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(10/6)東日本大震災 被災者・復興支援-130 足湯報告 住民の方の声と参加ボランティアの感想もご紹介 [2014年10月06日(Mon)]
ADRA Japanボランティアの松田です。
今回は足湯12クール(6月)、足湯13クール(7月)、そして私も足湯ボランティアとして参加した足湯14クール(8月)について報告します。

ADRA Japanは、2011年8月から2013年3月まで「震災がつなぐ全国ネットワーク×ROADプロジェクト」と協働で足湯ボランティアを宮城県山元町および亘理町に派遣し、約1,750人の足を温め、住民の方々の声に耳を傾けてきました。また、2013年5月から2014年3月まではADRA主催の足湯を実施し、計416人の足を温めました。今年度も6月以降毎月ボランティアを派遣しています。

足湯第12,13,14クールは以下のとおり実施しました。

【12クール】
実施日:6月14、15日
実施場所:中山熊野堂仮設住宅
来場者数:23人
ボランティア数: 4人

【13クール】
実施日:7月19、20日
実施場所:旧坂元中跡地仮設住宅
来場者数:30人
ボランティア数:4人

【14クール】
実施日:8月23,24日
実施場所:笠野地区
来場者数:23人
ボランティア数:3人


この3回で、計76人の方の足を温めることができました。住民の方々より、様々な声をお聴きしたので、その一部をご紹介します。


【12クール】
80代男性「魚屋をやって50年。震災で辞めた。ここに同級生が3人いて毎日会うたびに後1年、後1年頑張ろうと言っている。震災の日、たくさんの家が流れているのを見ながらも夜には自宅に戻れるのだろうと誰もが思っていた。なぜだか自分の家へ帰れると思っていた。」

80代女性「震災が来る前は漁師の網を編んで元気に過ごしてたんだけど、ここに来てからやる事ねえから家にじーっとしてたら膝が悪くなっちゃったよ。今まで風邪も引いたことなかったのにねえ。病院も混んでて朝7時に受付して午後3時にしか見てもらえないの。膝に注射するのがすごく痛いのよ。」

【13クール】
80代女性「自分は福島から嫁に来たんだよ。またこの町に住み続けられるのであれば住み続けたいね。」

60代女性「娘の家族もこの仮設に住んでいて、長女が来春から仙台の高校に行くことになる。一時間以上かかるが本人が行くと言っているのでそれも良いかなと思っている。お金のある人は早くに家の手当てをしているが、私らは復興住宅に入るしかない。それに家賃も高い。」

60代男性「仕事場の機械もすべて流され工場も被災し3000万赤字になってしまった。もう仕事しようとは思わない。」

【14クール】
70代女性「今日は足湯楽しみにしてたんだ。せめて集まれる集会所があればいろんなボランティアさんも来てくれるかもと思ってるんだ。」

70代男性「役場が住む事を許可出してくれたんでね。なんの支援も無いけど、やはり自宅だからね。いろんな不便はあるけどね。10数世帯だけど昔のところに住めるのはありがたいね。」


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(6月実施の第12クールの様子。後ろのお母さん方はワールドカップ観戦に夢中)


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(住民の方の足をお湯に浸けている間、ボランティアは手を揉みほぐします)


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(足湯だけでなく、住民の方との交流もできます)


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(第14クールは災対バスを使用して屋外で行ないました)


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(足湯では住民の方と様々なお話しができます。写真左が松田)


今回初めて足湯ボランティアとしての活動に参加し、足湯を行なう意味が分かりました。足湯は単に足を温めるだけではなく、住民の方が普段は言い出せない悩みや不安を言える場でもあるのです。また、足湯会場は住民の方々の交流の場としても機能するということにも気づきました。足湯の順番待ちの間や足湯が終わった後、お茶っこ(お茶会)スペースで住民の方々が笑顔で世間話をし、お互いに持ち寄った漬物や天ぷらなどを味見しあっている光景はとても印象的でした。私たち足湯ボランティアもご馳走になり、ある女性の方からは2日間を通して4品ものお料理をいただいてしまいました。むしろボランティアの方が、住民の方々にお世話になっているかのような気がしました。

他のボランティアの方からも、足湯に参加した感想をいただきましたのでご紹介します。

「膝痛が印象的。仮設に移ってから“何もしていないので”悪くなったと感じている様子。震災から3年経っても自分の中で気持ちの整理ができていない。でも足湯を楽しみにしていることや現在の住まいでのつながりを感じ、住民の方が明るくなっていることを感じた。」(男性・社会人・愛知県から参加)

「顔なじみの方で声をかけあっていて良い雰囲気だと感じた。集会所でイベントやボランティアが減ったことがさみしそうな声が聞かれた。つらい経験(家の再建にお金がかかるなど)にも関わらず、前向きな様子に感激した。」(女性・社会人・東京都から参加)

震災から3年以上が経った今、被災地で必要とされているのは物資支援ではありません。住民の方々が自立して生活を送れるようなサポートをしていくことが必要だと感じました。

ADRA Japanは今後も足湯ボランティアの派遣を行なう予定です。メルマガとブログでボランティアを随時募集していますので、お気軽にお申込みください。

現在募集中!10月の足湯ボランティア
http://blog.canpan.info/adrajapan/archive/1179

(執筆:ボランティア 松田悠介)


