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ハイチ地震被災者支援(第15報) [2010年03月01日(月)]
アイスクリームの味がする「ありがとう」



カルフール地区のADRA避難村には、約15,000人の被災者が暮らしています。
ある日、私の名前を呼ぶ声が聞こえたので振り返ってみると・・・
埃にまみれた道を走ってくる私の小さな友達のマラちゃん(Mala、9歳)が見えました。
実は数日前に、避難村で彼女が水を汲んでいる時に出会ったのです。
しかし、数日前にちょっと会っただけの彼女が、私に気付き、名前まで覚えているとは思いませんでした。
彼女は、お母さんのお使いで小さな店に買い物に行く途中でした。
その途中に、避難村の仮設トイレに立ち寄ったために、私たちは再会することになったのです。




その時、私はADRAが設置した仮設トイレとシャワー場を点検するために訪れていました。
私の小さな友達のマラちゃんは、明るくてちょっとおませな女の子です。
彼女があんなに恐ろしい体験をしにも関わらず、このように明るくいられることは、私にとって驚くべきことでした。



地震が発生し、人々が全てを失った時には、一斉に様々なものが必要になります。
まずは水と食料、それから住む場所が必要になります。
ハイチで、ADRAはこのようなニーズに対応してきました。
そして、衛生設備のシャワー設備12カ所と仮設トイレ50カ所を設置しました。
更に仮設トイレ10カ所を現在設置中ですが、まだ少なくとも40カ所以上必要とされているのが現状です。


私は、少し前にあるおばあさんに出会いました。
彼女は、1月12日の地震発生直後からこの避難村で10人の家族と共に暮らしています。 
おばあさんと彼女の家族は、仮設トイレが設置されるまでは、汲み取り式トイレを使っていました。
おばあさんは「私たちは状況をありのまま受け入れなければならなかった。しかし、特に夜は非常に大変だった。子どもたちが遠く離れた汲み取り式トイレに向かう途中の暗闇に恐れて泣いてしまう。」と私に話してくれました。

しかし今は、そのお婆さんとその家族の滞在場所の付近に仮設トイレが10カ所設置されているので、「とても使いやすく、きれいだ。本当に良いことをしてくれた。本当に嬉しい。」と話してくれました。
ADRAの仮設トイレの設置時には、彼女とその隣人たちが手伝ってくれました。
お婆さんは、「私は、仮設トイレを設置してくれる人々に食べ物をあげるお手伝いをした。」と力強い笑みを浮かべていました。
また、地域の人々は、ADRAから仮設トイレを清潔に保つための講習と基本的な衛生教育も受けています。

お婆さんはしばらくの間この避難村にとどまるつもりだと言います。
と、いうのも地震の影響で彼女の自宅前の地面に大きな亀裂がはいり、隣の家が彼女の自宅に倒れてきたそうです。
残念ながら、家の一部が損壊しましたが、幸いなことに命は助かったそうです。


今日、私はあの小さなお友達のマラちゃんに再会し、彼女に地震の時の話を聞きました。
1月12日の地震が起きた時、マラちゃんはお母さんとお父さんと小さな従兄弟と自宅の中にいました。
家は、倒壊することはなかったのですが、大きな亀裂がはいりました。
しかし、数日後の余震が起きた時のことです。
たまたま家族は外出をしていたのですが、帰宅すると自宅は倒壊していました。
そして、今。。。
マラちゃんと家族は、ADRA避難村のことを「家」と呼んでいて、家族が無事であったことを感謝しています。
しかし、不幸なこともありました。
それは、彼女の10歳の従兄弟と叔母が倒れてきた壁に押しつぶされて亡くなってしまったことです。
私は、しばらく話した後に、彼女の勇気を称え彼女と彼女の家族が無事だったことに感謝することを伝えて、軽く抱き締めました。


