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(10/29) レバノン事業スタッフインタビュー『ADRAでの仕事が好きです!』 [2018年10月29日(Mon)]

ADRAはレバノンにて、シリア難民の子どもを対象に学習教室を運営しています。

今回は、学習教室で働くスタッフを紹介します。
シリア人女性スタッフのファティマは、自身も難民でありながら、コミュニティー・モビライザーとして私たちの活動に関わってくれています。

コミュニティー・モビライザーは、難民の家庭を訪問して生活の状況を聴き取ったり、支援に関する必要な情報を提供したりといった業務を行っています。

また、支援を求めて学習教室にやってくる家族の対応等もしています。

今回はインタビューの中で、ファティマが自身のバックグラウンドや仕事について話してくれました。


**************************************

いつシリアからレバノンへ来ましたか?

―2013年の初めにイドリブというシリアの都市からベイルート郊外に避難してきました。


イドリブからベイルートまでおよそ300キロの距離(*Google Mapより抜粋).png
<ファティマの出身地(イドリブ:黒)から今住んでいるところ(ベイルート郊外:緑)までおよそ300キロの距離(*Google Mapより抜粋)>



シリアではどのような生活をしていましたか?

―シリアでは小学校で先生として働いていました。算数の授業をしていた時、学校の校舎に爆弾が落ちてきて、校舎が崩れてしまいました。私たちは生徒と一緒に近くの山の穴に逃げ込みました。村の人もみんな山へ逃げていました。その時に、すでに夫が働いていたレバノンへ逃げることを決めました。6か月の長男に授乳していましたが、緊張や不安から母乳が出なくなることもありました。



家族について教えてください。

―夫と6歳の息子、4歳の娘がいます。夫は、結婚前はシリアで綿会社に勤めていました。シリアは物価が安いですが、給料も安いため、結婚後に夫はレバノンで働き始めました。今夫は電気屋さんで働いています。娘はレバノンで産まれました。子ども2人は今レバノンの学校に通っています。



レバノンの生活で最も困難なことはなんですか?

―レバノン人とのコミュニケーションです。レバノン人もシリア人ももっとお互いに優しく接することができるようになると良いと思います。



ADRAとの出会いはどのようなものでしたか?

―ADRAを知ったのはレバノンに住み始めてからです。子どもをADRAの学習教室に通わせている近所の人が、私がシリアで先生をしていたことを知り、ADRAのことを紹介してくれました。後日ADRAに行くと、コミュニティー・モビライザーとしての仕事を紹介してもらいました。



ADRAのコミュニティー・モビライザーとして、仕事はどのようなことをしていますか?

―難民家族の家庭訪問、家族のデータ収集や整理、支援物資の配布、アラビア語と英語の通訳、学習教室に来る訪問者の対応、学習教室の子どもや保護者への対応、など様々です。


難民が多く住む地域を訪問する様子.JPG
<難民が多く住む地域を訪問する様子>


水色のスカーフを着用しているのがファティマ.JPG
<水色のスカーフを着用しているのがファティマ。家庭訪問では、難民の家庭を一件ずつ訪問して、家庭環境や生活状況を調査します>


ADRAでの仕事は何が好きですか?

―ADRAでのすべての仕事が好きです。ADRAで働き始めたときは、英語の通訳がいないと一緒に働く外国人スタッフとコミュニケーションが取れませんでした。シリアでも英語は勉強しましたが、英語でのコミュニケーションは苦手でした。ADRAで仕事をするにつれ、英語でのコミュニケーションにも慣れてきて、今では私が外国人スタッフの通訳をするまでになりました。
ADRAの仕事を通して様々な家族と出会ったため、週末などに家族で外出すると、今まで接したことがある子どもや家族が話しかけてくれます。家庭訪問で家族の状況を把握しているため、生活の悩みも打ち明けてくれます。
また、日々の仕事が自分の学びや成長に繋がっていることや、自分が人の助けになれていることを実感する時に喜びを感じます。



学習教室の今後についてどう考えていますか?

