CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« ボランティア募集 | Main | ケニア便り»
ADRA Japan団体概要

ADRA Japanさんの画像
最新10記事
<< 2017年09月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
記事カテゴリー
特選リンク集
http://blog.canpan.info/adrajapan/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/adrajapan/index2_0.xml
(5/17) パラグアイ便りVol.15 アロエを育てて自分達の健康を守る。クラブ活動で高齢者の皆さんに健康と生きがいを [2017年05月17日(Wed)]
ADRA Japanは2015年3月から2016年7月にかけて、パラグアイ首都のバニャード・スール地区で、地域の方々を対象にした「高齢者クラブ」を開催しました。

高齢者クラブは健康啓発活動の一環で、ADRAスタッフを中心として保健推進医と協働して行なった事業です。

aroe4D.jpg
クラブ活動の様子


このクラブでは、地域の高齢者のリクエストを基づいて、スタッフが講義や健康のための活動を行ないました。このクラブを通じて、高齢者たちに自己管理の重要性を学んでもらうことが出来ました。

バニャード・スール地区はもともと高齢者の多い地域です。彼らは若い頃に十分な教育を受けていません。そのため、健康に関する正しい知識が備わっていませんでした。
高齢者クラブに参加していた一人のおばあさんは、足に傷がありました。傷口はむき出しになっており、化膿してハエがたかってしまうほどでした。

「どうして病院に行かないのですか」とADRAスタッフが尋ねると、おばあさんは「これくらいの傷は、病院に行くくらいでもないよ」と答えました。「病院までたどり着くための交通手段もない」と言います。


地元の医師によると、正しい処置をせず傷を化膿させてしまう患者さんは非常に多く、傷口から虫がわいてしまう患者さんも珍しくありません。また、クモに刺された傷を放置した結果、傷跡の穴が広がってポケット状になってしまう人もいるそうです。このようになってしまうのは、地域の方が処置の必要性を知らないためです。


ADRAは、地域の方々が身近で手に入れることができ、手軽に健康の自己管理ができる方法としてアロエ療法を考えました。アロエには殺菌作用と傷の治りを早くする効果があります。また成長に多くの水を必要としないため、手間をかけず簡単に育てることができます。


aroe1A.jpg
アロエを手に、説明を受けるクラブ参加者の皆さん


アロエの苗は、地元の方の協力で用意し、高齢者クラブの参加者に配りました。アロエ療法について説明するパンフレットも作成し、住民のリーダーに渡しました。リーダーには、処置の方法を説明し、責任を持って管理をしてもらうようにお願いしました。また、住民にも処置方法を忘れた時には、リーダーに聞きに来るように話しました。

aroe2B.jpg
パンフレットを見るリーダーたち


ADRAが講義をしてからしばらくして、高齢者クラブのおばあさんに話を聞くと「傷を放っておいたままにせず、きちんと自己管理できるようになった」と話してくれました。

その言葉通り、化膿していた傷はだいぶ良くなっている様子でした。それだけでなく、自分の家の庭にアロエを植えてくれたというのです。ADRAの活動が地域住民への意識づけに役立った結果でした。

バニャード・スールの高齢者の方の中には、たくさんの「知りたいこと」「学びたいこと」があります。粘土細工をしたり、体操や歌を唄うなど、ADRAは彼らが興味を持ったさまざまなテーマで健康増進のための活動を行ないました。健康管理に関係するものだけでなく、人権をテーマに講義を行なったこともありました。

