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(8/11) 【ハイチより番外編】 どんなところに住んでるの? [2010年08月11日(Wed)]
事業部の千葉です。
「ハイチで働くってどんな感じ?」
「どんなところに住んでるの?」とよく聞かれます。
今回は趣向を変えて、生活編をお送りします。


ホテルです。
事務所の近くの宿泊所に泊まっています。
直線距離にして数百メートルですが、渋滞と悪路のために片道20〜30分かかります。

ベットと机と椅子と扇風機。
というシンプルな設備。
一泊40ドル弱です。
停電がよく起こるので、発電機が配備されています。





シャワーがついていて、お湯も出ます。
トイレは水洗です。
錆びてたり古かったりしますが、使えるだけ幸せです。





多くのホテルが倒壊したため、ハイチでの宿探しは困難を極めます。
「泊まれる場所があるだけ良い」と、知らない人同士が相部屋になることもしばしば。
私も1週間弱、ADRAスタッフと1部屋を共有していました。
全ての部屋は数ヶ月先まで予約されているとのこと。


ADRAの事務所は大きいです。
2階建てで、倉庫や木材工場を併設しています。
机や椅子がきちんと整備され、インターネット接続も問題ありません。
写真モデルに応じてくれたのはパトリシアさん。
前までADRAパラグアイの支部長でしたが、今はハイチで児童保護担当として働いています。





お待ちかね、食事です!




私のうれしそうな顔から、「ああ。まずくはないんだな」ということが読み取れるかと思います。
酷暑の中を歩き回り、脳みそフル回転な毎日。
重要な栄養源がまずくては、仕事は出来ません!

基本的なメニュー。
左から茹でたバナナ。ポクポクしてサツマイモみたい。おいしいです。
上がアボカド、トマト、レタス。
中央が魚のシチュー。トマトとチリ味で、さっぱりしています。
右が豆入りのご飯。豆とご飯ということで赤飯を連想しましたが、甘みはなく、パラパラしています。



おいしくいただいて、午後の仕事もがんばりまーす!
(文責:千葉あずさ)


クレジットカードによる寄付はコチラから

<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: 特定非営利活動法人 ADRA Japan
*お振込される際に、お名前の前に「キンキュウ」とご入力ください。
   例)キンキュウ イシイミツオ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。

<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「緊急支援」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
Posted by ADRA Japan at 11:22 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(8/10) 【ADRA避難村の6ヶ月】そして、未来。 [2010年08月10日(Tue)]
さて、みなさん。
想像してみてください。

・地震で家が壊れました。
・土地は瓦礫で覆われています。
・コンクリートの瓦礫の下敷きになり、貴方は大切な人、家族を失っています。
・6ヶ月間テント生活をしてきた、避難村を出る期限が迫っています。






・新しい土地を買うお金はありません。
・コンクリートの家を買うお金はありませんし、地震後のトラウマでコンクリートの建物の中で眠りたくありません。
・そして、コツコツお金を貯めている時間もありません。


ないないづくし。
貴方はどうしますか?
どこから手をつけますか?

もしも貴方が「目の前がまっくら」になったとしたら。
今のADRA避難村の住民2万人と気持ちを共感したことになります。


ADRAの回答は。
家を建ててあげることではありません。
ただ避難民を追い出すことではありません。
被災者たちの自立を呼びかけ、また被災者たちの仕事の創出につながる方法です。

ADRAは避難民にこう呼びかけました。
「母子家庭、お年寄りなど、財政的に困難のある方を優先して、家屋の支援をします。」
「コンクリートの家は高額で、またコンクリートの家に住みたくない人が多いため、数年間住むための、木造でトタン屋根の家屋を支援することにします。」
「ADRAは建築資材の提供と、建築チームの提供をします。この建築チームは、事前にADRAの建築トレーニングを受けた被災者たちです。」
「家の支援を受けたい人は、最初に、自分の敷地の瓦礫を、自分で処理してください。」






緊急支援に「正解」はありません。
しかし、私たちは、この方法がDo No Harm(*)に近いと信じます。
家屋の支援を受ける被災者たちは、自分たちで瓦礫を片付けます。
ただでモノをもらうわけではありません。
家屋の支援を受けられない別の被災者たちは、建築のトレーニングを受け、この事業で報酬をもらい、お金をためて自分の家を建てる資金に当てることが出来ます。
(写真は基本的構造を学ぶための試作品。)