―学習教室の活動がさらに充実したものになるといいと思います。難民として生活する上で大変なこともありますが、その中でも保護者や子どもたちが学習教室に来ることで、幸せを感じてくれたら嬉しいです。


学習教室に通う子どもと保護者とファティマ(右).JPG
<学習教室に通う子どもと保護者とファティマ(右)>

**************************************



ファティマは、学習教室において難民家庭との大切な窓口となっています。
保護者からも、親身に話を聞いてくれて嬉しいと評判です。

また、過去に紹介した保護者や子どもたちへのインタビューは、ファティマが通訳をしてくれるなど、日本人スタッフのサポートもしてくれます。

一緒に働くスタッフが、仕事にやりがいをもって働いていることは私たちにとっても励みになります。


今後も、ファティマをはじめとした現地スタッフのサポートを受けながら、ADRAは子どもたちと家族への支援を続けていきます。

ご支援をよろしくお願い致します。


*この事業はジャパン・プラットフォームからの助成金および皆さまからのご支援によって、実施されています。



(執筆:海外事業課 柳澤ちさと)


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Posted by ADRA Japan at 13:17 | シリア難民支援 | この記事のURL
(10/9) 「苦手だったフランス語で文章を書けるようになりました!」学習支援を受けるシリア難民の女の子の声 [2018年10月09日(Tue)]

ADRAはレバノンにおいて、シリア難民の子ども達を対象とした学習教室を運営しています。

レバノンで避難生活を送る約110万人のシリア難民の人口半数が18歳以下の子どもであり、その多くには様々な理由から教育を受けられない期間があります。

現在、シリア難民の子どもをレバノンの公教育に受け入れる動きはあるものの、学校のカリキュラムの違いやこれまで教育を受けていなかった空白期間のために授業についていくことができず退学してしまう子どもも多く存在しています。


このような状況に対して、学習教室では、レバノンの小学校に通うシリア難民の生徒を対象にした学習支援を行っています。
また、公立学校では受けられない図画工作や家庭科などの課外活動を実施しています。


学習支援の様子.jpg
学習支援の様子


課外活動の様子.jpg
課外活動の様子


13歳の女の子、サファちゃんは、学習教室の近くの公立小学校の5年生に通っていました。
新学期が始まる9月から6年生に進級します。
小学校の授業は午後から始まるため、午前中に学習教室で学習支援を受けています。

サファちゃんと、そのお母さんに話を聞きました。


ADRAのシリア難民ん教育支援を受けるサファちゃんとサファちゃんのお母さん.jpg
サファちゃんとサファちゃんのお母さん


「レバノンの小学校に入学してから、フランス語が分からず大変でした。フランス語ができなかったため、1年生を2回繰り返しました。小学校のフランス語の授業では特に文を書くことが苦手でしたが、学習支援を受けるようになって文章を書くことができるようになりました。」
(サファちゃんの声)

サファちゃんの通う小学校では、1クラスに45人ほど生徒がおり、各自が先生に質問することがなかなかできないそうです。

学習教室では、1クラス20人の生徒を2人の講師が教えているため、フランス語だけでなく理科や算数についてもたくさん質問ができて嬉しいと、サファちゃんは話してくれました。


サファちゃんのお母さんは「子どもが安全なところで、継続した教育を受けることを何よりも優先したい」と、子どもの教育に対する強い想いを聞かせてくれました。


今後も子どもたちが学習を継続できるように、ADRAも学習教室の運営でサポートしていきます。



*この事業は、ジャパンプラットフォームの助成金及びみなさまからのご支援により実施しています。



(執筆:海外事業課 柳澤ちさと)


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Posted by ADRA Japan at 09:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(8/30) 【シリア難民支援】「子どもが学校を好きになりました」学習教室に通う子どもの保護者の声 [2018年08月30日(Thu)]

ADRAは、多くのシリア難民が避難生活を送るレバノンで、彼らの子どもを対象とした学習教室を開いています。


学習教室では、幼稚園に通うことができない4〜5歳の子どもを対象にアラビア語やフランス語、理科や算数などの基礎学習を教える就学前教育プログラムを実施しています。

これに加え、以前は6〜12歳のレバノンの公立学校に通う子どもを対象に授業の補習や宿題のサポートを行う、ホームワーク・サポートプログラムも実施していました。



今回は、子どもを就学前教育プログラムに通わせている保護者からの声をお届けします。

5歳の男の子、Omar Haririくんは、昨年よりADRAの学習教室で就学前教育プログラムに通っています。
Omarくんのお母さんに、レバノンでの生活や子どもについてのインタビューを行いました。


ADRAの学習教室で好物に喜ぶOmarくんと友達.jpg
学習教室で大好きなチョコレートサンドイッチを食べるOmarくん(右)とお友達(左)



