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(6/14)ジンバブエ便り Vol.38 〜事業スタッフ紹介 みんなの母 ママ・ンビリリ〜 [2018年06月13日(Wed)]
ADRA Japanは2010年からジンバブエのミッドランド州ゴクウェ・ノース地区で支援活動を行っています。

この支援の一環として、2017年3月から新たな教育事業を開始しました。主な活動は 校舎と教員住宅の建設、これまで学校に通っていなかった子どもたちへのノンフォーマル教育(放課後学習)です。

事業開始時にスタッフを募集した際、建設技術の専門知識と経験を持つスタッフがなかなか決まらず、最後に期待をもって採用したのがジョイス・ンビリリ(Joyce Mbiriri)でした。採用当時、ジョイスは学校で建設技術を教えていましたが、教職を辞めてADRAに参加しました。
教室の中だけではなく、実践的な場で学びにつなげる仕事がしたい、そして厳しい状況で生活している人々のために働きたい、という希望を持っていました。

この事業では、各学校のコミュニティに暮らす住民が建設作業員、大工、塗装工、そしてボランティアとなって校舎建設を進めています。事業の開始時に、校舎建設に必要な基礎トレーニングを行った後は、全て自分たちで工事を行います。工事に関わる人々の中には、建設工事の経験がある人はいますが、学校で専門的に建設を学んだ人はいません。文字の読み書きができない人もいます。ジョイスは、現場で技術的なアドバイスをし、サポートします。


建設工事の基礎訓練を受ける地元ジンバブエの作業員.JPG
建設工事の基礎トレーニングを受ける地元の建設作業員ら


ジンバブエの事業著で作業をサポートするジョイス.JPG
現場で作業をサポートするジョイス


ある日ジョイスから、建設作業員に時間があるときに彼女が持っている教科書を使って、建設工事の基本的なレクチャーをしていると聞きました。その後、彼女は作業員たちが自習できるように教科書のコピーを渡し、宿題も出すようになりました。文字の読み書きができない人は、自宅で子どもに読み書きを手伝ってもらいます。

さらに、ジョイスは地区にある職業訓練校の建設の指導員に定期的に事業地まで来てもらい、建設工事の講義をしてもらう橋渡しもしました。講義に関心のある作業員と大工が自分たちで受講料を払い、学習を始めました。全ての課程を修了すると、修了書が発行され、建設関係の試験を受ける資格を得ることができます。

ジョイスの働きかけにより、作業員がこれまで経験のみで行っていたものが、専門知識によって裏付けされました。それは作業の質の向上につながっただけではなく、作業員の自信にもなりました。

ジョイスが女性ということで、はじめは少し懐疑的だった住民たちも、次第に彼女を信頼し尊敬するようになりました。現在、事業地で、ジョイスはママ・ンビリリと親しみと尊敬を持って呼ばれています。

ジョイスは結婚し子どもを出産後、大学に進学し現在のキャリアを築いてきました。妻であり、5人の子どもの母親であり、2人の孫のお祖母ちゃんであり、土木技師であり、先生であり、そしてADRAのスタッフです。責任感が強く、しなやかで、優しく、皆に頼られるスーパーウーマンです。

現在の彼女の夢は、ゴクウェ・ノース地区の建設現場で働く女性の数を増やすことと、土木技師の修士課程に進学することです。


研修中にメモを取るADRAのジンバブエスタッフのジョイス.JPG
研修中にメモを取るジョイス


本事業の工事現場では、すでにひとりの女性が建設作業員のアシスタントとして働き始めています。ジョイスの夢が実現する日もそう遠くないようです。

この事業は、ジョイスをはじめとする熱意を持った力強いスタッフによって日々進められています。


ジンバブエのセブジュル小学校の子どもたちとジョイス.JPG
支援している学校の一つであるセブジュル小学校の子どもたちとジョイス


本ジンバブエ事業で住民が建設した校舎.JPG
本事業で住民が建設した校舎


完成した教室で勉強するジンバブエの子どもたち.JPG
完成された教室で勉強する子どもたち


引き続き、ご支援、どうぞよろしくお願い致します。
(本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。)


文責:ジンバブエ事業担当 会田有紀

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Posted by ADRA Japan at 13:54 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(5/1) ジンバブエ便りvol.37 〜教育支援活動は2年目に入りました〜 [2018年05月01日(Tue)]
3月をもって、ジンバブエでの教育支援活動は2年目に入りました。

2年目は、1年目と同様にミッドランド州ゴクウェ・ノース地区にあるセブジュル小学校、サバラ小学校、ンカザナ小学校、ネニュンカ中学校の4校を対象に、校舎などのインフラ整備や学校の運営能力向上研修、学校に通うことのできない子どもたちの支援を行ないます(この事業の背景はコチラから)。

