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(10/27) アフガニスタン便りVol.32 〜教員研修〜 [2017年10月27日(Fri)]
ADRAはアフガニスタンで実施している教育支援を実施しています。前回のブログでは、衛生教育の様子を報告しましたが、今回は教員研修に関してお伝えいたします。

ADRAが活動しているバーミヤン州では、ほとんどの教師が大卒の教員資格を持っていません。そのため、教員研修を実施しています。研修を行なうことにより、教師は教授法を学び、生徒によりわかりやすく教えることができるようになります。

教員研修は12月から3月の学校が冬休みの間に、約3か月実施します。しかし、教員研修の準備は、6月頃から開始しています。教員研修前に教師が勤務する学校を事前に訪問し、各教師の教授法を調査しています。事前調査することにより、教師が改善する必要のあるポイントを把握し、研修内容の参考にするためです。調査では主に授業の進め方、生徒への教え方、授業の内容、そして教師の専門科目などについて調査をしました。


1.0 テントの中で授業をする女性教師を調査する講師(左)s.jpg
教員研修の事前調査


12月になり冬休みになるとさっそく30人の教師を対象に教員研修を実施しました。講師4人が国語(ダリ語)、数学、化学、物理の教科を担当し、教師は各自、専門教科と副教科を受講しました。女性教師の中には、自分の子どもを研修所に連れて参加する教師もいました。そのため、ベビーシッターを雇い、幼子を預けてもらうことにより、研修に集中して参加できるよう対応しました。


2.0 教員研修s.jpg
研修中

2.1 化学の実験中s.jpg
化学の実験中

2.2 物理の実験中s.jpg
物理の実験中

2.3子連れで研修に参加する女性教師s.jpg
子連れで研修に参加する女性教師


教員研修の終了後、2日間かけて最終試験を実施しました。研修前後の試験結果を比較すると全体で4割以上成績が伸びたことが分かり、教師たちの理解力が深まったことを確認できました。

また、教員研修で教師が集まっているこの機会を考慮し、教員研修の一環として司書トレーニングも実施しました。これは今回建設した学校2校に図書室を設置したため、司書の知識が教師に必要だったからです。
司書トレーニングはADRAと同じようにアフガニスタンで支援活動を実施している日本のNGO団体、シャンティ国際ボランティア会(SVA)の現地スタッフが講師を務めました。トレーニングの内容は、図書・図書室の管理、図書が子どもに与える影響、子どもへの読み聞かせの方法など、多岐に渡るものでした。教師はこのトレーニングやワークショップを通して様々な知識を実践をする機会もありました。3日間のトレーニングに出席した教師は全員が修了書を受け取りました。


3.0 司書研修s.jpg
司書研修

3.1 研修で習ったことを実践する女性教師s.jpg
研修で習ったことを実践する女性教師

3.2 司書研修修了書を受け取った教師s.jpg
司書研修修了書を受け取った教師


ADRAで実施している教育支援は、校舎を建てるだけではなく、子どもが病気になって学校を休むことがないように衛生教育や、子どもが各科目の授業を良く理解できるように教員研修を実施するなど、複合的な支援をしています。そして、地域のニーズや要望に応えられるよう、ADRAは現地の人々とのコミュニケーションを大切にして、一緒に作り上げる活動しています。
ADRAはこれからもアフガニスタンの人々が必要とする支援を届け続けたいと思っています。

(執筆:アフガニスタン担当 杉本亜紀

※この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。
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Posted by ADRA Japan at 10:00 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(9/20) アフガニスタン便りVol.31 〜衛生教育〜 [2017年09月20日(Wed)]
ADRAがアフガニスタンで実施しているのは、学校校舎の建設とその周辺整備だけではありません。並行して、学校の生徒、教師、生徒の保護者や学校周辺に住む地域住民の方も対象にした衛生教育を実施しています。今回は衛生教育の様子をご報告したいと思います。

昨年の暖かい時期、春から初夏(5月〜6月ごろ)にかけて、衛生教育を2か月間実施しました。

まず、衛生教育の研修を実施する衛生教育推進員4人(男性2人、女性2人)を選定し、オリエンテーション・ワークショップを行ないました。このワークショップでは、ADRAの事業内容、研修を行なう地域の紹介、受益者について話し合い、衛生教育の研修内容、研修過程の確認をしました。また、受益者に配布する教材や衛生キットの準備をしました。


1.1 オリエンテーション.jpg
オリエンテーション


1.2 教材と衛生キット準備.jpg
教材と衛生キットの準備

1.3 衛生キット(石鹸、歯ブラシ、洗剤).jpg
衛生キット(石けん、歯ブラシ、洗剤)


次に、衛生教育推進員から衛生教育の研修を受ける生徒、教師、保護者を選定しました。そして、彼らの衛生に関する理解度を確認するため、事前調査を行ないました。これにより、衛生教育推進員は、研修の進め方を調整します。


2.1 衛生教育研修中(女子生徒).JPG
研修中


衛生教育の研修を受けた受益者は、生徒、教師、保護者、合わせて約370人です。


また、アフガニスタンは地震や水害などの自然災害が多い国です。そのため、今回の事業では防災減災の内容もこの研修に取り入れました。防災減災の内容は、地震が発生した時の基本的な身の守り方や避難訓練などの実践と、地震の際に何に気を付けることの座学です。生徒は学校で地震が発生した時に机の下に隠れたり、窓から離れて壁にそって移動したり、安全な避難の仕方などを習いました。


