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(5/15) 東日本大震災 被災者・復興支援-67 [2012年05月15日(Tue)]
〜復興に向かう皆さんからの贈り物〜


ADRA Japanは現在、宮城県亘理郡山元町と福島県において、震災からの復興に向けた支援活動を行なっていますが、震災発生直後には、宮城県内の高齢者福祉施設やデイサービス施設に対し、物資支援を行なっていました。
まだ物流が混乱していて、おむつやトイレットペーパーなどといった日用品、デイサービスに必須となる車のガソリンや暖房用の灯油などが手に入らなかった時期に、そうした物資を東京から運び、必要とされる施設に配布していました。


先週末、ADRAが物資支援をした登米市の「さくらんぼくらぶ」様から、小包が届きました。新聞紙に包まれた小包を開けてみると…。


photo1.JPG


photo2.JPG


出てきたのは、大きなカレイのぬいぐるみ。その名も「立ちあガレイ」。丁寧な「取扱説明書」もついていました。それによると、現在登米市には南三陸町から避難されてきた方々が暮らす仮設住宅があり、そこに住む住民の皆さんと、デイサービスの利用者の方々とが協力して、一つひとつ手作りされているカレイなのだそうです。

さくらんぼくらぶでの「立ちあガレイ」誕生の様子はコチラから


photo3.JPG
当時、さくらんぼくらぶ様を訪問していた須原と事業部長の橋本


まだまだ厳しい状況が続いているはずの皆様から思いがけない贈り物をいただき、スタッフ一同、とても感謝しております。立ちあガレイをADRAに向けて送り出してくださった皆様のお気持ちに応えるべく、今後も復興を支える活動を続けてまいります。

(文責:事業部 須原敦


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ふるさと復興サポーター募集中
ふるさと復興サポーターは、毎月1,000円から東日本大震災の被災者支援のための寄付ができる支援制度です!

多くの皆様から温かいお気持ちをお寄せ頂いていることに、深く感謝申し上げます。
皆様から頂戴した支援金は、お茶っこサロンの実施や、足湯隊の受け入れ、その他イベントの開催といった避難先でのコミュニティ支援など、被災地の復興のために活用しております。


支援活動への募金を受けつけています。
クレジットカードによる寄付はコチラから
【緊急】東日本大震災被災者支援をお選びください。

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銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: トクヒ)アドラジャパン
*お振込される際に、お名前の前に「東日本」とご入力ください。
   例)ヒガシニホン ウラシマヤスナリ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。

<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「東日本」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
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Posted by ADRA Japan at 10:30 | 東日本大震災 | この記事のURL
(5/14) 東日本大震災 被災者・復興支援-66 [2012年05月14日(Mon)]
〜故郷の言葉。故郷への想い〜


東日本大震災被災者支援事業担当の三原です。


私が宮城県山元町へ来て、はや1年が経ちました。町の約半分が津波の被害にあった山元町ですが、一人一人の力が合わさり、少しずつですが着実に復興に向けて進んでいるところです。


1.jpg

2.jpg
山元町の里山の風景。のんびりとした春の風景が広がっている


さて、今回は、これが分かればあなたも山元町民と仲良くなれる!
そんな山元町の方言をご紹介します。


まずは基本の基本。
「こいつAさんとこのだっちゃ」

ラムちゃんみたいでかわいいですね〜。

「これはAさん宅のものだよね?」

という意味です。毎日必ずどこかで耳にする言葉です。

次に、
「ここにござい」

これは、

「ここに来なさい」

という意味です。
ADRA Japanが運営支援をするやまもと復興応援センターで働いている、生活支援相談員の女性がよく言います。愛情がこもった表現のひとつです。

さて、これは分かりますか。
「早くせねばおらの娘みたく“いかずごけ”になっちまうぞ」

これは私が仮設訪問をしている際に言われた言葉ですが、

「急がなくては私の娘のように嫁に行き遅れるよ」

という意味です。
最近お世話になっている山元町民のお父さんが、本気で私の旦那さんを山元町で探そうとしてくれています。お気持ちはとても嬉しいのですが、何だか少し複雑な心境です。