私が次の仮設トイレを視察するために、狭い道を歩いていると、この避難村で暮らす一人の起業家風の男がそばに寄ってきました。
彼はクーラーボックスを抱え、そこには沢山の紙で包まれたアイスクリームが入っていました。
このような贅沢品など何もない被災地で、アイスリームを見たことにとても驚いたが、私と同僚は、彼のビジネスを支援しようとアイスクリームを1つずつ買いました。

そして、避難村の次の一区画に着くと、再びマラちゃんに出会いました。
マラちゃんは、私を見つけて大喜びし、彼女の友達を私に紹介しました。
私は喜んで、マラちゃんと彼女の友達にアイスクリームを分け合いました。
彼女達は口をアイスクリームいっぱいにしながら食べていました。

マラちゃんはアイスクリームを食べながら、「私がどこに住んでいるのか教えて欲しい」と聞いてきました。
私はADRAで働いていると伝え、「ADRAはマラちゃんが使っているトイレを設置した団体だよ。」とTシャツのADRAのロゴを指しながら伝えたら、彼女は理解したようでした。


私はADRAで長年働き、人々がそれぞれ独自の方法でADRAとその支援者に対して感謝するのを見てきました。
私は色々な国の言葉で「ありがとう。」と言われ、時には記念品、歌やダンスによってそれを伝えられました。


しかし今日はその中でも最も素敵な「ありがとう」でした。
マラちゃんは私がどこに住み、どこで働き、どのような事業をしたのかを知ると、彼女は「Mwen anvi bo-w」と言いました。
一緒にいた通訳が訳をしてくれ、彼女の言うがままに腰をかがめると、
頬にとても素敵なキスを受けました。

それは・・・
アイスクリームの味がする「ありがとう」のキスでした。





人々は災害が起きた際にはしばしば寛容になります。
また、人々は突然全てを失った被災者に対して、水や毛布、食料、住居などを提供しようとします。
しかし、彼らはめったに「トイレを送ってあげられたら。」とは言うことはありません。
もし、トイレのない生活を想像したらどうでしょうか?
水や食料などと同じように、トイレの重要性がすぐにでも分かるでしょう。


現在、ハイチの震災被災者たちは、世界各国からの多くの支援にとても感謝しています。
彼らが生きていられるのは水や食料などの支援のおかげだと思います。
私たちの小さな友達のマラちゃん達は、もし可能であれば、あなたにもアイスクリームの味がする「ありがとう」を届けたいと思っていると思います。

報告:Michelle Oetman


ADRAは、皆様のご支援を引き続きハイチ地震被災者及びチリ地震被災者のためのご支援をよろしくお願いいたします。


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銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
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   例)ハイチ イシイミツオ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。


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通信欄に「ハイチ地震」「チリ地震」または「緊急支援」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
Posted by ADRA Japan at 17:58 | 緊急支援 | この記事のURL
ハイチ地震被災者支援(第14報) [2010年02月24日(水)]
〜風船に希望をのせて〜



ハイチ地震の犠牲者追悼のための休日となった2月12日。
子どもたちはADRAのプログラムの参加者を新しい未来へ導くパレードに
「希望と未来を象徴する緑や白の風船」を持って参加しました。





「今までは、泣いている暇なんてなかった。でも、今日は泣いてしまうかも」
とある10代の女の子は言いました。



涙に暮れたのは彼女だけではなく、ハイチのプレバル大統領も、喪服に身を包んだ夫人が慰めようとしたにも関わらず、追悼式で涙を見せたというニュースが流れました。

「痛恨の極みだ。言葉では言い表すことが出来ない。」
とプレバル大統領は追悼式で述べました。



1カ月前、一夜にしてハイチは「誰もが誰かを失った場所」と世界中から評される国になりました。
首都の壊滅的な被害や、住居、仕事、家族そして友人の莫大な喪失を抱えた被災者を前に進ませてきたのは、「生きることへの決意と意欲のみ」のように思えてきます。