今回は、4月に行なった以下の3つの活動を紹介します。
@ スタートアップミーティングの実施
A 学校開発委員会との話し合い
B 建築作業員や倉庫管理者の選考会

@ スタートアップミーティングの実施
イースター休暇明けの4月初めにすべての事業のチームを集めてスタートアップミーティングを行ないました。ミーティングでは、事業内容や目標としている成果を確認し、週単位で細かく活動計画を策定し、それに加え、各担当者が人事・会計・資材の購入から輸送の流れに関してルールや改善点を説明しました。チームは活動の流れを把握しているので、活動をより良くするために具体的な意見が飛び交い、ミーティングは充実したものになりました。


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会計担当が会計のルールや提出書類の作成時に注意すべきことを説明しました


A 学校開発委員会との話し合い
スタートアップミーティングを行なった後に、支援している4つの学校を訪問し、学校の運営管理を担う教員や地域住民など8名から構成される学校開発委員会と共に、事業の内容や計画を確認しました。各校の学校開発委員会が中心となって、校舎の建設や運営を行なえるように、住民の意見や考え方を大切にして、計画を組み立てることができました。


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ンカザナ小学校の学校開発委員会のメンバーと活動の計画を確認するADRAスタッフ(左の二人がADRAスタッフ。右の二人が学校開発委員会の委員)


B 建築作業員や倉庫管理者の選考会
学校の校舎や教員住宅を建築する作業員や建築資材の在庫や出し入れを管理する倉庫管理者を村人から選抜するために、選考会を実施しました。選考会には、事業地のゴクウェ・ノース地区行政の担当者にも加わってもらい、作業員や管理者の選考段階から行政の巻き込みを図りました。今回は、校舎建築作業員を32名、教員住宅作業員を18名、倉庫管理者を4名選びました。


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選考会に集まった村人


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行政担当者とADRAスタッフが作業員候補者を面接しました


4月は、チームでゴールのイメージを共有したり、学校開発委員会と事業の計画を練り直したり、地区行政の担当者と建設作業員や倉庫管理者を選んだりなど、活動の基礎固めを行ないました。事業終了時には地元住民が、自ら建築した校舎や学校運営などに自信を持てるような活動をこれからも続けていきます。

今後とも、ご理解やご支援のほどどうぞよろしくお願い致します。

(本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。)


文責:ジンバブエ事業担当 小松洋

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Posted by ADRA Japan at 10:03 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(2/27) ジンバブエ便りvol. 36〜特別開設クラスに通う子どもたちへのインタビュー〜 [2018年02月27日(Tue)]
ADRA Japanは、2009年からジンバブエの農村で活動を続けています。2013〜2016年の3年間は、ミッドランド州ゴクウェ・ノース地区で9つの小・中学校で校舎建設やトイレ建設、そして衛生トレーニングなどの活動を行ないました。

2017年からも教育改善事業として、同じ地域において3つの小学校と1つの中学校の校舎建設、家計が厳しいがために学校に通えていない子どもたちへの特別クラスの開設、また学校運営強化などに取り組んでいます。加えて、これらの4校には学校のインフラ整備及び維持・管理に必要となる資金を十分に確保できていない課題があったため、学校のPTAや貧困家庭を対象に収入向上の一環として養蜂研修にも取り組んでいます。

事業は順調に進み、4校の校舎の9割以上が完成し、特別開設クラスに通う生徒が増え、養蜂研修を行なった地域では、蜂が巣箱に巣を作るようになりました。

今回は、様々な理由で学校に通えないために、本事業が昨年から始めた毎日午後2時間の特別開設クラスに参加している2人の子どもの声をご紹介いたします。


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アドランス・モヨくん(13歳)

<学校に通っていない理由>
学校に行っても、学費を払っていないからと毎日家に追い返されるので、それに疲れて学校に行くのをやめました。
<特別開設クラスでの授業を通して>
名前や手紙を自分で書き、足し算(たとえば20+20=40)もできるようになりました。
<今思っていること>
特別学級のおかげで学校に行くのが楽しみになりました。ADRAに教えてもらった養蜂に取り組み、自分で学費を払い、文房具や制服も買えるようになりたいです。
<将来の夢>
学校の先生になって、他の子どもたちに教えたいです。



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クレオパス・チコンドくん(14歳)

