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(12/24) シェルター(避難所)の管理維持と防災に関するワークショップ [2010年12月24日(Fri)]
前号で完成をお伝えしたシェルターは、その後それぞれの村に寄贈され、今後は村人たちがシェルターの管理維持に責任を持つことになります。
しかし、村によってはこのシェルターが唯一の鉄筋コンクリート建築物であり、その管理維持の方法が分からないという場合もあります。
そこでADRAは、シェルターの管理維持に関するワークショップを実施しました。



ミャンマー語で書かれた管理維持ガイドブック




ワークショップでは、防災に関する内容も同時に扱いました。
それは、かつて津波やサイクロンに見舞われた地域の住民であっても、自然災害や避難方法についての知識に乏しい場合があるからです。


村の地図を作成し、避難経路を確認



自然災害の種別とそれぞれへの対処方法をグループごとに話し合って書き出した後、発表してもらいました。

また、字が読めない人や子どもにもシェルターの役割を理解してもらえるよう、サイクロンなど災害の発生時にはシェルターに避難するように示す漫画をシェルターに設置します。


これで、村人へのシェルター引き渡しの準備は完了です。



村人からは、「ワークショップではペンキ塗りの仕方を学んだ。シェルターの壁が潮風の影響を受けないように、常にチェックするよ」
「ワークショップでの地図作成が役に立ったわ」という声が寄せられました。


村人たちは環境の整備にも積極的で、すでに自分達で周囲の柵や小道を造った村もあります。
そして、掃除当番を決め、庭造りにも取り組んでいます。
女性グループは、「どこに何を植えるかを計画して、すでに村人から種や苗を集めました」と、嬉しそうに語ってくれました。
これらの様子からは、新しいシェルターの完成を心待ちにし、これからみんなで協力してシェルターを管理維持していくことへの自信が伝わってきました。

こうして、ADRA Myanmar(ミャンマー支部)や村人との協力の下、シェルター建設を完了することができました。
日本人スタッフ2名は無事に帰国し、私の仕事も会計監査などを残すのみとなりました。
ミャンマー便りにお付き合いいただき、本事業を応援してくださった皆様、ありがとうございました。

そして、本事業を助成していただいた(特活)ジャパン・プラットフォーム及びご支援者の皆様にも、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました!



建設チームの中心となってくれたADRAミャンマー現地スタッフ。
後ろには事業地ラブッタ県の地図が見えます。

(文責:幸村真希)
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領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
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領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
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Posted by ADRA Japan at 10:26 | ミャンマー便り | この記事のURL
(12/21) シェルター(避難所)完成! [2010年12月21日(Tue)]
前回のミャンマー便りVol.7では、階段と雨水貯水タンク(階段踊り場の下)をコンクリートで固め、レンガで塀状の手すりを造るところまでお伝えしていました。
その後、手すりも同様にコンクリートで塗り固め、





ペンキを塗って、11月下旬、ついに3つの村に3棟のシェルターが完成しました!






完成後、専門家による技術チェックを受けました。



コンクリートの強度テストをしている様子


ADRA Japanからは、12月に入って2名のスタッフが現地入りし、完成したシェルターの視察を行ないました。
そして、村人からの聞き取り調査では、次のような、支援に対する感謝の気持ちを受け取りました。

「シェルターが完成して村の人々は皆とても喜んでいるよ。」

「質の高いシェルターができて、これでもう災害はこわくない。特に、風力を低減させるために屋根を丸くしたデザインが気に入っている。」

「私達はこのシェルターを日本からの贈り物だと感じているよ、本当にどうもありがとう!」


村人への聞き取り調査


次回はいよいよミャンマー便り最終回、シェルター管理維持と防災のワークショップについてお送りします。


シェルターをどうもありがとう!
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 19:22 | ミャンマー便り | この記事のURL
(12/1) ミャンマー便り Vol.7 [2010年12月01日(Wed)]
シェルター建設 〜 10月の様子 〜



前回のミャンマー便りでは、シェルターの床部分にコンクリートを流し、いよいよドーム部分の作業に取り掛かったところまでお伝えしました。



シェルターの床を下から捉えた様子


ドーム部分の鉄筋枠組みを造った後は、コンクリートで固めていきます。





内側からも塗り固め、窓にはガラスではなく、ガラス繊維強化プラスティックを取り付けます。
通常のガラスだと、サイクロンの暴風雨によって割れて飛び散る危険性があるからです。





