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(7/18)【スタッフのつぶやき】フィリピン駐在ブログ〜事業地パナイ島アクラン州の紹介〜 [2014年07月18日(Fri)]
マガンダンハポン(タガログ語でこんにちは)!
ADRA Japanインターンの早水(はやみ)です。6月1日からフィリピンに派遣され、昨年11月に発生した台風30号(ハイエン)によって被災した住民を対象とした支援事業(家屋の修理支援)のモニタリングをしています。
今回のブログでは、私が訪れている事業地のアクラン州についてご紹介したいと思います。


Photo3.jpg
パナイ島アクラン州の位置と地図


フィリピンの首都マニラから南に向かって飛ぶこと一時間、フィリピン中央部に位置するパナイ島アクラン州は、ADRAが発災直後から継続的に支援を行なっている地域の一つです。発災直後は食料・防水シートなどの配付を行ないましたが、現在は、住民からのニーズが最も高い家屋の修理・補強を行なっています。


Photo1.JPG
田園風景


アクラン州の中心部は平地で、郊外には丘があります。6月から本格的な雨季に入るこの時季には、ココナッツの木や竹に囲まれた田んぼで住民が稲作を行なう光景が見られます。


Photo2.JPG
木造家屋


この地域に点在する住宅のほとんどは、そのココナッツの木や竹などの自然からの素材を生かした木造家屋であり、多くの住民が利用しています。また、少数ですが、コンクリート造りの家屋を利用する住民もいます。


Photo5.JPG
マーケット


私が暮らす州都カリボの中心街にはお店やマーケットが立ち並んでおり、主に野菜や魚、調味料などの食材が手に入ります。


Photo6.JPG
中心街


この地域の住民の足は自家用車のほか、トライシクルと呼ばれる乗客席付きのタクシーバイクであり、生活には欠かせません。


Photo7.JPG
アクラン州出身のADRAスタッフ


アクラン州で出会う人々は寡黙で一見とっつきにくい印象もありますがとても親切で、顔なじみになると笑顔を見せてくれます。また、英語を流暢に話すことができる住民もいるため、私のような外国人でも生活上のコミュニケーションには困りません。


Photo8.JPG
手作りのバスケットゴールで遊ぶ子どもたち


アクラン州の住民の主な娯楽はバスケットボールです。住民が暮らす場所には、いたるところにバスケットボールリングが見られます。

台風被災から7ヵ月あまりが経過した今、アクラン州は平静を取り戻し、それぞれの住民が自宅の復旧や生活の再建に取り組んでいます。しかし、家屋の修繕が進む一方、人々が慢性的に抱える経済的・地理的な困難さから、その復旧への道のりがまだ遠くに感じることがあります。今後もADRAはこの地域の住民の自宅の復旧をサポートしていきたいと思います。


(執筆:ADRAインターン 早水良)

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Posted by ADRA Japan at 19:07 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(6/6)【スタッフのつぶやき】あなたの癒され時間はいつですか? [2014年06月06日(Fri)]
事業部の三原です。

気が付けば今年も間もなく折り返そうとしています。月日が流れるのは早いですね。

さて、皆さまお仕事や学校、ご家庭、その他様々なことでお忙しい毎日をお過ごしのことと思います。お疲れさまです。ストレスが多いと言われるこのご時世、リラックスできる時間は欠かせませんよね。

そこで、今回は癒しをテーマにつぶやいてみたいと思います。

広辞苑によると、“癒す”とは、「病気や怪我を治す。飢えや心の悩みから解消されること」だそうです。というわけで、ここでは、日々のちょっとしたリラックスできる時間を“癒し”と表現させていただきたいと思います。

私自身の癒しについてご紹介する前に、まわりのみんなの癒しが気になり、まずは東京事務所にいるスタッフにそれぞれの癒し時間について聞いてみました!