<学校に通っていない理由>
実のお母さんが家を出て行ってしまい、義理のお母さんは学校に通わせてくれないためです。また、家の仕事をこなさなければなりません。
<特別開設クラスでの授業を通して>
授業では6年生のクラスに入っています。他の子どもたちと一緒に学び、お互いに勉強を助け合っています。
<今思っていること>
ADRAから養蜂に関する研修を受けたので、弟と一緒に養蜂に取り組み、学費を払い、教材や制服を買えるようになりたいです。
<将来の夢>
授業を受けに学校に通うことができて、とても嬉しいです。一所懸命に勉強して、これからも教育を受け続け、よりよい暮らしができるようになりたいです。


彼らが自分たちの夢を実現できるようになるために、ADRAはこれからも学習環境をより良くできるように活動していきます。

今後とも変わらぬ温かいご支援ご協力のほど、心よりお願い申し上げます

(本事業は、皆様からのご寄付の他、外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施されています。)

(執筆:ジンバブエ事業担当 小松洋 )

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Posted by ADRA Japan at 11:55 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(12/8) ジンバブエ便りvol.35 〜動画で子どもたちが夢を教えてくれました〜 [2017年12月08日(Fri)]
ADRA Japanは、2009年からジンバブエの農村で活動を続けています。

2013〜2016年の3年間は、ミッドランド州ゴクウェ・ノース地区で9つの小・中学校で校舎建設やトイレ建設、そして衛生トレーニングなどの活動を行ないました。ゴクウェ・ノース地区はジンバブエの中でも特に貧しい農村地域の一つで、私たちが支援に入るまで、これらの学校の多くは子どもたちが安心して学べる校舎や衛生的なトイレを持っていませんでした。


泥と枝でできたトイレ.jpg
泥と枝でできたトイレ

屋外で学ぶ子どもたち.jpg
屋外で学ぶ子どもたち


しかし、今、子どもたちは、教室の中で学び、衛生的なトイレを使って元気に学んでいます。子どもたちを取り巻く環境は決して良いわけではありませんが、それぞれいろいろな夢や希望を持って学校に通っています。


建設した衛生的なトイレ.jpg
建設した衛生的なトイレ

教室の中で学ぶ子どもたち.jpg
教室の中で学ぶ子どもたち


今回、改めて支援した学校を訪問し、子どもたちの想いをカメラに収めました。
是非、その声をお聞きください。

子どもたちが夢を語る様子はこちら→ https://youtu.be/jM3cSyVqLT8


現在、ADAR Japanは、同じ地域の別の3つの小学校と1つの中学校で校舎建設や学校に通えていない子どもたちへの補習授業、学校運営強化などに取り組んでいます。

私たちは、これからもジンバブエの子どもたちが夢や希望をもって成長していかれるように支援活動を続けていきます。引き続き皆様の温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。

(2013〜2016年の事業は、外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて行ないました。)


(執筆:ジンバブエ事業担当 前川龍太

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Posted by ADRA Japan at 10:50 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(7/18) ジンバブエ便りvol.34 〜新たなスタート。教育事業をはじめます〜 [2017年07月18日(Tue)]
ジンバブエで教育事業を開始しました。

2017年3月からADRA Japanは、ジンバブエのミッドランド州ゴクウェ・ノース地区の3つの小学校と1つの中学校で教育事業を開始しました。校舎建設をはじめとするインフラの整備や学校の運営管理能力の向上、小学校に通うことができない子どもたちのための支援などを行なっていきます。

ゴクウェ・ノース地区はジンバブエ国内で最も教育環境の整っていない地区の一つとされ、教育環境の改善が急務となっています。ADRA Japanは2011年から同地区で水・衛生環境の改善に取り組んできました。現在は、この地域の水・衛生環境の改善が一定程度達成され、また他の団体も水・衛生分野の支援を行なっていることから、今回の事業では取り組みが遅れている教育分野の支援を行なうことにしました。

対象校の1つであるシブジュル(Sibujulu)小学校には412人の子どもたちが通っています。学校には土の床に藁と木、泥の壁でできた教室が8棟あり、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。しかし、雨季になると、雨風が強い日には教室の壁の隙間から雨や風が入り、床は泥だらけになります。そのため、子どもたちは落ち着いて授業を受けることができません。風雨に耐えられ、衛生的な環境の中で子どもたちが安心して学べるようになることは、子どもたちや地域の人たちの大きな願いです。


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教室はしっかりしているよう見えますが、風雨には弱く、机や椅子はありません


5月下旬から、4つの学校で校舎建設を開始しました。建設に必要な砂と砂利の運搬やレンガ作り、校舎の基礎工事が行なわれています。ンガザナ(Ngazana)小学校では、周辺にある10か村の住民が週6日交代で砂や砂利を運び、レンガ作りを行なっています。


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村の人々は朝7時頃から学校に来て作業を始め、強い日差しの下でも意欲的に作業を進めています


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校舎1棟建設するには、30,000個以上のレンガが必要です。手作業で1日大体2,000個が作られます