Q:
いつからレバノンで暮らしていますか?また、レバノンで暮らす上で、大変なことはなんでしょうか?
A:
4年前にシリアからレバノンに逃れてきました。Omarは両親と3人の兄弟と暮らしています。
レバノンでの暮らしでは、高い物価やレバノン人からの反感など、困ったことも多くありますが、一番の心配事は子どもの教育についてです。
将来的に、シリアに戻る選択肢やその他の国に渡ることも考えていますが、子どもの教育にとって一番良い選択肢を選びたいです。


Q:
レバノンに来て、子どもには何か変化がありましたか?
A:
まず、学校のカリキュラムがシリアとは違うため、戸惑っていました。
シリアでは英語を重点的に教わりますが、レバノンでは主にフランス語やアラビア語で教わります。
子どもたちは、最初フランス語が分からずに苦労していました。


Q:
OmarくんがADRAの学習教室に来てから何か変化はありましたか?
A:
まず、学校が好きになりました。
以前、近隣の学校に通っていたころは、小さい教室に60人くらい生徒がいて、教室の中も騒がしく落ち着いて勉強できなかったようです。

また、Omarは先生に叩かれたことがあり、学校を逃げ出すこともありました。
ADRAの学習教室に通うようになってからは、先生も信頼でき、祝日を嫌がるくらい毎日楽しく学習教室に通っています。

最初戸惑っていたフランス語も、最近では家でもフランス語で自分から会話をするようになりました。
人に何かを頼む時の丁寧な言い方なども、学習教室で身につけたものを実践しています。





Omarくんのお母さんの教育に対する強い思いを感じたインタビューでした。

ADRAはこうした学習支援に加えて、厳しい避難生活を送る難民の家庭を対象に、冬場に増える支出を賄うための現金給付による支援を行っています。

Omarくんの家庭はこの支援によって、子どもたちの冬服や、生活が苦しく普段はなかなか買うことができない本など教育に関するものを購入することができました。


Omarくんの兄弟と支援で購入した冬服や本など.jpg
Omarくんの兄弟と現金給付による支援で購入した冬服や本など


最後にインタビューの中で印象に残ったお母さんの一言を紹介します。

『教育は一度身についたら子どもたちにとって、武器になります。新たな環境に行ったとしても一度身に付いたものは変わらないのですから。』


Omarくんとクラスメイトたち.jpg
Omarくんとクラスメイトたち



ADRA Japanはこれからも、母国とは異なる環境で避難生活を送る子どもたちが1人でも多く子どもらしい生活を取り戻し、将来への希望を持てるよう事業をしていきます。

*本事業は、皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームからの助成金で実施しています。



執筆:海外事業課 柳沢ちさと



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Posted by ADRA Japan at 13:10 | シリア難民支援 | この記事のURL
(12/15) 【シリア難民支援】子ども達をサポートするため、学習教室を運営しています [2017年12月15日(Fri)]
2011年に「シリア危機」と呼ばれる内戦が始まってから、すでに7年目になりました。

シリアの隣国レバノンは、紛争を逃れてきたシリアからの難民およそ100万人を受け入れています。また、そのうちの半分以上が18歳以下の子ども達だといわれています。
レバノン政府は公立学校にシリア難民の子ども達を受け入れられるよう体制を整えていますが、いまだに多くの子ども達が学校に通うことができていないのが現状です。また、学校に通えたとしても、レバノンの学習カリキュラムに慣れていないことや、学力に見合わない学年に入学したことなどが理由で、授業についていけずにそのまま退学してしまう子ども達もいます。

ADRA Japanは2015年6月より、教育を受けることができない子どもや、学習支援を必要とする子どもを対象にした学習教室を首都ベイルート郊外で運営しています。現在、学習教室では2つの教育支援活動を実施しています。ひとつは、幼稚園に通うことができない子ども(4〜5歳)を対象にした就学前教育の提供です。もうひとつの活動は、公立小学校に通う難民の子ども達を対象にした学習支援です。


写学習教室の子ども達.JPG
学習教室の子ども達


就学前教育の提供では、難民の子ども達がレバノンの小学校へ入学することを目的に、基礎学習と学校生活に慣れるための準備をしています。小学校では就学前にアラビア語と外国語(英語もしくはフランス語)の読み書き計算の基礎が身についていることを前提に授業が行なわれます。そのため、学習教室でもレバノンの幼稚園で行なう遊びやゲームを通じて子ども達にアラビア語、フランス語、算数といった基礎学習を教えています。