まず、パンダが好きなスタッフは「気がおけない友達とおしゃべりしている時」、3児のパパスタッフは「バスケをしている時」、可愛いマダムスタッフは「庭いじりをしている時」、歌って踊れるスタッフは「踊っている時」(ちなみに「どこで踊るんですか?」と質問したところ「家でも踊っちゃう」とのお答え。ぜひ一度踊っている様子を見てみたいですね)、お散歩が大好きなインターンは「プライベートではいつでもリラックスしています」とのこと。

ん〜やはり人それぞれですが、どれもなるほどというかんじですね!運動不足の私としては、体を動かすことも魅力的だなーと思いました。

私の癒し時間もいくつかあるのですが、その中でもずばり「ネイルをしている時」は私にとって重要な時間です。正確に言うと「ネイルをしてもらっている時」で、月に1度のあの時間はたまりません。

以前は仕事柄、ネイルはできなかったので、遊びに行く時だけ自分でマニキュアを塗る程度でした。最近は、巷で一般的になっているジェルネイル(紫外線で硬化するジェルを使用したネイル)をネイルサロンでしてもらっています。

ネイルが私の癒し時間である理由は、3つ。
1. ネイルをしている間、ネイリストさんと他愛もないおしゃべりができる。(女性特有でしょうか。美容院の感覚と似ているかと思います)
2. ネイルが仕上がる行程を見るのが楽しい。(物づくりが好きな私にはたまりません)
3.ネイルをしていると日常生活でのテンションが上がる。(PCと1日向き合っている時は特に)

最初はネイルサロンへ行くなんて、なんて贅沢なんだ!と思っていましたが、今は月に1度の自分へのご褒美としてその時間を満喫しています。

さてネイルを変えるのは月に1度。ということで、毎回自分の中でテーマを作っています。その一部をご紹介します。男性の読者さまには退屈かもしれませんが、女性を理解するためにも読み進めていただければ嬉しいです。(笑)

まずこちらです。


Photo1.jpg
テーマ「お正月」


今年のお正月休みに思い切って挑戦したちょっと派手なネイルです。紅白でおめでたい雰囲気をだしてみました。


続いてこちら。


Photo2.jpg
テーマ「爽やか」


変形フレンチと言われるデザインです。ちなみに某男性スタッフが「豚の蹄みたいで好きー。」と言っていたデザイン。豚の蹄はまったくイメージしていませんが・・。


そしてこちら。


Photo3.jpg
テーマ「大人バレンタイン」


2月のバレンタインに合わせたネイルです。ピンクのハートをたくさん♡のデザインは私には似合わなさそうだったので、チョコレート色とワインレッド色を使ってみました。


そして最後にこちら。


Photo4.jpg
テーマ「Happy Wedding」


私事で大変恐縮なのですが、先日結婚しまして、その時にしたネイルです。淡いピンク色のベースに3Dアートと言われる立体的なネイルに初チャレンジしました。


私はその月の気分と行事に合わせてデザインを考えているので、テーマにはなんのひねりもありません。しかしこれがけっこう楽しいのです。

ちなみに他には「友人とのおしゃべり」や「公園など自然豊かな所に行く」「綺麗な色を見る(布などで綺麗な色を見ると癒されます)」なども私の癒し時間です。

また、まわりでよく聞くのは「動物(ペットなど)と一緒に過ごしている時」です。インターネットで“癒し”で検索してみたところ、ネコちゃんやワンちゃんの画像がたくさん出てきました。それだけ世間では動物に癒されている人が多いということでしょう。私は動物を飼っていませんが、少し写真を眺めてみると、ん〜確かに癒される。今度PCの端にでも切り抜きを貼っておこうかしら・・。

忙しい毎日だからこそ、心豊かに日々を過ごしていけたら良いと思っています。

癒しの条件やストレスの発散方法は人それぞれだと思います。
皆さんの癒し時間はいつですか?