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校舎の基礎工事のために2mの穴を掘っている子どもの保護者


ンカザナ小学校の校長先生は、「村の皆さんは子どもたちのため、また支援をしてくれている人に応えるために一所懸命に働いています」と話してくれました。

12月には雨季が本格的に始まります。雨季に入る前に建設を終わらせ、子どもたちが安心して授業を受けられるよう、大人たちの作業は着々と進んでいます。

地域の大人たちとともに、子どもたちが安心して学び、成長していく姿を見られる日が来ることを楽しみにしています。


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ほほ笑む子どもたち


(本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています)

(執筆:ジンバブエ事業担当 会田有紀
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Posted by ADRA Japan at 18:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(6/7) ジンバブエ便り vol.33 〜海を渡った絵〜 [2016年06月07日(Tue)]
前回のジンバブエ便り vol.32 〜引き渡し式を終えて〜で、昨年11月に行なった建設した校舎や貯水タンク、トイレなどの引き渡し式についてお話ししました。その中で、子どもたちが踊りや歌などのすばらしいパフォーマンスを見せてくれたことをお伝えしました。

実は、引き渡し式を彩ってくれたのはジンバブエ人の子どもたちだけではありませんでした。日本の子どもたちも、すてきなかたちで引き渡し式を華やかなものにしてくれました。


引き渡し式に踊りを披露する日本人の小学生_ADRA Japan ジンバブエ事業.jpg
(踊りを披露する小学生たち)


昨年、ADRA Japanは設立から30周年を迎え、2015年6月に30周年記念式典を行ないました。その際、北は北海道から南は沖縄まで日本の小学生の皆さんが、絵を描いて送ってくれました。ジンバブエの学校が完成するにあたって、その絵の一部をジンバブエに運び、引き渡し式の中で展示しました。その様子をご紹介します。


日本の小学生の描いた絵と一緒に移るADRA チームスタッフ_ADRA Japan ジンバブエ事業.jpg
(絵と一緒に写るチーム・スタッフのランガ)


建設した学校やトイレなどの引き渡し式の打ち合わせ_ADRA Japan ジンバブエ事業.jpg
(引き渡し式の打ち合わせの様子。絵がきれいに教室を彩った。)


日本の小学生の描いた絵がジンバブエの下に届く_ADRA Japan ジンバブエ事業.jpg
(いろいろな肌の色の人々が描かれている。)


今回展示した一枚一枚の絵は、いつも外からの砂ぼこりでくすんでる校舎に彩を加えてくれました。絵を描いてくださった日本の小学生の皆さん、ありがとうございました。


事業地のゴクウェ・ノース地区の小学校では、図画工作の授業はほとんど行なわれていません。それは、画材などもなく、教えられる先生もほとんどいないためです。いつの日か、ゴクウェ・ノース地区の子どもたちも日本の子どもたちと同じように、図画工作の授業を受け、思い思いに絵を描ける日が来ることを願っています。


ADRA Japanはこれからも、ゴクウェ・ノース地区の子どもたちへの支援を行なっていきます。皆様のご支援のほど、よろしくお願いいたします。

(ジンバブエ事業は、皆様のご支援と外務省日本NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。)


【今月のショナ語】
毎月、ジンバブエ便りでは現地で主に使われている言葉であるショナ語(ショナ族の言葉)の簡単なフレーズを紹介していきます。ショナ語は、ローマ字読みで発音できるので、ぜひ声に出して覚えてみてください。ジンバブエでは他に英語、ンデベレ語(ンデベレ族の言葉)などが使われています。

Yakanaka!(ヤカナカ)
意味:きれい!


絵を写真に収める日本大使館のジンバブエ人ADRAスタッフ_ADRA Japan ジンバブエ.jpg
(絵を写真に収める日本大使館のジンバブエ人スタッフ)


(執筆:ジンバブエ事業担当 前川龍太

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Posted by ADRA Japan at 13:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(3/9) ジンバブエ便り vol.32 〜引き渡し式を終えて〜 [2016年03月09日(Wed)]
現在、ジンバブエは雨季に入っていて、ほぼ毎日のように雨が降っています。しかし、一日中降り続けるということはなく、雨が上がると空は青く澄んで、木々の緑もみずみずしく、とてもきれいです。

さて、昨年の11月、私たちが支援している学校の一つであるゴクウェ・ノース地区のチオザ中学校で、建設した校舎や貯水タンク、トイレなどの引き渡し式を行ないました。

引き渡し式には、日本大使館から平石駐ジンバブエ大使、都築参事官、ジンバブエ政府側からはミッドランド州の教育局長、ゴクウェ・ノース地区の区長補佐、チーフ(伝統的な地域の首長)など、ADRA Japanからは事業部長の橋本、東京側でこの事業を担当している石橋、この事業の現地担当を務めている前川とチーム・スタッフ、そしてパートナー団体であるADRA Zimbabwe側からは事務局長や財務部長らが出席しました。