*Do No Harmとは…
直訳すると「害をなしてはならない」という意味です。
国際協力活動の分野で用いられる概念のひとつで、「支援が新たなる害を生むことが
ないよう、十分考慮したうえで活動を実施する」という意味でもあります。
具体例としては、支援した事で援助依存を助長するなどの弊害を考慮し、適切な援助
をしていこうとする動きなどがあげられます。






写真のように、すでに100戸以上が建ちました。
ハイチならではの、カラフルな概観です。





これから数百戸の建築が続きます。
【文責:千葉あずさ】

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Posted by ADRA Japan at 10:38 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(8/9) 【ADRA避難村の6ヵ月】避難村から送り出される者と送り出す者と。 [2010年08月09日(Mon)]
地震直後、ハイチアドベンティスト大学は、施設を被災者達に開放しました。
家を失った人々、怪我を負った人。
助けを求めて、多くの人が押し寄せました。
その数、2万人。





7月現在、大学の中庭、並木、つまり建物以外の場所に、歩く隙間がないほどテントが立ち並んでいます。
2万人を保護するための、水道代、電気代、修繕費は、膨大なものです。
それでも大学は、被災者を受け入れてきました。

大学生たちも、ADRAの活動に積極的に参加してきました。
物資運搬や学校テント設置だけではありません。
教育学部の学生たちは夕方、小学生で地震後数ヶ月間学校に行けなかった子供たちが進級できるよう、補講を行っています。




ハイチでは10人に6人が文字を読むことが出来ません。
教育学部の学生たちは大人の識字教育も担当しています。
文学部の学生たちは、トラウマケアや心理ケアのためにキャンプを歩き回り、人々と対話を続けています。





「被災者のために何かが出来ることが嬉しい」と、学生たちは言います。
こうしたADRAと大学の姿勢は、人々の心に届きます。
避難村の周囲の壁には、被災者たちの自発的な感謝のメッセージがたくさん書かれています。
「ADRA=La vie(ADRA=ライフ)」
「ADRAによって救われた。ADRAに感謝」。




一方で、避難民たちが施設を占拠しているため、6ヶ月間、学生たちはまともな授業を
受けることが出来ませんでした。
ADRAの活動に参加し、「卒業したら、人のために、人の役立つことをしたい」と言う学生たち。
しかし、現実的には「卒業」が出来るかどうか、という問題が、彼らに重くのしかかってきています。


大学が本来の役目を果たすためには、大学は避難民を外の世界に送り出さなければなりません。
避難村を近々閉鎖する。
その断腸の思いは、しかし避難民にとっては死活問題になります。


「家はまだ瓦礫状態で、行くところはない」
「これからどうやって生きていけばいいのか」と訴える避難民たち。
しかし、彼らに食料や援助物資を与え続けることが、支援活動と言えるのでしょうか?
緊急支援は、「被災者たちが地震前の状態に戻るための支援」「自活、自立の支援をする活動」です。
次のステップに進まなければなりません。




辛い決断をしなければならない大学と、厳しい現実に立ち向かわなければならない被災者たち。
「ADRA=La vie」に代表されるような、せっかく築かれた“人の善意と感謝のつながり”を断ち切らないために。
ADRAがハイチではじめた仕組みが、「家屋事業」です。
次回はこの「家屋事業」をご紹介します。

【文責:千葉あずさ】


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Posted by ADRA Japan at 15:39 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(8/4) 【ADRA避難村の6ヵ月】むき出しの土の上に寝る子供たち [2010年08月04日(Wed)]
ギョエレンさんの幼い娘の皮膚は、一面赤い発疹に覆われています。
ギョエレンさんは「地面に寝ているからだ」と言います。





ギョエレンさんの息子2人の頭は、網の目のように、各所が禿げ上がっています。
ギョエレンさんは「地面に寝ているから、擦り切れたのだ」と言います。





ギョエレンさんはADRA避難村に6ヶ月住んでいます。
プラスチックシートを継ぎ足した約2m×2mサイズのテントに、家族10名が住んでいます。
家具はダブルベット1つだけ。
3人の大人と7人の子供たちがこのスペースに入るためには、子供たちは床、と言えば聞こえがいいですが、ただのむき出しの地面に横たわるしかありません。






子供たちが被るのは、身体的な問題だけではありません。
ギョエレンさんは「お金がないから、子供を学校に送れない」と言います。
制服や本はあっても、現金がないからだ、と言います。