最後に、
「おばんです〜」

これはご存じの方も多いと思います。

「こんばんは」

という意味です。


この「おばんです」という言葉をそのまま冠している情報番組があります。宮城テレビ(通称ミヤテレ)で毎週月〜金曜の15:50〜19:00に放送されている「OH!バンデス」という番組です。総合司会はあの“青葉城恋歌”で有名なさとう宗幸さんです。
初めて見た時には、アットホームな雰囲気の中で進んでいくスタイルが心地よく、なんて素敵な番組なんだ!と感激し、それ以来ファンになってしまいました。
皆様も、宮城県に足を運ぶ機会があれば、ぜひご覧ください。


ちなみに私は生まれも育ちも茨城県です。
宮城県の言葉とは、なんとなくイントネーションも似ているため、親しみを感じています。


それぞれの故郷に、そこに住んできた人が大切にしてきた言葉があります。そして、それぞれの故郷で大切に育まれてきた文化や習慣も、言葉と同様に受け継がれてきたのだと思います。
それは3.11の津波によって流されて消えることはなく、今でも力強く残っています。

山元町も、他の市町同様、甚大な被害を受けました。
しかし、言葉や文化が残り、それを伝えていく人がいる限り、山元町は復興できると信じています。


3.jpg
現在の沿岸部の様子

今後もADRA Japanは、やまもと復興応援センターの運営支援を中心に、引き続き山元町を応援していきます。


4.jpg

5.jpg
仮設住宅の住民主催で実施された花見の様子。やまもと復興応援センターも協力した

山元町の皆さんと「心をひとつに」して、一歩ずつ復興へ。
引き続き皆様の応援のほど、よろしくお願いいたします。


(文責:東日本大震災被災者支援事業担当 三原千佳


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Posted by ADRA Japan at 10:00 | 東日本大震災 | この記事のURL
(4/25) 東日本大震災 被災者・復興支援-65 [2012年04月25日(Wed)]
〜2012年度年賀寄附による助成金の贈呈式に出席しました〜

ADRA Japanは、寄附付きお年玉年賀はがき・切手からの配分である2012年度年賀寄附金の助成をいただき、去る4月18日、渋谷郵便局にて贈呈式が行われました。
渋谷区の団体ではADRA Japanの他、障がい者支援を行なっている特定非営利活動法人ぱれっとが助成を受けており、この2団体が贈呈式に参加しました。
年賀寄附金配分決定通知書をいただいた後、簡単な活動紹介や団体紹介を行ない、同じ渋谷区に拠点を置いて活動している団体同士の交流を深めるきっかけにもなりました。


japanpost.jpg
通知書を受け取る支部長の浦島(右)


今回いただいた助成金で、引き続き宮城県亘理郡山元町において応急仮設住宅コミュニティにおける対話・交流支援や、やまもと復興応援センターの運営を、山元町や社会福祉協議会、そして住民の方々と共に継続していきます 。

具体的には、仮設住宅住民への見守り活動や個別訪問、仮設住宅の集会所におけるお茶っこサロン等の行事の開催を通して、コミュニティの抱える課題やニーズを把握すると共に、住民の対話や交流を促進する活動を行なっていきます 。


震災発生直後から激務をこなしている地元行政や社会福祉協議会職員の中には、体調を崩している方も見られます。業務量が増えている中で、職員自身の健康状態も心配されています。やまもと復興応援センターに派遣されている2名のADRA Japanスタッフは、こうした職員の方々が円滑に業務を遂行できるよう、業務調整や研修の企画・開催も担当しています 。