3.1 地震対策として机の下に隠れる女子生徒.jpg


3.2 地震対策として机の下に隠れる男子生徒.JPG
机の下に隠れる訓練



衛生教育推進員から直接衛生教育の研修を受けた受益者は、モスクや集会所に集まった人々や家族、親せきに家庭で取り組める衛生改善に関する知識を伝えました。

4 モスクの中で研修.JPG
モスク内での研修


衛生教育推進員も各地域を訪れ、家庭訪問の際に水の調達方法や家庭内での水の保管方法、台所回りの環境など衛生に関連した内容の調査を行ないました。


5.1 水の保管方法を調査.JPG
水の保管方法を調査


衛生教育推進員は家庭のトイレ事情も視察しました。しかし、ほとんどの家庭でトイレが設置されていなかったため、できる限りトイレを設けて環境を改善するように勧めました。



7.1 手を洗う.JPG
手を洗う


こうして、各地域と学校全体で衛生教育を実施しました。


4ヵ月後に、各地域でモニタリングのために、衛生環境の改善状況を調査し、衛生教育推進員が家庭訪問をしました。衛生教育の成果として、調査した世帯では安全な飲料水を作ったり、食器を洗うことなどが生活に取り入れるようになっていました。また、村の住民12世帯が使えるように簡単なトイレを作ったコミュニティもありました。

7.2 歯を洗う.JPG
歯をみがく


家庭訪問した先のザハラさんは次のように教えてくれました。
「水を煮沸させて安全な飲み水を作る方法や、体調を崩した時に飲むと良いORS(経口補水液)の作り方などを知りました。教わった日常生活のなかで健康的に過ごす方法を実践しています。今では以前よりも健康的に過ごしています。」


8 ザハラさんインタビュー中.JPG
ザハラさんへのインタビュー中


しかし、なかには衛生改善への意識が低い家庭もありました。特に、読み書きができない女性は、衛生に関する意識が低く、教わった衛生教育が理解ができていない様子でした。学校へ行き教育を受ける重要性に、改めて気づかされました。

また、各地域のヘルスセンター(クリニック)では、医師から最近の患者さんの傾向を聞き取りました。衛生教育が各地域と学校で実施された後には、クリニックに来る子どもの数が減少したことがわかりました。


9 クリニック院長インタビュー.JPG
クリニックの院長


このような調査結果から、衛生教育が地域で広く人々に伝えられ、実践していることがわかりました。

ADRAとして衛生教育を根付かせることを重視しているため、さらに衛生教育の復習と応用編の研修を実施することにしました。多くの人やコミュニティ全体から衛生についてもっと知りたいという反応や強い要望がありました。

衛生教育の復習及び応用編の研修は2ヵ月間実施しました。研修開始前にコミュニティと話し合いをし、仕事が少ない1月〜2月のほうが大人が参加しやすいということで、開催時期は冬期に設定しました。

研修には1000人以上が参加し、人々の衛生に関する関心の高さがうかがえました。ADRAは、グループワークや実践体験(手を洗う行為など)を研修に取り入れました。他のNGOはこういった研修を行なったことがなかったため、参加者は内容を理解しやすいと感じ、積極的に参加してくれました。加えて読み書きができない大人のために、文字より絵や図面が多い教材を使用して、実践しながら説明しました。特に女性参加者の関心が高く、普段の生活では得ることのできない内容に喜んでいました。

10.2 図が多い教材.jpg
図が多い教材


新学期が始まった2017年の春には、ADRAが支援した学校の新入生や転入生を対象とした衛生教育の研修を実施しました。
今回は、前年に研修を受けた高学年(9年生以上)の生徒が中心となり、新入生と転入生に衛生教育を行ないました。また、衛生教育推進員はアドバイザーとして、生徒が実施する研修内容にアドバイスをしました。衛生改善だけでなく、地震が起きたときの防災・避難訓練の研修も行ないました。


11 上級生が新入生に教える様子.JPG
上級生が新入生に教える様子



ADRAは地域のニーズや要望に応えらえるよう、住民の方々とコミュニケーションを大切にしながら活動をしています。これからもアフガニスタンの人々が必要とする支援を届け続けたいと思っています。


12 衛生教育を受けた後、衛生キットを受け取った新入生.JPG
研修を受けた生徒たち


次回は教員研修についてご報告いたします。


*本事業は皆様からのご支援とジャパン・プラットフォームの助成金で実施しています。

(執筆:アフガニスタン担当 杉本亜季
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Posted by ADRA Japan at 18:43 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(8/23) アフガニスタン便りVol.30 〜バーミヤン州に2校の学校が建ちました〜 [2017年08月23日(Wed)]
ADRA Japanはアフガニスタンの中央高地バーミヤン州に学校を2校建設しました。

12-3 学生.jpg


これまでのプロジェクトでは、数が少ない女子校を中心に建設をし、今回、中央郡に女子校1校を建設することができました。またそれに加えて、今回は男子校のニーズにも応えるため、ヤカウラン郡に男子校1校を建設しました。

学校は校舎以外に、トイレ、給水施設、校庭遊具、ゴミ処理所など、生徒が適切な学校生活が送れる環境を整えました。学校構内を壁で囲うことによって、生徒たちは学校を安全な場所として安心して時間を過ごせるようになりました。

