必要不可欠なことなのだということを思い知らされました。

日本でも、私たちの食卓には日常的にお肉が並んでいます。しかし、解体作業はすべて業者が行なっているのです。ラオスのロン郡では全て自分たちでやるため、村人はみな命を奪って自分たちの食事とすることの大切さやありがたさというものを、より深く理解しているのではないかという気がしました。



日々の食事に感謝したいと思います


今の日本では感じる機会がそれほど多くないかもしれませんが、日々「命を食べることの大切さ」、つまり「今の自分はただ単に生きているだけじゃない、いくつもの命の犠牲の上に成り立って生かされているんだ」ということを、忘れずに生きていきたいと思いました。


(文責:ボランティア 三宅諒)


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(10/26) ラオス便りVol.23 〜ADRAの強みとは?〜 [2011年10月26日(Wed)]
こんにちは、ラオス事業担当の小出です。

10月3日から8日まで、ラオスの隣国タイでスタッフ研修に参加しました。ADRA Laosではスタッフの能力向上のための研修が毎年行なわれていますが、今年はタイ国北部のチェンマイで開催され、ADRA Thaiのスタッフたちと一緒に研修を行ないました。
今回は、この研修での一コマの話をしたいと思います。

研修の序盤、グループに分かれて「団体としてのADRAの存在意義、強みは?」ということについて話し合いました。



グループでの話し合い


私たちは日頃、ラオスの少数民族のひとつであるアカ族の村人たちと仕事をしています。そこで、自己紹介の時に「日本のアカ族の出身です!」と冗談めかして言ったところ、一緒のグループの青年が、なんと日本語で「本当? 僕もアカ族ですよ!」と話しかけてくるではありませんか(笑)!

彼の名前はウィンと言い、ADRA Thaiのスタッフですが、タイ北部のチェンライ県にあるアカ族の村の出身でした。タイの首都バンコクの大学で学び、日本語もその時に勉強したそうです。驚いたのは、日本語だけでなく彼の英語の流暢さ。米国出身のADRA Laos事業部長とも、積極的に話をしていました。



ADRA Laosの事業部長スコットと話をするウィン


更に「私たちの事務所には、アカ族出身の女性のスタッフもいますよ」と紹介してくれました。



アカ族出身のADRA Thaiのスタッフたち。真ん中の男性はADRA Laosスタッフのソンミット


彼らは、タイ北部の山岳地帯で生活している少数民族の生活向上のための事業や、ミャンマーから難民として逃れてくる人たちへの職業訓練事業に従事しています。少数民族の人たちは、人里離れた奥地で独自の言葉と文化を守り続けているため、教育を受ける機会に恵まれず、社会的にも差別されています。
そのような人たちに対して、同じ少数民族出身の、彼らのような優秀な若者たちが、同じ民族の人々の生活を向上させていくための活動を、村人の目線で一緒に進めていることは、とても大切なことです。

3枚目の写真に写っているソンミットもアカ族出身で、今はADRA Japanの事業を担当してくれています。彼がアカ語で話すと、村人たちの表情が一瞬で朗らかになり、話が活発になることは、これまでも幾度となく経験してきました。彼のような存在は欠くことができません。

このスタッフ研修には、アカ族だけでなく、モン族、タイルー族など、様々な民族出身のスタッフたちが参加していました。国籍を見ても、ラオス、タイ、アメリカ、日本など、実に多様です。
普段はあまり意識していませんでしたが、様々な文化や社会環境について理解しているスタッフが多くいることは、団体にとってこの上ない財産なのだと感じました。



40人以上のスタッフがこの研修に参加しました


そんな、ADRAの強み、素晴らしさを改めて知った、今回のスタッフ研修でした。


(文責:ラオス事業担当 小出一博)

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Posted by ADRA Japan at 13:00 | ラオス便り | この記事のURL
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