ハイチでは公立学校が少なく、私立学校に通う子供が多いです。
公立学校でも年間20ドル。
私立では年間600ドルから3600ドルまで様々ですが、いずれにしても、現金がなければ子供を学校に送ることは出来ません。






ギョエレンさんの子供たちは、いつ健康体に戻れるのでしょう。
ギョエレンさんの子供たちは、いつ学校に戻ることが出来るのでしょう。
ギョエレンさんの国、ハイチは、いつ”地震前の状態”に戻ることが出来るのでしょう。


ギョエレンさんのような地震被災者が、尊厳を持って生きていけるよう。
ADRAはハイチでの支援を続けます。
【文責:千葉あずさ】


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Posted by ADRA Japan at 13:36 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(8/2) 【ADRA避難村の6ヵ月】子供と再会したレアさんの話 [2010年08月02日(Mon)]
地震のあった日。
レアさんは自宅で椅子に座っていました。8歳と5歳の子供たち2人はおばあさんの家に遊びに行っていました。

命からがら外に飛び出したレアさんが一番に考えたことは、子供たちのことでした。
道路は瓦礫で埋まっていました。
それでもレアさんは、走り出しました。彼女は泣きながら走り続けました。






普段の何倍の時間もかかって、翌日、レアさんはおばあさんの家に到着しました。
無事な子供たち2人の姿を見て、レアさんは張り詰めていた気持ちが一気に抜け、足元から崩れ落ちました。
ほっとした気持ちと、恐怖を感じはじめたことで、気持ちが悪くなりました。」
とレアさんはボソボソと語ってくれました。





レアさんは地震発生後から、ADRAの運営する避難村に住んでいます。
元住んでいた場所はまだ瓦礫の下だと言います。
彼女には夫がいません。
地震の前から、夫はどこかに行ってしまっています。


レアさんはテントや資材を買うお金がなく、木の枝を枠に、ボロボロのプラスチックシートを重ねたテントに住んでいます。
床は土です。
ビニールハウスですから、中は暑いです。
カリブの強い日差しが差すため、外も暑いです。
レアさんは行くところがありません。
だから家でタオルを扇いで風を起こすくらいしか、暑さをしのぐ方法はありません。





レアさんはちょっと遠い地域からこの避難村にやってきました。
だから知り合いもいません。
子供の面倒を見なければならないし、仕事の獲得はとても難しいため、レアさんは家で座っていることしか、することがありません。





レアさんは首を振ってこう言います。「どこに行けばいいのか、わからない」


この避難村だけで、2万人が生活しています。
レアさんのような人たちが100万人、ハイチにいます。





ADRAのハイチでの支援活動は、続きます。
【文責:千葉あずさ】


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Posted by ADRA Japan at 12:11 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(7/29) 【被災6ヵ月後のハイチより】 [2010年07月29日(Thu)]
緊急事業部の千葉あずさです。
今後の支援事業について調査するため、7月18日ハイチに到着しました。
地震後6ヶ月経過したハイチ。
約22万人が死亡、100万人が家を失ったこの国は、どのような復興を遂げているのでしょうか。
ハイチの現状を数回に渡ってお伝えします。



ここで問題です。
下記の写真はいつ撮影されたものでしょう?
どちらもハイチのポルトープランス市の倒壊した家です。

ヒント:1枚は2010年1月、もう1枚は7月に撮影されたもの


(写真A)



(写真B)



答えは、Aが1月、
Bが7月です。

1月。壊れた家は衝撃、哀哭の対象でした。
7月。壊れた家は物干し場になっています。



ハイチでは、未だほとんどの地域が壊れた家で覆われています。
洗濯場として“再利用”される家を見て「ポジティブなサイン。民意の復活の兆し」と思う人間は、どこにもいません。




それでは次の2枚はどうでしょう。
同じくポルトープランス市の道路の状況。
1月と7月です。


(写真C)



(写真D)





Cが1月。
Dが7月です。

違いはどこにありますか?