鉄筋とレンガで土台を築いた階段と雨水貯水タンク(階段踊り場の下)も、同様にコンクリートで固めます。
さらに、高さ約2.5メートルのシェルター周囲から子どもが転落したりしないよう、また、暴風雨の影響をやわらげるよう、塀状の手すりを築きます。





10月は、3つの村のうちもっとも工程が進んでいるところでは、全工程の95%の作業が完了しました。



順調にシェルター建設が進む一方、10月22日、サイクロン「ギリ」がミャンマー西部のラカイン州を襲いました。
シェルター建設地には影響はありませんでしたが、ラカイン州では約26万名が被災し、少なくとも45名の人々が死亡もしくは行方不明となりました。

2008年5月のサイクロン「ナルギス」被災後、ミャンマーでは防災の意識が高まり、今回のサイクロン「ギリ」発生時には、ミャンマー政府と赤十字が警報を出すとともに住民の避難に取り組みました。
このような警報の仕組みや避難の計画・訓練に加え、シェルターの建設によって将来起こるかもしれない自然災害の被害を最小限に食い止められるよう、願いをこめて残りの建設作業に当たりたいと思います。
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 10:24 | ミャンマー便り | この記事のURL
(10/13) ミャンマー便り Vol.6 [2010年10月13日(Wed)]
〜シェルター建設の様子−9月〜

1ヶ月間の出張で、建設現場の視察、会計処理、そのほか事業に関する調整を終えて、9月の上旬に日本へ帰国しました。
その後は現地パートナー団体のADRAミャンマーより進捗状況の報告を受けながら、事業を進めています。
今回は、9月のシェルター建設進捗について、その様子をお届けします。

前回お伝えしたシェルターの柱が完成し、シェルターの床を築く作業に入りました。
床部分の木型をつくって鉄筋を敷いてから、コンクリートを流します。






2階に当たる床部分に重たいコンクリートを均一に流す作業には、多くの人手を必要とします。
このときは、村から50名の日雇い労働者の参加を得ました。






次に、シェルターの屋根から壁に当たるドーム部分の鉄筋枠組みを造っていきます。





それと同時に、鉄筋やレンガを使って、階段と雨水貯水タンク(階段踊り場の下)を築いていきます。





現場を視察したADRAミャンマー支部長からは、「建設は順調に進んでいるよ。建設チームのスタッフは仕事熱心だし、建設の質も高い。私は建築士でもあるので、ドアと窓のデザインについて少しアドバイスをしてきた」と報告を受けました。

ミャンマーはそろそろ雨季が終わるころです。
シェルター建設も完成に向けてラストスパートです。
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 05:57 | ミャンマー便り | この記事のURL
(9/6) ミャンマー便り Vo.5 [2010年09月06日(Mon)]
〜シェルター建設8月の様子〜


8月から再びミャンマーに出張し、シェルター建設の視察を行いました。

タウンレイ村では、地盤の掘削と土台造りが行われました。
地下6メートルの深さまで鉄筋コンクリートの柱を打ち込み、






さらに地下1.5メートルの深さには1.2メートル×1.2メートル四方の鉄筋コンクリート基盤を埋め込みました。


基盤製造の様子

目に見えないところでこのように丈夫な土台に支えられているなんて、安心ですね。




クインパル村では、4本の柱の根元をつなぐ作業に続いて、



2〜2.5メートルの柱を建てました。



もっとも工程が進んでいるアマカレイ村では、シェルターの床を築く作業を実施中です。



水害に備えた高床式となっているので、写真に写っている木型の部分が、シェルターの床となります。


視察では、村長さんとも話をします。
「村には鉄筋コンクリートの建物はないから、シェルターがやってきてとても嬉しい。将来、災害が起こっても、これで逃げる場所ができた。」
「今回のシェルター建設について、村人からも感謝の言葉が届いているよ。」
「災害時にはシェルターへの避難を呼びかけていきたい。」
このように語ってくれた村長さんをはじめ、村の人々はシェルターの完成を心待ちにしています。


現在ミャンマーは雨季の真っ只中で、毎晩のように雨が降ります。
日中も曇り空が続くことがありますが、写真でご覧いただけるような青空がのぞくこともあります。
雨でも晴れでも厳しい建設現場ですが、今日も元気に力を合わせて、建設作業を続けています。
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 16:22 | ミャンマー便り | この記事のURL
(8/27) 【緊急支援事業その後】ミャンマー事業の2年後に、持続可能性はあるか? [2010年08月27日(Fri)]
2008年に行なった緊急支援事業のモニタリングのため、スタッフを派遣しました。
下記はその報告になります