バーミヤン州は、いくつかの要因により同国34州の中でも政府や援助機関からの支援が行き届いていない地域の1つです。バーミヤン州の治安は他州と比べると安定していますが、特に農村部は、長く厳しい冬季になると、積雪によりアクセスが困難となるため、支援が届きにくくなっています。こうした自然環境による理由に加え、民族的な理由もあります。バーミヤン州の主要民族はハザラ族ですが、中央政府で行政職員として働くハザラ族はマイノリティであることがバーミヤン州へ支援が届きにくくなる要因の一つとであると言われています。

こうした環境ですが、バーミヤン州教育局長によると、ここ数年で同州における子どもの就学人口は増加しており、州と郡の教育局も教育分野の改善に非常に高い意欲と関心をもっています。


中央郡のカーテソル女子校(Kart e Sulh Girls High School)は中央郡の中心部から約7km離れた場所にあります。この地域のコミュニティ、約2,000世帯のなかから、1年生から12年生の女子の1,000人以上がこの学校へ通っています。


1 Kartisulh Current Situation.JPG
青空教室


バーミヤン州の北西に位置するヤカウラン郡のザリン男子校(Zarin Boys High School) はヤカウラン中心部から10km離れた場所にあります。この地域のコミュニティ、約1,200世帯のなかから約600人の男子がこの学校に通学しています。

2 Zarin Current Classroom.JPG
旧校舎


このプロジェクトを開始するために調査を行なった時、ザリン男子校は、古い校舎が今にも崩れそうな危険な状態でした。そのため、生徒たちは室内ではなく屋外のテントや青空教室で勉強していました。また、学校内にはトイレや安全な水へのアクセスがなく、衛生状態に課題がありました。

他方、カーテソル女子校は、十分な教室の数が確保できなかったため、近くの古い男子校校舎を一部共同で使用していましたが、その校舎にはトイレ、給水施設の設備がありませんでした。それでも十分な教室がなく、屋外教室やテントも使っていました。また、教室が足りないため授業は、3部制で行なっていました。
さらに、この地域の保護者たちは、安全性の観点から高学年(7年生)になると壁のない学校に子どもを行かせることを嫌う傾向があり、州教育局と地元行政は女子校を建設することを強く希望していました。

これらのニーズに応え、ADRA Japanは各学校の校舎建設と環境整備を行ないました。
2017年春には、校舎の建設などが完成したため、譲渡式を行ないました。


3 譲渡式 KS.JPG

4 譲渡式 ZS.jpg
2校の譲渡式


校舎には教室だけでなく、理科の実験室やコンピューター室、図書室などが備わっているため、生徒たちはよりよい環境で勉強できるようになりました。


5 class room.JPG
教室

6 図書室.jpg
図書室


コミュニティからは土地を提供していただきました。またそれだけではなく、学校校舎を建設する際にも積極的に参加をしてもらいました。
カーテソル女子校では、校庭に緑を増やすため、住民の方から木々の提供がありました。生徒たちは提供していただいた木々を正門から校舎までの道沿いや、校舎の周辺に植林しました。


7-1 KS plant trees 3 (2017.04.19).jpg


7-2 KS plant trees.jpg
植林


また、カーテソル女子校には、追加で5つの個室があるトイレ1棟を建設しました。
追加したトイレにはUNICEFが導入していている女性対象の「水洗ホース機能付き個室トイレ」や、障がいがある方でも使える便座付き洋式個室トイレも1室ずつ設置しました。


通常、学校にあるアフガニスタンのトイレは落とし式のトイレで、水洗ではありません。今回は、校内に設置した給水タンクとトイレのパイプをつなげることにより、トイレでも水が使用できるように整備しました。


8-1 トイレ .jpg
トイレ


ザリン男子校では、給水設備を設置するうえで、コミュニティの力に助けられました。学校の近くには水源がないため、山の上にある原水から学校まで3.6キロもの距離がありました。水を引くためにコミュニティの皆さんが、水道管の溝掘りを行なってくれました。


9-1 水.jpg
溝掘り




そして、学校だけではなくコミュニティの方も水を使えるように、ADRAは学校用とコミュニティ用の貯水池を設置しました。

10 貯水池.jpg
貯水池


バーミヤン州の7歳以上の男女のうち、約6割は学校教育を受けていません。特に、女の子は約7割が教育を受けていません。小学校(1年生〜6年生)の純就学率は州全体で56%であり、アフガニスタン全体の純就学率(52%)よりも高いのですが、中等教育への進学率は低いという現状があります。
特に女子の中等教育への進学率は、中学校が約3割、高校は約2割で、その低さが課題となっています。今回、女子校の校舎を建てたことにより、一人でも多くの女子生徒が学校教育を継続しやすい環境になったと信じています。



今年、カーテソル女子校とザリン男子校に通う生徒が増え、退学した生徒はいないという学校からのうれしい報告が届いています。環境が整ったことにより、保護者も安心して子どもを送り出すことができたのです。


11 教室にて.jpg

ADRAは、これからも生徒たちが継続して通学できる環境を整えることができるよう、バーミヤンの子どもたちを見守っていきます。


12-1 学生.jpg


12-2 学生.jpg


(執筆:アフガニスタン担当 杉本亜季

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Posted by ADRA Japan at 11:00 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(4/24) アフガニスタン便りVol.29 学校校舎完成!〜7年の支援活動を通じて。担当者の想い〜 [2017年04月24日(Mon)]
ADRA Japanアフガニスタン事業担当の杉本です。