Photo5.jpg
可愛いマダムスタッフの家の六花ちゃん


(執筆:東日本事業担当 三原千佳

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Posted by ADRA Japan at 11:59 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
(5/30)【スタッフのつぶやき】NGOスタッフの「事務仕事必須アイテム」ご紹介 [2014年05月30日(Fri)]
事業部の須原です。
私はネパールで実施しているいくつかの事業を担当していますが、一年のうちネパールに赴くのは数回で、一回の滞在期間は長くて1か月ちょっとですので、年間を通じても現地にはせいぜい3か月ぐらいしかいません。

では、それ以外は日本でヒマにしているのかというと残念ながらそうでもなく、資料の作成、現地での活動に向けた各種手続き、関係団体とのやり取りなど、いわゆる「事務仕事」に追われています。
実は国内外の事業地に駐在するスタッフも、場所によって程度の違いはあれ、似たような状態に置かれています。電気のない中でパソコンのバッテリー残量を気にしながら、あるいは酷暑の中で蚊やコウモリや何だかよく分からない虫と戦いながら、はたまた冷え冷えとした部屋で寒さに震えながら、日々コツコツと地道な事務作業をしています。

その意味で、個人的見解ではありますが「NGOの仕事とは即ちこれ事務仕事である」と断言して差し支えないと思っています。

今回は、そんなNGOスタッフの端くれである私、須原の「事務仕事必須アイテム」をご紹介します。写真を撮ってみたら図らずも七つあったので、七つ道具ということになりました。
おぉ、なんか職人ぽいですね。

なお、ご紹介するアイテムは他のNGOスタッフに共通のものもありますが、私が特異的に必要としているものもあります。一般的ではないところもあるかと思いますが、ご了承ください。


まず一つ目。


photo1.JPG


いきなり「NGOスタッフにとって」というより「社会人にとって」必須という感じですが、手帳です。
左の3冊は2012年から今年までのスケジュール手帳、右の1冊は主に仕事に関するメモや講演会などの内容を書き留めておくための手帳です。

携帯端末を使う方も多いご時世ですが、私は紙の手帳を使っています。利点は、ある年のある月、ある週にどんな仕事をしていたかが簡単に調べられるということと、電気やインターネットがなくても情報が引き出せるということです。
NGOスタッフには年ごと、場合によっては月ごとに仕事のスケジュールが大きく変わる人も多いのですが、私は担当している事業の性質上、たいてい毎年同じ時期に同じ業務を行なうため、一年前に何をしていたかをすぐに振り返ることのできる紙の手帳は便利です。また、私の担当国であるネパールは、電気なんぞ無くて当然、あってたまるかという国なので(そんな国策という訳ではありません)、特に現地で活動する際には紙ベースで記録しておいた方が何かと安心できます。


photo2.JPG


スケジュール手帳は、いわゆるバーティカルタイプ(縦型)を愛用しています。予定を入れるよりも、その時間にどんな作業をしていたのかを記録するのが主な使い道です。下の部分はその週のタスクリストです。
ちなみに上の写真は昨年の11月初旬のページ。この時期は例年、口唇口蓋裂医療チーム派遣事業の準備に伴う作業が増えるため、タスクリストが右側の土日の欄にまではみ出しています。
「仕事やってます」感が出ていますが、普段は下の欄に余裕で収まるぐらいの仕事量です。

ADRAには私の他にも手帳好きなスタッフがいるため、毎年、1月になると「今年はどんな手帳を使うことにした?」という話題で盛り上がったりします。ご覧の通り、私はさして冒険もせず無難な色合いにしていますが、そのスタッフ(女性)は一年ごとに様々な色合いの手帳を楽しんでいるようです。


続いて二つ目。


photo3.JPG


これもNGO職員に限らないものだと思いますが、消せるボールペンことフリクションです。
一年半ほど前から使い始め、もはや手離せません。スケジュール手帳の記入はほとんどこれでやっています。自分で色を組める三色ペン本体に、これまたベタに冒険をせず黒、赤、青の三色を入れています。ペン先は細めの0.38ミリ。手帳に細かく記録するのに便利です。

使用頻度の高い黒と赤は三週間に一回ぐらいのペースで使い切り、替えています。そのため、替え芯は常に各色1パック(3本で1セット)をカバンに入れてあります。芯を替えるたび、同室の女性スタッフ(先ほど出てきた、カラフル手帳を楽しんでいるスタッフ)から「無くなるの早過ぎじゃない?」とツッコまれます。