これまで学ぶ機会が少なかった皆さんにとって、新しいことを「知る」ことは、視野を広げ、考えるきっかけになります。そして考えることで、行動に移すことができます。ADRAの活動が、高齢者の皆さんにとって、生きがいや、考えるきっかけになってくれたら嬉しく思います。


aroe3C.jpg
地域の子どもたち


*本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しました。


(執筆: インターン 木下歩美、パラグアイ事業担当 野崎明美
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 14:59 | パラグアイ便り | この記事のURL
(3/31) パラグアイ便りVol.14〜「妊産婦クラブ活動」母親たちと共に砂糖が与える害について考えました〜 [2017年03月31日(Fri)]
ADRA Japanは南米パラグアイの首都アスンシオンにあるバニャード・スール地区において、乳幼児を持つ母親たちを対象に、健康についての講義を行ないました。講義のテーマは「砂糖が与える害について」という内容で、「妊産婦クラブ活動」の中で開催しました。母親たちは健康や栄養に関して知識や関心がなく、講義を受ける前は赤ちゃんに炭酸飲料を哺乳瓶で飲ませていました。彼女たちは講義の後、「赤ちゃんの骨や歯に影響を及ぼすなんて考えもしませんでした」と話をしてくれました。

ADRA Japanが開催した「妊産婦クラブ活動」の目的は、女性たちに出産や子育てにあたって必要な基礎知識を知ってもらうことです。健康を意識した食事や望ましい生活習慣を伝えることにより、母子ともに健康に暮らせる習慣を定着させることが狙いでした。


【パラグアイ】妊産婦クラスの様子.jpg
「妊産婦クラブ活動」の様子


【パラグアイ】授乳の方法を伝える.jpg
母乳について講義をする様子


パラグアイでは食事と共に炭酸飲料を好んで飲む習慣があり、親は当然のようにそれを自分の子どもにも飲ませています。砂糖が多く含まれている炭酸飲料は肥満や虫歯、そして骨の発育不全などの健康問題を引き起こす原因になります。特に成長にとって重要な小児期に砂糖を過剰摂取すると、骨や歯の発育に影響を及ぼします。しかし、多くの母親たちは「炭酸飲料が乳幼児の飲み物として適切ではない」という健康的な食事に関する知識を持っていません。

また、健康的に対する知識がないために、牛乳や粉ミルクを与える習慣もあまりありません。パラグアイには検診の際、子どもの身長、体重測定、出産週数に基づいて低体重と診断された子どもには粉ミルクを無料で支給するシステムがあります。しかし、母親たちは牛乳の栄養が子どもにとって必要であることを理解していないために、現金になるからという理由で支給された粉ミルクを転売してしまうこともあります。実際に、必要な栄養を与えられず育った結果、発育不全に陥る子どももいます。

砂糖の与える害について考える講義では、目で見て確認をすることができるように、実際に炭酸飲料500mlに含まれる砂糖をボトルに入れて母親たちに見せました。自分たちが摂取している砂糖の量が一日に人間が必要とする量をはるかに超えていることを伝えると、彼女たちはとても驚いた様子でした。そして、成長過程の子どもに与えるリスクを説明すると納得してくれた様子でした。

講義を聞いた後、あるお母さんは「砂糖が肥満や糖尿病の原因になることは知っていたけれど、骨や歯に影響を及ぼすなんて考えもしていませんでした。これからは気を付けていきたいです」と話をしてくれました。

今後、子どもたちの健康のために母親たちの意識が変わってくれることを期待しています。


【パラグアイ】庭で遊ぶ兄弟.jpg
家の庭で元気に遊ぶ兄弟たち


*本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しました。

(執筆: インターン 木下歩美)

ADRA Japanのホームページはこちらです
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 10:00 | パラグアイ便り | この記事のURL
(2/24) パラグアイ便りVol.13〜「子どもたちの未来のためだから」高床式診療所の建設と地域住民の嬉しい変化〜 [2017年02月24日(Fri)]
ADRA Japanは2015年3月から2016年7月にかけて、南米パラグアイの首都アスンシオンにあるバニャード・スール地区において、地域の保健・衛生啓発の拠点である診療所を高床式に新築する活動を行ないました。ADRA Japanの活動はそれまで地域の衛生環境に関心のなかった地域住民の方々にも影響を及ぼし、「子どもたちの未来のためだから」と自発的な行動変化を見ることができました。