学校生活に慣れるための準備としては、レバノンの学校年度開始の10月と同じ時期に学習教室も子どもの受け入れを開始しています。また、避難生活を送る中で、親と長時間離れたことがない子どもがほとんどです。そのため、子ども達が新しい環境に慣れることを目的に、最初の1週間は保護者も交えて歌やダンスなどの活動を行ないました。始めは親と離れたくなくて泣いていた子も、今では新しい環境に慣れてきた様子です。

保護者と子ども達.jpg
新しい環境に慣れるため、保護者と一緒に活動に参加する子ども達


公立小学校に通う難民の子ども達を対象にした学習支援では、子ども達が週に2日通い、宿題や学校の授業でわからないことを確認・復習しています。学習をサポートするチューターは、一人一人の学習状況を確認しながら、必要されているサポートを行ないます。学習支援を受ける子ども達からは、学習面だけでなく、生活面の相談にも寄り添って話を聞いてくれるチューターの存在に勇気づけられているという声も聞かれます。


チューターと子ども達.JPG
学習支援で写真中央の女性チューターが子ども達に教えている様子


ADRA Japanはこれからも、厳しい避難生活を送る子ども達が、将来への希望を持ち続けることができるよう、教育支援を続けていきます。


ピースサイン.JPG
ピースサインをする学習教室の子ども達


*本事業は、皆さまからのご支援とジャパン・プラットフォームからの助成を受け、実施しています。

(レバノン事業担当:柳澤ちさと伊東彩

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Posted by ADRA Japan at 10:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(10/10) 【シリア難民支援】シリア難民の子どもたちをサポートする先生の思い [2017年10月10日(Tue)]
今年の夏、ADRAはレバノンに避難しているシリア難民の子どもの夏期講習を実施しました。難民の子どもたちがレバノンの学校に通い始めても、数年間、学校に通っていなかったために授業についていくことが難しかったり、慣れない外国語の授業に困難を感じたりと、様々な学習の障壁にぶつかっています。そんな子どもたちが学校の授業をより良く理解し、10月からはじまる新学年度の学習に備えられることを目指して、ADRAは夏期講習を実施しました。今回のブログは、夏期講習で授業を行なった先生達にインタビューを紹介します。


8.jpg
先生の集合写真

===============
1. Q:自己紹介してください。
A:ラナです。アラビア語と算数を教えています。

2. Q:ADRAの学習教室で働き始めて驚いたことは何ですか。また、日々の課題は何ですか?
A:子どもたちは母国語であるアラビア語の基本が身についておらず、基礎から教える必要があると思いました。正しい発音を教えるのに苦労しています。

3. Q:日々、接していて子どもの変化はわかりますか?
A:少しずつ変化は見られます。しかし、先生の立場としてはまだまだ子どもたちの努力が必要と感じています。

4. Q:ADRAの学習教室で働き始めて自分自身が変わったことはありますか?
A:これまではレバノン人の子どもにしか教えた経験がなかったのですが、ADRAではシリア人の子どもに教えることになり、根気よく教える方法が身についたような気がします。

5. Q:子どもへのメッセージ。
A:教育は光。そしてその光に輝きをもたせるのはあなたたち。

6. Q:他に伝えたいことは?
A:ADRAはチームワークが良く、働いていて楽しいです。これまでにない経験ができています。


2.jpg
学習教室・サマースクールの様子

===============
1. Q:自己紹介してください。
A:ダナです。フランス語の先生です。先生になって8年、私にとって教えることは人生です。

2. Q:ADRA学習教室で働き始めて驚いたことは何ですか? また、日々の課題は何ですか?
A:難民として大変な生活を送っているはずなのに、学習教室に通う子どもの活気があふれる元気のよさに驚きました。私にとっての課題は、新しい言語(フランス語)で苦戦している子どもにどのように外国語を教えるのかを考えることです。

