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(1/31)【シリア難民】「子どもがよく笑うようになりました」幼稚園に通えない子どもたちのために就学前教室を開いています [2017年01月31日(Tue)]
難民として他国に移り住んだ子どもたちは、教育を受ける機会をなかなか持つことができません。多数のシリア難民を受け入れているレバノンでは、最近になって小・中学校にシリア難民を受け入れる体制が整ってきましたが、幼稚園などでの受け入れはあまり進んでいません。そのため、ADRA Japanは、レバノンに暮らすシリア難民の就学前の子どもたちを対象にした学習教室を開始しました。子どもたちに戻った笑顔は、家族にも広がっています。

現在レバノンには、隣国シリアより内戦を逃れるため、多くの人々が難民として流入しています。その数は2016年9月末の時点でおよそ100万人にも上っています。家を突然失った人々の中には、子どもたちもいます。

レバノンの教育施設だけでは多くのシリア難民の子どもたちを受け入れるのが難しく、現在も学齢期の子どものおよそ2人に1人が学校に通えていない状態です。小学校や中学校で難民を対象にしたクラスが徐々に増えつつありますが、幼稚園はまだ少ないのが現状です。レバノンの小学校のカリキュラムは幼稚園で学んでいることを前提に組まれています。また、算数や理科の授業がフランス語もしくは英語で進められます。そのため、就学前教育を受けずにレバノンの小学校に入ったシリア難民の子どもたちは、勉強についていけず取り残されてしまいます。

このような状況を受け、ADRA Japanでは2016年10月より、レバノンの首都ベイルート郊外にて、120人を対象に就学前教室を運営しています。この教室では、幼稚園に通うことができていないシリア難民を子どもたち(4-5歳)が、小学校に行くために必要な基礎を学ぶことができます。

就学前教室での学習内容はレバノンの幼稚園のカリキュラムに沿って進められます。月曜日から水曜日は、アラビア語・フランス語・算数・理科の授業を行ないます。机に座る学習だけではなく、歌やゲームなどのアクティビティを通して皆で楽しく学んでいます。


教室_Bonjourの練習.jpg
(フランス語を学んでいる子どもたち)


木曜日は心のケアを含めたレクリエーション活動行なっています。子どもたちの心身の健康な発達を促す目的の活動や、また学校や地域社会で集団生活を送るうえで必要となる能力を培うための活動を実施しています。また、親子での遠足やクリスマスパーティーなどの季節のイベントも開催してきました。クリスマスパーティーでは先生の一人がサンタの格好をして登場し、子どもたちに笑顔があふれました。

また、昨年の12月には授業参観も開催しました。普段教室に入れない保護者は、子どもたちが学んでいる姿のほか、これまでに子どもたちが取り組んだワークシート(練習帳・ドリル)や描いた絵などを見て、とても喜んでいました。子どもたちも恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに授業を受けていました。


授業参観.jpg
(授業参観の様子)


就学前教室に通う子どもたちは、目を見張るスピードで新しい知識を身に着けています。
教室が始まって2か月しか経ちませんが、すでにフランス語で会話している様子も見られ、子どもたちの成長を大きく感じます。また、最初は保護者と離れたくなくて号泣する子どもがたくさんいましたが、今では皆、笑顔いっぱいで学校に来ています。
保護者からも「子どもがよく笑うようになりました。最近では家でも笑顔で学習教室の話をしてくれます。そのため、私たち家族も笑顔になります。」という子どもの変化についての声が寄せられています。


教室.jpg
(就学前教室に通う子どもたち)


ADRA Japanでは今後も子どもたちが子どもらしく笑顔で過ごし、学習することができるよう、支援活動を続けてまいります。引き続き皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

(執筆:インターン 高田莉子)

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(6/28)【シリア難民支援】子どもたちが通う学習教室 [2016年06月28日(Tue)]