活動地であるバニャード・スール地区は河原のすぐ近くに位置しており、洪水の被害を受けやすい地域です。傾斜した地形の低地側にあるため、大雨や洪水のたび高台にある都市からごみが流れ着いたり、近隣にあるゴミ山からも汚水が流れてきたりしています。また、この地域のトイレは作りが簡素なため、洪水があると簡単に汚物が流れ出てしまいます。このような要因が重なり、この地区では洪水が起きると衛生環境が悪くなります。そして、清掃などといった浸水の後処理に時間を要します。地域唯一の保健機関である診療所も浸水してしまうため、長期わたり、具合の悪くなった住民のケアができなくなるなどの問題を抱えていました。


洪水被害.jpg
(高台から見た洪水地)


以前の診療所 床上浸水状態.jpg
(洪水が起きた際の、以前の診療所の様子)


ADRA Japanはこのような事態を改善するため、現地のADRAパラグアイと協働し、診療所が洪水に左右されずに保健サービスを提供できるよう、床を2メートル上げた高床式の診療所を現地に建設しました。


診療所.jpg
(ADRA Japan が建設した高床式の診療所)


診療所が完成した去年の11月、実際に大きな洪水が起きました。高床式診療所はまったく浸水せず、業務も停止することなく地域巡回を続けることができ、具合の悪くなった住民のケアをすることができました。
ADRAパラグアイのスタッフからは「洪水が起きても平常通りに必要な医療を提供できる環境を造ることができた」と、ADRA Japanへ喜びの声が寄せられました。

また、ADRA Japanがこの地区で活動をしたことにより、診療所周りに住む地域住民の方々に変化が表れました。これまで衛生に対して関心の薄かった住民たちが、ぬかるみがちだった診療所の周辺にアスファルトを敷いたり、雨水が地面であふれないように排水管を整えたりと、誰に先導されるわけでもなく、自分たちの周りを綺麗にしようと動き出しました。彼らにその理由を尋ねると、「子どもたちの未来のためだ」と語ってくれました。地域住民の方々が自分たちの力で環境を良くしていこうとする姿をとても頼もしく思います。


道路整備.jpg
(地域住民たちがコンクリートを敷いている)


ADRA Japanのパラグアイにおける活動は皆様からの温かいご支援により最後まで行なうことができました。今回ご報告した高床式診療所の建設の他、高齢者クラブでの活動などにも取り組みました。次回のパラグアイ事業のご報告の際は、保健改善の取り組みについてご紹介をしたいと思います。

(執筆: インターン 木下歩美)

*本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しました。

ADRA Japanのホームページはこちらです
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 12:00 | パラグアイ便り | この記事のURL
(7/15) パラグアイ便りVol.12 〜健康的な生活を支える地域保健〜 [2015年07月15日(Wed)]
3月からパラグアイに駐在している野崎明美です。

パラグアイでは、首都アスンシオン市のバニャード・スール地区の住民の健康状態改善に取り組んでいます。

ここバニャード・スール地区で住民の健康状態や意識を改善していく上でのキーパーソンは地域診療所に配置されている「地域保健推進員」です。しかし彼らには保健の予防啓発活動などのノウハウがありません。

私たちADRAスタッフは、この事業を通して保健推進員に対し、
・保健予防啓発活動をどのように組み立てるのか
・その活動に住民を巻き込むためにはどのように呼びかけていくのか
・どのような方法で教えるのか、
といったことを具体的に指導していきます。

その後、それぞれの保健推進員が活動計画を立案し、住民への保健予防活動を行います。私たちはその活動にも付き添い、適宜アドバイスをし、必要に応じて活動を改善していきます。

貧困による健康障害は多々見られます。健康的な食事に対する無関心により、腹を満たすことだけを考えて油分と糖分の多い食事を選んでしまう母親たち。生まれた時から不衛生な環境にいるため、それが当たり前だと思ってしまい清潔さを求めない生活。目の前に落ちているペットボトルにジュースが残っていると当たり前に飲んでしまう行動。空腹のため、ゴミの山から食べられそうなものを見つけて食べてしまう習慣。そんな、私達には考えられない行動や生活が当たり前の生活になっている人たちもいるのです。