2010年2月12日、その日はいつもと違っていました。
ハイチ政府は地震から1ヶ月後の2月12日を、追悼そして癒しの始まりのきっかけとするために、犠牲者追悼のための休日と定めたのです。

TVやラジオでは、大統領主催で「犠牲者追悼式」が実況中継されました。
普段は歩行者や市場関係者で混み合っているはずの市街の道々は、閑散とし、、、
多くの人々は別の場所に集まったり、偲ぶためにかつての礼拝堂の瓦礫のもとに集まって、一日中祈ったりと国民全員で喪に服す一日を過ごしました。




ポルトープランス近隣のカルフール地区のADRA避難村では、ハイチアドベンチスト大学とADRAの災害後トラウマケア専門チームの協力で、15,000人以上の被災者のための特別プログラムが計画されました。
その1つの『希望の声』ラジオ局には、ラジオやインターネット放送を通じて、更なる生存者に連絡をつけようとしている被災者が集まりました。




「私たちのプログラムには、生存者が立ち止まり、先月の出来事に思いをはせ、未来への希望へと変えていく機会とする狙いがあった。」とパトリシア・ミュラー(Patricia Muller 、ADRA災害後トラウマケア事業担当)は語ります。

この番組では「歌・3人の生存者たちの経験話・黙祷・合唱音楽」などが放送されました。
最後の祈りに続いて、「希望と未来を象徴する緑や白の風船」を掲げる子どもたちと共にハイチの新しい門出に導くパレードをもって特別プログラムは終了しました。




ハイチ政府によると犠牲者は約23万人にのぼり、これは25万人の犠牲者を出した2004年のスマトラ沖地震の被害に匹敵すると言われています。
さらに30万人の負傷者がおり、地震により100万人が住む家を失っています。

地震後、1カ月が過ぎた今も被災者の生活状態は、良い状態であるとはいえません。
しかし、この1カ月間、ADRAは被災者が少しでも安らげるように、食糧や衛生セット、浄化された水、トイレ、シャワー、医療サービスを提供してきました。


「失ったものを忘れたり代替したりすることはできない。」と思います。
しかし、ADRAの支援事業を通して、活力を得た被災者の中では、風船が舞いあがるように、希望が高まっていると信じています。


ADRAは、今後懸念される雨季の対策も含めてハイチ大地震被災者支援を引き続き行ないますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。



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Posted by ADRA Japan at 10:46 | 緊急支援 | この記事のURL
ハイチ地震被災者支援(第13報) [2010年02月22日(月)]
〜被災者の次なる試練は「雨季」〜



「ハイチに雨季が近づき、ポルトープランスとその周辺に住む100万人以上の家を失った人々に適切な避難所が提供されない限りは、今まで以上の困難に直面するでしょう。多くの人々が屋根のないところで暮らしている現在、集中豪雨は例年になく人々に影響を与えると思います。さらに避難所問題が早急に解決されない場合、被災者の生活環境は飛躍的に悪化する可能性があります。」と、ADRA International緊急支援責任者のフランク・テーウウェン(Frank Teeuwen)は言います。



多くの被災者が集まる避難村がもっとも脆弱な場所といえます。
1月12日の地震発生後、50万人以上の家を失った人々が、ベッドリネン、木や金属のくずなどを利用して建てられた仮の避難所で生活をしています。避難所、避難村の生活は決して、良い生活環境とはいえません。
ここ数週間で水や食糧はだいぶ手に入りやすくなりましたが、雨が降れば不安定な状態で暮らしている人々に悪影響を与える可能性があります。





「雨が降り出すと健康や衛生の問題が多く生じるでしょう。」と、国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)特別代表次席であるキム・ボルダック氏(Kim Bolduc)は言います。


ハイチでの雨季は公式には5月まで始まらないとされていますが、早ければ3月にでも雨が降り始めると言われています。
先日の夜明け前に降った雨は、毎日雨が降るようになったらどのような悲劇が訪れるのかを早々と教えてくれました。
報告によると、雨はベッドや衣類を濡らし、家を失った人々が暮らすダンボール製の小屋を破壊しました。