3. Q:日々、接していて子どもの変化はわかりますか?
A:個人的に体験したことですが、苦労して教えたフランス語を使って少しずつ短い文章で会話するようになりました。

4. Q:ADRAで働き始めて自分自身が変わったことはありますか?
A:困難な生活を送っているはずの難民の子どもたちの笑顔と接していくうちに、自分の世界の見方が変わりました。

5. Q:子どもへのメッセージ。
A:どんなに険しい道のりでも夢をあきらめないでほしい。一生懸命、頑張れば、必ず幸せになるから。

6. Q:他に伝えたいことは?
A:もっとフランス語の時間が取れれば、学校の成績も上がるはず。もっと時間を費やしていきたい。

4.png
レクリエーション活動の時間にフラワークラフト作りをおこなった様子


===============
1.Q:自己紹介してください。
A:ヒンドといいます。アラビア語の先生です。難民の子どもたちに教えるのは楽しいです。

2.Q:ADRA学習教室で働き始めて驚いたことは何ですか? また、日々の課題は何ですか?
  A:母国語であるはずのアラビア語も正しく覚えていないことに驚きました。いろいろと教えたいことがあるのに時間が足りないことに難しさを感じています。

3.Q:日々、接していて子どもの変化はわかりますか?
 A:もちろんわかります。試験の成績をみれば一目瞭然です。

4.Q:ADRAで働き始めて自分自身が変わったことはありますか?
A:私自身も子どもたちからいつも新しいことを教わっています。

5.Q:子どもへのメッセージ。
A:いつも自分自身を高めるように勉強しましょう。

6. Q:他に伝えたいことは?
A:すべての子どもたちの人生の成功を祈っています。そしてそれを実現できるように支援しているADRAに感謝の気持ちを伝えたいです。


6.jpg

6-1.jpg
課外活動で、公園に遠足に行った際の様子。様々なアスレチックを体験した


===============
1. Q:自己紹介してください。
A:数学とフランス語を教えているラニーです。ADRAで働く前は、小学校の高学年の子どもに教えていました。

2. Q:ADRA学習教室で働き始めて驚いたことは何ですか? また、日々の課題は何ですか?
A:子どもの学習意欲にとても驚きました。それに応えたいと思い、教師として教えているのですが、子どもの学習レベルを上げるのに苦労しています。

3.Q:日々、接していて子どもの変化はわかりますか?
A:公立の小学校では先生から子どもに対する追加の学習支援がないので、学習教室で学習することで子どもの変化がわかります。

4. Q:ADRAで働き始めて自分自身が変わったことはありますか?
A:いえ、あまり感じていません。ただ、子どもたちはかわいい存在だと思えるようになってきています。

5. Q:子どもへのメッセージ。
A:一緒に頑張っていこう。

6. Q:他に伝えたいことは?
A:ADRAで働く前は、難民に対して偏見を持っていましたが、子どもたちと接していくうちにその考えは全くなくなりました。ADRAにありがとうと言いたいです。


===============
1.Q:自己紹介してください。
A:ハナディです。アラビア語の先生です。

2.Q:日々の課題は何ですか?
A:難民として複雑な環境で生活している子どもに教えることは難しいことです。

3.Q:日々、接していて子どもの変化はわかりますか?
A:子どもたちは、読み書きが上達して、前より笑顔が増えています。

4.Q:ADRAで働き始めて自分自身が変わったことはありますか?
A:「教育は子どもを救う」ということを再認識し、子どもに対する責任の重さを改めて感じました。

5. Q:子どもへのメッセージ。
A:教育は未来。さまざまな誘惑から救ってくれます。

6. Q:他に伝えたいことは?
A:子どもたちには将来は自立して旅立ってほしいです。

9.jpg
先生方は、10月から始まる新学期でも継続してシリア難民の子どもを対象にした補習授業を受け持ちます。子ども達がレバノンの学校に慣れ、楽しく学習を継続できるように、ADRAはこれからもシリア難民の教育支援を続けていきます。

(レバノン事業担当:伊東彩)

※この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。
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Posted by ADRA Japan at 10:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(1/31)【シリア難民】「子どもがよく笑うようになりました」幼稚園に通えない子どもたちのために就学前教室を開いています [2017年01月31日(Tue)]
難民として他国に移り住んだ子どもたちは、教育を受ける機会をなかなか持つことができません。多数のシリア難民を受け入れているレバノンでは、最近になって小・中学校にシリア難民を受け入れる体制が整ってきましたが、幼稚園などでの受け入れはあまり進んでいません。そのため、ADRA Japanは、レバノンに暮らすシリア難民の就学前の子どもたちを対象にした学習教室を開始しました。子どもたちに戻った笑顔は、家族にも広がっています。

現在レバノンには、隣国シリアより内戦を逃れるため、多くの人々が難民として流入しています。その数は2016年9月末の時点でおよそ100万人にも上っています。家を突然失った人々の中には、子どもたちもいます。