ADRA Japanは2010年から7年間に渡り、アフガニスタンにおいて教育環境の整備をする活動を行なっています。具体的には校舎建設や、教育の質を向上させるための教員の研修、また、地域住民が参加することのできる衛生教育などです。今回は、2016 年の校舎建設活動のご報告と、アフガニスタン事業担当者として、7年間を通して嬉しかったことについてお話をさせていただきたいと思います。

アフガニスタンでのこれまでの活動については以下のブログをご覧ください

Vol.28学校校舎完成現地インタビュー〜やっと学校に通える〜
Vol.27 学校校舎完成 現地インタビュー 〜少女の思い〜
Vol.25 学校校舎完成 現地インタビュー 〜教師の思い〜
Vol. 23 学校校舎完成現地インタビュー〜保護者の声〜
Vol.22 学校校舎完成!!現地インタビュー〜子どもたちの声〜




ADRA Japanは2016年、バーミヤン州の中心部に女子校を1校、西部のヤカウラン郡に男子校を1校建設しました。この地域には以前まで女子校がなく、女子生徒は男子校で勉強をしていました。一部の生徒のみが教室を使用することができましたが、教室の数が足りず、他の生徒は屋外で授業を受けていました。
今回建設した女子校は開校前の評判が良かったこともあり、元々多くの学生が通っていた学校に更に人が集まり、生徒数が1000名ほどのマンモス校になると見込まれています。授業は生徒全員が受けられるよう、シフト制で時間が区切られ、実施される予定です。また、現在は5基あるトイレを10基に増設する工事も行っています。


校舎(Zarin).jpg
完成した校舎:ザリン男子校。2017年4月に開校


校庭とトイレ (Karte_sulh).jpg
完成したトイレと遊具



現在、日本人はアフガニスタンの現地に入ることができません。そのため遠隔事業としてアフガニスタン支部と協力をしながら、事業地では現地スタッフが支援活動に尽力しています。東京事務所へ届けられる現地スタッフからの情報はとても貴重なものとなっており、その情報には地域の人々の様子や学校の生徒の様子が含まれています。
私自身、これまでの支援活動に携わる中で嬉しく感じたことは、校舎が完成し、生徒が喜んでいるという報告を現地から受けることです。ADRA Japanは教育支援の中でも女子教育に力を入れているため、女の子からの声が多く届きます。校舎が建設されたことにより、安心して学校に通えるといった喜びの声や、新しい制服を着て笑っている写真や映像を見た時、校舎を建てることができてよかったと感じます。



女学生(Chehil_Burj_School).jpg
新しい学び舎で新学期をむかえる生徒達


皆様のご支援のおかげで、新しい学び舎で花が咲いたような笑顔を見せる生徒たちが大勢います。ADRA Japanはこれからも、日本のニュースで取り上げられることが少ないアフガニスタンの教育の状況など皆様にお伝えしながら、必要とされる支援を行ないます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

(執筆:ライティングボランティア 小峰理沙、アフガニスタン事業担当 杉本亜季

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Posted by ADRA Japan at 18:00 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(11/9) アフガニスタン便りVol.28学校校舎完成現地インタビュー〜やっと学校に通える〜 [2015年11月09日(Mon)]
前回はベニゴー女子校に通うファティマさんへのインタビューをご紹介しました。今回はクワォン・エ・ヤリ女子校に通うファティマさんからのメッセージをお伝えします。

私はバーミヤン州ワラス郡のクワォン・エ・ヤリ(Qowm-e-Yari)女子校に通うファティマ(Fatima)です。私の両親は以前、私が学校に通うことに否定的でした。その理由は学校が青空教室であったうえ、男の子と同じ場所で授業を受けなければならず、女の子が勉強をするには適切な場所ではなかったからです。しかし今は、新しい校舎のおかげで両親も私が学校に行くことに賛成し、喜んでくれています。私はADRAが新しい学校を建ててくれたことを本当に感謝しています。


アフガンインタビュー.jpg
ファティマさん(中央)とお友達


アフガニスタンには様々な点で男女差がいまだに色濃く残っており、教育分野においてもしかりです。学校も男女別でないと不安を抱く保護者が多く、ファティマさんの両親も娘を共学校へは通わせたくないと思っていました。

今回の新校舎建設により、ファティマさんもついに学校へ通えるようになり、その喜びが話す表情からも伝わってきました。一人でも多くの子供たちが教育を受けられるようになるため、ADRA Japan はこれからも活動を続けていきます。

(執筆:ライティングボランティア 恩田理沙/インターン 小島明恵)

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Posted by ADRA Japan at 12:00 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(10/9) アフガニスタン便り Vol.27 学校校舎完成 現地インタビュー 〜少女の思い〜 [2015年10月09日(Fri)]
前回のアフガニスタン便りVol.26では、山岳地帯に建った新しい学校を紹介しました。今回のアフガニスタン便りVol.27では、ベニゴー女子校に通うファティマさんへのインタビューを紹介いたします。