このように山元町での活動を継続できていることに感謝すると共に、これからも地域における寄り添い活動を続けて参りたいと思います。

(文責:東日本大震災被災者支援事業担当 寺脇麻衣


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Posted by ADRA Japan at 18:45 | 東日本大震災 | この記事のURL
(4/23) 東日本大震災 被災者・復興支援-64 [2012年04月23日(Mon)]
〜福島での生活支援物資の提供〜


東日本大震災から1年が経つ今も、福島県において地震や津波、そして原発による被害を受けた方々は、先の見えない不安な毎日を過ごしています。これまでADRA Japanは、目の前の生活環境を改善するため、生活支援物資や制服を含む学校用品の提供など、物による支援を続けてきました。

生活支援物資の提供については、大熊町、双葉町、浪江町、楢葉町、広野町、葛尾村、田村市、川俣町、いわき市の仮設住宅や民間借上げ住宅の入居者を対象に行ないました。この事業は(特活)ジャパン・プラットフォーム様の助成もいただいて実施し、3月末日をもって終了しました。この活動により延べ3万世帯以上に、暖房器具等の生活必需品を届けることができました。

物資を受け取られた方々からは「勇気づけられました」「応援ありがとうございます」「誰かが思ってくれている、その気持ちを支えに生きています」など、たくさんのお手紙をいただきました。こうしたお言葉から、物資と共に届く支援者の皆様の気持ちが、大きな支えになっているのだと改めて感じました。

今回の生活物資支援では、皆様に同じものをお配りするのではなく、できるだけ個人のニーズにあった物をお届けできるよう、工夫をしてきました。それゆえ、物資と共に私たちの気持ちを届けることができ、物資を受け取った方々を少なからず元気づけられたことは、大きな意義があったと思っております。改めまして、皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。

この福島県の物資支援では、地元経済の復興の一助になるよう、各地の商工会と協力し、できるだけ地元の電器店から物資を購入する形をとりました。また、市町村によっては県外へ避難されている方々にも支援をさせていただきましたが、各地にお住まいのお一人おひとりに物資をお届けすることは、地元の役場、商工会、そして電器店の皆様の多大なご協力がなくてはできなかったと思います。ご自身も被災されている中、同じ地元で被災された方々のためにご尽力いただきました。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。

今後はこのような物資などによる支援に加え、現在のニーズに対応しながら、地域の明るい未来につながる長期的かつ継続的な復興支援を念頭に、活動を続けていきます。
引き続き、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。


(文責:東日本大震災被災者支援事業担当 馬渕純子
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Posted by ADRA Japan at 19:40 | 東日本大震災 | この記事のURL
(4/20) 東日本大震災 被災者・復興支援-63 [2012年04月20日(Fri)]
〜ADRAに届いた「ありがとう」を支援者の皆様に〜

東日本大震災の発災以降、様々な方と協力・連携をしながら支援活動を行なってきました。そして、活動を続ける中でたくさんの「ありがとう」をいただきました。

震災から1年が経った今、これまでにADRAがいただいた感謝状やお礼状を、この場を借りてご紹介させていただきたいと思います。


ADRA Japanは、震災発生から3日目の3月14日、宮城県の現地対策本部や宮城県社会福祉協議会(社協)にて、被災状況等の情報収集を行ないました。収集した情報をもとに仙台市の避難所にて炊き出し支援を行ない、その後も対策本部や社協、他の支援団体等と調整をしながら活動を続けてきました。

4月末には県の対策本部や他の支援団体と活動地域に関する調整を行ない、その結果、ADRA Japanは亘理郡山元町、亘理町、東松島市において、応急仮設住宅に入居する方々への生活必需品提供支援をすることになりました。
これらの活動に対し、村井宮城県知事より感謝状をいただきました。

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宮城県知事よりいただいた感謝状

また亘理町からは、お手紙と一緒に「REVIVE〜復興〜」という写真集をいただきました。震災からおよそ半年間の復興の軌跡を収めた写真集は、プロのカメラマンの方による写真に加え、亘理町の住民の方々が撮影した写真も掲載されています。


