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(2/24)ミャンマー便りVol.4 〜小学校校舎建設〜 [2014年02月24日(Mon)]
前回のミャンマー便りでは教育支援事業の開始をお伝えしました。しかし、支援を予定していたカレン州パインチョンサブタウンシップのタモ村落群の治安がいまだに安定しないため、対象地を変更することとなりました。

新しい対象地はパインチョンサブタウンシップ内にある他の4ヶ村で、2年前の停戦合意後は治安が比較的安定している地域です。しかしながら、数年前まではこれらの村々も紛争地であったため、住民によって建設された木造校舎は適切な管理ができておらず、壁や床が破損しており、建て替えが必要なままの状態になっていました。


Photo1.jpg
ポラティポケ村の校舎


1月上旬から始まった校舎建設は建設業者に委託していますが、地域住民も砂や石、竹などの建設材料を提供してくれています。さらに、住民たちは建築作業にも労働者として参加しており、時には総出で砂を運んだり、基礎工事に加わったりしています。


Photo2.jpg
メラマ村で校舎の基礎工事に無償で参加する住民


Photo3.jpg
コサメ村で無償で砂を運ぶ住民


対象地の一つであるコサメ村では、昨年7月末の洪水により校舎が破壊され、生徒は現在も僧院で授業を受けています。新しく建設される校舎の床は洪水対策として特別に高く設計されており、基礎部分に大量の砂を必要とします。

住民たちは手作業で川岸から砂を採取し、建設業者のトラックに積みこんでくれました。また、それに続く基礎部分の砂を固める作業には多くの労働力が必要でしたが、村の大人達に交じってたくさんの子ども達が手伝ってくれたおかげで、作業もスムーズに進みました。作業の後は皆で夕食を食べ、ダンスを楽しみました。


Photo4.jpg
校舎の基礎部分に砂を入れる子ども達


Photo6.jpg
作業後の夕食


Photo5.jpg

夕食後、ダンスをする子ども達


Photo7.jpg
洪水対策で基礎部分を高くしているコサメ村の校舎


Photo8.jpg
建設中のタイボ村の校舎


それぞれの村で3月中に校舎を完成させることを目指し、住民と建設業者、そしてADRA の事業スタッフが力を合わせて働いています。

今後も現地から最新のニュースをお届けいたしますので、今後のミャンマー便りにご期待ください。


*この事業は、(特活)ジャパン・プラットフォームの助成も受けて実施しています。

(文責:ミャンマー事業担当 鈴木昌則


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Posted by ADRA Japan at 17:21 | ミャンマー便り | この記事のURL
(9/17) ミャンマー便りVol.3 〜教育支援事業、始まります!〜 [2013年09月17日(Tue)]
ミンガラーバー!(ミャンマー語で『こんにちは』)

前回までのミャンマー便りでは、ミャンマー、カレン州で支援事業を実施するための調査についてお伝えしました。その後、調査の結果をまとめ、支援事業について現地のADRA支部や、助成を受ける(特活)ジャパン・プラットフォームと調整して、8月1日から、次の事業を始めることになりましたのでご紹介いたします。


1. 小学校の校舎建設、机・椅子・黒板などの提供、子ども達へ文房具の提供

カレン州パインチョンサブタウンシップという地域にあるタモ村落群”では、紛争が徐々に治まってきた2000年頃から、地域の住民が協力して木造の校舎を建てていました。しかしその校舎も老朽化が進み、今では校舎は傾き、床や壁には穴が開いています。校舎内の机や椅子、黒板も破損が目立つ状態で、子ども達が勉強に使う文房具類も不十分です。
一方、治安が安定してきた現在、国内外に避難していた人々の帰還が可能となり、学校に通う生徒の数が増えると予想されています。

そこでADRA Japanは校舎を新しく建て直し、学校の備品類や子ども達が使う文房具類を提供することで、子ども達がより良い環境で学習できるように支援をします。
現在タモ村落群の小学校では、入学する子どもの半分以上が家庭の事情などで学校を卒業することができていません。私たちはこの村落群に住む子ども達が、ひとりでも多く小学校を卒業し、それによって将来の選択肢を広げられるようになることを期待しています。


t_傾いた校舎.jpg
床・壁に隙間が開き、傾いた校舎


2.学校運営委員会の強化、教育の必要性の啓発

上述の活動は施設や物資の提供ですが、提供されたものが長く有効に使われるためには、それらを維持・管理する機能も必要です。この機能をどれだけ高められるかで、支援の効果は変わってきます。