では三つ目。


photo4.JPG


電子辞書です。
ADRAには英語だけでなくスペイン語やネパール語、果てはスワヒリ語にまで堪能なスタッフがいますが、悲しいことに私はそれほど英語が得意ではありません。会話には特に不自由しませんが、時折、基本的な表現や語彙が抜けてしまうことがあります。さらに、ここ数年は英語が母語ではないネパール人を相手にお互いブロークンな英語でやり取りしているため、英語が母語の人たちを相手にした「きれいな英語」が使えなくなりつつあります。

パソコンの辞書にアクセスできないことも多いため、やはり電子辞書は必要です。口唇口蓋裂医療チーム派遣事業で病棟や手術室にいる際には、医療用語を英語で何て言うか教えて!と急に聞かれることもあるため、医学用語辞典をインストールするかどうか真剣に悩んでいます。


四つ目。


photo5.JPG


テレビCMでもお馴染みのPCメガネです。
パソコンとにらめっこしながらの作業が多いため、最近導入しました。正直、買うまでは効果を疑問視していましたが、かけてみると目は痛くならないわ肩は凝らないわ長時間の作業が辛くないわで、一気に必須アイテムに格上げとなりました。まるで、たまに雑誌広告に載っている「この○○のおかげで宝くじは当たる、女性にはモテる、持病も治る。もう手離せません!」みたいな感じですが、そこまで欲望全開ではないものの、効果は抜群です(体質によっては効果が出ない方もいるらしいですが)。

唯一のネックは、このメガネをかけていると「画面を見過ぎて疲れて一休み」という状態になりにくい、ということ。集中してしまうと一気に数時間が過ぎてしまい「え、もう6時?」といった事態に陥ります。


さて五つ目。


photo6.JPG


電卓です。何の変哲もない手に馴染んだものを使っています。
ADRA全体の資金は財務担当が管理していますが、各事業の予算作成や資金の使われ方のチェック、事業終了後の決算資料の作成などは事業担当者の仕事です。それらの資料を作るための検算の際、表計算ソフトに頼らずに手で電卓を叩く作業は絶対に必要です。
数字に弱い、お小遣い帳がつけられない、表計算ソフトがイマイチ苦手、といったスタッフもいますが、誰でも最低一度は痛い目に遭うことになり、いったん痛い目に遭うと、たいてい自ずと電卓を叩くようになります。

管理部や財務担当者はもっと大きな、叩きやすそうな多機能の電卓を使っています。叩くスピードが速過ぎるため、彼女たちの机からキーを高速で連打する音が聞こえてくると、「怒ってるのかな?」と邪推し、ビクビクすることがあります。
後ろめたいことは、何もないハズなのですが。


六つ目です。


photo7.JPG


辞書と相通ずる部分もありますが、「日本語常識実用事典」です。これはあまり一般的ではありませんね。
この本には同音異義語や同訓異義語、死語や差別語、慣用句など、項目ごとに代表的なものが掲載されています。
英語で資料を作ることも多々ありますが、日本のNGOで仕事をする以上、事業のための申請書や報告書などといった書類はたいてい日本語で書きます。きちんとした文章を書くには、それなりに日本語の語彙や表現力、文章力が必要となるので、こうした事典が一冊ぐらいは手元にあると安心です。
1995年発行の少し古い本ですが、昔から事あるごとにページを繰っています。


最後、七つ目です。


photo8.JPG


机の引き出しに入れておくべき甘いものです。
誤解を恐れずにあえて言うならば、これがあればどんなに辛い事務作業も乗り越えられるというか、むしろ他の6つのうちいくつか欠けてもどうにかなるというか、それぐらい重要な位置づけとなる必須アイテムです。