式典には数百人を超える住民、生徒たちが参加し、日本政府及びADRA Japanからゴクウェ・ノース地区の行政及び住民へ校舎やトイレなどが正式に引き渡されました。


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(引き渡し式には、数百人にのぼる人々が参加した。)


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(記念プレートの前での記念撮影。左から、ADRA Zimbabweの事務局長、ADRA Japanの事業部長の橋本、平石駐ジンバブエ大使、ミッドランド州の教育局長)


今回、私たちは住民や生徒たちと一緒に準備を進め、引き渡し式のプログラムをつくり上げました。住民たちは、学校の掃除をし、会場の設営を行ない、食材を集め、食事を用意しました。生徒たちは感謝の気持ちを伝えるため、歌や踊りの練習をして、当日はすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。


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(生徒たちのパフォーマンス)


すでに雨季に入っていましたが、式典の間は天候にも恵まれ、引き渡し式は盛況のうちに終わりました。印象深い場面は数々ありましたが、特に2つの場面が強く印象に残っています。

まず一つ目は、チオザ中学校の校長先生、PTAの会長さん、そしてゴクウェ・ノース地区の議会議員さんたちが住民を代表して、引き渡された校舎や貯水タンク、トイレなどを責任をもって維持管理していくと、平石大使やその他の列席者の前で誓った場面です。今後は外部の支援に頼らずに、住民たちが自ら学校のインフラを維持管理していかなくてはなりません。彼/彼女たちが今後どのように維持管理をしていくのか、しっかりと見守っていきたいと思います。


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(列席者の前で宣誓をする校長、PTAの会長、議員たち)


2つ目は、この事業のチーム・スタッフ、そして校舎やトイレなどの建設に関わった住民たちがとても誇らしそうにしていたことです。この事業は、彼/彼女たち一人ひとりの力なくしてはここまで来ることはできませんでした。住民たちへの感謝の気持ちを強く感じると同時に、達成感に満ちている彼/彼女たちの姿を見てとても嬉しく思いました。


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(この事業のチーム・スタッフ)


引き渡し式当日を無事に迎えられたのは、ジンバブエにいるスタッフや住民の力だけでなく、日本で支えてくださっている皆様のおかげでもあります。この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

引き渡し式は終わりましたが、浅井戸の修繕作業などまだいくつか作業が残っているので、私は今も事業地で活動を続けています。


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(喜ぶ生徒の母親たち)


なお、この事業は今年の3月に終わる予定ですが、現在、新しい事業の準備も進めています。新しい事業は、同じゴクウェ・ノース地区で約2年間にわたって行なうことを考えています。

現在の事業は水・衛生分野に主に焦点を当てていますが、次は教育分野への支援を柱として、学校で学ぶ子どもたちだけでなく、これまで支援することのできなかった学校へ通えていない子どもたちや、学校の運営を任されている子どもたちの保護者への支援も考えています。

詳しい事業の内容については、また別の機会にご説明いたします。現在の事業が無事に終わり、新しい事業を無事に始められるように、引き続き皆様の温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。


(ジンバブエ事業は、皆様のご支援と外務省日本NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。)


【今月のショナ語】
毎月、ジンバブエ便りでは現地で主に使われている言葉であるショナ語(ショナ族の言葉)の簡単なフレーズを紹介していきます。ショナ語は、ローマ字読みで発音できるので、是非声に出して覚えてみてください。ジンバブエでは他に英語、ンデベレ語(ンデベレ族の言葉)などが使われています。

Makorokoto!(マコロコト)
意味:おめでとう!


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(チオザ中学校の朝礼台の前で)


(執筆:ジンバブエ事業担当 前川 龍太


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Posted by ADRA Japan at 12:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(10/2) ジンバブエ便り vol.31 〜トイレってとても大切だよね。〜 [2015年10月02日(Fri)]
こんにちは。ジンバブエ駐在の前川です。
8月に入り、ジンバブエにもようやく春の兆しが見えてきました。南半球に位置するジンバブエでは、7月が一年のうちでもっとも寒い時期で、最低気温は摂氏5度くらいまで下がります。8月以降、徐々に気温が上がっていき、10月の後半から11月の中旬にかけてもっとも暑くなります。