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Posted by ADRA Japan at 15:20 | 東日本大震災 | この記事のURL
(9/24)東日本大震災 被災者・復興支援–129 Friendship 2014 in 福島 〜パサデナ日本文化協会が福島県を訪問〜 [2014年09月24日(Wed)]
8月1日、アメリカのカリフォルニア州パサデナ市にある日系アメリカ人を中心としたパサデナ日本文化協会のグループが「Friendship 2014」というプログラムで福島県を訪れました。グループ代表のブライアン・タケダさんをはじめとし、中学生から大人まで17名が参加しました。東日本福島県事業担当の会田とボランティアの私、松田がグループの受け入れのための調整を行ない、当日は福島県立富岡高等学校いわき明星大学サテライト校の生徒3名と国立福島工業高等専門学校の学生1名の計4名も通訳などのボランティアとして参加しました。

パサデナ日本文化協会は2012年にも福島県を訪問しています。今回の訪問の目的は、継続的に福島県を訪れることで現地の変化を知るとともに、復興に向けて歩み続けている現地の方々を励まし、応援することです。

一行が最初に訪れたのは福島県本宮市にある「オハナ・おうえんじゃー」というNPO法人です。東日本大震災後に設立されたこの団体は発達障がいを持つ子どもの支援を行なっています。パサデナ日本文化協会は今年の3月9日にパサデナ市民を対象に「あかべこプロジェクト」を実施しました。これは、福島県会津地方の郷土工芸品である赤べこの色付けを通して募金を集めるという活動です。その募金をオハナ・おうえんじゃーへ寄付し、子ども達と交流するのが今回の主な訪問目的でした。

オハナ・おうえんじゃーの子ども達は、当初は大勢の見知らぬ人々に戸惑っている様子でしたが、交流を通して打ち解けていき、最後にシールなどのプレゼントを受け取ると、笑みがこぼれるほどになっていました。


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(シールをもらい喜ぶオハナ・おうえんじゃーの子どもたち)


その後、一行は避難指示区域に指定され全村民が避難生活を送っている葛尾村に入りました。葛尾村の人口は約1,500人。日本人が来ることもあまりないとのことでしたので、アメリカ人が訪れることはとても珍しいことであったと思います。葛尾村では、一般社団法人葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)の下枝浩徳(したえだひろのり)さんがガイドを務めてくださいました。村は全村避難のため、家は人が住めない状態にあり、田んぼも原野と化していました。除染土の入った袋が山積みになった仮置き場や村内の避難指示解除準備区域と帰宅困難区域を区切るバリケードなども見学しました。

パサデナ日本文化協会の方々は震災直後の様子などについて下枝さんに質問していたほか、現状についても理解を深めようと様々な話を聞いていました。私は通訳を担当しましたが、葛尾村についてこれまでテレビで見たり、福島県の方から聞いたりしたことはあったものの、自分で実際に行ってみることで新しい学びがあり、小規模な村の復興の難しさについて考えさせられました。


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(葛尾村内の除染土の仮置き場)


次に葛尾村から三春町に移動し、デコ屋敷大黒屋にて張子人形の絵付け体験を行ないました。パサデナ日本文化協会の皆さんはあかべこプロジェクトを通して張り子の絵付けをしたことがあり、手慣れた様子で様々な色を使い、赤べこのみならず、だるまや十二支の張子人形にも絵付けをしていました。


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(パサデナ日本文化協会の中高生たちが張子人形に絵付けする様子)


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(それぞれの作品を片手に集合写真)


夜は参加者全員で一日を振り返って感じたことを共有しました。その中でパサデナ日本文化協会の方々が、ボランティアで参加した日本の生徒たちに質問をする一幕もありました。震災後の復興や将来への展望についてなど、難しい質問に対し懸命に答えようとする姿が印象的でした。

ボランティアとして関わった私自身も、避難地域に入って様々なことを見聞きし、震災に関してのアメリカ人、葛尾村の方々、そして福島の高校生や高専生の意見を聞くことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。


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(最後にみんなで集合写真)


(執筆:ボランティア 松田悠介)

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Posted by ADRA Japan at 17:05 | 東日本大震災 | この記事のURL
(9/12)東日本大震災 被災者・復興支援–128 住民の方の力 [2014年09月12日(Fri)]
宮城での事業を担当している三原です。
8月16日(土)、ADRA Japanがオレンジハウスを設置している山元町花釜区で住民主催の夏祭りが開催され、私たちもそのお手伝いをしました。

花釜区では震災以前から毎年8月頃に区の夏祭りを開催しています。夏祭りは住民の方々がお互いの交流を深め、コミュニティを形成し維持するための大切な行事の一つにもなっています。

震災前、花釜区の世帯数は約1,860でしたが、その多くが全壊・流失しました。ごく一部の世帯はそうした被害を免れましたが、現在は修繕した自宅に戻って生活をしている方を含めても約360世帯で、震災前の5分の1にまで減少しました。しかし、それでもここに生活をしている方は多く、今後、コミュニティを維持していくためにも区の夏祭りはとても大切な行事です。