1月、道路は全面封鎖でした。
7月は車が通れます。

1月、見えるものはただの瓦礫の山でした。
7月にはプラスチックシートで雨を防ぐ人たちがいます。


これを大きな進歩と思う人は、手を挙げてください。


とても難しい問いですね。
ハイチで活動する人道支援機関は600団体。
ハイチの支援に今まで使われた金額は10億円を超えます。
支援のおかげで、人々は生き延びています。
しかし災害規模が大きすぎるため、復興は遅々として進みません。







道路だったものの上に、
昔、家だったものと、
昔、人々の団欒を支えた家具だったものと、
昔、生きとし生けるものだったものが、
粉々になって敷き詰められています。


生き残った者は、それを踏み固め、歩くしかありません。
どこにも道はないのですから。


少しでも希望を見出したい被災者と、
少しでもその手助けがしたい私たちの、6ヶ月とこれからについて。
ブログを通じ、お伝えできればと思います。
(文責:千葉あずさ)



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Posted by ADRA Japan at 11:54 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(5/17) ハイチ地震ー緊急支援から復興支援へ [2010年05月17日(Mon)]
〜ハイチ地震ー緊急支援から復興支援へ〜


2010年1月12日、ハイチでは首都郊外約15キロを震源とするマグニチュード7.0の大地震が発生し、首都のポルトープランスを中心に壊滅的な被害を受けました。
ハイチ大地震復興支援会合では、死者22万2570人、負傷者31万928人、行方不明者869人、被害総額は約77億5000万ドルだと発表されました。
ADRAは、ハイチで約30年の支援活動実績があるADRA Haiti(ハイチ支部)を中心に、被災者支援活動を行ないました。
ADRAは、主に首都ポルトーフランス郊外のカルフール地区及びハイチアドベンチスト大学内の避難村を中心に、被災者支援活動を行ないました。


【OCHA (国連人道問題調整事務所)の発表】
・ハイチの復旧・復興のために今後18ヶ月間で53億ドル(約4900億円)の拠出することを表明しました。
・現在も1,373カ所の避難村(所)で411,090世帯、2,090,877名が避難していると推定されます。
・WFP(世界食糧計画)の食糧配布合計量は163億4500万トンにのぼりました。
・FAO(国連食糧農業機関)とパートナー団体9,000以上の農家世帯に種子と道具を配布しました。
・4月5日より被災地で学校が再開されました。70の学校で調査した結果、地震以前に入学していた児童の75%が学校へ戻ってきています。
・今後の雨季の到来を考慮すると、マラリアの症例が増加すると思われます。その予防策のひとつとして蚊帳や防水シートの配布が行なわれています。



【ADRAの被災者支援活動】

『避難村運営』
・カルフール地区ハイチアドベンチスト大学内で、避難村(避難者:約25,000人)を運営しました。
・避難村では、食糧や生活物資の配布の他、野外病院による傷病者の治療などを行ないました。また、「ADRA子どもセンター」を開設し、子ども達の心のケア(トラウマケア)も行ないました。
・ジェンダーに基づく暴力を防ぐため、3つのトイレ地帯に電灯と発電機を設置しました。
・30の可動式トイレ及び2つの貯水タンクの設置(300世帯利用)を設置しました。





『配布活動』
・WFP(国連世界食糧計画)と協働して食糧配布を行ないました。
・テント、防水シート、保健衛生キット、調理用品などの配布を行ないました。






『浄化された水の供給』
・地震発生直後は、水浄化タブレットを約420万個配布しました。(1リットルの水を約20分で浄化し、飲み水として使用可)
・Global Medic(カナダのNGO)と協働して、浄化された水を供給しました。特に「Trekker(トレッカー)」という移動式浄水装置は、コンパクトでバイクの動力を使って水を浄化ができるため、バイクチームを編成して、カルフール地区で水の供給を行ないました。
・避難村では大型浄水装置も使用し、避難民に対して供給しました。





『医療支援』
・カルフール地区ハイチアドベンチスト大学内の避難村に設置している野外テント病院にて、傷病者のケアを行ないました。(70〜100名の診察/日)
・WHO(世界保健機構)から支給されているワクチン接種も行ないました。
・雨季に懸念されるマラリアとデング熱について、70名のハイチ人保健専門家のための訓練セミナーを開催しました。
・衛生管理、母乳育児、性感染症、HIV、ジェンダーに基づく暴力について、12名の公衆保健看護師を対象とした、トレーナーのための訓練(5日間半)を開催しました。
・「ADRA子どもセンター」に来訪するこどもたちの精神保健、心理社会支援プログラムを担当する心理学者5名を対象とした訓練を行ないました。








【今後の活動】
今後は、ADRA Haiti(ハイチ支部)が復旧・復興支援活動を行ないます。
ADRAはプティ・ゴアーブの5つの地域で仮設住宅の建設をHandicap Internationalとオランダ赤十字社と協働で行ないます。



皆様からのハイチ地震被災者支援に対する寄付金は、ADRA Japanから
ADRA Haitiに送金し、上記事業に活用しています。
皆様のご支援を心より感謝申し上げます。







毎月1,000円で世界を変えられる「ADRAフレンド」になりませんか?