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亘理町の写真集「REVIVE〜復興〜」


昨年5月には、東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)を通じ、大船渡サポートネットワークセンターからの支援要請がありました。それに応じて、岩手県大船渡市内の福祉避難所で使うレトルトのおかゆを提供しました。

先日、この支援活動に対するお礼状が事務所に届きました。

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お手紙には、これまで大船渡サポートネットワークセンターが行なってきた活動の報告に加え、各地から届いた支援への感謝の思いがつづられていました。


また、震災直後には、みやぎ宅老連絡会という高齢者福祉施設ネットワークからの要請に応じ、高齢者福祉施設に水や灯油、衛生用品、調理器具等を届けました。
みやぎ宅老連絡会のほか、実際に物資をお届けした高齢者福祉施設の方々も、お便りやニュースレターを送ってくださいました。


昨年10月には、地震被害により多くの学校備品が破損した郡山市の小学校に対して家庭科の授業で使うミシンを提供しました。この時には、原郡山市長より感謝状をいただきました。


この他にも、たくさんのお礼状・感謝状をいただきました。ADRA Japanからの支援を受け取った応急仮設住宅入居者の方からも、「ありがとう」という温かいお言葉とお気持ちが届いています。

これまでの被災者支援活動・復興支援活動は、様々な団体やネットワークを通じた協力・連携があって初めて成し得たものです。しかし何より、私たちADRA Japanの活動は、私たちを日頃から支えてくださる皆様のご支援があってこそ続けられるものです。復興に向かって歩む方々からのこうしたお言葉やお気持ちは、支援者の皆様へのものでもあります。

ADRA Japanは全国のネットワークと今後も連携しながら、東日本大震災被災者支援を継続していきます。
これからも、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。


(文責:東日本大震災被災者支援事業担当 寺脇麻衣/国内事業担当 山本匡浩

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Posted by ADRA Japan at 15:14 | 東日本大震災 | この記事のURL
(4/9) 東日本大震災 被災者支援-62 [2012年04月09日(Mon)]
〜復興への歩みの一助に〜


ADRA Japanが日本財団ROADプロジェクトと協働で行なっている「足湯ボランティア」も、これまでに12回を数えました。3月16日から18日の3日間、首都圏から参加した7名の「足湯隊」により、山元町の仮設住宅で足湯を行ないました。


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集会所の一室をお借りして足湯を実施しました


今回は、3日間とも相次いで様々なイベントと重なり、足湯に来てくださった方の数は比較的少なめでした。それでも、せっかくだから一人でも多くの方に来ていただこうと、仮設住宅の周辺を看板を持って歩いたり(*)、足湯を提供する際には、どういうポイントに気をつけるべきかを確認するために、お互いに足湯をし合ったりして、皆さんが来てくださるのを待ちました。

*足湯ボランティアは、お宅までお伺いしてお誘いすることはありません。戸外を歩いておられる方々に声を掛けさせていただいています。


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足湯サービスのチェック中


7名の足湯隊全員が女性だったということもあり、皆さんを待つ間や食事の時間、また移動の車中などでは、とにかく話に花が咲きます。社会人から大学生へ、就職や恋愛〜結婚についての指南がなされる一幕も。ボランティア同士の交わりも、ボランティア活動の醍醐味の一つであると思います。


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7名の女性足湯隊


3日目は、高齢者福祉施設シャローム東久留米から5名のスタッフの方々が来られました。足湯を行なっている隣の部屋で、手芸を紹介しながら、プロのスキルを活かした傾聴活動を行ないました。