2008年5月2日にミャンマーを襲ったサイクロン・ナルギスは、エヤワディ管区とヤンゴン管区を中心に、被災者約240万人、死者・行方不明者約14万人という壊滅的な被害をもたらしました。

サイクロンによる津波と豪雨によって、地表は海水で洗われました。
家や椰子の木は押し流され、天と地の間に、灼熱の太陽を遮るものはありません。九死に一生を得た人々が求めていたものは、真水でした。
彼らの目の前にあるのはサイクロンの名残の水、水、水。
しかし、海水。井戸の水も、海水が浸水したため、また溺死体が浮かんでいるため、汚染されていました。

そこでADRAが行なったことは・・・
緊急のため、井戸の浄化設備を整えました。
新規の井戸を掘削しました。
中長期的に、元々あった井戸を使えるようにするため、浄化のための薬品を投与しました。
中長期的に、雨水を溜める貯水タンクを設置しました。
せっかく整備されたこれらの水施設も、衛生的に使われなければ害をなします。
子どもたちが近くでおしっこしてしまわないよう、小学校にトイレを設置しました。
物をあげるだけの事業ではありません。
トイレ設置に関しては、コミュニティがお金を集め、外壁となるトタンを準備しました。


それだけで大丈夫でしょうか?
いいえ、違います。
地域住民に向けて、浄化設備や貯水タンクの使い方と修理方法についてのトレーニングを実施しました。
また、トイレに馴染みのない子どもたちが正しくトイレを使えるよう、小学校の授業で指導してほしいと、先生たちと調整を行いました。


これで万全でしょうか?
いいえ、違います。
ADRA Japanは2年後の2010年にスタッフを派遣し、これらの施設が機能し、正しく使われているかを確認しました。


新規の井戸は使われていました。
旧井戸も浄化され、機能していました。
雨水の貯水タンクも活用されていました。
浄水整備の一部は壊れていました。
しかし、地域住民はこう言います。
「トレーニング受けたから、どこが壊れているのか、何が原因なのかはわかっているよ。修理にかかる金額の目途も立っている。今は雨季だから、すぐに直さなくても水がある。だから今地域内で集金中なんだ。お金がたまったら、乾季の前に修理するよ」

小学校で、子どもたちを前に聞いてみました。
「トイレを使っている子、手を挙げて」 → みんな手を挙げます。
「トイレの使い方について、授業で教わった子、手を挙げて」 → これもみんな手を挙げます。
私もトイレを使いましたが、故障などなく、普通に使えました。

緊急事業は概して「今、目の前にある命を救う」ことを最優先にします。
そのような中でも、ADRAはできる限り、その事業の地域における影響を考え、中長期的な視野で事業を行ない、持続可能性も考慮しています。
今回のミャンマーの事例は、現時点において、その一例です。
そして数年後も同じことが言えるように。
ADRAは引き続き、責任を持って支援事業を行なっていきます。



【おまけ】


浄化され使えるようになり、未だ機能している井戸 (2010年6月撮影)



雨水貯水タンクは3シーズン使用されています (2010年6月撮影)



学校のトイレ (2010年6月撮影)



トイレの使い方を学校で習った人は手を挙げて! (2010年6月撮影)



日本のみなさん、ありがとう! (2010年6月撮影)
【文責:千葉あずさ】
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Posted by ADRA Japan at 18:42 | ミャンマー便り | この記事のURL
(7/26) ミャンマー便りVol.4 [2010年07月26日(Mon)]
〜事業の立ち上げが完了しました。〜


これまで3回にわたってシェルター(避難所)事業の立ち上げについてお伝えしてきました。
今回はその第1回出張の最終報告をしたいと思います。


サイクロン「ナルギス」によって壊滅的な被害を受けたピンサル・サブタウンシップでは、政府や他の団体もシェルターの建設を進めています。
しかし、それでも、現地調査で明らかになったように、いまだにシェルターがなく、人々が不安を抱えながら生活している村があります。
そこでADRAは、被害が大きかったにもかかわらず、いまだにシェルターがない3つの村で、シェルター事業を開始することにしました。



より大きな地図で Myanmar を表示



事業地の決定を受けて、シェルター建設チームのみんな(全員ミャンマー人です)と事業開始のためのミーティングを開きました。
ここでは、事業を進める上での手続きに関するルールやスケジュールを確認したほか、チームワークやコミュニケーションの重要性、さらには安全第一であることも、念を入れて話します。
シェルター建設チームのみんなとは、日常会話は英語ですが、事業に関わる大切な点はミャンマー語に訳してもらい、みんなが同じ情報、そして同じ気持ちをもって事業に臨めるようにします。

こうしてシェルター事業の立ち上げが無事に終わり、私は一旦日本に帰国しました。
日本では、ミャンマー人スタッフと連絡を取りつつ、予算や契約に関する事務作業を進めています。
これからも、ミャンマー・シェルター事業をあたたかく見守っていてください!