レバノンの教育施設だけでは多くのシリア難民の子どもたちを受け入れるのが難しく、現在も学齢期の子どものおよそ2人に1人が学校に通えていない状態です。小学校や中学校で難民を対象にしたクラスが徐々に増えつつありますが、幼稚園はまだ少ないのが現状です。レバノンの小学校のカリキュラムは幼稚園で学んでいることを前提に組まれています。また、算数や理科の授業がフランス語もしくは英語で進められます。そのため、就学前教育を受けずにレバノンの小学校に入ったシリア難民の子どもたちは、勉強についていけず取り残されてしまいます。

このような状況を受け、ADRA Japanでは2016年10月より、レバノンの首都ベイルート郊外にて、120人を対象に就学前教室を運営しています。この教室では、幼稚園に通うことができていないシリア難民を子どもたち(4-5歳)が、小学校に行くために必要な基礎を学ぶことができます。

就学前教室での学習内容はレバノンの幼稚園のカリキュラムに沿って進められます。月曜日から水曜日は、アラビア語・フランス語・算数・理科の授業を行ないます。机に座る学習だけではなく、歌やゲームなどのアクティビティを通して皆で楽しく学んでいます。


教室_Bonjourの練習.jpg
(フランス語を学んでいる子どもたち)


木曜日は心のケアを含めたレクリエーション活動行なっています。子どもたちの心身の健康な発達を促す目的の活動や、また学校や地域社会で集団生活を送るうえで必要となる能力を培うための活動を実施しています。また、親子での遠足やクリスマスパーティーなどの季節のイベントも開催してきました。クリスマスパーティーでは先生の一人がサンタの格好をして登場し、子どもたちに笑顔があふれました。

また、昨年の12月には授業参観も開催しました。普段教室に入れない保護者は、子どもたちが学んでいる姿のほか、これまでに子どもたちが取り組んだワークシート(練習帳・ドリル)や描いた絵などを見て、とても喜んでいました。子どもたちも恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに授業を受けていました。


授業参観.jpg
(授業参観の様子)


就学前教室に通う子どもたちは、目を見張るスピードで新しい知識を身に着けています。
教室が始まって2か月しか経ちませんが、すでにフランス語で会話している様子も見られ、子どもたちの成長を大きく感じます。また、最初は保護者と離れたくなくて号泣する子どもがたくさんいましたが、今では皆、笑顔いっぱいで学校に来ています。
保護者からも「子どもがよく笑うようになりました。最近では家でも笑顔で学習教室の話をしてくれます。そのため、私たち家族も笑顔になります。」という子どもの変化についての声が寄せられています。


教室.jpg
(就学前教室に通う子どもたち)


ADRA Japanでは今後も子どもたちが子どもらしく笑顔で過ごし、学習することができるよう、支援活動を続けてまいります。引き続き皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

(執筆:インターン 高田莉子)

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(6/28)【シリア難民支援】子どもたちが通う学習教室 [2016年06月28日(Tue)]

前回は、レバノンに避難しているシリア難民の子どもたちが置かれている現状をお伝えしました。


今回は、主にシリア難民の子どもたちを対象に運営を開始した学習教室でのADRAの活動をご紹介します。

<学習教室での取り組み>
レバノンでは、難民登録を受けている約30万人の学齢期(6歳から18歳)のシリア人の子どもたちが現在も学校に通えていないと言われています。こうした子どもたちの教育の必要に応えることが学習教室を運営する第一の目的です。

現在、学習教室では、学校に通うことのできない子どもたちに学習機会を提供するため、月曜日から木曜日まで教育プログラムを実施しています。3月末時点で118人の5歳から12歳までのシリア難民の子どもたちが、英語、数学、アラビア語、理科の授業を受けています。

レバノンの学習教室で勉強するシリアの子ども_ADRA Japanシリア難民支援.jpg

学習教室でのシリアの子どもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(学習教室で勉強する子どもたち)

学習教室ではレバノンの教育カリキュラムに沿って授業を行なっています。シリアとレバノンの教育カリキュラムは異なるため、その違いを考慮して授業内容を調整しています。また、学習教室に通うほとんどの子どもたちは、シリアの紛争により学校に通えなくなり、レバノンに避難した後も学習機会に恵まれず数年間教育を受けていません。小学校に入学しておらず、一度も学校に通ったことがない9歳児もいます。そのため、子どもの年齢だけではなく、学習能力のレベルに応じて、クラスを分けています。