そのような住民たちに健康についての興味を持ってもらい、「予防をすることで病気になりにくくなる」、「健康な身体により生活が変化する」ということを感じてもらうための活動を、地域診療所の健康推進員と共に行なっていきます。

行動変容というのはとても難しいことですが、きっかけとなる活動を行い、住民が自ら行動を起こせるようなお手伝いをしていきます。


事業地バニャード・スール地区の実状

以前のパラグアイ便りでも、この地区について少しお伝えしましたが、もう少し、ここに住む人の日常をお伝えしたいと思います。

パラグアイの首都であるアスンシオン市には、多くの人々が仕事を求めて流入しています。しかし住む土地がなかったため、街の近くを流れるパラグアイ川流域のバニャード・スール地区(「バニャード」とはスペイン語で「湿原・びっしょりとぬれた」という意味、スールは「南」)に住まざるを得ない人々もいます。この地区は低地になっており、雨が降ると高地にある中心街からの雨とごみが流れ着きます。水はけも悪いため、一度溜まった水はなかなか乾かないまま汚染されていき、汚臭を放つようになります。

町の中心部では路上生活をしなければなりませんが、バニャード・スール地区では政府から最低限の住居が与えられます。また、アスンシオン市全体から集まってくるゴミの集積所があり、そのゴミ山からアルミ缶やペットボトル等を集めてお金に換えることができるので、ごくわずかながら現金収入を得ることもできます。そのため、人々はここから離れることができないのです。


DSC04763.JPG
住民たちは、右中央のゴミの山から売れるものや食べられる物を漁ってくる。
ゴミの山の傍にはベニヤ板やビニールシートで建てた家屋が立ち並んでいる


DSC04769.JPG
ゴミの流れる川の中を歩いて自宅へ帰る住民


DSC04735.JPG
大雨のたびに流れ着くゴミであふれる川。その周りは子どもたちの遊び場となっている


雨季になると毎年のように川が氾濫し、この地域は洪水に見舞われます。水は大人の膝の高さまでに及び、多くの家では生活ができなくなります。その状態が約3〜4ヶ月、長い場合には6〜7ヶ月に及ぶこともあります。その期間、住民は政府が簡易的な家屋を提供している高台や避難所へ避難します。


DSC00683.JPG
一晩の雨で冠水し、患者さんが来られなくなった診療所前の道路


DSC00811.JPG
行き場をなくしたゴミが流れ着いた民家の庭


DSC00810.JPG
塞がれた水路のゴミの撤去作業中


水が常に溜まっている場所でも、人々が往来しています。よく見ると、水たまりの中には虫が沢山います。話を聞くと皮膚の中に入ってくる虫だそうです。

下水路がごみで詰まって流れが滞るため、雨が降るとさらに状況は劣悪になります。私が見たときには、数日経ってから行政によって重機が導入され、水路からゴミが除去されましたが、今後もこうしたサービスが継続されるか否かは政府の意向次第です。


DSC04768.JPG
資源ごみを売りに行く子ども


DSC04776.JPG
汚染された沼で魚釣りをする子ども


DSC04771.JPG
地域に住む子どもたち


ADRAは保健推進員を対象とした研修のほかに、洪水が起きても浸水しない高床式の診療所を建てる予定です。事業地にあるサン・ブラス診療所はこれまで何度も浸水してその度に掃除に追われてしまい、そこで働く医師や保健推進員は本来の仕事ができずにいました。彼らの仕事が中断されないよう、新たな診療所を建てて地域に貢献します。

これからパラグアイは雨季に入ります。今年は例年より1か月早く雨が降り始めて川の水位の上昇が始まっており、住民にとって一番過酷な時期が迫ってきています。

今後も皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。


(執筆:パラグアイ事業担当 野崎明美)