特にこの最終日は、元々予定されていたイベントを少し早めに切り上げた方々が、足湯の終了時刻である3時前までに来てくださったため、足湯待ちの長い列ができました。順番を待つ間、手芸をしながら楽しくおしゃべりをするという自然な流れができたのは、とても良かったと思います。足湯の活動も、単独で行うよりは、何か他のプログラムやイベントと組み合わせて行うほうが、皆さんにより喜んでいただけると思いました。


photo4.JPG
シャローム東久留米のスタッフの皆さんと


シャローム東久留米の方々は、日帰りで東京〜山元町往復という強行スケジュールでしたが、元気に帰って行かれました。

今回の足湯活動の中で聞かれた声を、一部ご紹介します。

「おれ、こんな美人に(足湯を)やってもらったのはじめてだ〜♪」
「いつもはシャワーだけなので、足湯はお風呂のような感じがする。」
「足湯は汗も出て気持ちが良い。こんなに気持ちが良いのであれば(まだ足湯を知らない人はたくさんいるので)教えてあげたい」
「畑をやっていたが、震災で失ったので、やることがない。その分、集会所が楽しいし、足湯などが来てくれると、ありがたい。」
「震災があったからこそ、このように(集会所に)集まれるのは嬉しい。前に住んでいた場所よりも密集した場所に住むことができるということを、前向きに捉えたい。」
「仮設だと他の人と仲良くなれるのが良い。だけど、せっかくできた人間関係がそのうち移動することによってなくなってしまうのが残念。今後は集合住宅のような場所に移動することになると思う。」



photo5.JPG
足湯中に、思わず記念撮影


皆さんが足湯を心待ちにしてくださっていること、また、仮設住宅内に設けられている集会所の果たす役割が大きいということなどを知ることができました。また、町民の皆さんが、震災から1年経った今、少しずつでも、復興に向けての次のステップに進まなければならないと考えておられることも、会話の端々から伝わってきました。

私たちにできることは限られていますが、足湯などの活動を通じて、町民の皆さんの声に耳を傾け、その必要に応える働きを続けていきたいと思います。それが、復興に向けて歩んでおられる方々にとっての一助になれば幸いです。

いつもご支援くださる皆様に、心から感謝申し上げます。

(文責:支部長 浦島靖成

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Posted by ADRA Japan at 16:12 | 東日本大震災 | この記事のURL
(3/12) 東日本大震災 被災者支援-61 [2012年03月12日(Mon)]
〜山元町の追悼式に参列しました〜


2011年3月11日、あの日起きた未曾有の大震災から1年が経ちました。

3月11日に開かれた山元町追悼式に、ADRA Japan事業部長の橋本と三原が参列しました。
追悼式は山元町内にある山下中学校の体育館で行われました。

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前方には大きなスクリーンが2つ設置され、都内で行われた政府主催の追悼式の様子が放映されました。そして国歌斉唱を終え、14時46分の時報に合わせて黙祷を捧げました。
この時、全国各地で多くの人がそれぞれの想いを胸に、祈りを捧げたことかと思います。山元町追悼式会場でも静まりかえった1分間、すすり泣きの声が聞かれました。
その後、スクリーンからは内閣総理大臣の式辞や天皇陛下のおことばがありました。

天皇陛下のおことばが終わると、山元町の追悼式会場では町長の式辞、追悼の辞、ご遺族代表のことば、献花と進み、最後に追悼合唱および全員合唱がありました。

ご遺族代表のことばでは、震災当日の様子や現在の思いも話されました。
代表の方は言葉に詰まってしまう場面もあり、追悼式の生中継を「りんごラジオ」で聞いていた、やまもと復興応援センタースタッフも涙してしまったそうです。

また追悼合唱では、叔父や叔母が住む山元町を訪れた仙台市在住の小学生が作詞をした「ない」という曲が、小学生達によって歌われました。
町の姿の変わりように涙し、復興への願いを込めて書かれた詩です。


「ない」
見わたせば なにもない
そこにあるはずの
風景 思い ぜんぶない
でも そこにあった
ものをとりもどす ために
がんばっている
ぼくたちには
まえとはちがうが
必ずいいものが
帰ってくるだろう