前回は、レバノンに避難しているシリア難民の子どもたちが置かれている現状をお伝えしました。


今回は、主にシリア難民の子どもたちを対象に運営を開始した学習教室でのADRAの活動をご紹介します。

<学習教室での取り組み>
レバノンでは、難民登録を受けている約30万人の学齢期(6歳から18歳)のシリア人の子どもたちが現在も学校に通えていないと言われています。こうした子どもたちの教育の必要に応えることが学習教室を運営する第一の目的です。

現在、学習教室では、学校に通うことのできない子どもたちに学習機会を提供するため、月曜日から木曜日まで教育プログラムを実施しています。3月末時点で118人の5歳から12歳までのシリア難民の子どもたちが、英語、数学、アラビア語、理科の授業を受けています。

レバノンの学習教室で勉強するシリアの子ども_ADRA Japanシリア難民支援.jpg

学習教室でのシリアの子どもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(学習教室で勉強する子どもたち)

学習教室ではレバノンの教育カリキュラムに沿って授業を行なっています。シリアとレバノンの教育カリキュラムは異なるため、その違いを考慮して授業内容を調整しています。また、学習教室に通うほとんどの子どもたちは、シリアの紛争により学校に通えなくなり、レバノンに避難した後も学習機会に恵まれず数年間教育を受けていません。小学校に入学しておらず、一度も学校に通ったことがない9歳児もいます。そのため、子どもの年齢だけではなく、学習能力のレベルに応じて、クラスを分けています。

それでもどうしても同じクラスの中で子どもたちの学習能力のレベルに差ができてしまうため、先生は子どもたちの理解度と学習の進捗具合を見ながら授業内容を調整する必要があります。大変な作業ですが、先生たちは丁寧に子どもたちと向き合っています。


学習教室を運営するもう一つの目的は、内戦の経験による心の負担や避難生活によるストレス等を軽減することです。
子どもたちは毎週金曜日にお絵かき、図工、ダンス、映画鑑賞といったレクリエーション活動に参加しています。下の写真は、子どもたちそれぞれの好きなもの、安心する場所、嬉しいと感じること等を布に描き、心の内にある思いや感情を表現する活動の様子です。

レバノン学習教室のレクリエーションを楽しむシリアの子どもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(レクリエーション活動で大好きな母国シリアの国旗や家を描く子どもたち)


これらの活動に加えて、学習教室では、子どもたち一人ひとりの家庭環境や生活状況の把握と、子どもの様子に異変があった際にフォローアップを行なうことのできる体制づくりに努めています。具体的には、子どもの家庭訪問の実施、保護者に対する家庭状況のインタビューの実施、教師による学習態度等に問題を抱える子どもの報告や子どもの出欠状況の管理を行なっています。

シリアの子どもたちの家に訪問するADRA スタッフ_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(難民の家庭を訪問しインタビューした情報をまとめるスタッフ)


また、学習教室で働くスタッフに対して子どもの保護に関する研修を実施しています。スタッフが子どもの変化に気づき、報告を行ない、必要に応じて子どもが適切な保護を受けられるように努めています。


今後も、シリア危機の影響を受けた子どもたちが子どもらしく安心して生活ができるように活動を実施していきます。
皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

レバノンの学習教室に通うシリアのこどもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(学習教室に通う子どもたちと現地駐在員の伊東(中央))

*この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

(執筆:レバノン事業担当 伊東彩


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Posted by ADRA Japan at 21:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(12/18)【シリア難民】 レバノンに逃れた家族と子どもたち [2015年12月18日(Fri)]
こんにちは、レバノン駐在の伊東です。

以前のブログで、レバノンに逃れたシリア難民の女性の声を通して、彼らが置かれている状況の一部をお伝えしました。

今回以降のブログでは、レバノンに逃れたシリア難民の家族と子どもたちの状況と、ADRAがレバノンで行なっている活動について、2回に分けてご紹介します。

<事業地周辺のシリア難民の家族と子どもたちを取り巻く課題>

ADRAはレバノンの首都ベイルート郊外の都市部で事業を実施しています。難民と聞くと難民キャンプで生活している人々を想像される方も多いと思いますが、ADRA Japanの事業地周辺に住むシリア難民の家族はアパートの部屋を自分たちで借りて生活しています。