それでもどうしても同じクラスの中で子どもたちの学習能力のレベルに差ができてしまうため、先生は子どもたちの理解度と学習の進捗具合を見ながら授業内容を調整する必要があります。大変な作業ですが、先生たちは丁寧に子どもたちと向き合っています。


学習教室を運営するもう一つの目的は、内戦の経験による心の負担や避難生活によるストレス等を軽減することです。
子どもたちは毎週金曜日にお絵かき、図工、ダンス、映画鑑賞といったレクリエーション活動に参加しています。下の写真は、子どもたちそれぞれの好きなもの、安心する場所、嬉しいと感じること等を布に描き、心の内にある思いや感情を表現する活動の様子です。

レバノン学習教室のレクリエーションを楽しむシリアの子どもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(レクリエーション活動で大好きな母国シリアの国旗や家を描く子どもたち)


これらの活動に加えて、学習教室では、子どもたち一人ひとりの家庭環境や生活状況の把握と、子どもの様子に異変があった際にフォローアップを行なうことのできる体制づくりに努めています。具体的には、子どもの家庭訪問の実施、保護者に対する家庭状況のインタビューの実施、教師による学習態度等に問題を抱える子どもの報告や子どもの出欠状況の管理を行なっています。

シリアの子どもたちの家に訪問するADRA スタッフ_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(難民の家庭を訪問しインタビューした情報をまとめるスタッフ)


また、学習教室で働くスタッフに対して子どもの保護に関する研修を実施しています。スタッフが子どもの変化に気づき、報告を行ない、必要に応じて子どもが適切な保護を受けられるように努めています。


今後も、シリア危機の影響を受けた子どもたちが子どもらしく安心して生活ができるように活動を実施していきます。
皆さまの温かいご支援をお願いいたします。

レバノンの学習教室に通うシリアのこどもたち_ADRA Japanシリア難民支援.jpg
(学習教室に通う子どもたちと現地駐在員の伊東(中央))

*この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

(執筆:レバノン事業担当 伊東彩


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Posted by ADRA Japan at 21:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
(12/18)【シリア難民】 レバノンに逃れた家族と子どもたち [2015年12月18日(Fri)]
こんにちは、レバノン駐在の伊東です。

以前のブログで、レバノンに逃れたシリア難民の女性の声を通して、彼らが置かれている状況の一部をお伝えしました。

今回以降のブログでは、レバノンに逃れたシリア難民の家族と子どもたちの状況と、ADRAがレバノンで行なっている活動について、2回に分けてご紹介します。

<事業地周辺のシリア難民の家族と子どもたちを取り巻く課題>

ADRAはレバノンの首都ベイルート郊外の都市部で事業を実施しています。難民と聞くと難民キャンプで生活している人々を想像される方も多いと思いますが、ADRA Japanの事業地周辺に住むシリア難民の家族はアパートの部屋を自分たちで借りて生活しています。


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シリア難民の家族が住む事業地周辺のアパート


レバノンでUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の難民登録を受けたシリア難民は正規雇用者として働くことが許されていないため、非正規の日雇い労働等による少ない収入から毎月の家賃を支払っています。家賃が安い地域は治安が悪いのですが、そういった地域に住まざるを得ない家族が多くいます。

また、大量の難民がレバノン人のコミュニティーに住むようになったことで、レバノン人の生活が大きく圧迫されています。レバノン人の不満は、シリア難民に対する差別というかたちで顕著に表れています。

こうした治安の悪さや周囲のレバノン人との緊張関係から、子どもたちを外で遊ばせることを避けるシリア人の保護者も多く、子どもたちは部屋にこもりがちになります。


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シリア人家庭を訪問した際の様子。家の中で遊ぶ子どもたち


収入が限られていることに加え、レバノンの物価の高さやWFP(国連世界食糧計画)の資金難による難民への食糧支援の減少により、シリア難民の生活はますます厳しくなっています。

生活のひっ迫は子どもたちにも大きな影響を与えており、事業地周辺で大きな問題になっているのが児童労働です。家計を支えるために多くの子どもたちが働くことを余儀なくされています。低賃金で長時間の労働を強いられたり、子どもの身体に見合わない過剰な肉体労働をさせられたりするケースも報告されています。外での労働ばかりでなく、保護者に代わって弟や妹の面倒を見たり家事をしたりして家庭を支える子どももいます。