「ADRAフレンド」は、1,000円以上のご自身で決められた金額を、クレジットカードまたは銀行口座から毎月お支払いいただく継続的な寄付の方法です。

「ADRAフレンド」を通じた継続的なご寄付は、自然災害・紛争などの早急に被災者を支援しなければならない時に際して、迅速な支援活動を支える貴重な財源となります。

また、苦しい生活を送っている人々の自立を助けるための継続した支援活動を支える大きなサポートにもなります。


【災害などが起きたときに】
世界約120カ国の支部を持つADRAは、緊急時スグに現地での被災者支援活動を展開出来ます。
★たとえば、あなたの1,000円で…
1家族(5人)に3日分の食料と飲み水を提供出来ます。(チリ地震被災者支援)



【苦しい生活を送っている人たちに】
自立を助けるための継続した支援活動を「現地の人たちと一緒」に考えて、行ないます。
★たとえば、あなたの1,000円で…
農民1人に農機具一式を提供出来ます。(ラオス農業開発支援)




【ADRAフレンド登録方法】
ADRAホームページのADRAフレンドからお申込みください。
または、ADRA事務局( Tel.03-5410-0045 )までお問い合わせください。


【会費お支払方法】
クレジットカード(VISA、Master)または銀行口座振替で承ります。


Posted by ADRA Japan at 19:15 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(5/10) ハイチ地震被災者支援(第18報) [2010年05月10日(Mon)]
独りぼっちの生存者−保護者とはぐれた子どもたち−


「お母さんは私を見かけても気づかなかったんじゃないかって、私よく思うの。」16歳のジニー(Ginny)言います。

ハイチの田舎出身のジニーは、生まれてすぐに捨てられました。
彼女の人生には、母親も父親も存在したことはありません。
彼女は各地を転々として、いまとなってはもはや覚えていないような人々と暮らしたり、路上で生活したりしたこともありました。


4歳のときに、1人の女性が路上でジニーに話しかけました。
ジニーの境遇を知ったその女性は彼女を家に連れて帰り、わずかな間ジニーの生活はよくなりました。

「私、初めて学校に行けたのよ!・・・けれど5年生が終わったところで、その女性は学費を払うのをやめて、服も買ってくれなくなったの」と、ジニーは振り返ります。

そのころ、家に住んでいた男性が彼女を虐待し始めました。
「彼は私を叩いたうえに、夜になると私のところに来て、私をレイプしようとしたわ。私は叫んだけれど、誰も答えなかった。私はとても怖かったから、夜に眠るのをやめたわ。」

14歳のとき、彼女は引き取ってくれた女性に何が起こっているのかを話し、彼を追い出すように頼みました。
「彼女は何も対応してくれなかったから、私が出て行くしかなかった。私は隣人のところに引っ越した」とジニーは説明します。



いまだに学校へ通うことができずに、ジニーは新しい家で家事をして過ごしています。
まもなく、彼女がいま住んでいる家族の親戚が、またもや彼女を叩き始めました。
多くの理不尽な出来事と悲しい思い出をこらえて、彼女は単純にまとめました。
「私はたくさん苦しんできた。どこにいようとも、みんなが家にいるときに感じるような心地よさが、私にはなかった。いつだって・・・ 私はただ家に、お母さんのところに帰りたかった。」と、ジニーは言います。


「ある日、私はお母さんがポルトープランスに引っ越したって聞いて、紙切れに書かれた電話番号をもらったの。私はすぐに電話をして、家に行ってもいいかと尋ねたら、お母さんはいいよと言ってくれた。私には5人の妹がいるっていうことも教えてくれたわ!」
ようやく家に帰り、まだ見ぬ母親に会えるということに、ジニーは大喜びしました。
そして彼女は急いで母親を訪ねる計画を立てました。