Photo 1.jpg
シリア難民の家族が住む事業地周辺のアパート


レバノンでUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の難民登録を受けたシリア難民は正規雇用者として働くことが許されていないため、非正規の日雇い労働等による少ない収入から毎月の家賃を支払っています。家賃が安い地域は治安が悪いのですが、そういった地域に住まざるを得ない家族が多くいます。

また、大量の難民がレバノン人のコミュニティーに住むようになったことで、レバノン人の生活が大きく圧迫されています。レバノン人の不満は、シリア難民に対する差別というかたちで顕著に表れています。

こうした治安の悪さや周囲のレバノン人との緊張関係から、子どもたちを外で遊ばせることを避けるシリア人の保護者も多く、子どもたちは部屋にこもりがちになります。


Photo 2.jpg
シリア人家庭を訪問した際の様子。家の中で遊ぶ子どもたち


収入が限られていることに加え、レバノンの物価の高さやWFP(国連世界食糧計画)の資金難による難民への食糧支援の減少により、シリア難民の生活はますます厳しくなっています。

生活のひっ迫は子どもたちにも大きな影響を与えており、事業地周辺で大きな問題になっているのが児童労働です。家計を支えるために多くの子どもたちが働くことを余儀なくされています。低賃金で長時間の労働を強いられたり、子どもの身体に見合わない過剰な肉体労働をさせられたりするケースも報告されています。外での労働ばかりでなく、保護者に代わって弟や妹の面倒を見たり家事をしたりして家庭を支える子どももいます。

避難生活を送る子どもたちが自由でいられる時間や場所は、極端に限られています。このような生活環境は子どもたちのストレスを増やすだけでなく、子どもが子ども本来の姿でいることさえも妨げているのです。

こうした環境に置かれた子どもたちが子ども本来の姿を取り戻し、友だちと一緒に勉強したり遊んだりすることができる場所が必要であると考え、ADRAは学習教室の運営を開始しました。
次回のブログでは、この学習教室での活動をご紹介します。

*この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

(執筆:レバノン事業担当 伊東彩

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Posted by ADRA Japan at 12:09 | シリア難民支援 | この記事のURL
(10/20)【シリア難民】レバノンに逃れてきた女性の声 [2015年10月20日(Tue)]
ADRAは2011年からシリアで続いている内戦の影響を受け、レバノンへ避難しているシリア人の支援を行なっています。

今回は、母国を離れレバノンで暮らす方々の声をお届けします。

話を聞かせてくれたのは2人の女性。この女性たちとその家族は、首都ベイルートから6〜7kmほど離れた郊外で小さな部屋をシェアして生活しています。

「シリアでの暮らしは、今の生活よりずっと良かった」。

平穏だった日々を懐かしみながら2人は話します。シリアでは家も仕事もあり、子どもたちに必要な食べ物や衣服を与えることができました。現在は不定期の日雇い労働による収入しか得られず、高い物価が生活をさらに圧迫します。

しかし「家族が一緒に暮らせていることはありがたい」と2人は語ります。母国に帰りたい気持ちはあるものの、内戦が起きてからおよそ5年が過ぎ、母国に戻れる望みは薄いと感じ始めています。

今は、子どもたちとの生活が少しでも楽になるよう、デンマークやドイツなどの第三国へ移住することを望んでいます。


Photo1.jpg
アパートをシェアしている女性とその子どもたち


現在、レバノンには約120万人のシリア難民がおり、先行きの見えない不安を抱えながら生活しています。ADRA Japanは、過酷な避難生活の中でもシリア難民の子どもたちが将来への希望を持ち続けることができるよう、2015年6月から教育支援事業を開始しました。教育を通して子どもたちに笑顔が戻り、その家族にもその笑顔が広がるよう、活動を続けます。


(執筆:ライティングボランティア 寺西 里織 )