そこでADRA Japanは、学校運営委員会の強化に取り組みます。学校運営委員会というのは、学校を維持管理していく組織のことです。この運営委員会が中心となり、地域の住民達自らが校舎を造ったり、教師の給料を支払ったりしてきました。
今回の支援では、委員会の機能をさらに強化し、新たに建設する校舎のメンテナンスや備品の調達・管理などを含めた運営を、村人が自分達で行なうことのできる体制づくりを支援します。

さらに、村の住民に教育の重要性・必要性について説明をします。
この地域の大半の子ども達は、10歳を越える頃から家畜の世話など、家の仕事を任されます。そのため、子ども達が学ぶ時間を確保するには、子ども達自身はもちろんのこと、地域の大人達にも教育の重要性を理解してもらい、子ども達の通学を親が後押しするようになることが必要不可欠です。


t_話し合う住民達.jpg
集会場で話し合う村の住民たち


8月16日から、ADRA Japanのスタッフが事業統括としてミャンマーに駐在しています。これから山あり、谷ありだと思いますが、ミャンマーの子ども達のために全力で支援事業を実施していきたいと思います。

今後も現地から最新のニュースをお届けいたしますので、今後のミャンマー便りにご期待ください!


*この事業は、(特活)ジャパン・プラットフォームの助成も受けて実施しています。

(文責:ミャンマー事業担当 飯田紫乃

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銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: トクヒ)アドラジャパン
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   例)ミャンマー ウラシマヤスナリ
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領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。

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口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「ミャンマー」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい
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Posted by ADRA Japan at 18:00 | ミャンマー便り | この記事のURL
(7/22) ミャンマー便りVol.2 ミャンマーにて調査を実施(後編) [2013年07月22日(Mon)]
前回に引き続き、今回もADRA Japanが(特活)ジャパン・プラットフォームの合同調査に参加し、他のNGO団体と共にミャンマーカレン州で調査を行なった際の報告をしたいと思います。


t写真1(カレン州地図).jpg
カレン州地図


ミャンマーの旧首都ヤンゴンからカレン州の州都パアンまでは、道路が舗装されているとはいえ車で約5時間。しかし、朝早く出発したのでお昼すぎにはパアンに着くことができました。

昼食を軽く済ませた後、カレン州知事を訪問しました。カレン州では外国人が入る際に州政府からの許可が必要な地域があります。今回の調査のみならず、事業の実施そのものを左右する大切な会合になりました。


t_写真2(州知事との会合).jpg
州知事との会合(中央奥が州知事)


会合では、カレン州知事を含む州政府の各担当行政官に対し、合同調査に参加した各団体の紹介と、実施する可能性のある事業分野について説明しました。そして、カレン州で事業を行なうための調査活動への許可をお願いしました。州政府からは、調査だけにとどまらず事業を本当に実施するということを条件に、調査許可をもらうことができました。

州都パアンから調査地までは400〜500キロ。その内、目的地までの3分の2までは舗装されていますが、その先は全く舗装されていません。そのため四輪駆動車での移動となりましたが、車の中では人が飛んで跳ねて全身をぶつけ、あざも作り・・・。そのような状況での移動が約1時間半!(全行程では約4時間!)前日の雨で増水した川をいくつも超えて、ようやく村に着きました。


t_写真3(川を渡る).jpg
四輪駆動車で川を渡る


t_写真4(村の写真).jpg
調査地である村の様子


ADRA Japanの調査チームは村人の生活状況などを知るため、さっそく聞き取り調査を始めました。
村人によると、この地域では1986年頃から紛争が激化し、戦火を逃れるため近隣の山へ避難し、少し状況が落ち着いたらそれぞれの家に戻るという、行ったり来たりの生活を強いられていたそうです。今では、避難していた住民も少しずつ村へ帰って来てはいますが、日々の生活に追われ、村の学校など、公共の建物の管理にまで手がまわりません。
そこでADRA Japanは村の学校に注目しました。村の学校の状態を視察したところ、校舎は傾き、床・壁には隙間があいていました。そこで、教育分野での支援ができないか、村人からさらに詳しい聞き取り調査を行ないました。