ADRAは、雨季への対策の1つとして、数千枚のタープやビニールシート、900張の家族用テント(最大6名まで収容)などをハイチアドベンチスト大学内の避難村やその他の配給所にて配布する計画をたてています。
さらに、ADRAは避難村での生活を向上させるために、以下の救援物資を配布する計画もたてています。(避難村で暮らす複数の家族の間で共有する形式)


・6,000セットの家庭用生活キット(毛布、タープ、折りたたみ式の水タンク、調理用鍋、皿、スプーンとマグカップ)
・6,000枚のマットレス
・500セットの工具(手押し車、鍬、つるはし、ハンマー、その他工具)


米国国際開発庁(USAID)の外国災害支援事務所(OFDA)による現在の見積もりでは、110万人から150万人に簡易避難所が不足しており、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、今までに緊急避難所の支援を受けたのは、そのうち約27万2,000人と言われています。






ADRAは、雨季の対策も含めて引き続きハイチ大地震被災者支援を行ないますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。



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Posted by ADRA Japan at 13:43 | 緊急支援 | この記事のURL
ハイチ地震被災者支援(第12報) [2010年02月16日(火)]
〜地震発生から1カ月。ご支援に感謝いたします。〜



               
ADRA Internationalは、ハイチ地震被災者支援の寄付金が当初目標額の100万ドル(約9100万円)を地震発生直後に速やかに達成され、2月現在で250万ドル(約2億2700万円)を超えるハイチ地震被災者支援の寄付金を集めることが出来ました。(皆様からの寄付金はADRA JapanからADRA Internationalに送金されています。)
皆様からのご支援に感謝いたします。
これらの全ての寄付金は、最も深刻な被害を受けた人々に向けて直接的に使われています。





チャールズ・サンドファー(Charles Sandefur、ADRA International理事長)は、次のように語りました。
「ハイチでの大惨事は、災害発生時に、私達は被災者が誰であろうが、またどんなに遠くに暮らしていようが、それらに関わらず支援しなければならないことを改めて気付かせてくれた。」





「これは被災者支援活動の始まりであるが、ここで止めるわけには行かない。これからの数週間、数ヶ月間、数年間にわたり、ハイチの被災者は我々の継続的な支援を必要とするからだ。」と、フリオ・ムニョズ(Julio Munoz、ADRA Internationalマーケティング&開発支援責任者)は言います。
さらに、「今までの30年間、ADRAハイチ支部を中心に多くのハイチの人々の生活を改善するために努力してきた。今後、私達は、彼等に希望と幸福をもたらすために出来ること全てを行なう」とも言いました。




ADRAは既に総額100万ドル(約9100万円)の支援物資及び活動資金をハイチのポルトープリンスに送り、ADRAハイチ支部及びWFP(国連世界食糧計画)をはじめとする各協力機関と協働して被災者支援を行なっています。(数字で見るADRAのハイチ地震被災者支援活動の詳細はコチラから)




今後もハイチにおいて被災者支援活動を続けていきます。
皆様の引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。



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Posted by ADRA Japan at 10:52 | 緊急支援 | この記事のURL
ハイチ地震被災者支援(第11報) [2010年02月08日(月)]
〜泣くよりもっとすべきこと〜




ADRAスタッフのミシェル(Michelle Oetman)


今日は、私の誕生日です。
このメッセージが、ケーキやプレゼントに関するものと思われる前に、私がどこにいるかをお伝えします。
私は、今、ハイチの首都ポルトープランス近郊のADRA避難村にいます。
残念ながら、私の誕生日を祝う雰囲気は全くありません。
私を取り囲んでいる数えきれない死と、数千にも及ぶ今にも消えそうなはかない命を前に、一人の誕生日を祝う言葉は、のどにつまってしまう感じがします。