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Posted by ADRA Japan at 13:07 | シリア難民支援 | この記事のURL
(8/17)【シリア難民】シリア難民の子ども達への教育支援事業が始まりました [2015年08月17日(Mon)]
2011年から続くシリア危機は5年目に入りました。現在も国外に逃れるシリア難民の数は増え続けており、2015年7月には400万人に達しました。

レバノンはシリアの周辺国の中でも、最も多くのシリア難民を受け入れている国のひとつです。レバノンの人口約450万人に対し、レバノンが受け入れているシリア難民の数は約120万人で、人口の4人に1人がシリア難民という異常事態が起きています。


2014年の時点で、レバノン国内には3歳から18歳の子どもの難民が約50万人おり、そのうちのおよそ30万人が学校に通うことができていないと言われています。

彼らが学校に通えずにいるのには様々な理由がありますが、最も大きな理由は、これだけの数のシリア難民の子どもたちを、地元の学校が受け入れきれないということです。現在レバノン政府は、すべての子どもたちが教育を受けられることを目指し、公立小学校の教育制度を2部制にしたり、学校施設の補修をしたりしています。それでもやはり、50万人の子ども達のすべてを受け入れるのは非常に難しいのが現状です。

ADRA Japanはこうした状況を受け、シリア難民の子どもたちに学習の機会を提供し、子どもが子どもらしく暮らせる環境を取り戻すことを目指して、2015年6月から教育支援事業を開始しました。


1学習教室.jpg
学習教室


これまで、現地のパートナー団体であるADRAレバノン支部(ADRA Lebanon)とともに、活動の実施に向けたスタッフの雇用や裨益者選定などの準備を進めてきました。7月末には新しく雇用した現地スタッフの研修をを終え、8月、いよいよ子どもたちのための学習教室を開始します。

今後も、レバノンでの活動の様子や人々の生活の様子をお伝えしてまいります。心温まるご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


2ワークショップの様子.jpg
ワークショップの様子


3集合写真.jpg
スタッフの写真


(執筆:レバノン事業担当 伊東彩

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(10/21)【シリア難民】ADRAシリア・レバノン支部より活動報告 [2014年10月21日(Tue)]
ADRAは現在、シリア内戦の影響を受けて避難をしているシリア人への支援を行なっています。


Photo2.png


前回のブログでは、ヨルダンで行なった教育支援について報告いたしました。
今回は、シリア国内における公衆衛生分野とレバノンにおける教育分野の支援活動の進捗をお伝えします。

シリアでは、国内避難民がA型肝炎や腸チフス、下痢、皮膚疾患などを発症する例が数多く報告されています。避難所が密集している地域では、水不足のため汚染されたままの水を使用してしまうことによる感染症のリスクが高く、特に気温が上昇する季節には患者が急増する傾向があります。治療の必要な患者が増える一方、シリアの医療機関の多くは機能しておらず、存在する医療機関のうち約半数が動いていない地域もあります。

そこでADRAは避難生活を続ける人々の衛生状態を改善し、感染症のリスクを下げるため、WASHプログラム(※)を行なう準備を進めています。7月にはシリア総務省とWASH実施に向けて会合を持ち、プロジェクト実施の合意ができ次第、本格的に始動します。

(※ Water supply, Sanitation and Hygiene Promotionの頭文字をとってWASHという。日本語では「給水、衛生、衛生促進」などと訳され、すべての人の水と衛生に関する最低基準のことを指す)


また、シリアの隣国であるレバノンにもシリアからの難民が数多く生活しています。2014年7月時点のレバノンにおけるシリア人難民の数は、113万7500人を超えています。これはレバノン全体の人口のおよそ3分の1に当たります。ADRAは首都ベイルートで、シリア人避難民の子どもたちへの教育支援として、学用品の配付と教室の整備活動に取り組んでいます。

学用品配付プロジェクトの対象は、レバノンに避難しているシリア人の子どもたち1,200人です。適切な品質の学用品を支援できるよう、学用品を取り扱っている複数の業者から見積りをとり、サンプル品の確認をした上で配付をしています。