t_写真5(学校の写真).jpg
学校の写真


t_写真6(聞き取り調査).jpg
学校の先生へ聞き取り調査


そして調査の結果、以下のようなことが分かりました。
・多くの学校で校舎の修理が必要なこと
・机や黒板、学校の備品や文房具などが足りないこと
・生徒たちが学校へ通う際に渡る橋が脆いことから、雨季は学校に通えない状態であること
・これまでの紛争の影響で、親が子供を一人で学校へ行かせたがらず、学校に通うことができなかった若者達がおり、彼らは今からでも教育を受けたいと考えていること

これらの情報を元に、ADRA Japanは教育分野での支援事業を8月から開始する予定です。

今ミャンマーは民主化が進み、世界中から今後の発展が注目されています。しかし、国が発展していく一方で、地方の村ではまだまだ支援の手を必要としている人々がいることも事実です。どうか皆さまからの心温まるご支援をよろしくお願いいたします。


t_写真7(子供の笑顔の写真).jpg
カレン州の村人達


*この事業は、(特活)ジャパン・プラットフォームの助成も受けて実施しています。

(文責:ミャンマー事業担当 飯田紫乃)

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Posted by ADRA Japan at 16:00 | ミャンマー便り | この記事のURL
(7/1) ミャンマー便りvol.1 ミャンマーにて調査を実施(前編) [2013年07月01日(Mon)]
ADRA Japan は5月8日〜29日にかけて、ミャンマーにて事業実施に向けての調査を行ないました。今回と次回の2回に分けて、その報告をいたしたいと思います。

現在、ミャンマーは民主化の動きが強まる中で世界から強い注目を集めており、今後は社会・経済の大きな発展が期待されています。この民主化の動きにより、1948年の独立直後から続いてきた少数民族武装組織との対立・紛争が徐々に収束に向かうなど、ミャンマー社会の安定にもつながっています。

日本との関係においても、4月にアウン・サン・スー・チー氏が来日したり、日本からは5月に安倍首相がミャンマーを訪問したりと、経済発展に向けた様々な動きが見られます。

今回ADRA Japan は、(特活)ジャパン・プラットフォームの加盟団体と合同調査を行ないました。その中で、ADRAの調査チームが訪れたのはミャンマー南東部に位置し、タイと国境を接している“カレン州”です。
カレン州では軍事政権とカレン民族同盟という反政府組織との間で60年以上にわたり紛争が続いていましたが、2012年に停戦合意がなされました。しかし、長年の紛争によって畑や森、人々の住居などは焼き払われ、金品の略奪が日常的に行われていたため、今でも多くの村人の生活環境は厳しいままです。

今回、調査チームはこうした状況に置かれているカレン州での支援について検討するため、調査を行いました。


tカレン州地図.jpg
カレン州はミャンマー東部に位置する南北に細長い州


カレン州では、すでにADRA Myanmar(ミャンマー支部)が活動しています。そのため、私たち調査チームはまずミャンマーの旧首都のヤンゴンにあるADRA Myanmarの事務所へ行き、カレン州の情報収集と調査についての打ち合わせをしました。その後、身支度をして調査地に向けて出発しました。


t_写真2(会議).jpg
ADRA Myanmarスタッフからの情報収集と調査の打ち合わせ中


t_写真3(パアンへ出発).jpg
カレン州に向けて出発!


ヤンゴンからカレン州の州都パアンまで、車で約5時間かかります。しかし、道路が舗装されているので、車での長旅もあまり苦にはなりません。しかし!これが調査地への道のりとなると・・・

と、今回はここまで。
現地調査の様子は、次回のミャンマー便りで引き続きお伝えいたしますのでご期待ください!