Q:自己紹介をお願いします。
A:ベニゴー女子校の12年生のファティマです。


Photo1.jpg
ファティマさん


Q:誰がこの学校建設を支援したか知っていますか?
A:はい。日本からの資金でADRAが建てました。


Q:新しい学校について、どう思いますか?
A:こんな素敵な学校で勉強できて、本当に幸せです。私たちにこの学校を建ててくれた方々にとても感謝しています。


Q:以前の学校と今の学校を比較して変わったことはありますか?そして、解決した問題はありますか?
A: 以前の私たちの学校には教室がなく、強い日差しの下で勉強しなければならなかったので、授業が天候に左右されるなど、常に多くの問題を抱えていました。今はきれいな教室の中で、授業に集中できるようになりました。


Q:日本の皆さんに何かメッセージはありますか?
A::この素晴らしい学校を建ててくださった方々に重ねてお礼を言いたいです。そして、これからも私たちのことを気にかけていただきたいと思います。


日本では学校に屋根があることは当たり前ですが、アフガニスタンで屋根がある学校はごく一部です。ファティマさんが言うように、校舎が整備されておらず、生徒たちが炎天下でも外で勉強しなければならない学校が多くあります。
今回の校舎建設により、一人でも多くの生徒たちが集中して勉強に取り組めるようになることを願っています。

(執筆:ライティングボランティア  恩田理沙、インターン 小島明恵)


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Posted by ADRA Japan at 16:35 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(9/7) アフガニスタン便り vol.26 〜山岳地帯に建った学校〜 [2015年09月07日(Mon)]
2014年3月からバーミヤン州にて3校の校舎建設と学校に必要なさまざまな施設の整備を行ないました。

建設作業は2015年2月に終了し、設備一式をバーミヤンの教育省に引き渡すことができました。新学期からは新しい校舎での授業が開始され、子どもたちは毎朝元気に学校に通っています。

今回の事業で支援した3校は、いずれもバーミヤン州の中でも特に僻地にあたるワラス郡にある女子校です。ワラス郡は、バーミヤン州南部の海抜約2,800mの山岳地帯に位置し、道路の整備不足などにより、車でのアクセスが大変困難なところです。

事業を行なった3校は、いずれもワラス郡の中心地から約20〜30km離れた場所にあります。ここは山岳地帯で学校を建てられるような平らな土地がもともと少ないうえ、女子が安全に学校へ通えるようにすることも考慮しなければならなかったため、建設地の選定は難しい問題でした。


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ベニゴー女子高

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ベニゴー女子高へ通学中の女子生徒

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ピュタジョイ女子高


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クワォメヤリ女子高


しかし、こうして無事に建設作業を終えることができたことは、学校周辺の住民はもちろん、行政やADRAスタッフとしてもとても喜ばしいことでした。特に、高学年の女子を持つ親の多くは、しっかりとした校舎と学校全体を囲む外周壁がある学校でないと娘を送り出したがらないため、「ようやく学校に通うことができるようになった」と喜んでいる女の子が大勢います。


5.jpg
開校式


この3校は、以前はテントや青空教室で授業を行なっていましたが、新築した校舎には、これまでの事業同様にコンピューター室と理科室を含む10教室が設けられたほか、トイレ、給水施設、ゴミ焼却所および外周壁も整備し、子どもたちが授業を受け、学校生活を送るのに最適な環境を整えました。

校舎や各施設の整備においては、コミュニティーから土地の提供や工事への協力などをしてもらい、住民と一緒になって作業を進めました。学校の維持管理もコミュニティーのメンバーに担ってもらうため、彼らを対象に維持管理研修も行ないました。


6.jpg
校舎の管理方法を説明受ける


さらに、教師を対象に教授法などを習得するための研修も行ないました。バーミヤン州の中でも特にワラス郡などの僻地においては人材不足のため、学歴面での資格要件を満たしていない人が教鞭をとっている場合が多くあります。そういった方々に教員研修を受けてもらうことで、生徒の学習意欲を高められる質の高い教え方ができるようになりました。


7.jpg
研修を受ける教師たち


このほか、生徒や教師を主な対象として、安全な飲料水の使用やトイレの正しい使い方などについての衛生教育を実施したため、学校における教育環境全般を改善することができました。


8.jpg
衛生教育を受ける女性たち


9.jpg
誇らしげに使用している洗剤を見せるお母さん


10.jpg
食器の管理方法を説明するお母さん


バーミヤン州では、まだ70%近くの学校で校舎の整備が必要とされています。バーミヤン州の子どもたちが普通の学校生活が送れるようになるまでの道のりはまだまだ遠いです。


最近はメディアでアフガニスタンが取り上げられることはあまりなく、ほかの国や地域での紛争や災害がクローズアップされるため、日本ではアフガニスタンのことが忘れ去られつつあるような印象があります。

ADRAは今後も現地の人々に寄り添いながら、ニーズに応えていきたいと思います。


11.jpg
学校に掲げられているADRAと日本の旗


(執筆:アフガニスタン担当 杉本亜紀


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Posted by ADRA Japan at 22:23 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(9/10)アフガニスタン便り Vol.25 学校校舎完成 現地インタビュー 〜教師の思い〜 [2014年09月10日(Wed)]
皆さまのご支援により完成したアフガニスタンの5つの新校舎。
子ども編・保護者編に続き、先生のインタビューをお届けします。


af picture.jpg
 バストゥーク校 教師(BASTOOK School)