さて、今回はトイレのお話をしたいと思います。
ジンバブエ事業では、6月からゴクウェ・ノース地区にある5つの小中学校で、全10棟(各学校に男女それぞれに1棟ずつ)のトイレを建設しています。6月のはじめに周辺地域から16人の建設作業員を集め、ゴクウェ・ノース地区の行政とも協働して2週間の建設トレーニングを行ないました。その後、6月の後半からいよいよトイレの建設作業が始まり、7月の終わりまでに2つの小学校で計4棟のトイレが完成しました。


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(完成したトイレ2棟)


現在建設しているトイレには1棟につき個室が5つあります。個室といっても換気のためにドアは設置していませんが、外から見えないように「コ」の字型に通路が作られていて、それぞれの個室に穴があり、そこで用を足せるようになっています。便槽の深さは4mほどあり、日本で言う汲み取り式のトイレに似ています。


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(トイレの建設工事を行なう建設作業員)


トイレの建設を進めている小中学校では、トイレがあっても十分な数がない、またはトイレそのものがきちんと整備されていないという課題を抱えていました。たとえば、5つの小中学校の一つであるグラ小学校では、これまで非常に簡素なトイレを使っていました。


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(グラ小学校にあったトイレの外観)


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(グラ小学校にあったトイレの内側)


このトイレの穴は30pほどと浅く、とても非衛生的でした。穴が浅いため、すぐに排せつ物が溢れかえり、特に雨が降ると、溜まった排せつ物がトイレに入り込んできた大雨の水とともに辺り一面に広がってしまいまっていました。

溜まった排せつ物が大雨による泥水と合わさり流れ出ると、土に住む細菌が排泄物を栄養源として増殖し、泥水と共に拡散して、その水を利用している地域の人たちが感染症にかかってしまう原因になります。

本来は子どもたちを守る場所であるはずの学校が、逆に子どもたちにとって危険な場所になってしまっていたのです。


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(今回建設したトイレの内側)


また、写真から一目瞭然ですが個室にもなっていなかったので、子どもたちが安心して使えるものではありませんでした。

ジンバブエにはきちんとしたトイレが少ないために、学校に通うのを躊躇する女の子がたくさんいます。特に、思春期を迎えた女の子たちにとって、個室のトイレがない学校は非常に厳しい環境で、学校側がきちんと対応できるかはとても大きな問題です。

ADRA Japanでは女の子たちが安心してトイレを使えるように、そして学校に通いやすくなるように、現在建設しているトイレには他の個室よりも少し広い個室を1棟につき1つ備えています。



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(通常の個室よりもやや広くつくられた個室の様子)


この広い個室は、体に障がいをもつ子どもたちも使用しやすいように設計されています。

現在、ADRA Japanが事業を行なっている5つの小中学校に障がいをもつ子どもは見受けられませんが、それは障がいを持つ子どもがこの地域にいないということではなく、学校に通えない、あるいは通いにくいということを意味しています。

その理由の一つとしてトイレの問題があります。これまで、これらの学校には障がいを持つ子どもが安心して使えるトイレがありませんでした。今回のトイレ建設によって、障がいを持つ子どもが少しでも学校に通いやすくなるようにしたいと考えています。もちろん、トイレ建設以外にもまだまだすべきことがたくさんありますが、できることから取り組んでいきたいと考えています。

誰もが安心して学校に通えるようになるために、ADRA Japanは、トイレの建設を進めています。残り3つの小学校でも、9月の終わりまでにはすべてのトイレが完成する予定です。

引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。


(ジンバブエ事業は、皆さまのご支援と外務省日本NGO連携無償資金協力の助成を受けて実施しています。)







【今月のショナ語】
毎月、ジンバブエ便りでは現地で主に使われている言葉であるショナ語(ショナ族の言葉)の簡単なフレーズを紹介していきます。ショナ語は、ローマ字読みで発音できるので、是非声に出して覚えてみてください。ジンバブエでは他に英語、ンデベレ語(ンデベレ族の言葉)などが使われています。

Zuva ririkubuda(ズヴァ リリクブダ)
意味:日の出


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(ゴクウェ・ノース地区に昇る太陽)


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(執筆:ジンバブエ事業担当 前川龍太
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Posted by ADRA Japan at 10:00 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(5/12)【ジンバブエ便り】ジンバブエ便り vol.30 〜手洗いを習慣に〜 [2015年05月12日(Tue)]
ジンバブエでは、雨がすっかり降らなくなり、乾季になりました。ジンバブエは南半球に位置しているので、これからだんだんと寒くなります。朝晩はだいぶ冷え込むようになりました。