夏祭りの会場は、JR旧山下駅前広場。屋外で行なうため、雨の降り方によっては祭りは中止。本番1週間前から天気予報とにらめっこしていましたが、毎日チェックする天気予報では、当日の予報は雨・・・。そればかりか、前日には大雨の予報になり“中止”の二文字が頭をよぎりました。震災後、2013年までの夏祭りは支援団体の力を借りての実施でしたが、今年は準備のほとんどが住民の方によるものであったため、私もなんとしても開催したい気持ちでいました。


当日。夏祭りの開始予定時刻は18時でしたが、その30分前にはそれまでパラパラと降っていた雨が止みました!!朝から空を見上げては気を揉んでいた住民の方々は、ほっと胸を撫で下ろした様子。一生懸命準備をしてきた皆さんの願いが空に届いたのではないでしょうか。


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雨も止み、準備が整った会場


18時頃になると、だんだんと住民の方も集まってきました。はっぴを羽織って自転車でやってくる方、手をつないで仲良く歩いてくる子どもたち、何人かで車に乗り合いで来るお母さんたち、それぞれの顔から夏祭りを楽しみにしている様子が伝わってきて、私もわくわくしてきました。


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家族で楽しめる出店もありました


18時の開始を待たずに出店の前には人がたくさん。浴衣を着せてもらっている子も多く、とても嬉しそうでした。

子どもたちは金魚すくいに夢中。金魚は全て作り物でしたが、最近は光る金魚もあるようで、子どもたちはなんとか光る金魚をすくおうと一生懸命でした。


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金魚すくいに夢中の子どもたち


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金魚は本物ではないけど大人気


櫓のまわりでは盆踊りです。花釜区には昔から伝わる“花釜音頭”という盆踊りがあり、これを後世に残そうと活動している“花釜音頭保存会”のメンバーの方を中心に、老若男女たくさんの方が輪に加わって踊りを楽しんでいました。


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花釜音頭を踊る住民の皆さん


また今回、花釜区夏祭り実行委員会からクラウン(サーカスなどに登場するコメディアン)派遣の要請を受け、ADRAは過去の仮設住宅での夏祭りでもご協力をいただいた「子どものための舞台芸術創造団体の会」様に相談し、香山ひまわりさんという女性のクラウンさんにお越しいただきました。香山さんは被災地を訪れるのは初めてだったとのことでしたが、住民の方とのコミュニケーションがお上手で、みんなが笑顔になり、さすがプロだなと感じました。


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子どもたちはバルーンアートに興味津々


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クラウン芸を披露する香山ひまわりさん


夏祭りは決して大きなお祭りではないかもしれませんが、震災前から地元で毎年開催されていた、住民の方による住民の方のためのお祭りです。そのようなお祭りを開催し続けることの大切さを感じ、ADRAではこれからもこうした活動を支えていく予定です。

来年の夏祭りが、今から楽しみです。

(執筆:東日本事業担当 三原千佳
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Posted by ADRA Japan at 18:48 | 東日本大震災 | この記事のURL
(9/8)東日本大震災 被災者・復興支援–127 職業講話@小浜中学校 [2014年09月08日(Mon)]
7月1日、パティシエの渡部幸史さんに福島県二本松市立小浜中学校にお越しいただきました。渡部さんは福島県南相馬市小高区に「菓詩工房わたなべ」という地元で有名なお店を構えていらっしゃいましたが、原発事故により避難を余儀なくされました。現在は避難区域外で新しい店舗の開店準備をしつつ、全国各地にて講演を行なっておられます。

渡部さんは最初に30分ほどの講話をされた後、塩ケーキ(甘くないケーキ)の調理実習を指導されました。先生たちは、この講話と実習の目的として「三年生が本物のパティシエの方からお仕事やケーキ作りについて学び、真剣に自分たちの将来の職業について考え、進路を決めるための一助としたい」と話していました。


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渡部さんは講話や調理指導を通し、4つのことを生徒に気付かせようとしていらっしゃるようでした。

まず、主体性を持つこと。
渡部さんご本人はさほど料理面の指導はせず、生徒自身に考えさせておられる様子が伺えました。学年主任の先生も「自分でやることを見つけよう」などと生徒に声をかけていました。

次に、失敗しても問題ないということ。
失敗をどう生かすかが大切であって、なぜ失敗したか考え、間違いから学べば良いということを料理、さらにはご自分の経験を通して熱心に生徒さんに伝えておられました。

3つめは要領良く作業を進めることの大切さです。
ケーキ用の粉の分量を量るときも、効率良く作業を進めることと先を考えながら取り組むことをお話しされました。これは、ケーキ作りだけではなく、生徒たちが学校生活の中で次の日に向けた宿題や予習をするときも同じことです。全く違う事柄のように見えても、要領良くこなしていくことが肝心という点では変わりません。


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生徒は決められた分量を協力しながら要領よく量るように工夫していました。

最後にコミュニケーション力です。
渡部さんは近年、社会全体の子ども達のコミュニケーション力が欠如していることを指摘したうえで、社会に出たときには周りときちんとコミュニケーションを取ることが必須であるとおっしゃっていました。グループで協力しあいながら料理をすることによって、コミュニケーション力を伸ばす狙いがあるようでした。


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生徒たちが熱心に具材を混ぜている様子です。塩ケーキの材料はスパムや塩こんぶなど、家庭にある身近なものが多かったです。実習の後も生徒たちが自分の家でも作ることができるようにとの渡部さんのご配慮です。


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先生も見守る中、生徒が慎重に塩ケーキの生地を容器に入れていました。


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完成したケーキは、みんなで美味しくいただきました!