3週間前まで、彼らは、カルフール地区 に点在する家で、家族に囲まれて暮らしていました。
しかし、今、ここにいる彼らの多くは、家も家族も失ってしまいました。

私が、町に車で着いたとき、車道と車道の間には死体が横たわり、倒壊した家からは、靴を履いたままの足が突き出ていました。
数少ない空き地には、テントの町ができていました。

そして今、コレラの脅威、そしてコレラによりもたらされる死が、ポルトープランスのすぐ近くまで近づいているのです。



約20,000人が滞在するカルフール地区のADRA避難村



現地政府は行方不明者の捜索と救助を打ち切りましたが、生き残った人々の命は、危険にさらされたままです。
未だに続く余震に悩まされ、燃料と食料は不足しているうえに物価が高騰しています。
そして、極度の絶望感は、しばしば暴力につながります。


私が、ほんの少し前まで送っていた生活と何たる違いでしょう。

ハイチに向かう直前、自宅のカレンダーを2カ月先まで破ってカバンに詰め込みました。
そのカレンダーには、一日一つずつ引用句が紹介されています。


私の誕生日の引用文は、アメリカで有名な女性の人生相談コラムニストの一人アン・ランダース(Ann Landers)さんのものでした。
「人生で直面した問題が大きすぎて圧倒された時には、周囲を見回して、他の人々がどんな問題に立ち向かっているかを見なさい。あなたは、自分が幸運な人であることを知るでしょう。」と書かれてありました。




私たちは、「幸運な人」とは、「幸運に恵まれた人」を意味することを知っています。 

しかし、あなたが、このメッセージを読めるということは、あなたが幸運に恵まれた人であるということを知っていますか?

ニュースを入手できるコンピュータ、テレビ、ラジオ、携帯電話などを買う余裕があるということは、あなたが幸運な人であるということだと知っていますか? 

また、あなたの次の食事を、ADRAから配給される米、豆、塩・水などに頼っていないとしたら、あなたが幸運に恵まれた人であることを知っていますか?
 
しかし、最も重要なことは、あなたが今日生きていることが、最も幸運に恵まれていることの証であるということです。

気づいていましたか?




ADRAにより提供される清潔な水の給水所へ向かう途中の、ハイチアドベンチスト大学内ADRA避難村に滞在する子供たち



今日は、私の誕生日です。
涙を流す理由はたくさんあります。
けれど、泣くよりもっとすべきことがあります。

私の誕生日のイベントは、ケーキや、パーティーや、包装されたプレゼントからは、程遠いものとなるでしょう。

どうか今日、少しだけ時間をとって、考えてみてください。

読み書きができること、浄化された清潔な水、そして頭上にある屋根、そして、何よりも明日を迎えられるという幸運を使って何をしますか? 
今日は、あなたの誕生日ではないかも知れませんが、今日を迎えることができたあなたの命、あなたはどのように祝いますか?


今日、私は、38歳になります。
だから、38年間の人生という幸運の恵みに感謝するために、ハイチでのADRA事業に38ドル(約3400円)に寄付をしました。


私たちの世界は、つい先日まで祝われていたのに、今は悼まれている何万人の命を一度に失いました。
そして、犠牲者はまだ増え続けています。
お願いします。
あなたもあなたの重ねることができた年月を祝って、私と同様に祝って頂けませんか? 
そして、もう一つのお願いは・・・ 
どうぞハイチで生き残った人々のことを忘れずに祈ってください。



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Posted by ADRA Japan at 15:37 | 緊急支援 | この記事のURL
ハイチ地震被災者支援(第10報) [2010年02月05日(金)]
〜数字で見るADRAのハイチ地震被災者支援活動〜



ADRAは、ハイチ地震被災者支援の活動を引き続き行なっています。(2月2日現在報告)




「4,200,000」
ADRAは、水浄化タブレットを420万個配布しました。
この水浄化タブレットは、1リットルの水を約20分で浄化し、飲み水として使用できます。