必ず 必ず 必ず
必ず 必ず 必ず
帰ってくるだろう
   ・・・・


夜には町民有志が主催する「竹灯篭ナイト」が、山下駅・坂元駅で執り行われました。
竹には、町民や、支援に訪れたボランティアからの想いが書かれていました。

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子ども達は詩を通じて、自分達の住む大切な場所が必ず復興すると信じていることを私達に伝えてくれました。それが実現できるよう、山元町民と心をひとつにしながら、ADRA Japanは引き続き山元町を支援していきます。

(文責:東日本大震災被災者支援事業担当 三原千佳/国内災害被災者支援担当 渡辺日出夫

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(2/19) 東日本大震災 被災者支援-60 [2012年02月19日(Sun)]
〜やまもと復興応援センターの一日〜



震災からまもなく1年を迎えようとしています。
山元町では、月日が経過するとともに支援が減少する一方で、被災者のニーズも時々刻々と変化しています。

こうした状況を受け、山元町の要請を受けた山元町社会福祉協議会は、災害ボランティアセンターの業務と、仮設住宅等の支援活動調整機能とを兼ね備えた総合相談調整窓口として、 「やまもと復興応援センター」を開設しました。
またADRA Japanは、山元町及び山元町社会福祉協議会の要請を受け、昨年11月より 「やまもと復興応援センター」運営支援を行なっています。





やまもと復興応援センターでは、「ボランティア班」と「生活支援班」の2班に分かれて、支援活動を行なっています。
ADRA Japanは、そのうちの主に「生活支援班」と働きをともにしています。
「生活支援班」は、生活支援相談員13名(*1)と支援調整員2名(*2)で構成されています。
今回は、この生活支援相談員(以下、相談員)の活動についてご紹介します。






相談員の活動は、年中無休です。年末年始も交代制で出勤します。
山元町の仮設住宅1,030世帯に対して支援を行なうため、相談員を3チームに分け、1人あたり約75世帯を受け持っています。


Aチーム:3ヵ所(275世帯)の仮設住宅団地を担当
Bチーム:2ヵ所(370世帯)の仮設住宅団地を担当
Cチーム:3ヵ所(382世帯)の仮設住宅団地を担当


少ない人数で、1,030世帯の見守り活動を行なうのは、容易なことではありません。
相談員は福祉のプロではなく、普通の主婦、元学校の先生、定年退職された元営業マンなど、様々な経験の持ち主の集まりです。
しかし、全員が「山元町のために、被災者のために」という思いを持っています。

中には、自分自身も震災で家を失い、仮設住宅やみなし仮設住宅に住んでいる相談員もいます。相談員は「震災後、ずっと多くの人に助けてもらってきた。これからは少しでも人のために働きたいと思うし、同じ被災者としても支え合っていきたい」と言っています。


相談員は、県単位で行なわれる研修会の他、ADRAが築いてきた平時からの防災ネットワークを活かした、山元町独自の研修会にも出席しています。

去る2月3日には、(社)中越防災安全推進機構 復興デザインセンター長の稲垣文彦氏をお迎えして、「やまもと復興応援センター生活支援相談員研修会」を開催しました。

稲垣氏からは「相談員の皆さんは、福祉や保健衛生のプロではありませんし、すぐにそれらの専門性を持つことはできません。しかし、皆さんは長年生きてきている生活(暮らし)のプロです。福祉の専門家などはその分野しか見ることができませんが、皆さんは広い視野で見ることができます。そして、気付いたことを専門家に繋ぐこと。それが皆さんの役割です。自分は専門家ではないから・・・と思わずに、暮らしのプロとして自信をもって活動してください。」という言葉をいただきました。

それを聞いた相談員は、「自分には専門性がないという不安を抱えながら仕事をしていたので、研修を受けて少し気が楽になった。これからは暮らしのプロとして広い視野で見て、専門家に繋いでいきたい」と言っていました。