教室の整備プロジェクトは、2015年8月までを事業期間として開始しました。教室の計画書を複数作成してその内容を比較検討し、建設業者との交渉を進めています。


Photo1.jpg


この報告を書きながら、内戦によって自らの家を離れざるを得なくなった多くのシリア人避難民のことを想います。安心して飲むことのできる飲料水の不足、生活環境の悪化と気温の上昇による感染症の拡大等、避難所での生活は私たちが想像する以上に身にも心にもこたえるものであるはずです。

WASHプロジェクトが早く軌道に乗り、避難民の方々の肉体的、精神的負担を少しでも軽減できるように、そして、国外に避難したシリアの子ども達には教育支援プロジェクトを通じて笑顔が戻るように、ADRAの活動をサポートしていただけたら幸いです。


(執筆:ライティングボランティア 寺西 里織)

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Posted by ADRA Japan at 16:59 | シリア難民支援 | この記事のURL
(4/23)【シリア難民】900万人が避難する中、通学バッグを受け取って笑顔を見せる子どもたち [2014年04月23日(Wed)]
2011年1月26日からシリアは紛争状態に陥り、すでに3年以上が経過しています。この紛争はシリア騒乱とも言われ、反政府運動とこれに伴うシリア政府軍と反体制派間の武力衝突により、多くの市民が巻き添えになっています。

シリアの人口は2,140万人で、その内900万人以上が支援を必要としています。その内訳は650万人以上のIDP(国内避難民)と250万人以上の難民(国外に避難している人々)です。また、内戦の影響を受けている子どもたちは430万人以上いるとされています。シリア政府と現地の支援団体により集合シェルターが設置されましたが、そこに身を寄せることができたのは、国内で家を失ったIDPのうち3%にも満たない数となっています。


このような事態の中、ADRAはシリア国内及びレバノン、ヨルダンの計3か国で物資配付を行ない、健康・衛生、教育分野での支援活動にも取り組んでいます。

今回はその内、ヨルダンで行なっている教育支援をご紹介いたします。


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受け取ったばかりの色ペンで書かれた感謝のメッセージ


ヨルダンでの教育支援は、シリアから逃れてきて以来学校に通えずにいる難民の子どもたちと、受け入れ国となっているヨルダンの低所得層の子どもたちが、子どもであれば誰もが持っている「教育を受ける権利」を享受できるようにすることを目的としています。大勢のシリア難民を受け入れている国境に近いアッ=ラムサとイルビドの町には、通学用バッグや文房具がないために通学や学習が困難だった子どもたちが数多くいました。そのため、ADRAは教育用品を配付することにしました。

様々な困難もありましたが、世界中から寄せられた温かい支援とJHCO(Jordan Hashemite Charity Organization:ヨルダンのローカルNGO)や地元の教育局、配付を手伝ってくれたボランティアの協力のおかげで、この地域にある12の学校の4,937人の子どもたちに通学用バッグと文房具を届けることができました。配付したバッグや文房具は、ユニセフ(国連児童基金)が定める指標に準拠したものです。


小学生には、男の子と女の子、それぞれが喜びそうなデザインの通学バッグと文房具一式が、中高生には男女兼用のデザインバッグと文房具一式が渡され、支給を受けたシリアとヨルダンの生徒たちは、はるか遠方から届いた支援に感激し、大喜びしていました。


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アッ=ラムサのZeinab Bint A-Rassoulスクールで早速バッグの中身を確認する
女子生徒たち


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新しい通学用バッグを誇らしげに見せて喜ぶ男子生徒のグループ(ヨルダン、アッ=ラムサ)


ADRAは今後もシリアとその周辺国で支援活動に尽力しているスタッフと連絡を取り合いながら、シリア騒乱により被災した人々、特にその中でも脆弱層である女性や子どもたちに焦点を当てた活動を続けてまいります。


(執筆:ライティングボランティア 筬島順子)

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Posted by ADRA Japan at 18:25 | シリア難民支援 | この記事のURL