Q.お名前は?
A.サリマ(Salema)です。

Q.サリマさん、誰がこの校舎を建てたかご存知ですか?
A.はい。着工式の時に知りました。ジャパン・プラットフォーム(以後JPF)が寄付をしてくださった団体で、ADRAがこの建物を建ててくれました。

Q.新しい校舎ができてどう思いますか?
A.この校舎建設への寄付や、建設を支援してくださった方々にこの上なく感謝しています。これまでは校舎がなく、外で授業を行なっていました。今は充分な数の教室やトイレ、備品も揃った学校となりました。この学校は将来への布石であり、今後はこの学校と同じように、国からの支援が届きにくい地域の教育施設が改善されていくことになると思います。

Q.この校舎は、先生であるあなたや子ども達の生活をどのように変えると思いますか?
A.これまでは4年生以上の女子を学校へは行かせない家庭が多くありました。教室もトイレも壁もない学校は、10代の女の子が過ごすのに適切な場所ではないと考える保護者が多かったからです。校舎ができたおかげで子ども達は安心して授業に集中できるようになりました。特に女の子達の出席率は改善すると思います。教育長は開校式のスピーチで、私たちの学校が6年制から12年制になるとおっしゃっていました。このコミュニティで、12年間にわたる教育を受けられるようになったというのは本当に大きな変化です。

Q.あなたは子ども達に何を期待しますか?
A.今でも校舎がないままの学校が多くある中、バストゥークの子ども達にはとても素敵な校舎が与えられました。この学校はバーミヤン内で一番恵まれているということを自覚し、ぜひ休まずに学校に来て、しっかり勉強してほしいです。また、校舎や備品を大切にし、トイレを清潔に保ち、校内も綺麗に維持してほしいです。それから、私たちは図書館の設立も検討しているので、それぞれの子どもに一冊ずつでもいいので本を持ち寄って欲しいと思っています。

Q.各家庭の子ども達が学校に通えるようになるために、どんな努力をしていますか?
A.問題は保護者です。子ども達は学校に来たがっています。多くの保護者は子ども達の将来に関心を示さず、家事を手伝ってくれさえすれば良いと思っています。子ども達は家畜の世話をし、家畜とともに働いています。この地域の貧困問題は解決しなければなりませんが、だからと言って子ども達を学校に通わせなくても構わないということにはなりません。私は金曜の礼拝の後や他の機会を利用して教育とその価値について話し、子ども達を学校に通わせてほしいと伝えています。これに加え、教育省が教育の必要性を訴える啓発活動を行なうとより効果的だと思います。

Q.子どもを学校に通わせていない保護者に対して、なにか伝えたいことがありますか?  
A.地域の成長と発展のために教育は欠かせません。子ども達は新しい社会を築くための知識を身に着け、他の人々との付き合い方を学ぶ必要があります。21世紀を生きる私たちには、生きるための教育が必要です。これまでは設備が整っていないことを理由に子どもを学校に通わせていなかった人もいますが、もうその言い訳は通じません。こんなに立派な校舎が建ったのです。どうか子ども達を学校に送り出して、彼らが将来を築けるようにしてあげてください。

Q.衛生トレーニングは受けましたか?
Aはい。参加した後に3つのモスクをまわり、衛生トレーニングを受けられなかった人々に、自分が学んだ知識を伝えました。

Q.JPFとADRAに何かメッセージはありますか?
A.本当にありがとうございます。皆さんは、地方に住むたくさんの子ども達の教育への扉を開いてくださいました。これからも寛大なご支援をよろしくお願いします。


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スゥークゥダー女子校 校長(SURKHDAR Girls High School)


Q.お名前は?
A.ハワ・ジャファリ(Hawa Jafari)と言います。

Q.ジャファリさん、この校舎を誰が建てたか、ご存知ですか?
A.はい。このプロジェクトはJPFから寄付を受け、ADRAが建ててくれました。

Q.新しい校舎ができてどう思いますか。
A.新校舎を教育省から正式に引き受けて、貧しいこの地域の女子の貧困の連鎖を断ち切ることができるようになりました。教育が受けられるようになることで、過酷な貧困、栄養不良、そして飢餓の連鎖から彼女たちを守り、輝く未来を与えることができると考えたからです。新校舎が開校するまでは、女子生徒たちはテントの下で男子学生と共に勉強をしていました。その状態では通い続けることは難しかったかもしれませんが、もうその心配はないと思います。

Q.新しい校舎は、あなたや生徒の生活をどう変えていくと思いますか?
A.私はこの学校がコミュニティを変えていくと確信しています。この学校は、すべての女子生徒に家から出て学ぶ勇気を与えるでしょう。そして教育を受けた女の子たちは、この国の変化の一端を担うことでしょう。この地域の女性を救うには、より多くの女性を様々な分野へ進出させる必要があります。今回、新しく建ったこの校舎はそのための非常に大きな一歩であり、私たちは今後もさらに努力していかなければなりません。今は低学年の男の子が通える学校が近くにないので、男の子たちもこの学校で一緒に学んでいますが、もし男子校が別に運営されるようになったら、コミュニティは今以上に各家庭の女の子達を学校に送り出してくれるようになるでしょう。誰も教育そのものを嫌ってはいません。ただ教育のメリットが周知されていないのです。