この事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。

ADRA Japanホームページはこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 17:22 | パラグアイ便り | この記事のURL
(1/22) パラグアイ便りVol.11 〜壁画に寄せた想い〜 [2014年01月22日(Wed)]
今回は現在実施中の地域保健改善事業での活動の一部をご紹介します。

この事業を実施しているアスンシオン市バニャード・スール地区は、貧困・低収入の家庭が集住する地域です。この地域で「地域保健」を改善していくことで、人々がより健全な生活を送れるように支援をしています。「地域保健の改善」のためには、行政による保健サービスを良くするだけでなく、住民一人ひとりが健康な生活のために何が必要か考えることが重要です。そのため、この事業では地域の若者たち自身による活動を支援しています。

活動の一環として、若者グループを対象に壁画制作活動を行ないました。
壁画で地域の問題を表現することを通じて、問題意識を地域の人たちと共有し、改善のための行動を促すことが目的です。

まず、活動を始めるにあたって事前研修を行ないました。壁画でどのようなことが表現できるのか、壁画作成をする意義、パラグアイや隣国にある壁画について学びます。研修にはいつも参加している若者に加えて、壁画活動について聞きつけてきた他の若者たちも参加しました。


Photo1.jpg
壁画研修の様子


その後、アイデアをまとめ、実際に壁画のアイディアを描きます。


Photo2.jpg
一人一人の思いを描く


一人ひとり地域に啓発したいことについての絵を描き、発表しました。


Photo3.jpg
描いたものと、その理由を発表中


その後、特にどのテーマをどのような絵で描きたいかを話し合い、最後に壁画を描く場所を訪問しました。最高気温は32度。夏に近づきつつあるパラグアイなので、日中に外を歩くとかなり暑いです。


そしていよいよ、研修で学んだ壁画を描くことになりました。

舞台は地域の小さな小学校。あまりに地域の教育環境が悪いのを見かねた方が建ててくださったそうです。なお、この小学校の先生はみんなボランティアだということでした。

この学校の壁には地域の問題、特に健康に関する問題やそれを取り巻く社会環境についてのメッセージを描きました。

一番大きな壁に描かれたメッセージは、
「差別にノーと言おう!」
「薬物にノーと言おう!」
「地域に教育、保健、安全、正義を!」
「意見をしっかりと言おう!」

という内容です。


Photo5.jpg
低学年の子どもたちも楽しくペイント


この地域では特に薬物の問題が深刻で、この地域に関する悪いイメージがメディアなどを通して国民に広まっているため、地域住民は差別を受けたり、不当な扱いを受けたりすることが多くあるそうです。

この絵はそんな地域の若者たちの気持ちをたくさん表現しています。


Photo7.jpg
もう少しで完成


8.jpg
完成した壁画


今日の活動は若者たちの呼びかけで、地域の子どもたちと一緒に行ないました。道ゆく近所の人たちも、とても嬉しそうに壁画を眺めていたのが印象的でした。


(文責:中南米事業担当 前田恵梨子 / ボランティア 友永大介)

パラグアイ地域保健改善事業についてはコチラから

クレジットカードによる寄付はコチラから
*【パラグアイ】地域保健改善をお選びください

<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: トクヒ)アドラジャパン
*お振込される際に、お名前の前に「パラグアイ」とご入力ください。
   例)パラグアイ ウラシマヤスナリ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。

<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「パラグアイ」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 19:25 | パラグアイ便り | この記事のURL
(10/21) パラグアイ便りVol.10 〜パラグアイ駐在生活(食事編)〜 [2013年10月21日(Mon)]
パラグアイ事業担当の前田です。

年初から開始したADRA Japanのパラグアイ事業。
1月から首都アスンシオン市での駐在を始めた私も、パラグアイに来てはや9か月となります。この間に驚くことやがっかりすること、楽しいことや悲しいことがたくさんありました。振り返るとぞっとするようなこともありました。
今日は、そんなパラグアイの駐在生活の一部をご紹介します。