ADRAのスタッフの引き出しやロッカーの中には、多少なりとも甘いもの(人によってはしょっぱいもの)が常備されています。仮に事務所に閉じ込められても、全員の引き出しとロッカーを漁れば軽く一週間は凌げるぐらいの潜在能力は秘めています。さすがNGO事務所、防災対策はバッチリです(ちゃんとした災害用保存食も常備されています…念のため)。

淡々とした事務作業が続くと、各自いろんな理由(言い訳)をつけては間食に手を伸ばします。「気分転換だ」「今日はプリンの日だ」「俺には今、何よりもチョコレート分(糖分)が必要だと思う」「たまにはしょっぱいものも食べないとバランスが悪い」「アイスは頭の中をスッキリさせるには絶対必要」「食べ物がこんなところにあるのが悪い」「冷蔵庫の食べ物に名前を書かないのは入れた人の責任」「遅い時間に食べるぐらいなら今ぐらいのタイミングで食べた方がいい」などと呟いたり叫んだり。時には「ねぇ、近くに新規オープンした米粉クレープ屋さん、気にならない?」と他のスタッフを巻き添えにしてみるなど、理由づけには余念も迷いも恥じらいもありません。

ちなみに米粉クレープ屋さんにはスタッフ10人ぐらいで押し寄せ、クレープ屋さんを一気に忙しくさせてしまいました。私は、そんなADRAスタッフが大好きです。


さて、私の独断と偏見で並べてみた「事務仕事必須アイテム」、いかがだったでしょうか。
NGOスタッフとは常に世界各地の過酷な最前線に立ち、焼けるような日差しの中で汗を流し、水や電気のない毎日を強いられ、車やバイクやロバや呼び名の良く分からない動物に乗って道なき道を駆けずり回っている人たちである、というイメージを持っている方からすれば、拍子抜けだったかもしれません。「何だこりゃ」と幻滅した方もいるかもしれません。
もちろん、事業地に駐在しているスタッフの中には過酷な環境で大変な日々を送っている者もいますが、そういった状態はそうそう長く続く訳ではありません(というか、続けられません)。また、「事務所の外」で事業の受益者の方々と直接触れ合うような仕事と同じぐらい重要な事務作業を疎かにしては、NGOの業務が成り立たないのも事実です。

NGOスタッフといえども、特殊な世界に住む異色の人たちの群れという訳ではなく、企業に勤めている方たちとそれほど大きくは変わらない仕事をしている普通の人たちなんだな、と親近感を持っていただけたら幸いです。
最後に一言、「事務作業ばかりでも、NGOの仕事は楽しいですよ。」

(執筆:ネパール事業担当 須原 敦



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Posted by ADRA Japan at 12:00 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(5/23)【スタッフのつぶやき】非営利団体(NPO法人)で働くって? [2014年05月23日(Fri)]
管理部の渡辺です。

先日、ネットのニュースに下記のようなトピックが取り上げられていました。

【非営利団体で働く前に知っておくべきこと】
・心が優しい人向けの仕事ではない
・大量のペーパーワーク
・あなたの職務記述書はひと月に4回変わります
・安定した職ではない
・とはいえ、非営利団体で働くことは大きなチャンスでもあります

ネットニュース 非営利団体で働く前に知っておくべきこと

ご興味があれば、ぜひこのニュースを読んでみてください。私個人の感想としては、的確に表現されていると思いました。そして、それぞれのトピックについて、私なりにADRA Japan の仕事に当てはまる部分を書いてみました。


○心が優しい人向けの仕事ではない

一番近い体験だと、昨年12月に起こった南スーダンの銃撃戦。

ADRA Japan が南スーダンに支援に入ったのは、2005年3月。難民となっていた南スーダンの人たちが約20年ぶりに故郷の土地に足を踏み入れ、土を食べる仕草をしたという報告を今でも鮮明に覚えています。それから独立を経て新しい国となり、「さぁこれからだ!」と思っていたのに、昨年末の内戦勃発によってまた振り出しに戻ってしまいました。今、南スーダンのニュースを目にするたびに本当に悲しくなりますし、残念で仕方がありません。現在ADRA Japan は南スーダンの隣のエチオピアにおいて、難民支援を始めています。