ケーキを作り終えた後、渡部さんが震災を経て大事だと思ったことを生徒たちにお話しになりました。
まずは、手に職をつける、もしくは資格を取ること。渡部さんの周りでは、震災後にいち早く生活を立て直すことができたのは仕事を見つけやすい手に職のある方々だったそうです。
次に、どんな職種でも希望・夢を持つことが何よりも大事で、給料よりもやりがいを感じ、他人に自慢できるような仕事を見つけるのが望ましいとのこと。
最後に、経営者として、売上よりもお客様や従業員に喜んでもらいたいという気持ちが大切だとおっしゃっていました。

将来パティシエを夢見ている生徒も実際にいて、その生徒はもちろんのこと、他の生徒たちも渡部さんの具体的な体験とそれを生徒たちに分かり易く伝えるお話しに感じることは多かったようです。
先生たちもこの講話と実習の目的を達成することができ、とても喜んでいました。

最後に生徒たちの感想を一部ご紹介します。

「お金をとることだけが仕事じゃないということがわかった。けれども自分の将来の夢は変えたくないので自分の気持ち、家族のことも考えながら将来を考えたい。」

「色々と失敗とかして悔しいと思ったけど中学生のうちは色々と失敗してそこから学べと言われ、肩の力が抜け、これからがんばろうと思った。国、数、英、理、社も社会人になってから色々必要なんだと思いました。」

「パティシエにはならないけれど、どの仕事にも共通する大切なことがたくさんあった。また、継続することや努力することの大切さ、『自分が1番自慢できことを1つ』など色々なことを学べた。」

「『おいしくない』と言ってはいけないなどあたりまえのことをしっかりやらなくてはならないと実感しました。」

「今やっている勉強、実技は将来にきちんとつながっているんだと聞いて、今を大切にしようと思えた。」


渡部さんと先生方の想いはしっかりと生徒たちに伝わり、生徒たちが将来について考えるきっかけとなったようです。

(執筆:ボランティア 松田悠介)
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Posted by ADRA Japan at 18:50 | 東日本大震災 | この記事のURL
(8/13)東日本大震災 被災者・復興支援–127 アメリカの大学院生が福島の高校を訪問しました [2014年08月13日(Wed)]
7月3日、米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の大学院生2人がADRA Japanスタッフの会田及びボランティアの松田とともに、福島県いわき市にある福島県立富岡高校いわき明星大学サテライト校と国立福島工業高等専門学校とを訪問しました。

富岡高校は学校が避難区域内にあるため、生徒は福島県内外にあるサテライト校に通っています。現在、サテライト校は全部で4つあり、生徒はそれぞれの避難先から登校しています。いわき明星大学サテライト校には2年生6人と3年生8人が通っていますが、今回は3年生のクラスにお邪魔しました。

今回の訪問は、2013年5月頃から富岡高校の生徒たちがUCSDの日本語プログラムの大学院生とスカイプ(インターネットを使って音声や映像を繋ぐシステム)で交流を行なっていたことから実現しました(詳細は過去のブログ記事を参照してください)。スカイプを通じた交流は、2014年4月以降に3回(3年生が2回、1年生が1回)実施されています。この活動を行なっている大学院生は何人かいますが、今回は日本に留学中のジョナサンさんと阿部さんが訪問することになりました。

2人が教室に入ると、それまでパソコンの画面でしか見たことがなかった大学院生を前に緊張しながらも、高校生の間には笑みがこぼれていました。交流は午前中3、4時間目の英語演習の授業で行なわれ、3時間目は英語のみを使いジェパディ(アメリカの有名なクイズ番組)形式でグループ対抗戦クイズを行ないました。出される質問はUCSD、サンディエゴ、アメリカの3分野に分けられ、難易度に応じて獲得できる点数が変わっていき、最終的に得点が多いチームが勝利するというクイズです。日本で英語を教えた経験があるジョナサンさんの優しい語りかけにより、最初は発言を躊躇していた生徒たちも、徐々に質問に対して手を挙げるようになっていきました。


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クイズですっかり打ち解けたのか、休み時間中に生徒たちはジョナサンさん達に身長を聞くなどし、自ら進んで交流していました。ジョナサンさんの身長が190cmだと知った生徒たちは驚いていました。


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4時間目は、4月以降のスカイプ交流を通じて取り組んできたサンディエゴの地図作りをしました。調べながら地図を作成することで、サンディエゴやアメリカについての理解を深めてもらうという趣旨のプログラムです。生徒たち自らが調べた情報を元に、ジョナサンさんと阿部さんのアドバイスを受けながら、サンディエゴの地図を作成しました。


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午後、ジョナサンさん、阿部さんと松田は、いわき明星大学サテライト校には1人しかいない国際コミュニケーション学科の生徒の英語の授業に参加しました。普段は富岡高校の外国語指導助手(ALT:Assistant Language Teacher)と個別指導の形で授業を行なっているとのことでしたが、今回はゲストが来たということで形式を変え、ゲームを通して楽しく英語を学ぶ時間となりました。