*この事業は、(特活)ジャパン・プラットフォームからの助成も受けて実施しています。

(文責:ミャンマー事業担当 飯田紫乃)

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Posted by ADRA Japan at 18:30 | ミャンマー便り | この記事のURL
(12/24) シェルター(避難所)の管理維持と防災に関するワークショップ [2010年12月24日(Fri)]
前号で完成をお伝えしたシェルターは、その後それぞれの村に寄贈され、今後は村人たちがシェルターの管理維持に責任を持つことになります。
しかし、村によってはこのシェルターが唯一の鉄筋コンクリート建築物であり、その管理維持の方法が分からないという場合もあります。
そこでADRAは、シェルターの管理維持に関するワークショップを実施しました。



ミャンマー語で書かれた管理維持ガイドブック




ワークショップでは、防災に関する内容も同時に扱いました。
それは、かつて津波やサイクロンに見舞われた地域の住民であっても、自然災害や避難方法についての知識に乏しい場合があるからです。


村の地図を作成し、避難経路を確認



自然災害の種別とそれぞれへの対処方法をグループごとに話し合って書き出した後、発表してもらいました。

また、字が読めない人や子どもにもシェルターの役割を理解してもらえるよう、サイクロンなど災害の発生時にはシェルターに避難するように示す漫画をシェルターに設置します。


これで、村人へのシェルター引き渡しの準備は完了です。



村人からは、「ワークショップではペンキ塗りの仕方を学んだ。シェルターの壁が潮風の影響を受けないように、常にチェックするよ」
「ワークショップでの地図作成が役に立ったわ」という声が寄せられました。


村人たちは環境の整備にも積極的で、すでに自分達で周囲の柵や小道を造った村もあります。
そして、掃除当番を決め、庭造りにも取り組んでいます。
女性グループは、「どこに何を植えるかを計画して、すでに村人から種や苗を集めました」と、嬉しそうに語ってくれました。
これらの様子からは、新しいシェルターの完成を心待ちにし、これからみんなで協力してシェルターを管理維持していくことへの自信が伝わってきました。

こうして、ADRA Myanmar(ミャンマー支部)や村人との協力の下、シェルター建設を完了することができました。
日本人スタッフ2名は無事に帰国し、私の仕事も会計監査などを残すのみとなりました。
ミャンマー便りにお付き合いいただき、本事業を応援してくださった皆様、ありがとうございました。

そして、本事業を助成していただいた(特活)ジャパン・プラットフォーム及びご支援者の皆様にも、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました!



建設チームの中心となってくれたADRAミャンマー現地スタッフ。
後ろには事業地ラブッタ県の地図が見えます。

(文責:幸村真希)
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Posted by ADRA Japan at 10:26 | ミャンマー便り | この記事のURL
(12/21) シェルター(避難所)完成! [2010年12月21日(Tue)]
前回のミャンマー便りVol.7では、階段と雨水貯水タンク(階段踊り場の下)をコンクリートで固め、レンガで塀状の手すりを造るところまでお伝えしていました。
その後、手すりも同様にコンクリートで塗り固め、





ペンキを塗って、11月下旬、ついに3つの村に3棟のシェルターが完成しました!






完成後、専門家による技術チェックを受けました。



コンクリートの強度テストをしている様子


ADRA Japanからは、12月に入って2名のスタッフが現地入りし、完成したシェルターの視察を行ないました。
そして、村人からの聞き取り調査では、次のような、支援に対する感謝の気持ちを受け取りました。

「シェルターが完成して村の人々は皆とても喜んでいるよ。」

「質の高いシェルターができて、これでもう災害はこわくない。特に、風力を低減させるために屋根を丸くしたデザインが気に入っている。」

「私達はこのシェルターを日本からの贈り物だと感じているよ、本当にどうもありがとう!」


村人への聞き取り調査


次回はいよいよミャンマー便り最終回、シェルター管理維持と防災のワークショップについてお送りします。


シェルターをどうもありがとう!
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 19:22 | ミャンマー便り | この記事のURL
(12/1) ミャンマー便り Vol.7 [2010年12月01日(Wed)]
シェルター建設 〜 10月の様子 〜



前回のミャンマー便りでは、シェルターの床部分にコンクリートを流し、いよいよドーム部分の作業に取り掛かったところまでお伝えしました。



シェルターの床を下から捉えた様子


ドーム部分の鉄筋枠組みを造った後は、コンクリートで固めていきます。





内側からも塗り固め、窓にはガラスではなく、ガラス繊維強化プラスティックを取り付けます。
通常のガラスだと、サイクロンの暴風雨によって割れて飛び散る危険性があるからです。