「1,300,000」
ADRAは、130万食の食事を被災者に配給しました。






「1,000,000」

ADRAは、ハイチ大地震発生後数時間以内に100万ドル(約9000万円)の支援を決定しました。


「200,000」
ADRAが1月28日に設置した新しい浄水装置は、20万人の被災者に浄化した水を配布できます。この新しい浄水装置は、1分あたり64リットルの水を浄化できます。
新しい浄水装置は、ADRAボランティアと地元リーダーのチームで管理しています。



「153,000」
ADRAとWFP(国連世界食糧計画)は、今後15日間でポルトープランスの被災者15万3千人に食糧を配布する予定です。
ADRAは、毎日1,700家族または約10,200人に25kgのお米を配布します。



「100,000」
ADRAは、1月25日に10万ポンド(約45トン)の米・豆・油・塩をハイチアドベンチスト大学(カルフール地区)のADRA避難村で配布しました。





「71,000」
米国フロリダ病院(フロリダ州オーランド)から71,000ドル(約640万円)相当の医療品がADRAのパートナー団体のハイチアドベンチスト病院に寄付されました。寄付は、点滴・抗生物質・鎮静剤・マスクなどがありました。



「55,000」
ADRAのパートナー団体GlobalMedic(カナダの医療NGO)によって、カルフール地区に設置された12カ所の浄水装置によって、55,000人が浄化された水を飲むことが出来ます。






「15,000」
Heart to Heart International.から15,000ドル(約135万円)相当の医療品がADRAに寄付されました。



「1,000」
Partner International Aidから1,000ポンド(454kg)の医療品がADRAに寄付されました。



「40」
Harvest Time Internationalからの約40トン(パレット40枚分)の雨よけタープ・ブルーシート・水・衛生用品・発電機・乳児向け用品及び医薬品は、ADRAを通してハイチの被災者に届けられました。






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Posted by ADRA Japan at 12:38 | 緊急支援 | この記事のURL
ハイチ地震被災者支援(第9報) [2010年02月01日(月)]
〜忘れられる孤児たちの生活〜



ボランティアで孤児院を支援し、孤児達に食べさせる食料を毎日探し歩いているジョン・デュボア(John Dubois)さんは、「私達は食料をほしいという域を越えて、食糧が必要だと懇願しています。」と強く語りました。


1月12日の地震発生後、多くの被災者に国際社会からの人道的な支援が届いています。
しかし、多くの支援は首都ポルトープランス及び近隣地区の避難村に集中しており、孤児達にはあまり届いていません。



カルフール地区にあるCentre d'Accueil de Carrefour孤児院(650人が滞在)では、食糧・水などの公的配給が激減し、それらの在庫もなく危機的な状態です。
孤児院の子どもたちは、余震で宿泊所(寮)が倒壊するのが怖いため、建物の外で寝泊まりしています。
孤児院の衛生状態も悪く、孤児院の子どもたちと職員が使えるトイレは2つしかありません。
「今は、ADRA倉庫から食糧を受け取って孤児院に届けています。地震発生後、孤児院での食事は1日3食から2食に減りましたが、1回の食事量は減っていません。」とデュボアさんは言います。




孤児院に滞在しているグレゴリー・ビアネメ(Gregory Bien- Aimé, 13歳)



孤児院で調達を担当しているヘンリー・ベルナードさん(Henri Bernard, 50歳)は、次のように話してくれました。

「子ども達が食べ物のことを考えないように、ゲームなどたくさんして遊ばせています。こんなに状態の悪かったことは一度もありません。今ある食糧(米・とうもろこし粉・麦・豆・小麦粉)は数日後で使い切ってしまいます。」