ADRA Japanの現地パートナーであるパラグアイ支部(ADRA Paraguay)の事務所がある場所は、通称「セントロ」と呼ばれるアスンシオン市の中心部にあります(「セントロ」はスペイン語で「中心」という意味)。事務所の周りは、オフィスや銀行、ホテルなどが軒を連ねるビジネス街となっています。お昼時には、食堂がたくさんの人々で賑わいます。


P10_1_R.JPG
セントロの様子


私は事務所から3キロほど離れた場所に住んでおり、毎朝、満員のバスに乗って出勤します。アスンシオンのラッシュアワーは、朝は7時前後、夕方は5時半前後です。多くの人が利用する路線のバスでは乗降口のステップにも人が立ち、ドアが開いたままで走行します。
私が利用している路線の一つは、アスンシオンでは有名な13番路線です。市内のどこに行っても見かけると言われているほど、色々な地域を通っているバスです。バスの運賃は2,000グアラニー(約50円)です。


P10_2_R.JPG
市内バスの様子


パラグアイで生活していると、「中毒」という言葉を日常的に聞きます。ADRA Japanの事業地バニャード・スールで「中毒」という言葉が使われるとき、多くの場合に薬物中毒もしくはアルコール中毒を指します。しかしその言葉は、日本語で言う「やみつき」や「やめられない」という意味で使われることも多くあります。

パラグアイに来てから、私もやみつきになっているものがいくつかあります。

一つ目はマンディオカ(キャッサバ)の粉で作ったパン、「チーパ」です。チーパは作る人によって味が大きく異なるので当たりハズレがあります。
バスに乗っていると、大きなかごにチーパをたくさん入れた売り子さんが

チーパ、チーパ、リーカチーパ♪カリエンテチーパ♪(チーパ、チーパ、おいしいチーパ、ほかほかのチーパ)

と言いながらやってきます。こうした路上売りのチーパは、どれもおいしそうな良い香りがするので、道行く人がこぞって振り向き、買っていきます。

ハンバーガーを食べる時にコーラを飲むような感覚で、チーパと一緒にセットで飲むのが「コシード」というお茶です。コシードは砂糖と一緒に焦がした茶葉で淹れ、、そこにさらに牛乳を足してミルクティーのようにして飲みます。


P10_4_R.JPG
チーパとコシード


私がやみつきになっているもう一つの物は「マテ」です。最近、日本でもコカ・コーラ社の製品で名が知られるようになった、あのマテです。
パラグアイでは暖かいものをマテ、冷たいものをテレレと言います。マテやテレレは、パラグアイやウルグアイで育つイレックス・パラグアイリェンシスという名の葉を主とするお茶です。

マテを飲むときは、この茶葉をグアンパと呼ばれる専用のコップに入れ、ミント、カモミール、アニスなどのハーブを追加して飲みます。マテ用のお湯はテルモと呼ばれる水筒に入れて持ち歩きます。
パラグアイでは、どこに行っても水筒を片手にマテやテレレを飲む人々の姿が見受けられます。


P10_3_R.JPG
市販の茶葉とハーブ


P10_5_R.jpg
のりさん(スタッフ鈴木昌則)とテレレ


パラグアイは山がなく起伏が乏しい一方で海にも面していないため、他の中南米の国のような料理のバリエーションがありません。けれども、今でも残る伝統的な料理や飲み物であるマテやテレレ、チーパやコシードは、パラグアイの人々の日々の暮らしに欠かせない、大切な食文化の一つなのです。

(文責:中南米事業担当 前田恵梨子

パラグアイ地域保健改善事業についてはコチラから

クレジットカードによる寄付はコチラから
*【パラグアイ】地域保健改善をお選びください

<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: トクヒ)アドラジャパン
*お振込される際に、お名前の前に「パラグアイ」とご入力ください。
   例)パラグアイ ウラシマヤスナリ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。