Q.この学校の生徒に何を望みますか?
A.女性は教育の価値を認める必要があります。保護者は皆、子どもを学校で学ばせるべきだと考えます。しかし、残念ながら多くの人々がまだ識字教育の価値に気づいていません。教育はアフガニスタンの自由のためにあるのです。
タリバン政権の崩壊後、人々は学校が安全で周辺環境が整っているならば、子どもだけでなく大人の女性たちをも学校に行かせたいと願っていることに私は気づきました。私たちの社会は、より多くの医者や政治家、そして土地開発者を必要としているのです。


Q. 各家庭の子ども達が学校に通えるようになるために、どんな努力をしていますか?
A.私は主に結婚式や集会、宗教儀式等で多くの女性に会います。これらの機会を活用して教育の価値に気づいてもらうために話をしています。もし人々が少しでも教育を受ける権利を理解していれば、子ども達が学校へ行くのを妨げはしないと思います。
このコミュニティには、30から50の世帯があります。各家庭で女性は家事をすることが求められているため、娘は家にいる必要があると人々は言います。私はイスラム教の教理を教えることもありますが、その中で教育は神が人のために与えたものであると伝えられています。このように教育の価値を伝えると、何家族かは女子を学校に通わせてくれるようになります。


Q.子どもを学校に通わせない家庭に対して伝えたいことがありますか?
A.教育は生きていくために欠かせない重要な要素のひとつです。基礎教育は私たちの理解力を養い、それが私たちの社会の発展へとつながります。学校に子どもを通わせることは親の義務です。彼らが国を、そして世界を変えていきます。
 現在、国際支援団体が教育を受ける権利を守るために支援をしてくれています。貧困問題を解決したいと思うならば、この機会にどうか子ども達を学校に通わせてください。


Q.JPFとADRAにメッセージをお願いします。
A.校舎建設を支援していただいたことにとても感謝しています。この事業が何人もの人生を豊かにし、私たちの社会を発展させていくと思います。私たちはいつまでもこの支援を忘れません。

完成した新校舎で実際に教育活動を担う先生方は、教育の価値や力を知りコミュニティの発展を望むからこそ、子ども達が学校で学ぶべきであることを人々に伝える努力をしているのが分かります。その言葉から教育への熱い気持ちが伝わってきます。

そして、整った施設が安全な教育環境を提供し、学びが豊かになることも先生方は知っています。だからこそ、この新校舎の完成を喜んでいるのです。

完成した5つの新校舎はこの教師たちの手によって、さらなる発展を遂げていくことと思います。

皆様にご支援いただき完成した新校舎が、子ども達の未来を明るく照らすことを信じて、ADRAは今後も教育支援を継続していきたいと思います。

ご支援をよろしくお願いします。


(執筆:ライティングボランティア 恩田理沙)

※この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。
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Posted by ADRA Japan at 10:00 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(9/3)アフガニスタン便りVol. 24 〜村人も参加する衛生教育〜 [2014年09月03日(Wed)]
2014年のアフガニスタン事業では、バーミヤン州中央郡から車で約6〜7時間ほど離れたワラス郡の3校に校舎を建設しています。また、飲用や手洗いに必要な水を確保するために給水システムを整備し、子どもたちを通じてコミュニティ全体に衛生教育の改善も目指しています。


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校内に整備した手洗い場。ここの水は飲むこともできる


6月は2校(ベニゴー女子校・ピュタジョイ女子校)で衛生教育の研修を実施しました。衛生教育研修は二段構えとなっていて、公衆衛生の専門家としてADRAが雇用した衛生教育推進員から直接研修を受ける人と、その人たちから研修を受ける人たち(間接的裨益者)に分かれます。前者の直接研修を受ける対象となるのは、衛生教育を終えた後に積極的に啓発活動をしていくことができる児童・生徒、教師、保護者です。研修を終了した人が、研修内容を自分の住んでいる地域の人や家族など、周囲へ伝達していきます。


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ベニゴー女子校の参加者


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ピュタジョイ女子校から参加したお母さんたち


直接研修の受講者に衛生教育を行なうのは、衛生教育推進員です。研修には男女ともに参加しているため、衛生教育推進員は夫婦や兄妹など、男女がひと組となるようにしています。基本的に男性クラスは男性の推進員、女性クラスは女性の推進員が担当しますが、内容によっては男女の推進員が入れ替わることもあります。


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家庭訪問して聞き取り調査する女性推進員(左)


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男性推進員が食器類の洗い場を調査


衛生教育の内容は、安全な飲料水、水が媒介する感染症、手洗い、トイレの使い方、下痢症の予防や治療、衛生教育の伝達法などです。推進員は学校の放課後の時間を活用し、これらの内容を講義、ロールプレイ、グループワークなど、様々な方法を通じて地元モスクや集会所で実施します。モスクは人が集まりやすく、会場としての大きさがちょうどよいのでよく利用されています。

研修を受けた児童・生徒、教師、保護者は、学校関係者や地域住民をモスクやコミュニティーホールに集め、得た知識や情報を積極的に啓発する活動を数カ月にわたり実施していきます。特にコミュニティへの伝達は保護者が中心となり、毎週金曜日にはモスクに来る人々を集め、衛生教育で学習した内容の話し合いの場を持ちます。話し合う内容は、食事の前に手を洗う、うがいをするなどといった基本的なことが中心です。
コミュニティ内でも衛生教育の大切さについては意識が高く、毎回ADRAが想定しているより多くの人が研修に参加します。ADRAでは、参加したい人や参加できる人は、できる限り受け入れています。人々の関心が高いことは嬉しいことです。