しかし、悲劇的なことに、1月12日の地震は、ジニーのこれらすべての計画を台無しにしてしまいました。
かろうじて生き延びたジニーは、母親からもらったばかりの住所へと急ぎました。
恐ろしいことに、その住所にあった家は、いまや瓦礫の山となっていました。
「昼も夜も、お母さんはまだどこかで生きていているのか、それとも家にいて死んでしまったのか、心配なの。もう少しで会えそうだったのに、こんなことが起こってしまった!いま、私は本当に独りぼっちだと感じているわ。」

どのくらいの期間、母親がポルトープランスに住んでいたのかは分からないけれど、ジニーはいま、もしかするとこれまでに母親とすれ違ったことがあったかもしれないと考えています。
彼女はそれが母親であったと認識する術を持たず、母親は彼女を見かけたかもしれないのに気づかなかったのではないかと考えて、ジニーは悲しんでいます。
彼女をさらに失望させるのは、母親との連絡のすべてをまた無くしてしまったということです。
「私が持っていた、お母さんの電話番号を書いた紙切れは私の家に置いてあって、その家が崩壊してしまった。」と、ジニーは言います。
「私ももう、紙切れを見つけることはできない。」



地震のあと、住む家がなくなったジニーは、カルフール地区のADRA避難村へと辿り着きました。
そこでADRAのスタッフが彼女を見つけ、彼女はいま、ADRAの子どもの保護と心のケアのプログラムに参加しています。



「ADRAは、想像できないような喪失によって、独りぼっちで危険にさらされて苦しんでいる子どもたちへ、食べ物や避難所、そして心理社会的支援を提供しています。」と、ADRA心のケア事業コーディネーターのパトリシア・ミュラー(Patricia Muller)は言います。

ジニーのように、家族とはぐれたり、保護者のいない18歳未満の子どものために、ADRAはいくつかのサービスを提供しています。
安全な避難場所でケアを受けられるように、コミュニティや教会指導者の支援の下、子どもに優しいスペースが作られて、子どもたちに対して一時的な保護者がついています。
子どもたちはまた、心理社会的支援へのアクセスも持っています。
さらにADRAは、保護者のいない子どもたちを家族や親戚と再会させるために家族の追跡作業を実施しているUNICEF(国連児童基金)やその他のパートナー機関と協働しています。


UNICEFで機関間プログラムを管理しているジェニファー・モーガン(Jennifer Morgan)は、「優先事項は、家族を探し出すための努力を払う一方で、保護者のいない子どもたちを特定し、彼らが今いる場所で安全を確保してケアされていることである」と述べます。

家族とはぐれたり、保護者のいない子どもについて知った人は、子どもたちは孤児であると想定して、すぐに養子縁組の手続きを取りたいと考えます。
しかし、モーガンは次のように警笛を鳴らします。
「子どもたちには家族と共にいる権利があります。だからこそ、再会の過程を自然の経過に任せることがとても重要なのです。」


「子どもを家庭環境から引き離して見知らぬ場所で見知らぬ人に預けることは、家族再会の努力を危険にさらすだけではなく、さらなる苦痛と不安定を生む原因となります。さらに悪いことには、子どもを守るための系統立った手続きなしには、子どもたちは人身売買者やその他の悪意ある人々の手に落ちてしまうという危険を冒してしまいます。」と、モーガンは言います。

機関間システムは、政府とコミュニティ指導者に加えて、人道支援パートナーの間の調整を醸成することで動いています。
2005年以来、このような協働システムは、津波後のインドネシアや、2008年のサイクロン・ナルギス後のミャンマーを含む15ヶ国で用いられてきました。

ジニーは将来について…
「私はただ生きたい。学校に行って、仕事を学びたい。なぜならば生き延びたいから」と思い浮かべています。

ジニーは約4時間先のところに親戚がいますが、彼らの名前を知りません。
彼女は、UNICEFのネットワークとADRAの支援を通じて、やがてすぐに家族と再会できることに望みをつないでいます。

最近、ジニーは自分とよく似た境遇の少女と出会いました。
一緒に座っているときに、二人は共に語り合いました。
「私たちは離れず一緒にくっついていて、互いに面倒を見合うの。私たちは、それぞれがそれぞれの家族なの。そして互いに初めて、姉妹を見つけた。私たちはもう独りぼっちじゃないわ。」

Posted by ADRA Japan at 16:49 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(3/29) ハイチ地震被災者支援(第17報) [2010年03月29日(Mon)]
〜トラウマで苦しむ子どもたち〜


「子ども達はトラウマに苦しんでいます。地震前の状態に戻れるように助けてあげたい。」ポルトープランスにある避難村内で行われたADRA主催の心のケア事業スタッフのエドナ・フランソワ(Edna François)は言いました。