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この日は、福島工業高等専門学校も訪問しました。高専なので5年制の学校です。1,000人ほどの生徒が学んでいるこの高専は学内に寮があり、県内各地から来ている生徒が学んでいます。ここでは英語サークルの生徒たちが学校の案内をしてくれたほか、偶然お会いした先生と生徒に折り紙でバラの折り方を教えてもらったり、七夕が近かったため短冊に願いを書かせてもらったりしました。アメリカから来た2人には新鮮な体験だったようです。

また1年生のホームルームも訪問しましたが、生徒たちが積極的に2人に挨拶や質問をしている様子がとても印象的でした。


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これまで画面を通じて交流を続けてきた福島の高校生たちと実際に対面し交流できたことがとても嬉しかったと、ジョナサンさんと阿部さんは話していました。高校生にとってもそうだったに違いありませんが、大学院生の2人にとっても良い経験になったようです。

スカイプを通じての交流は、これからも継続して行なうそうです。


(執筆:ボランティア 松田悠介)

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Posted by ADRA Japan at 12:30 | 東日本大震災 | この記事のURL
(7/7)東日本大震災 被災者・復興支援–126 職場体験 その4 〜プレゼンテーションとその結果〜 [2014年07月07日(Mon)]
ADRA Japanは株式会社ユニクロ様と協力し、高校生を対象とした職場体験プログラムを行なっています。このプログラムには福島県立双葉高等学校の1年生が参加し、「ユニクロ小名浜店が地域で一番愛されるお店になるには?」というテーマのもと、様々な課題に取り組みました。

今回のブログでは、ユニクロ小名浜店の店長さんに生徒たちが数か月間かけて一生懸命考えてきた案をプレゼンテーションしたときの様子をご報告します。

プレゼンテーションの日、店長さんはご自分のお仕事の内容や地域で愛されるお店とはどのようなお店かなどについて、生徒たちにお話をしてくださいました。


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教室での講話


店長さんは「働くうえで大切なのは、高い理想、使命感、折れない心であり、特に職場では、みんなで成果を出すということを意識している」とおっしゃっていました。お客様が満足するのみならず、お店がスタッフにも愛されることは、大切なことなのです。
また、「一人だと仕事を進めやすいことはたくさんあるけれど、あえて周りの人に頼み、一緒にやることで一体感が生まれていく」という言葉に、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

店長さんのお話が終わると、次はいよいよ生徒によるプレゼンテーションの時間です。小名浜店の店長さんだけでなく、小名浜周辺店舗をまとめるエリアマネージャーさんや他店舗の店長さんもいらっしゃいました。


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何度も練習した成果が現れた発表となりました


前回の東京本部でのプレゼンテーションでは、農業ファッションを提案した班が「アイデアが大変いいので、実際に例があった方が伝わりやすい」というアドバイスを受けていました。そこで今回は、ユニクロ製品を人形に着せ、農業ファッションの例として提示しながら発表をしました。


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人形に着せた農業ファッションの例


その他にも小名浜の地域性を表現したポスターや、同地域で人気の柄をコーディネートしたマネキン、そしてお客様に分かりやすい取扱説明書についての提案など、自分たちのアイディアを紹介しました。

発表が終わると、生徒たちの提案に対して店長さんやエリアマネージャーさんがコメントをしてくださいました。
自分たちの案に対してどのような反応があるのか・・・。
発表が終わった安堵感の中、生徒たちは静かに耳を傾けました。


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コメントを待つ生徒


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コメントをなさるユニクロの皆様


店長さんとエリアマネージャーさんからは、いくつか条件があったものの「ぜひやってください!」という言葉をいただき、生徒たちは「できるんだって!!!」と顔を見合わせて嬉しそうに喜んでいました。
一生懸命考えてきた自分たちの案が、ユニクロ小名浜店で生かされることになったのです。

他店舗の店長さん方からも「他の生徒たちに対するアンケートなど、具体的な調査をもとにした提案がすばらしかった」「こういった地域に根差した取り組みが今まで少なかったので、皆さんのアイディアを非常に評価している。大切にしていきたい」といった好意的なコメントが寄せられました。生徒たちにとって、今後の活動に向けての大きな励みになったことでしょう。

プレゼンテーションが終わった時には、生徒たちとユニクロの皆様の間に親密な空気が生まれ、「次は小名浜店で再会しましょう」と笑顔で言葉が交わされました。



自分たちの考えた「地域で一番愛されるお店」に足を運ぶのは、どんなにか楽しみなことでしょう。

これまでの活動については、以下のブログも是非ご覧ください。
〜職場体験 その1〜ユニクロ小名浜店を訪問
〜職場体験 その2〜高校生が地域に愛される店舗になるための企画を考えた〜
〜職場体験 その3〜緊張の東京本部訪問〜


この事業は、皆様からのご支援と、株式会社ユニクロ様の「復興応援プロジェクト」による助成金も受けて実施しています。


(執筆:東日本事業担当 合澤 由夏)


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Posted by ADRA Japan at 19:37 | 東日本大震災 | この記事のURL
(7/2)東日本大震災 被災者・復興支援–125 〜職場体験 その3 〜緊張の東京本部訪問〜 [2014年07月02日(Wed)]
ADRA Japanは株式会社ユニクロ様と協力し、避難を続けている福島県立双葉高等学校の生徒が参加する職場体験プログラムを行ないました。このプログラムの最終日には、生徒が通うサテライト校近くのユニクロ小名浜店で「一日店員」をすることになっています。