シェルター写真(過去にADRA Myanmarが建設したもの)
白いドーム型の部分が、今回ADRAが建設しているシェルターです。
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 13:49 | ミャンマー便り | この記事のURL
(7/8) ミャンマー便り Vol.3 [2010年07月08日(Thu)]
〜パートナー団体ADRA Myanmarを紹介します。〜


ADRAは120ヶ国に事務所があり、災害などへの対応は現地事務所と協働して行なわれます。
そこで今回はミャンマー事業のパートナー団体であるADRA Myanmar(ミャンマー支部)をご紹介します。


ADRA Myanmarは1993年に設立されました。
スタッフ達はほぼミャンマー人。
長年ADRAで働いてきた人が多い、しっかりとした組織です。
というよりも、団体についてよりも、「実績」を紹介する方が早いですね。



1.事業展開のスピード
サイクロン被害の大きかったデルタ地域。
外国人は「入域許可書(Travel Permit)」を取るのに2週間以上かかります。
ミャンマーでの活動実績が10年以上のNGOですら、奥地までは行けない。
それでもADRA Myanmarの手にかかれば、1週間で、デルタの一番端まで行ける許可書が取れます。
NGOという中立性を保ちながらも、政府からの信頼を築き上げてきた団体であり、緊急支援に強みがあることが見てとれます。








2.サイクロン、津波にも耐えたインフラ・建築技術
ADRA Myanmarは地道に橋、桟橋、貯水池、道路を作ってきました。
2008年のサイクロンにも、2004年の津波にも耐えたこれらのインフラ。
人々の生命線として重宝され、感謝しつづけられています。











3.地域密着型。現地情報に詳しいスタッフたち
例えばデルタ地域でのスタッフ達。
長年同地域で活動してきた歴戦の彼らにかかれば、現地の生の情報がすぐに集まります。




現在の緊急避難所の分布は?”という問いにさっそくマッピングしていくスタッフたち



仕事となれば朝早くから夜遅くまで、週末返上で働き続けるミャンマースタッフ。
重いものを運んだり、雑用を厭わず、敏捷。
何より、人当たりが良くて親切。



こんな彼らに支えられ、ADRAの「シェルター(避難所)建設事業」は始まります。



(文責:千葉あずさ)


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Posted by ADRA Japan at 10:44 | ミャンマー便り | この記事のURL
(6/30) ミャンマー便り Vol.2 [2010年06月30日(Wed)]
〜シェルター(避難所)事業の現地調査はどう進むの?〜


2010年6月18〜22日、事業候補地へ入って現地調査を実施しました。
今回はこの現地調査についてお伝えします。
ヤンゴンから車に揺られること約9時間、まずはラブッタ県の中心地に到着です。
ここで県の首長を訪問し、私たちの到着を報告するとともに、政府のシェルター建設計画などについて事前に聞き取りをします。


そしていよいよ、事業候補地のあるピンサル・サブタウンシップへ出発です。
ピンサル・サブタウンシップは百数十の村々からなり、たくさんの細長い入り江によって隔てられています。
ボート移動が必須ですが、潮の満干に細心の注意を払わなければなりません。
航路などにもよりますが、ラブッタ県の中心地からもっとも離れた村までは、エンジンつきの小型ボートでも約5時間かかります。





ADRAの旗とミャンマーの国旗がはためくボート。



村人は漁業と農業によって生計を立てています。



さて、ピンサルに到着しました。
一般的な家々は、木や竹で出来ています。
日常生活に問題はないにせよ、ひとたび津波やサイクロンなどの災害に見舞われると、吹き飛ばされたり押し流されたりしてしまうことは一目瞭然です。
しかし、コンクリート製の個人宅を建てるお金は、村民にはありません。