2 万人がいる避難村内でも人があまりいかない場所で、ADRAは、子どもたちが安全に遊んだり交流したりするための広場(ADRA子どもセンター)を作りました。
この事業は、避難所に住んでおり、震災後に心のケア(トラウマに関するケア)を受けておらず教育への参加が制限されている子どもたち(約1,200人)に焦点を当てて実施しています。






「まるで蟻のようだった。」
「両親は一日中食糧を探すのに忙しいので、子どものことは忘れていました。私たちはそんな子どもたちを社会復帰させようとしています。」
と、ADRA子どもセンターで教師として働くエルシー・デリー(Elcy Delly)は、心のケア事業が始まる前に難村内でほったらかしにされていた子ども達の数に言及しながら言いました。

月曜から木曜までの朝8時、子ども達はキャンプ内の至る所から活動に参加するために登校しています。
避難村には、3歳から17歳までの2,400人以上の子ども達がいます。
程なく、訓練を受けた16人の先生と8人のアシスタントが約30人ずつの小グループに子ども達を分け、それぞれのグループでレクリエーション・美術・読書・健康教育の4つの活動について説明します。
それぞれ2時間ずつ2つのシフトに分けて実施されるそれらの活動は、毎朝平均250人の子ども達が参加しています。






読書エリアでは、先生は子ども達に本の挿絵を見せ「狼には何本の足がある?」というように質問します。
先生はページをめくり、子ども達が集中しているか確認するために話しかけます。
人間の身体についても話をします。
先生は歌を通し、異なる部位について教えています。
「お口、ここがお口。お鼻、ここがお鼻。」フランス語で歌いながら自分の口や鼻を指差していきます。

「心が鍛えられるんです。」
と、幼稚園児を9年間教えた経験をもつフランソワは言います。






この事業を始めて数日しか経っていないのに、子ども達への影響は注目すべきものになっていきました。

「子ども達が話し始めたんです。」デリーは続けます。
「初日は子ども達にはストレスでした。話したがりませんでした。まるで何かにおびえているかのようでした。」

自宅が半壊したので地震後数時間のうちに母親と避難村に住み始めた8歳の女の子、リン(Lhynn)もそんな子供のうちの一人でした。
1月12日の地震によって、ほんの数ヶ月の間に彼女は2回目の打撃を受けることになりまいた。
2009年11月のある朝、彼女の父親は近所にジョギングにいき、そのまま帰りませんでした。
母親が父親を探しにいき、家の傍の地面に座っているのを見つけたが、既に亡くなっていたそうです。

「娘は突然父親を失いました。だから娘が他の子ども達と悲しみを分け合えるように私はここに連れてきました。」と、リンの母親は言います。
「そうすれば喪失感を向き合うことができるかもしれない。完全には出来ないかもしれないけど、助けになる。娘は父親ととても仲良しでした。」と母親は続けました。

父親の死と2ヵ月後の大地震の併発により、リンは大きな不安を抱えてしまいました。
彼女は、自分達は怪我なく大地震を生き延びることができた一方で、なぜ父親は意味もなく死ななければならなかったのか理解できなかったのです。

「父親の死後、娘にお父さんは神の御手に抱かれているのよと話しました。お父さんが最初に天に召された理由は神様しかしらないのよとも言いました。」と、母親は話しました。

リンは、特に、学校が無期限に閉鎖してから、おとなしく座っているのも嫌がりました。そして、彼女は母親に助けを求めました。

「本を読んだり運動したりしたい。」
リンの母親は娘が言っていたのを思い出し、彼女は娘をADRA子どもセンターに連れてきたそうです。

「被災した子ども達にとっては、自分を表現できたり、グループ活動を行ったり、彼らを癒す手助けをするような価値観を育成したりできる場所があることはとても大切です。」とADRA心のケア事業コーディネーターのパトリシア・ミュラーは言います。



開始以来、この事業は避難村の子ども達の間で大人気になっています。


「ここで子ども達は沢山友達をつくっています。」
と、フランソワは言います。
「何人かの子どもは『テントに戻りたい』というんです。子どもたちはここが安全な場所だと分かったんです。」


この活動は学校が破壊されたか閉鎖されたままなので仕事にもどれない先生達にも、希望を持ったり忙しく過ごしたりすることで救いの手を差し伸べられています。

「私もストレスに見舞われていました。心が痛んでいました。」
と、デリーは言います。
「でも、子ども達と一緒にいると、リラックスできます。また自分の居場所がみつかったんです。」