ヘンリーさんはさらに続けて「また、送水ポンプを動かすための燃料ももうすぐなくなります。孤児院に水を提供する送水ポンプは、通常でも10ガロン(約38リットル)の燃料が必要です。しかし、今は5ガロン(約19リットル)しか残っていません。地震発生前、この孤児院の日常の運営費(食事、燃料など)は公的助成金で賄っていました。しかし、地震発生後は助成金交付が中止になりました。その結果今は、子どもたちに食糧を与えるには、ADRAのような支援団体に頼らなければなりません。」と話してくれました。



11歳になるエディー・ピエール・ルイー君(Eddie Pierre-Louis, ポルトープランス西側のレオガン町出身)は2年前にこの孤児院に来ました。
エディー君は、クレオール語(現地語)で「余震が一番心配です。」と聞こえないぐらい小さな声でしたが、話してくれました。



地震発生後、多くの孤児たちが苦しんでいます。
余震はハイチの被災者にさらなる恐怖を染み込ませますが、食糧や水不足は何千人の孤児達の生活を圧迫しています。

デュボアさんのような献身的なボランティアたちは、ハイチの孤児たちが国際支援から忘れられないように支援活動を続けています。


引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。



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ハイチ地震被災者支援(第8報) [2010年01月29日(金)]
〜1日約1,000人に医療支援 〜


1月12日に地震が発生したとき、ミシェル・ナーライン(Michelle Nirline、21歳)さんは、カルフール地区の家の中で生まれたばかりの娘のタリアちゃん(Talia、1カ月半)
と一緒にいました。
「地震の揺れを感じた瞬間、とっさにタリアを抱きかかえて外に飛び出しました。気がついたら家が倒壊していました」とミシェルさんは話してくれました。



タリアちゃん(1ヶ月半)



ポルトープランス市のスゼット・エドモンド(Suzete Edmond、51歳)さんは、次のように話してくれました。
「1月12日に地震が発生したとき、私は病気で入院している息子と病院にいました。地震の揺れを感じたときは、病院内のみんなと一緒に外へ出ました。もう死ぬかと思ってみんなでお祈りしました。あのときはとても怖かったです。」


ミシェルさんとスゼットさんは助かりましたが、二人とも家を失ってしまいました。
地震発生から数時間後、彼らはハイチアドベンチスト大学に到着しました。
そこは中庭や建物と建物に間に張られたブルーシートなどで作られた簡易施設があり、何千人という人がいました。
まさに即興テント村という感じでした。
ADRAは地震発生数日後から、この場所をADRA避難村として支援活動を開始しました。



スゼットさんは、避難村のシェルターの床に座ってインタビューに答えてくれました。
「私は疲れました。毎日自分の家族と親せき(計11名)を一つにまとめようと必死でした。でも、この15日間で愛する家族の世話をすることが苦痛になってきています。妹のマガリー・ラペ(Magalie Lapaix、46歳)は、床に広げたマットに寝ています。彼女は、昨年4月から病気で寝たきりです。避難村に来てから体調を崩し、嘔吐と下痢が続き、まだ治療も受けていません。」
このインタビュー直後、マガリーさんはGlobalMedic(ADRAパートナー団体)の医師の治療を受け回復に向かっています。



地震発生後、各医療施設及び多くの医療支援は重傷病者対応で追われ、プライマリー・ケア(軽傷病者の治療)を必要としている人たちまで医療支援が届きませんでした。
そして1月26日、ADRAとGlobal MedicはADRA避難村内にテント型野外病院(6.7m×12.8m)を立ち上げました。
この病院は、現在避難村に滞在する約20,000人のプライマリー・ケア施設(軽傷病者の治療)として使用し、1日約1,000人の治療が出来ます。
この野外病院を開設したときから、入口には治療を求める患者(被災者)の長い列が出来ました。
また、継続的に野外病院運営が出来るよう、現地スタッフにテント型野外病院の設営方法、使用・維持方法などの訓練も行ないました。



テント型野外病院




診察を終えた患者



「ADRAが被災者支援を開始したときから、被災者の医療支援のことを考えていました。このテント型野外病院はプライマリー・ケアを必要としている人たちに効果的だと思います。」とADRA緊急チームのジョン・トレス(John Torres)はいいます。