さて、今回は手洗いについてお話ししたいと思います。
私たちの支援しているゴクウェ・ノース地区では、まだ手洗いが習慣として十分に根付いているとはいえません。しかし、下痢や感染症などの予防には地域全体として取り組んでもらう必要があり、幅広く人々に手洗いを実践してもらわなくてはなりません。ADRA Japanは人々に衛生的な生活の大切さについて伝え、その実践を促すために、村や小・中学校のリーダーを対象にトレーニングを行なってきました。それと同時に、学んだことを実践できるように、今年の1月に5つの学校(4つの小学校と1つの中学校)にそれぞれ5基ずつ手洗い場を設置しました。
下の写真が、その手洗い場です。


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(トイレの前に設置された手洗い場)


この手洗い場は、ティピー・タップ(Tippy-Tap)と呼ばれています。仕組みは単純で、ペダルを足で踏むと棒にぶら下がっている小さなタンク(容量5L)が下向きになり、中に入っている水が流れ落ちるようになっています。ティピー・タップの良い点は、蛇口をひねる必要が無いので手が汚れずに済むことと、ペダルを踏みながら楽しく手が洗えることです。


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(2人同時に手を洗える)


先週、2つの小学校を訪ねて、ティピー・タップがどのように使われているかを確認しました。このティピー・タップは、以前ADRA Japanがジンバブエに設置した手洗い場とはか形が違い、子どもたちが上手く使えているか少し不安でしたが、そんな不安をよそに、多くの子どもたちが足でペダルを踏んで楽しそうに手を洗っていました。


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(楽しそうにペダルを踏んで手を洗う子どもたち)


訪ねた2つの小学校の1つであるマブウェマテマ(Mabwematema)小学校では、1人の男の子と話をしました。彼の名前はマシュー(Mathew)といい、年齢は12才で、この小学校に通う7年生です(ジンバブエの小学校は7年制)。マシュー君との話から、ティピー・タップがどのように使われているかが見えてきました。


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(マブウェマテマ小学校)


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(話をしてくれたマシュー君)


私(前川):「マシュー君、このティピー・タップのタンクの水は誰が汲んでくるの?」
マシュー君:「僕たちだよ。」
私:「今日は、誰が水を汲みに行ったの?」
マシュー君:「僕と他の子たち。」
私:「それって当番とか決まっているの?」
マシュー君:「うん。月曜日は3年生、火曜日は4年生、水曜日は5年生、木曜日は6年生、金曜日は7年生。」
私:「そうなんだ。でも、マシュー君7年生でしょ。今日は水曜日なのに、どうして水を汲みに行ったの?」
マシュー君:「僕は7年生だから、下の学年の子たちを井戸まで連れて行かなきゃいけないんだ。水曜日は、僕の当番の日なんだ。」
私:「そうなんだね。井戸は学校からどれくらいの所にあるの?」
マシュー君:「歩いて30分くらいかな。」

マシュー君によると、授業が始まる前の午前8時前に1回と、授業が終わってからの午後4時前後に1回の計2回、ティピー・タップの水を汲みに行くとのことでした。朝の水汲みは子どもたちのため、午後の水汲みは学校で暮らす先生たちのためだと話していました。


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(ティピー・タップに水を入れる子どもたち)


こうした設備は、受け入れる側にそれをきちんと使い維持する体制や意思がないと、すぐに使われなくなったり捨てられてしまったりします。しかし、今回のマシュー君との話から、学校側がきちんと使い方を決め、それに沿ってティピー・タップが使われていることが分かりました。この学校ではティピー・タップが継続的に使われ、手洗いがしっかりと習慣として根付くに違いないと確信しました。

手洗い一つをとっても、人々のもつ長年の習慣を変えていくのは簡単ではありません。一歩一歩、地道に活動していくことがとても大切です。引き続き、皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

(この事業は、外務省日本NGO連携無償資金協力の助成も受けています。)




【今月のショナ語】
毎月、ジンバブエ便りでは現地で主に使われている言葉であるショナ語(ショナ族の言葉)の簡単なフレーズを紹介していきます。ショナ語は、ローマ字読みで発音できるので、是非声に出して覚えてみてください。ジンバブエでは他に英語、ンデベレ語(ンデベレ族の言葉)などが使われています。

Kuri kudziya(クリクズィヤ )
意味:涼しいよ。


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(木の下で授業を受ける子どもたち)


(執筆:ジンバブエ事業担当 前川 龍太

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Posted by ADRA Japan at 14:42 | ジンバブエ便り | この記事のURL
(12/26) ジンバブエ便りvol.29〜 14歳の小学生。夢は校長先生!〜 [2014年12月26日(Fri)]
ジンバブエでは半年以上にわたる乾季が終わり、いよいよ雨季が始まりました。雨が少しずつ降り始め、木々に緑が戻りつつあります。
ジンバブエ事業も、2013年の事業開始から約1年半が経ちました。2年目の今年は中学校での校舎建設や雨水を貯めるための貯水タンク及び手洗い場の設置、衛生トレーニングなどを行なっています。