避難生活を送る子どもたちが自由でいられる時間や場所は、極端に限られています。このような生活環境は子どもたちのストレスを増やすだけでなく、子どもが子ども本来の姿でいることさえも妨げているのです。

こうした環境に置かれた子どもたちが子ども本来の姿を取り戻し、友だちと一緒に勉強したり遊んだりすることができる場所が必要であると考え、ADRAは学習教室の運営を開始しました。
次回のブログでは、この学習教室での活動をご紹介します。

*この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

(執筆:レバノン事業担当 伊東彩

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Posted by ADRA Japan at 12:09 | シリア難民支援 | この記事のURL
(10/20)【シリア難民】レバノンに逃れてきた女性の声 [2015年10月20日(Tue)]
ADRAは2011年からシリアで続いている内戦の影響を受け、レバノンへ避難しているシリア人の支援を行なっています。

今回は、母国を離れレバノンで暮らす方々の声をお届けします。

話を聞かせてくれたのは2人の女性。この女性たちとその家族は、首都ベイルートから6〜7kmほど離れた郊外で小さな部屋をシェアして生活しています。

「シリアでの暮らしは、今の生活よりずっと良かった」。

平穏だった日々を懐かしみながら2人は話します。シリアでは家も仕事もあり、子どもたちに必要な食べ物や衣服を与えることができました。現在は不定期の日雇い労働による収入しか得られず、高い物価が生活をさらに圧迫します。

しかし「家族が一緒に暮らせていることはありがたい」と2人は語ります。母国に帰りたい気持ちはあるものの、内戦が起きてからおよそ5年が過ぎ、母国に戻れる望みは薄いと感じ始めています。

今は、子どもたちとの生活が少しでも楽になるよう、デンマークやドイツなどの第三国へ移住することを望んでいます。


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アパートをシェアしている女性とその子どもたち


現在、レバノンには約120万人のシリア難民がおり、先行きの見えない不安を抱えながら生活しています。ADRA Japanは、過酷な避難生活の中でもシリア難民の子どもたちが将来への希望を持ち続けることができるよう、2015年6月から教育支援事業を開始しました。教育を通して子どもたちに笑顔が戻り、その家族にもその笑顔が広がるよう、活動を続けます。


(執筆:ライティングボランティア 寺西 里織 )


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Posted by ADRA Japan at 13:07 | シリア難民支援 | この記事のURL
(8/17)【シリア難民】シリア難民の子ども達への教育支援事業が始まりました [2015年08月17日(Mon)]
2011年から続くシリア危機は5年目に入りました。現在も国外に逃れるシリア難民の数は増え続けており、2015年7月には400万人に達しました。

レバノンはシリアの周辺国の中でも、最も多くのシリア難民を受け入れている国のひとつです。レバノンの人口約450万人に対し、レバノンが受け入れているシリア難民の数は約120万人で、人口の4人に1人がシリア難民という異常事態が起きています。


2014年の時点で、レバノン国内には3歳から18歳の子どもの難民が約50万人おり、そのうちのおよそ30万人が学校に通うことができていないと言われています。

彼らが学校に通えずにいるのには様々な理由がありますが、最も大きな理由は、これだけの数のシリア難民の子どもたちを、地元の学校が受け入れきれないということです。現在レバノン政府は、すべての子どもたちが教育を受けられることを目指し、公立小学校の教育制度を2部制にしたり、学校施設の補修をしたりしています。それでもやはり、50万人の子ども達のすべてを受け入れるのは非常に難しいのが現状です。

ADRA Japanはこうした状況を受け、シリア難民の子どもたちに学習の機会を提供し、子どもが子どもらしく暮らせる環境を取り戻すことを目指して、2015年6月から教育支援事業を開始しました。


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学習教室


これまで、現地のパートナー団体であるADRAレバノン支部(ADRA Lebanon)とともに、活動の実施に向けたスタッフの雇用や裨益者選定などの準備を進めてきました。7月末には新しく雇用した現地スタッフの研修をを終え、8月、いよいよ子どもたちのための学習教室を開始します。

今後も、レバノンでの活動の様子や人々の生活の様子をお伝えしてまいります。心温まるご支援をどうぞよろしくお願いいたします。


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ワークショップの様子


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スタッフの写真


(執筆:レバノン事業担当 伊東彩

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | シリア難民支援 | この記事のURL
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