プログラムに参加している1年生14人は、10回以上にわたる授業のなかで『ユニクロ小名浜店が地域で一番愛されるお店になるには?』という課題に取り組み、企業調査やアンケート調査、情報分析などを行ない、アイディアをまとめた発表の練習を続けてきました。
今回は生徒たちが東京ミッドタウンにあるユニクロ東京本部で、これまでの成果を発表した様子をご報告します。

サテライト校からはるばる3時間バスに揺られてユニクロ東京本部のオフィスに到着すると、社員の方々が温かく迎えてくださいました。発表の前には「若い層にもっと利用いただけるように、皆さんのフレッシュな視点を多く取り入れたい」というお言葉をいただき、生徒たちのやる気はさらに高まったようでした。


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生徒から今回の受け入れに対してお礼のあいさつ


発表の前に、まずは社内見学をさせていただきました。


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ユニクロの皆様が拍手で迎えて下さいました


出店開発部、営業部、マーチャンダイジング部、デザイナールームなど、通常は目にすることのできない場所をこの日は特別に見せていただきました。普段なじみのないオフィスの風景に、生徒たちは緊張した面持ちでした。

社内を回っているとき、営業部の方からは「震災後、被災地で店舗をオープンする原動力となったのは自らの東北の被災地での体験でした。皆さんは今やりたいことや悩みがたくさんあると思いますが、目標を持って、まずは目の前のことから始めてみてください」という将来へのアドバイスをいただきました。また双葉郡出身の社員さんは、ふるさとに寄せる想いなどを話してくださいました。
被災地から離れた東京でも、多くの方の復興に対する思いに触れることができました。

次に案内されたのは社内食堂です。東京の街を見渡せる33階にあり、その中でも一番眺めのよい席で楽しくお弁当をいただきました。


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嬉しそうに昼食をとっていました


食事を終え、いよいよ発表が始まりました。
中には「原稿を忘れてしまった」という生徒もいましたが、前日まで何度も練習をしていたので発表はバッチリでした。


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スライドを切り替えるタイミングも練習通り!


気になる生徒たちの発表の内容を、使用したスライドの画像とともに簡単にご紹介します。
■A班:小名浜の名所と地元の人が写ったポスターを使うと、お客さんの親近感が増すのではないか
■B班:商品の信頼性を高めるために、取扱い説明書をお客様に渡したりQRコードを使ったりといった工夫をするとよいのではないか。
■C班: 地域の人々に好まれる柄の商品を増やすとよいのではないか。
■D班:地域性を考え、漁師、農家にアプローチした洋服を紹介するとよいのではないか。


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小名浜の名所を背景にしたポスター(A班)


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QRコードを利用した取扱説明書の例(B班)


発表後はユニクロの社員の方々から「数字を根拠にした分析で、説得力があり大変よかったです」、「生徒の皆さんが提案してくれた地域の特性を踏まえたアプローチは、自分たちが大切にしていきたいものでした」との嬉しいお言葉をいただきました。

これまで数か月もの時間をかけて準備した発表は大成功に終わりました。生徒たちは「緊張したけど、できてよかった!」と安堵の表情を浮かべ、達成感でいっぱいの様子でした。


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ミッドタウン店の店長さんにもごあいさつ


東京本部での発表はこれで終わりましたが、次はユニクロ小名浜店の店長さんへの発表です。生徒たちは今回の発表でいただいたコメントやアドバイスを参考に提案内容を修正し、小名浜店での発表に臨みます。果たして彼らの提案は、小名浜店でどのように評価されるのでしょうか。次回の報告をお楽しみに!


この事業は、皆様からのご支援と、株式会社ユニクロ様の「復興応援プロジェクト」による助成金も受けて実施しています。


(執筆:東日本事業担当 合澤由夏)


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Posted by ADRA Japan at 12:17 | 東日本大震災 | この記事のURL
(6/23)東日本大震災 被災者・復興支援-124 生きがいは手芸 [2014年06月23日(Mon)]
前回はオレンジハウスでの南米在住の日系人女性と、山元タイムのお母さんたちの交流についてお伝えしました。

その後、オレンジハウスは花釜区の班長会やお母さんたちの手芸グループ、65歳以上の方のグループ、お父さんたちのグループなど、様々なグループに利用していただいています。その利用者数は延べ530人(5月末現在)。私たちの予想を上回る方々に利用していただき、大変嬉しく思っています。

さて、今回はオレンジハウスを利用しているグループの一つである「山元タイム」をご紹介したいと思います。山元タイムは主に山元町内に住むお母さんたちで組織されている女性グループです。いちごたわしを中心とする手芸品を作成、販売しています。現在、メンバー数はなんと約70人!ほとんどの方が、今も仮設住宅で暮らしています。

山元タイムは仮設住宅のほか、毎週2回はオレンジハウスでも活動をしています。オレンジハウスでの主な活動としては、中心的なメンバーによる商品の品質チェックや発送、イベントへ向けての準備などです。