研修会風景




相談員が実際に仮設住宅を戸別訪問する際には、様々なトラブルなどを避けるため、必ず2人以上で訪問することや、男性スタッフだけでは訪問しないなどというルールを定めています。
昼間は女性しか家にいない場合もあるためです。


毎日の朝礼では、前日の活動報告のほか、共有しておきたいことなどを各チームリーダーが発表します。
また、毎週金曜日にはミーティングを行い、各自の悩みごとを共有したり、アイデアを出し合ったりしています。

このような研修を通して相談員としてのスキルを磨きつつ、誤解やトラブルを生まないように工夫しながら、住民の視点に基づく活動ができるように努力しています。



2月からは戸別訪問だけではなく、集会所を利用した「生活支援相談員のお茶っ子サロン」を開始しました。
戸別訪問だとどうしても個人対応になってしまいますが、サロンには平均20名が参加してくださるため、多くの人といろいろな話をすることができます。
男性も参加しやすいように将棋を用意し、将棋の先生にも来ていただいています。


お茶っ子サロン




復興・生活再建の道のりは長いですが、ADRA Japanは「やまもと復興応援センター」とともに、山元町住民の小さな声にも耳を傾け、住民主体の活動を支えていきたいと思います。引き続きのご支援をお願いいたします。


*1)生活支援相談員は、被災された方々の自宅や仮設住宅における「閉じこもり」や「孤独死」を防ぐ『寄り添い活動』を中心に活動しています。また、被災された地域住民が抱える課題を把握し、必要な福祉サービスや生活支援サービスを利用することができるよう、相談や各種サービスの調整を行ないます。
そして、一人ひとりの住民・家族への「個別支援」、地域住民同士のかかわり等をすすめる「地域支援」を行ないます。
基本的には、地域住民のニーズに基づき支援を行ないますが、自立支援を阻害するおそれがあることについては支援をさし控えるなど、留意すべきこともあります。

*2)支援調整員は、支援がこない仮設住宅(地域)をつくらないために、支援が平等に行きわたるための調整を行ないます。主に地域住民同士のかかわり等をすすめる「地域支援」を担当する支援調整員は、生活支援相談員や仮設住宅行政連絡員(住民代表)と密に連絡を取り合って、情報共有及び調整を行なっています。

ADRA Japanは、 「やまもと復興応援センター」に2名のスタッフ(副センター長、支援調整員)を派遣しており、仮設住宅の生活支援を中心とした支援活動を継続しています。
(文責:国内災害被災者支援担当 渡辺日出夫



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Posted by ADRA Japan at 15:41 | 東日本大震災 | この記事のURL
(1/18) 東日本大震災 被災者支援−59 [2012年01月18日(Wed)]
〜福島県立浪江高校の制服贈呈式に出席しました〜


ADRA Japanは福島県で被災した全て県立高校を対象に、制服支援をおこなっています。(特活)ジャパン・プラットフォームの助成を受け、これまでに約30校の700人弱の生徒さんに制服を提供することができました。

1月12日には、同県内二本松市に避難している浪江高校にて行われた制服贈呈式にADRA Japanもご招待いただき、直接高校生のみなさんに制服をお渡しすることができました。


贈呈式の様子はこちら

・NHK 『被災高校生に制服贈呈』
(ニュース映像、26分40秒ごろからご覧ください、リンク切れ

・毎日新聞 『被災地で新学期:浪江高生徒、新品の制服に笑顔』


この日は、全国的にこの冬一番の寒さと言われた日でした。なんと二本松での最高気温は零度。
そんな寒さの中でも、生徒さん一人ひとりが喜んでくれる姿を見ると、ほんわりと心が温かくなりました。