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室内には入りきらない衛生教育研修の参加者たち


アフガニスタンは6月末からラマダンに入りました。これまでの実績から、ラマダンの時期は研修に参加する人は比較的多くなると報告されています。ラマダンが続く1か月は更に参加者が増えることを期待しています。


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子どもも夢中になる


※この活動は皆様からのご支援と(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成を受けて実施しています。

(執筆:アフガニスタン事業担当 杉本亜季

2014年9月12日(金)アフガニスタン事業報告会を開催!
参加する!(イベント詳細ブログ)


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Posted by ADRA Japan at 18:45 | アフガニスタン便り | この記事のURL
(6/30)アフガニスタン便りVol. 23 学校校舎完成現地インタビュー〜保護者の声〜 [2014年06月30日(Mon)]
前回のアフガニスタン便りでは、学校の完成を喜ぶ子どもたちの声をご紹介しました。今回は、ワラス郡のバストゥーク渓谷に新しくできた学校に通う子どもたちの保護者の方々の声をご紹介いたします。


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インタビューを受けるアリ・レザ(Ali Reza)さん


Q お名前を教えてください。
A アリ・レザ(Ali Reza)と申します。

Q アリさん、この学校は誰が建設したかご存知ですか?
A はい。ADRAです。

Q学校ができて、どんな思いを抱いていますか?
A学校ができてとてもうれしいです。ADRAや関係者、建設会社とコミュニティの長老に感謝しています。

Q 学校ができて、お子さんを含めて生活が変わりましたか?
A この学校ができるまで、子どもたちは自宅近くの学校に通学していました。ただ、この学校の運営は非公式なものであったため、子どもたちは授業にあまり関心がありませんでした。それが今回、このように公式で立派な学校ができてからは、子どもたちは授業に遅れずに出席し、勉強するようになりました。この学校を見て、子どもたちの学校への関心が高まりました。教育は重要です。子どもたちにはこの学校で将来役に立つような勉強してもらいたいと思います。

Q 学校の子どもたちに何を期待していますか?
A教育を通して自立し、弱い立場の人々を助けられるような人物になってほしいです。この学校を卒業してからは、さらに高等教育も受けてもらいたいと思います。

Q 子どもたちを学校に通わせていない親へのメッセージはありますか?
A 教育は大切で、誰もが受けるべきです。文字が読めないと生活が不自由です。だれも自分の子どもたちに不自由な生活をさせたくないと思います。子どもたちを学校に通わせるべきです。

Q 衛生トレーニングは受けましたか?
A 残念ながら農作業が忙しくて受けられませんでした。

Q JPFとADRAへメッセージがありますか?
A コミュニティのためにすばらしいことをしていただきました。とても助かっており、
 価値あることです。ありがとうございます。



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インタビューを受けるマスマ(Masooma)さん


Q お名前を教えてください。
A マスマ(Masooma)と申します。

Q マスマさん、この学校は誰が建設したかご存知ですか?
A はい、日本の方々です。

Q この学校ができて、どんな気持ちですか?
A この新しい校舎を見てとてもうれしいです。私も学校に行きたかったです。もう通学するような年齢ではないですけど。

Q学校ができて、お子さんを含めて生活が変わりましたか?
A以前は外で勉強していましたが、今は教室と備品のある新しい学校ができて、みんな幸せだと思います。

Q お子さんたちに何を期待していますか?
A通学して、勉強にベストを尽くしてほしい。勉強をすれば自立できるようになります。将来立派なキャリアを持てるし、コミュニティの人たちの生活をよくするための助け手にもなれます。戦争も終わったし、国を立て直すときがきています。医師も、エンジニアも、教育者も必要です。私の子どもたちには医師、パイロット、教育者、知事になってもらいたいです。

Q子どもたちを学校に通わせていない親へのメッセージはありますか?
A 戦争は終わったのだし、子どもたちにいい人生を送ってほしいなら、学校へ行かせるべきだと言いたいです。学校に通っていない子どもたちの多くは、家畜の世話をしています。それでは教育の恩恵を受けられません。時間が経てば経つほど、学校で勉強するには手遅れになってしまいます。

Q 衛生トレーニングは受けましたか?
A ええ、受けました。

Q 何を学びましたか?
A とても役に立つことを学びました。教わったことを実践しているので、子どもたちは前よりも病気にならなくなりました。ORS(経口補水液)の作り方も習いました。

Q JPFとADRAへメッセージがありますか?
A 学校を建ててくれたことに感謝しています。この日のことはずっと忘れません。


保護者の方々は、子どもたちが屋内で教育を受けられるようになったことをとても喜んでいます。また、子どもたちが熱心に勉強するようになった姿をみて、将来への期待を膨らませているようです。さらに、衛生トレーニングで学んだことを実践し、子どもが病気にならなくなったといった声も聞かれました。

この事業を、皆様のご支援により実施できましたことを心から感謝しております。

次回は、インタビューシリーズの最終編として「先生編」をお送りします。どうぞお楽しみに。


(執筆:ライティングボランティア 筬島順子)


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Posted by ADRA Japan at 11:07 | アフガニスタン便り | この記事のURL
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