引き続きハイチ地震被災者、またチリ地震被災者のためのご支援をよろしくお願いいたします。


クレジットカードによる寄付はコチラから


<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: 特定非営利活動法人 ADRA Japan
*お振込される際に、お名前の前に「ハイチ」とご入力ください。
   例)ハイチ イシイミツオ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。


<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「ハイチ地震」または「緊急支援」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
Posted by ADRA Japan at 16:22 | ハイチ地震2010 | この記事のURL
(3/26) ハイチ地震被災者支援(第16報) [2010年03月26日(Fri)]
〜「子どもたちの心を癒す助けに」〜


ハイチ地震での被災者のなかでも、子どもたちのケアは大事です。





被災をうけた子どもたちは、地震、そしてその後の危機的状況により身体的・心理的傷跡に悩まされています。
そして、幼い子ども達を癒すのはもっと難しいと言われています。
そのため、ADRAはハイチの子ども達を癒す助けとなる「ADRA子どもセンター」を開設しました。





UNICEF(国連児童基金)は、300万人にのぼる被災者のうち100万人以上が子どもだと発表しました。
被災したという衝撃的な出来事があまりに深刻なため、多くの子ども達がPTSD(心的外傷後ストレス障害:Post-Traumatic Stress Disorder)に悩まされているといいます。
PTSDは、感情や精神的な健康を損なう可能性がある病で、以下のような症状がみられます。

・フラッシュバック症状(苦痛な体験の場面が鮮明によみがえり、同じ体験が再び起こっているかのように感じる)
・回避・麻痺症状(体験を思い出させることを知らぬうちに遠ざける)
・興奮状態・過敏反応(ちょっとした物音などにも過敏に反応する。イライラする、眠れないなど)


「あまりにも短い間に多くのものを失った子ども達にとって、被災後から受け続けた精神的苦痛から開放されるとしたら・・・。子どもたちが、安心でき、かつ、感情を自由に表現できる場所が必要だ。」と、ADRAの心のケア事業のコーディネーターであるパトリシア・ミュラー(Patricia Muller)は言います。


カルフール地区のADRA避難村住む全ての子どもたち4,000人を対象として、ADRAこどもセンター(災害後の心のケアなどを行なう施設)を週5日開いています。
そこでは、地元の大学や小学校の先生を中心とした約100人のボランティアが働いて、子どもたちのケアをしています。


ADRA子どもセンターは、参加する子どもたちが閉所に対する恐怖があるため、室内ではなく、いくつかに仕切られたオープンスペースを使っています。
また、個別のカウンセリングや治療が行えるテントもひとつ備えられています。





参加した子ども達は、専門家の指導の下、スポーツやレクリエーション、アートセラピー、個別の心理カウンセリングなどの様々な活動を行なっています。

これら様々な活動は、ストレスから子ども達を解放したり、地震での体験に立ち向かったりするのに役立っています。
そして、なにより、子ども達の長期的な健康に欠かせないものです。

子ども達は一般教育や衛生教育の授業も受けており、それらの授業は地震によってもたらされた新しいチャレンジに対応するために必要なスキルを与えるだけでなく、生きていくうえでの正常な感覚を取り戻すのを助けてくれます。





「学校がまだ再開されていないため、子ども達は系統だった活動を経験してない。これらの活動取り組むことによって、その埋め合わせをすることができるでしょう」とミュラー(心のケア事業のコーディネーター)は言います。


さらに、ADRAは保護者のいない子ども達が一時的に滞在している避難村にて、地震により孤児になってしまったのか、家族とはぐれてしまっただけなのか明らかにするための働きかけを行なっています。

子ども達の状況がはっきりした時点で、ADRAはUNICEFと一緒にその子どもにとっての次のステップは何が良いのかを検討しているとミュラーは説明し、こう続けました。「子どもという一番弱い存在がなんとしても必要な保護を受けられるようにしたいと思います。」



引き続きハイチ地震被災者、またチリ地震被災者のためのご支援をよろしくお願いいたします。


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銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
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*お振込される際に、お名前の前に「ハイチ」とご入力ください。
   例)ハイチ イシイミツオ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。


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*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
Posted by ADRA Japan at 17:41 | ハイチ地震2010 | この記事のURL