昨年、3つの小学校にそれぞれ2つの校舎を建設し、机や椅子を備え付けました。校舎1棟に2教室があり、1教室あたり約45人の子どもたちが授業を受けられます。つまり、1校あたり約180人の生徒が教室内で授業を受けられるようになったのです。
以前は木の下や壊れそうな小屋で勉強していましたが、校舎ができたことで子どもたちの学習意欲は向上しました。その上、職場環境が良くなったことから先生たちも熱心に働くようになりました。

今回のブログでは、昨年建設した3つの小学校の1つであるニューマイン小学校(Newmine Primary School)に通学する、14歳のプロビデンス・カチメ(Providence Katsime)さんのインタビューをお伝えします。


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プロビデンス・カチメさん


プロビデンスさんは3人兄弟の長女として産まれました。
以前、プロビデンスさんは家から14キロも離れた別の学校に通っていました。ゴクウェ・ノース地区の他の大勢の子どもたちと同じように、彼女も長距離を歩いて通学していて、途中では大きな川も超えなければなりませんでした。学校がある日は毎日、朝早く起きて通学していましたが、学校が遠いため、どんなにがんばっても遅刻してしまいました。

3年生(プロビデンスさんが10歳の時)の2学期に、地元議員と行政の努力により自宅から1キロほどの場所にニューマイン小学校ができました。川を渡らずに学校に通えるようになりましたが、この新しい学校にも問題がありました。「学校」と名前がついているだけで設備も不十分で、それを整えるための財源もなかったのです。
子どもたちが川を渡ったり長距離を歩いたりしなくてもすむように、子どもたちの保護者が協力してお金を集めて作ったこの小さな学校は、簡素な校舎を建てるのが精いっぱいという状態でした。


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ADRAが支援する前のニューマイン小学校


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かつてのニューマイン小学校の教室


Q: 前の学校について、どう感じていましたか?

A: 以前は、学校は楽しくなかったです。丸太に座って、自分の足を机がわりにしてノートをとっていました。雨が降ると校舎に水が入ってきて泥だらけになるので、学校は休校になっていまた。そんな学校にがっかりしていました。

Q: ADRAの支援についてどう思いましたか?

A: ADRAが地域の学校を建てる支援をしたいという話を聞いて、とてもうれしかったです。でも、トラックでセメントが次から次へと運びこまれてくるのを見るまで、本当だとは信じていませんでした。ADRAは大きくてきれいな2つの教室がある校舎を建ててくれました。それに、教室で使う机やイスもそろえてくれました。


Q: 今は毎日、どんなふうに過ごしていますか?

A: 朝、起きてシャワーを浴びてから学校に行っています。学校にはいつも早く行くので、先生は私を監督生(他の生徒の面倒を見る役割)と生徒会長にしてくれました。学校に行くのがとても楽しいです。校舎があるので、雨風や、寒さ、暑さから守られています。それに、新しい机に教科書を置いて、快適に勉強できるので授業に集中できています。


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ニューマイン小学校の新校舎


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新しい机で活き活きと楽しそうなプロビデンスさん


Q: 今回、新しい校舎ができたことで、自分が変わったと思いますか?

A: 学校を卒業したら、どんな職業にでもつけるという可能性を感じています。教育の大切さを子どもたちに教えるために、校長先生になろうと決めています。

Q: この学校についてはどう感じていますか?

A: ニューマイン小学校に通えることがとてもうれしいです。学校を建ててくれたADRAに感謝しています。

Q: 新しい校舎がなければ、どんな生活を送っていたと思いますか?

A: 丸太に座りながら先生の授業を受けなければいけないので、集中して勉強するのが難しかっただろうと思います。今年、小学校の卒業試験を受けることになっているのですが、前の学校では、試験をちゃんと座って受けられたか分かりません。

Q: この校舎は、あなたにとってどのような意義がありましたか?

A: 校舎を建ててもらい、ここで学べるようになったことで、物事や将来に対して自信を持てるようになりました。困っている人を助けようと思う人がいてくれるだけで、人生に何かいいことが起きるのだと思います

ADRA Japanはこれからもゴクウェ・ノース地区で支援活動を続けていきます。来年の3月までには、現在建設を進めている4棟の校舎の建設が終わる予定です。
1人でも多くの子どもたちが将来に希望を持てるよう、行政や地域の人たちとともに教育環境の改善を図っていきます。引き続き、みなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

*この事業は外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施されています。

(執筆:ライティングボランティア 筬島順子)
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Posted by ADRA Japan at 18:38 | ジンバブエ便り | この記事のURL
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