<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「パラグアイ」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 11:47 | パラグアイ便り | この記事のURL
(8/12) パラグアイ便りVol.9 〜在パラグアイ日本国大使館による視察が実施されました〜 [2013年08月12日(Mon)]
現在実施中のアスンシオン市バニャード・スール地区における地域保健改善事業では、毎週水曜日に家庭保健ユニットの保健推進員を対象に、能力強化研修を行なっています。第10回目の研修を実施した7月17日、在パラグアイ日本国大使館による視察が行なわれました。


当日は、在パラグアイ日本国大使館から神谷武特命全権大使をはじめ、菱山聡参事官、牧村大作書記官、原本恵美職員が同研修を視察しました。

 
今回の保健推進員を対象とした研修では、それぞれのチームごとに作成したアクションプランの発表と、すでに実施した活動の反省会を行ないました。アクションプランは、これまで学習した栄養、衛生、薬物を中心とする地域保健の知識と地域活動の手法を用いて保健推進員自らが企画、実施する、地域保健改善のための活動計画です。


P9_1_R.JPG
チームでの活動計画作成の様子


P9_2_R.JPG
地域の分析、マッピングと作成された活動計画


P9_3_R.JPG
保健推進員による発表

このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 10:00 | パラグアイ便り | この記事のURL
(7/31) パラグアイ便りVol.8 〜研修を開始しました〜 [2013年07月31日(Wed)]
パラグアイにて現在実施中の地域保健改善事業では、家庭保健ユニットを中心とした既存の保健サービスの改善と、住民主体の地域保健システムの構築という2本柱で活動をしています。これにより、住民の地域保健サービスの利用を促進し、地域住民の健康状態を長期的に改善させることに貢献することを目指しています。
2つの柱のうち、1つめの「家庭保健ユニットを中心とした既存の保健サービスの改善」のため、5月上旬から家庭保健ユニットの職員を対象とした研修を開始しました。


P8_1_R.jpg
事業の構成


家庭保健ユニットは「家庭保健」の概念に基づいてプライマリーヘルスケアを行なう地域診療所のことで、2008年に誕生したフェルナンド・ルゴ政権の保健医療政策の一環として設置されました。人口3,500〜5,000人に対して1つのユニットが設置され、医師、看護師、助産師や保健推進員によって各種の医療サービスが提供されています。


P8_2_R.JPG
事業対象地の家庭保健ユニット外観


当初は地域保健の担い手として注目を集めていた家庭保健ユニットですが、月日が経つにつれ、様々な課題が表面化してきました。
ユニットに所属する医療従事者の多くは一般の病院での勤務経験はある場合が多いのですが、「家庭保健」の概念に対する理解や、地域に根付いた診療所での経験については、必ずしも豊富だとは限りません。また、特に保健推進員については、地域保健に関する研修や、地域における活動に関する十分な研修を受けることなく勤務をしていることが多いというのが実情です。

これに対しADRAはユニットの職員の地域保健に関する知識を向上させるとともに、習得した知識をより住民にわかりやすく伝達することができるよう、研修を実施しています。


P8_3_R.JPG
研修の様子


研修では、幅広い「地域保健」という概念の中でも、特に当該地域において顕著な問題である、栄養 衛生、薬物に重点を置いています。5月は、このうち薬物の問題について、講師と薬物問題に詳しいADRAのプロジェクトチームのメンバーが協同で研修をリードしました。


P8_4_R.JPG
薬物問題に関する研修で発表する家庭保健ユニット職員

このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 16:00 | パラグアイ便り | この記事のURL
(5/17) パラグアイ便りVol.7 〜事業地でのマッピング:都市貧困と向き合う〜 [2013年05月17日(Fri)]
前回のパラグアイ便りでは、ADRA Japan事業部長の橋本が事業地を訪問した様子と、現地スタッフとの準備の様子をお伝えしました。今回は、どのような形で地域での活動を行なっているかについて、また大都市である首都アスンシオン市の貧困地域ならではの課題や対処についてお伝えしたいと思います。