鉄筋とレンガで土台を築いた階段と雨水貯水タンク(階段踊り場の下)も、同様にコンクリートで固めます。
さらに、高さ約2.5メートルのシェルター周囲から子どもが転落したりしないよう、また、暴風雨の影響をやわらげるよう、塀状の手すりを築きます。





10月は、3つの村のうちもっとも工程が進んでいるところでは、全工程の95%の作業が完了しました。



順調にシェルター建設が進む一方、10月22日、サイクロン「ギリ」がミャンマー西部のラカイン州を襲いました。
シェルター建設地には影響はありませんでしたが、ラカイン州では約26万名が被災し、少なくとも45名の人々が死亡もしくは行方不明となりました。

2008年5月のサイクロン「ナルギス」被災後、ミャンマーでは防災の意識が高まり、今回のサイクロン「ギリ」発生時には、ミャンマー政府と赤十字が警報を出すとともに住民の避難に取り組みました。
このような警報の仕組みや避難の計画・訓練に加え、シェルターの建設によって将来起こるかもしれない自然災害の被害を最小限に食い止められるよう、願いをこめて残りの建設作業に当たりたいと思います。
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 10:24 | ミャンマー便り | この記事のURL
(10/13) ミャンマー便り Vol.6 [2010年10月13日(Wed)]
〜シェルター建設の様子−9月〜

1ヶ月間の出張で、建設現場の視察、会計処理、そのほか事業に関する調整を終えて、9月の上旬に日本へ帰国しました。
その後は現地パートナー団体のADRAミャンマーより進捗状況の報告を受けながら、事業を進めています。
今回は、9月のシェルター建設進捗について、その様子をお届けします。

前回お伝えしたシェルターの柱が完成し、シェルターの床を築く作業に入りました。
床部分の木型をつくって鉄筋を敷いてから、コンクリートを流します。






2階に当たる床部分に重たいコンクリートを均一に流す作業には、多くの人手を必要とします。
このときは、村から50名の日雇い労働者の参加を得ました。






次に、シェルターの屋根から壁に当たるドーム部分の鉄筋枠組みを造っていきます。





それと同時に、鉄筋やレンガを使って、階段と雨水貯水タンク(階段踊り場の下)を築いていきます。





現場を視察したADRAミャンマー支部長からは、「建設は順調に進んでいるよ。建設チームのスタッフは仕事熱心だし、建設の質も高い。私は建築士でもあるので、ドアと窓のデザインについて少しアドバイスをしてきた」と報告を受けました。

ミャンマーはそろそろ雨季が終わるころです。
シェルター建設も完成に向けてラストスパートです。
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 05:57 | ミャンマー便り | この記事のURL
(9/6) ミャンマー便り Vo.5 [2010年09月06日(Mon)]
〜シェルター建設8月の様子〜


8月から再びミャンマーに出張し、シェルター建設の視察を行いました。

タウンレイ村では、地盤の掘削と土台造りが行われました。
地下6メートルの深さまで鉄筋コンクリートの柱を打ち込み、






さらに地下1.5メートルの深さには1.2メートル×1.2メートル四方の鉄筋コンクリート基盤を埋め込みました。


基盤製造の様子

目に見えないところでこのように丈夫な土台に支えられているなんて、安心ですね。




クインパル村では、4本の柱の根元をつなぐ作業に続いて、



2〜2.5メートルの柱を建てました。



もっとも工程が進んでいるアマカレイ村では、シェルターの床を築く作業を実施中です。



水害に備えた高床式となっているので、写真に写っている木型の部分が、シェルターの床となります。


視察では、村長さんとも話をします。
「村には鉄筋コンクリートの建物はないから、シェルターがやってきてとても嬉しい。将来、災害が起こっても、これで逃げる場所ができた。」
「今回のシェルター建設について、村人からも感謝の言葉が届いているよ。」
「災害時にはシェルターへの避難を呼びかけていきたい。」
このように語ってくれた村長さんをはじめ、村の人々はシェルターの完成を心待ちにしています。