村の家。



サイクロン・ナルギス被災時は、比較的強固な建築物や高さのある橋に避難して命拾いした人々がいます。
一方、避難場所がなく、人口の半分にあたる人々が亡くなった村もあります。
2年が経過し、国際社会からの支援も受け、現地の住民たちは「サイクロン以前のような生活」に近い暮らしが出来るようになりました。

しかし「もしまたサイクロンが起こったらどこに逃げますか」という問いかけに、
村人は苦笑で答えるしかありません。

「ヤシの木に登るくらいしか、逃げ場はない」

「一家離散は嫌だから、家でじっとしている。押し流されて死んでしまうだろうけど。」



村長への聞き取り調査。


聞き取り調査を続ける中で、サイクロン・ナルギスの被害から一歩ずつ復旧・復興へ向かいつつあるものの、将来のリスク軽減にまでは至っていない現状が確認されました。
シェルターの建設によって、人々に安全な避難所とその避難所があるという安心感を持って生活して欲しい。そんな思いを新たにしました。






次回は、少し趣を変えて、パートナー団体のADRAミャンマーを紹介したいと思います。
(文責:幸村真希)

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Posted by ADRA Japan at 14:14 | ミャンマー便り | この記事のURL
(6/22) ミャンマー便り Vol.1 [2010年06月22日(Tue)]
 〜事業の立ち上げに向けて〜


日本もようやく梅雨入りしたようですが、ここミャンマーも5〜10月は雨季です。
雨が降って肌寒いと感じる日もあれば、陽射しが強く、湿気や汗で肌がべたべたするような日もあります。
1日の中でも天気の移り変わりが激しいので、傘は手放せません。


さて、この度ADRA Japanは、サイクロン被災地でシェルター(避難所)を建設します。
今回は第1回目の出張として現地入りし、「事業の立ち上げ」を行なうためにミャンマーに来ています。
私自身、初めてのミャンマー訪問であるとともに、ADRA Japanで担当する初めての事業となります。
これから数回に分けて、「事業立ち上げ」の様子をお伝えしていきます。



現地に到着して、まずはADRA Myanmar(ミャンマー支部)で働くスタッフとミーティングを行ないました。
ここでは、事業内容に加えて、誰がどのような役割を担っているのかも把握していきます。




到着日のお昼には、ちょうどスタッフの誕生祝いがありました。



次に、国際・現地NGO、国連機関、地域国際機関を訪問し、シェルター建設に関する情報を収集しました。
現在、被災地では、シェルター建設と、農業・漁業など生計手段の建て直しが課題となっています。
しかし、教育や保健といった他の分野と比べ、シェルター建設のための支援は十分ではありません。
このような情報収集を通じて、他の団体との重複を避け、必要とされているところへ支援が届くように、注意を払って事業を進めていきます。




現地NGOでの情報収集。手前にはシェルターの模型、奥にはミャンマーの地図が見えます。



続いて、スケジュールや予算を確認したり、さまざまな契約の手続きをしたりと、実際に事業を運営するための準備を進めていきます。
ADRA Japan担当者が日本にいる間、どのように事業を管理するのかという点も、ADRAミャンマー支部とともに、慎重に決定していきます。




男性はミャンマー人スタッフ、女性はフィリピン人スタッフです。



ミャンマーには、ヤンゴン、マンダレーなど、外国人が観光で訪れる都市もありますが、今回の事業地へ入るためには渡航許可が必要です。
この許可を持って、これから事業地となるラブッタ県のピンサル・サブタウンシップに向かいます。
次回はこの事業地からお伝えしたいと思います。



夜になってライトアップされたパゴダ(仏教の寺院)。

(文責:幸村真希)

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<銀行振込>
銀行: 三菱東京UFJ銀行 表参道支店
口座: 普通1956381
口座名: 特定非営利活動法人 ADRA Japan
*お振込される際に、お名前の前に「ミャンマー」とご入力ください。
   例)ミャンマー イシイミツオ
*銀行振込によるご寄付の場合、ご住所がわかりません。
領収書をご希望の方は、お振込み日、金額、お名前、ご住所、
電話番号をADRA事務局までご連絡ください。
<郵便振替>
口座番号:00290-2-34169
加入者名:(特活)ADRA Japan
通信欄に「ミャンマー」とご記入ください。
*振替払込請求書兼受領証にて領収証と代えさせていただきます。
領収証が必要な場合は、必ず「領収証:要」と通信欄にご記入下さい。
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Posted by ADRA Japan at 17:03 | ミャンマー便り | この記事のURL