引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。



クレジットカードによる寄付はコチラから

<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: 特定非営利活動法人 ADRA Japan
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、
お名前、ご住所、電話番号をADRA事務局までご連絡ください。


<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「ハイチ地震」または「緊急支援」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
Posted by ADRA Japan at 16:19 | 緊急支援 | この記事のURL
ハイチ地震被災者支援(第7報) [2010年01月28日(木)]
〜バイクチーム「Les Aigles」の活動〜



ADRAは、1月22日からGlobalMedicの協力で、カルフール地区の浄化した水が不足している地域で移動式浄水機「トレッカー(Trekker)」20台を用いて浄化した水を配っています。






「トレッカー」はコンパクトでバイクの動力を使って、8時間で約330人に浄化した水を供給出来る移動式浄水装置です。
この活動を担っているのが20名で構成される新設されたADRAバイクチーム「Les Aigles(ルゼイグル)」(英語:The Eagles)です。
バイクで移動し、浄化した水と浄水タブレットを配布するのが主な仕事です。
*名前の由来は、崩れた道や交通渋滞を楽に通れるから。



移動式浄水機「トレッカー(Trekker)」(黄色のボックスタイプ)




ADRAバイクチーム「Les Aigles」のワリックス(Walix)さんは、4人の娘をもつお父さんです。
彼の家は地震で損壊して住めないため、今は路上で生活をしています。
親戚も含めてケガ人はいますが、命が助かったことをワリックスさんは神様に感謝をしています。
また、ワリックスさんは「地震が発生する前は、ADRAという団体を聞いたことがないし、知らなかった。でも、今は胸をはってADRAは私の心の中にあると言える。」と言います。



ワリックスさんのパートナーのヨセフ(Joseph)さんが話してくれました。「私は、地震で損壊した家の近くで、家族5人で路上生活をしています。私の家族は全員無事でしたが、兄の家の壁が崩れたときに、兄が腕を折ってしまいました。」
また、ヨセフさんは「Les Aigles」に入ったきっかけを「私は困難な状態にいる人たちを目の当たりにしました。彼らは水が無く、助けを必要としていました。そんなときは、ADRAはいつも貧しい人を助けている。」と聞いたからだと言います。
さらに彼は「浄化した水を受け取る人々はとても喜んで、水がおいしいと言って感謝してくれることがすごく嬉しい」と嬉しそうに話してくれました。



ヨセフ さん(左) 、ワリックスさん(右)




地震発生から2週間以上経ちましたが、ハイチでは未だに何百万人の被災者が食糧や水などを必要としています。皆様からの温かいご支援は、ヨセフさんやワリックスさんのようなADRAバイクチーム「Les Aigles」の雇用を支えるともに、彼らを通して多くの被災者に浄化した水を供給しています。また、ADRA避難村などにおける食糧配布や医療チームによる医療活動を支えています。


引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。




*ADRAバイクチーム「Les Aigles」メンバーには、食糧・バイク燃料と日当が支払われています。
GlobalMedic(カナダの医療NGO)は、ハイチ地震発生直後からADRAと協働で浄水装置の設置や医療活動などをポルトープランスなどで実施しています。




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Posted by ADRA Japan at 16:51 | 緊急支援 | この記事のURL
Twitter、Facebookでハイチから速報 [2010年01月26日(火)]
ADRAは、ハイチ地震被災者支援活動を行なっています。

現在、被災地で支援活動に携わっているスタッフが、
現地での活動を「Twitter」(英語)と「Facebook」(英語)を使って、お伝えしています。



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詳しくは、 ハイチ地震緊急支援Twitter募金で!



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【お知らせ】
WFP(国連世界食糧計画)と協働で進めている食糧配布の写真がWFPホームページに掲載されました。

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Posted by ADRA Japan at 12:52 | 緊急支援 | この記事のURL
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