現在ミャンマーは雨季の真っ只中で、毎晩のように雨が降ります。
日中も曇り空が続くことがありますが、写真でご覧いただけるような青空がのぞくこともあります。
雨でも晴れでも厳しい建設現場ですが、今日も元気に力を合わせて、建設作業を続けています。
(文責:幸村真希)

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   例)ミャンマー イシイミツオ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
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<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「ミャンマー」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
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Posted by ADRA Japan at 16:22 | ミャンマー便り | この記事のURL
(8/27) 【緊急支援事業その後】ミャンマー事業の2年後に、持続可能性はあるか? [2010年08月27日(Fri)]
2008年に行なった緊急支援事業のモニタリングのため、スタッフを派遣しました。
下記はその報告になります

2008年5月2日にミャンマーを襲ったサイクロン・ナルギスは、エヤワディ管区とヤンゴン管区を中心に、被災者約240万人、死者・行方不明者約14万人という壊滅的な被害をもたらしました。

サイクロンによる津波と豪雨によって、地表は海水で洗われました。
家や椰子の木は押し流され、天と地の間に、灼熱の太陽を遮るものはありません。九死に一生を得た人々が求めていたものは、真水でした。
彼らの目の前にあるのはサイクロンの名残の水、水、水。
しかし、海水。井戸の水も、海水が浸水したため、また溺死体が浮かんでいるため、汚染されていました。

そこでADRAが行なったことは・・・
緊急のため、井戸の浄化設備を整えました。
新規の井戸を掘削しました。
中長期的に、元々あった井戸を使えるようにするため、浄化のための薬品を投与しました。
中長期的に、雨水を溜める貯水タンクを設置しました。
せっかく整備されたこれらの水施設も、衛生的に使われなければ害をなします。
子どもたちが近くでおしっこしてしまわないよう、小学校にトイレを設置しました。
物をあげるだけの事業ではありません。
トイレ設置に関しては、コミュニティがお金を集め、外壁となるトタンを準備しました。


それだけで大丈夫でしょうか?
いいえ、違います。
地域住民に向けて、浄化設備や貯水タンクの使い方と修理方法についてのトレーニングを実施しました。
また、トイレに馴染みのない子どもたちが正しくトイレを使えるよう、小学校の授業で指導してほしいと、先生たちと調整を行いました。


これで万全でしょうか?
いいえ、違います。
ADRA Japanは2年後の2010年にスタッフを派遣し、これらの施設が機能し、正しく使われているかを確認しました。


新規の井戸は使われていました。
旧井戸も浄化され、機能していました。
雨水の貯水タンクも活用されていました。
浄水整備の一部は壊れていました。
しかし、地域住民はこう言います。
「トレーニング受けたから、どこが壊れているのか、何が原因なのかはわかっているよ。修理にかかる金額の目途も立っている。今は雨季だから、すぐに直さなくても水がある。だから今地域内で集金中なんだ。お金がたまったら、乾季の前に修理するよ」

小学校で、子どもたちを前に聞いてみました。
「トイレを使っている子、手を挙げて」 → みんな手を挙げます。
「トイレの使い方について、授業で教わった子、手を挙げて」 → これもみんな手を挙げます。
私もトイレを使いましたが、故障などなく、普通に使えました。

緊急事業は概して「今、目の前にある命を救う」ことを最優先にします。
そのような中でも、ADRAはできる限り、その事業の地域における影響を考え、中長期的な視野で事業を行ない、持続可能性も考慮しています。
今回のミャンマーの事例は、現時点において、その一例です。
そして数年後も同じことが言えるように。
ADRAは引き続き、責任を持って支援事業を行なっていきます。



【おまけ】


浄化され使えるようになり、未だ機能している井戸 (2010年6月撮影)



雨水貯水タンクは3シーズン使用されています (2010年6月撮影)



学校のトイレ (2010年6月撮影)



トイレの使い方を学校で習った人は手を挙げて! (2010年6月撮影)



日本のみなさん、ありがとう! (2010年6月撮影)
【文責:千葉あずさ】
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Posted by ADRA Japan at 18:42 | ミャンマー便り | この記事のURL
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