これまでと同じ制服を着ることで、日常を思い出して平常心に戻ることができたり、連帯感を取り戻して「またみんなで頑張ろう!」と思えたり、あるいは転校先の制服を着ることで新しい環境に馴染むことができたり。
制服には、学生さんにとって大人が思う以上に大きな意味があるのだと思います。

災害後の支援をする際に、制服はなかなか「生活必需品」として見られません。それでも制服は子供たちの精神状態に大きな影響を与え、それが学業、将来へとつながり、災害後だからこそ大事な役割を果たすものなのです。
高校生の皆さんの笑顔を見て、制服支援をできたことをとても嬉しく思いました。

今回、制服支援をさせていただいた生徒みんなが学校生活を楽しんで勉学にも励み、明るい未来に向かって頑張って欲しいと思っています。
 

(文責:東日本大震災被災者支援事業担当 馬渕純子

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Posted by ADRA Japan at 11:30 | 東日本大震災 | この記事のURL
(1/17) 東日本大震災 被災者支援−58 [2012年01月17日(Tue)]
〜「被災者の心に寄り添う」足湯ボランティア〜


ADRA Japanが日本財団ROADプロジェクトと連携して行なっている「足湯ボランティア」が、12月17日から19日の3日間にかけて行なわれました。17日は宮城県亘理郡亘理町の仮設住宅で、18日と19日は山元町の仮設住宅での開催となりました。今回は、首都圏から参加した「足湯隊」5名に加え、企業からの参加もあり、いつもより大人数での活動となりました。







山元町の仮設住宅の集会所では、前日の雪にも関わらず、時間前からすでに何人かの方が「足湯隊」の到着を待っていてくれました。今回、首都圏から参加した「足湯隊」の中には、山元町でボランティア活動をした方もおられ、久々の対面に自然と会話が弾んでいました。

今回、初めて私も「足湯隊」と共に足湯を提供しました。足湯ボランティアの方に教えてもらいながら、お湯の熱さ、足の置き位置などを確認していきます。お相手は、同じく足湯初体験という年配の女性。始めはあまり言葉を交わすことができませんでしたが、体が温まるにつれて会話も増えていきます。

最近右手がうまく動かなくてねぇ
仮設住宅は狭いのよ
私はずっと千葉にいたの。お父さんが退職して、お父さんの好きな海のそばに引っ越したのよ
地震があって、親戚が増えたんですよ

こうした思いを、内容に関わらず、終始笑顔で話してくださいました。




足湯が終わった女性の多くは、そのままこの集会所でおしゃべりを楽しみます。ボランティアが持ってきたトナカイやサンタクロースの帽子を被って記念撮影をしたり、足湯を担当したボランティアに向かって「あなたは私の3番目の孫ね」と言ってくださったり。ボランティアもいつの間にか話の輪に加わる、この「女子会」は本当に賑やかです。




 
足湯が終わると、参加したボランティアはみんな集まって反省会をします。一日の出来事や改善点、今日あった会話などをみんなで共有するのです。
「震災当時のことを話された場合、どう対応したらよいのか」
「ポラロイドカメラが意外に好評だった」
「足湯をする人の足が伸びすぎないよう、足湯桶は手前に置いたほうがいい」
など、内容は様々。次回の足湯をより良くするために、ボランティアも真剣です。

「足湯はただのツールなんだよ。目的は被災者の心に寄り添うこと」

ボランティアの一人は、こうおっしゃいました。私も今回初めて「足湯隊」に参加し、全くその通りだなと思いました。子どもが足湯ボランティアに会うために集会所に来る。普段は家からあまり出ないおばあちゃんが足湯に来て笑っている。普段誰にも言えないことを、足湯が作る2人きりの空間でふと漏らす。
足湯とは、仮設住宅で暮らす被災者が心を緩められる時間を提供する、その手段なのだなと思いました。

被災者の心に寄り添うため、私たちの活動は続きます。

(文責:インターン 山代真希)


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Posted by ADRA Japan at 15:00 | 東日本大震災 | この記事のURL
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