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山元タイム活動の様子


上の写真は、先日の町内イベントで販売するためのバックを作成しているところです。皆さん大変手際が良く、まるでプロのようです。


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ミシンでの作業もお手の物


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届いた糸を糸玉にしていく作業


山元タイムのメンバーには70〜80代のお母さんたちも多くいます。震災前には農業に携わっていたという方や、農家ではないものの家の畑で野菜を作っていたという方も多く、皆さんそれぞれに忙しい毎日を過ごしていました。しかし震災で畑は流され、狭い仮設住宅の中で、することがなく一日座っているだけの方もいました。

そんな時、いちごたわしや貝の根付、刺し子(綿布を刺し縫いにする縫製のやり方)でふきんなどを作る手芸活動が始まり、それがお母さんたちの生きがいとなっていきました。仮設住宅の集会所やオレンジハウスでおしゃべりをしながら手を動かしているお母さんたちからは、自然と明るい笑い声が聞こえてきます。

お母さんたちが作る手芸品は色とりどりで、思わず手にとって見たくなる物ばかり。


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お母さんたちの手作り作品


上の写真のいちごたわしは2個で500円、いちごのストラップは1個300円、貝の根付は1個200円で販売しています。これらの商品のご購入については山元タイムにメールでお問い合わせください。なかなか現地へは行けないけれど、何らかの方法で復興のお手伝いをしたいという方にお勧めです。

山元タイムのお問い合わせメール kdgfr756※yahoo.co.jp (←※を@に置き換えてご送信ください)

こんな素敵な手芸品を作るお母さんたちにオレンジハウスの使い心地を聞いてみました。「壁が白くて部屋が明るいから清潔感があるわよね。」「テーブルも大きくて部屋が広いから作業がはかどる。」「トイレや洗面台もあるので便利。」とのお答え。

オレンジハウスを設置する際には様々な方にとって使いやすい場所にするため住民の方々から聞き取りをしたり、バリアフリー設計を取り入れたりしました。しかし、老若男女いろいろなお立場の方が利用するため、実際の使い心地を耳にするまでは心配もありました。今回お母さんたちの声を聞いて、私も少しほっとしました。

オレンジハウスにはアンケート用紙と回収箱を設置しています。地域の環境や住民の方の必要は、復興と共に常に変化していくものです。皆さんの声に耳を傾け、必要に応じて改善していきたいと思っています。


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アンケート回収箱


オレンジハウスは他にも複数のグループに利用していただいています。次回は別のグループの活動についてご紹介する予定です。お楽しみに!


(執筆:東日本事業担当 三原千佳


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Posted by ADRA Japan at 17:00 | 東日本大震災 | この記事のURL
(6/9)東日本大震災 被災者・復興支援-123 職場体験 その2〜高校生が地域に愛される店舗になるための企画を考えた〜 [2014年06月09日(Mon)]
ADRA Japanは昨年の11月から今年の3月まで、株式会社ユニクロ様と協力し、福島県立双葉高等学校の生徒が参加する職場体験プログラムを実施しました。

この活動においては、双葉高校の1年生14人が『ユニクロ小名浜店が地域で一番愛されるお店になるには?』という課題について考えます。その後、ユニクロの東京本部で実際に店舗の企画やサービスの立案などを担当する社員の方々に、自分たちの案を発表します。生徒たちの提案が東京本部の社員の方々と小名浜店の店長さんに認められれば、小名浜店でその案が実現することになっています。

生徒たちはユニクロ小名浜店を訪問し、企業紹介ビデオを見るなどして、まずユニクロという会社について学びました。ひとつのお店・ひとつの商品の裏側には、企業の理念やそこで働く人々の想いと工夫が詰まっていることを知りました。

その後、学校に戻ってから店舗について気付いたことを黒板に書き出すと、商品のコストの低さや機能性、店員さんの笑顔、ポスターに外国人が多いことなどがあがりました。普段、買い物をしている時にはあまり気にしたことはなかったのかもしれませんが、視点を変えてみると、新たに見えてくることがあります。


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その後は4つのグループに分かれ、実際に小名浜店が地域の人々に愛されるにはどのようなことができるのか、さらに話し合いを重ねました。


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「買い物に来る人はスタイルのいい人ばかりではないと思うから、ディスプレイやポスターを一般的な体型の人や太めの人などにも合わせたものにする」

「買い物に来る人は日本人が多いので、ポスターに日本人を採用する」

「シンプルなものが多いけれど、やっぱりかわいい柄ものもほしい。若い人に好まれるような柄もの商品を増やす」

「小名浜には漁業や農業をしている人が多いので、チラシで農業・漁業ファッションを提案する」


いろいろなアイデアが出てきましたが、それらが地域の人々によろこばれるものなのかどうかをさらに検証するため、生徒たちは情報収集や調査に取り掛かりました。

若い人に好まれる柄もの商品を増やした方がいいと考えるグループは、小名浜店周辺の住民の年齢層を調べることにしました。その結果、店舗の近くには小学校と中学校、住宅地があることが分かり、10代から40代くらいの人に好まれる柄を取り入れたらよいのではないかという結論に至りました。さらに、自分たちの学校の生徒や先生を対象にアンケート調査を行ない、どのような柄が好まれるのか調べました。


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地域にどのような人たちが暮らしているのか知るため、いわき市の人口や年齢層について調査