現在ADRA Japan が事業を行なっているバニャード・スール地区の住民の多くは、20世紀後半に農村部から移住してきた人々です。大半の住民はリサイクル業、町中を走っている車の窓拭き、路上での物売りなど、インフォーマル・セクターと呼ばれる業種で生計を立てています。この地区の貧困率は、アスンシオン市全体の13.1%をはるかに上回る50.5%です。

どんな国でも、都市貧困層の集住地区と言えば、一口に貧困という言葉では言い表せない複雑な社会問題や、その地域ならではの課題があります。
バニャード・スール地区も例外ではなく、不安定就労、家庭内暴力、性暴力、児童虐待、薬物乱用、栄養不足などの様々な課題があります。また、現在パラグアイの各地で流行しているデング熱が、不衛生な住環境で暮らす同地域の住民の間で広まっています。さらに同地域に住む人々は長年にわたって政治的、社会的抑圧を受けてきた背景から、外部の人たちに対する不信感が高く、社会的に孤立しています。


P7_1_R.JPG
事業地にある住宅


事業開始後、最初に行なったのは事業地のマッピングです。ADRA Japanの現地パートナー団体であるADRA Paraguayは、以前、同地域で事業を実施した経験があります。しかし、活動実績のある地域であっても、事業地周辺は家庭保健ユニットの職員や地域のリーダーが頻繁に移動してしまうため、新しく事業を始める際には、すべての関係者を再訪問する必要があります。

初めに、本事業で行なう研修の受講者である、家庭保健ユニットの医師や看護師にインタビューを行ないました。このインタビューでは、彼らが認識している地域保健の課題や、事業開始時の政治・社会・経済状況、それぞれの家庭保健ユニットが地域とどのような関係にあるかについて、聞き取りを行ないました。


P7_2_R.JPG
家庭保健ユニット職員へのインタビュー
このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 11:30 | パラグアイ便り | この記事のURL
(2/20) パラグアイ便りVol.6 〜パラグアイ地域保健改善事業が始まりました〜 [2013年02月20日(Wed)]
前回のパラグアイ便りでは、これから始まる事業の署名式を行なったことをお伝えしました。今回は、事業の具体的な活動内容についてお伝えします。

事業地であるバニャード・スール地区は、首都アスンシオン市の中でも際立って貧困指数が高く、子どもの感染症や成人の高血圧症が問題となっています。本事業ではこの地区の地域保健サービスの質の向上を図ると同時に、地域における住民主体の保健啓発活動の活性化と、それを支えるコミュニティの強化によって地域保健サービスの利用促進を促し、地域住民の健康状態を改善させることを目指しています。(パラグアイ事業のホームページはこちら


1.JPG
バニャード・スール地区の様子。同地区はパラグアイ川近くのコミュニティで、保健・衛生環境状態が劣悪であることで知られている。


1月中旬、事業部長の橋本が事業地を訪問しました。事業を行なう4つのコミュニティを訪問し、協力して地域保健の改善に関わることになる「家庭保健ユニット」と呼ばれる地域診療所の担当者と会合をもちました。家庭保健ユニットはコミュニティの住民に対し、無償で保健・医療サービスを提供する目的でパラグアイ厚生省によって設立されましたが、財政状況や住民への周知度などはコミュニティによって異なります。今後の活動を通して地域保健の改善を目指すには、それぞれの家庭保健ユニットのニーズの把握や、担当者との細かい連絡・調整が欠かせません。

このエントリーをはてなブックマークに追加

   ブログトップへ

 ↓ 事業・カテゴリ別記事はコチラ ↓
最新ニュース東日本大震災南スーダンジンバブエアフガニスタンペルーネパールネパール口唇口蓋裂緊急支援イベント情報・報告人材募集ボランティア募集スタッフのつぶやき
Posted by ADRA Japan at 11:30 | パラグアイ便り | この記事のURL
| 次へ