漁業・農業ファッションについて考えるグループは、漁業や農業に従事する人たちの特徴や服装に関する悩みなどについて調査しました。漁師さんは臭いが気になる、農家の皆さんは洋服が野暮ったいなどの悩みがあるようです。ユニクロにはそういった悩みを解決できそうな機能性やデザインに優れた商品があるので、それらの商品をコーディネートして提案することにしました。

案が大体固まった後は、プレゼンテーションをするためのパワーポイントを作成しました。生徒たちにとっては、初めてのパワーポイントを使った発表の準備です。自分たちの提案が社員の方々に伝わりやすくなるように何度もパワーポイントを見直して修正し、プレゼンテーションも先生方に見ていただきながら練習を重ねました。普段の自分たちの視点から少し違う角度で物事を考え、それを人に伝えるために資料をまとめることは簡単ではありませんでしたが、納得のできる発表内容ができあがりました。

次回は、ユニクロの社員の方々に『小名浜店が地域で一番愛されるためには?』という課題に対する提案を行なった様子についてお伝えします。

(執筆:東日本事業担当 会田有紀

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Posted by ADRA Japan at 17:33 | 東日本大震災 | この記事のURL
(4/21) 東日本大震災 被災者・復興支援-122 職場体験 その1〜福島高校生 ユニクロ小名浜店を訪問〜 [2014年04月21日(Mon)]
ADRA Japanは株式会社ユニクロ様と協力し、福島県立双葉高等学校の生徒が参加する職場体験プログラムを実施しています。

この活動は、双葉高校の1年生がユニクロ小名浜店の店長さんから出していただく課題に取り組みながらユニクロのビジネスモデルを学ぶとともに、社員と触れ合うことで仕事について考えることを目的としています。

今回は、生徒たちが初めてユニクロ小名浜店を訪問したときの活動をご報告します。

店舗訪問の前に、学校でオリエンテーションをしました。まずは活動全体の目的や流れを確認し、この訪問でどんなことを学びたいかについて、皆で考えました。


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真剣にメモを取りながら聞く生徒たち


生徒たちにユニクロ製品に対するイメージや好きな商品を発表してもらうと、「安い」、「色・品揃えが豊富」、「着心地がよい」、「カーディガンが好き」、「フリースを着ることが多い」など、多くの意見が出ました。生徒たちにとってユニクロは身近な存在だということが分かりました。

また、活動を始めるにあたっての気持ちを訊ねると「緊張するけど楽しみ」と述べる生徒も多く、新しい取り組みに対する期待が感じられました。


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活動への期待を発表する生徒


オリエンテーションが終わると、次はいよいよユニクロ小名浜店訪問です。

店舗に到着すると、店長さんと小名浜周辺のいくつかの店舗をまとめるエリアマネージャーさんが出迎えてくださいました。高校生を職場体験で受け入れることについては「今まで経験のないことだが、このつながりを大切にしていきたい」と言ってくださいました。

顔合わせが終わるとさっそく、これから取り組むことになる課題が店長さんから発表されました。

課題は、『ユニクロ小名浜店が地域で一番愛されるお店になるには?』です。

店長さんからは、「お客様に喜んでもらうのが仕事の目的。みんなにいろいろな案を考えてもらいたい」という期待のこもった言葉をいただきました。生徒たちはその気持ちに応えられるよう、「愛されるお店」になることを目標にアイデアを出していくことになりました。

その後、店舗の中を見学しました。エリアマネージャーさんは生徒たちに店内を案内しながら「ここは、お客様と唯一コミュニケーションできる場所です。私たちはお客様に一番伝えたいことを何度も考えながら、店舗をつくっています」と説明してくださいました。


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店内見学


他にも、生徒たちがよく目にする折込チラシも大切なコミュニケーションツールであること、掃除を大事にしていること、お客様に楽しく着てほしいからポスターでは楽しいイメージを大切にしていることなど、多くのことを教えてくださいました。


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生徒たちは「なぜ服がこんなに積み上げられているでしょう?」というエリアマネージャーさんからの質問に答えたり、メモを取ったりしながら、普段自分たちが何気なく買い物をしている中では意識することのない多くの工夫について学んでいました。


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店内の工夫について説明を受けた


最後は、店長さんとエリアマネージャーさんへの質問タイムです。「何でもいいからわからないことがあったら聞いてくださいね!」という声かけに安心したのでしょうか。生徒たちは積極的に質問をしていました。

生徒たちの質問は以下のようなものでした。
●ディスプレイの組み合わせは、誰が決めているのですか?
●スタッフさんは全員ユニクロの服を着ているのですか?
●私服でも、ユニクロの服を着るのですか?
●お客さんが散らかした服を整理する時間は決まっているのですか?
●ユニクロの服はどうして安いのですか? など。

このような率直な質問に、お二人は丁寧に答えてくださり、生徒たちも納得していました。


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お礼とこれからお世話になることへのご挨拶


オリエンテーションと店舗訪問では話を聞くことの方が多かった生徒たちですが、この日の学級日誌には「今日はとにかく楽しかった」、「今日はいい日だった」と書いてあったそうです。与えられた課題に対し、生徒たちは一体どんな提案をしてくれるのでしょうか。
とても楽しみです。

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(文責:東日本事業担当 合澤由夏)



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Posted by ADRA Japan at 13:29 | 東日本大震災 | この記事のURL
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