自分の達成感や大きな結果を求めるには適さない仕事です。そして、残念な気持ちに飲みこまれて、小さな力なんて役に立たない…なんて思ってしまっては、仕事を続けられなくなってしまいます。そして同情しすぎてしまっても、適切な支援を届けられなくなってしまいます。

優しさは支援の根本にある感情だと思います。その気持ちを失わず、あきらめない気持ちと未来を信じる力が大切なのではないかと思っています。

ADRAのキャッチフレーズ「ひとつの命から世界を変える」という言葉が私は好きです。


○大量のペーパーワーク

私は主に財務の仕事をしています。毎日ペーパーワークです。ADRA Japan の事務所は地下1階なので、朝しか陽を浴びないことも多々あります。

いつも、この支出は誰から見ても納得できるものなのか、説明できるのか…と問いかけ、スタッフに追加資料をお願いしたり、書類を整理したりします。


Photo1.jpg
そびえる会計伝票たち。2013年度の伝票の一部です。


先日、助成先から3年前の事業の支出について問い合わせがありました。報告書を出してからずいぶん時間が経つのですが、助成先が報告書に目を通し、精査に入ったのが今年のようです。3年前の支出について説明を求められると、記憶をたどるだけでも精いっぱいですが、それでも答えられるように、毎日の積み重ねを大事にしています。

ちなみに、数年後に質問がくる…というのも、結構よくある話です。


○あなたの職務記述書はひと月に4回変わります

職務記述書、あるにはあります。ただ、そこに書いてある仕事だけをしていればいいと思っているスタッフはいません。そこがADRAで働いていて、一番好きなところです。何かやらなければならないことがあった時に、自分の担当でなくても誰かが必ず手をあげてくれます。そして大変そうなスタッフには、「なにか手伝えることはない?」と声をかける職場です。
合言葉は「仕事は自分で取る!」です。


○安定した職ではない

最初私は、ボランティアとしてADRA Japan の仕事に関わっていました。娘が小学生になるときには辞めようと思っていました。「辞めます」と宣言もしていました。仕事を探して、生活費・教育費を稼がなければならなかったからです。結局、その後しばらくしてからADRA Japan でも働く人を守るために給与が支払われるようになり、現在に至ります。本当にありがたいことです。すでにADRA Japan で働き始めて(ボランティア時代も含めて)18年になろうとしています。


○とはいえ、非営利団体で働くことは大きなチャンスでもあります

いろいろなスキルが求められたため、独学ですが、たくさん学ぶことができました。ADRA Newsを作るために、Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)などのソフトの使い方を学んだり、会計ができるようになるために簿記3級の資格を取得したりしました。母が公文式の先生だったこともあり、苦手な英語を学ぼうと公文式の通信教育を続けていました。そして、この春に最終教材まで終えることができました(それでも、まだ苦手です…)。


Photo2.jpg
大人になってから、こんな盾をもらって、なんだか恥ずかしかったですが、嬉しかったです(笑)


NPO法人会計のこと、認定NPOの取得のこと、法律のこと、税金のこと、まだまだ学び続けなければいけません。事業部も衛生教育、建築、栄養改善など活動内容が多岐に渡っています。スタッフもいろいろな勉強会に参加し、知識を深めています。

そして、「臨機応変」という言葉を日々実践しています。昔は予定通りに行かないこと、想定外のことに対する耐性が弱かったなと思いますが、今、この歳になって、大抵のことはどっしり構えていられるようになった気がします。

非営利団体で働くってこんな感じです。皆様のイメージとは近かったですか? 

皆様のご支援によって活動が続けられていること、いつも心に留めています。これからも健全な運営と、必要に応じた支援を届けられるように努力していきたいと思います。


(執筆:管理部 渡辺千里


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Posted by ADRA Japan at 19:17 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(4/25)【スタッフのつぶやき】ADRAの裏側にチクチク男子あり。 [2014年04月25日(Fri)]
広報の永井です。

先日、事務所でちょっと楽しいことがありました。「楽しい」と言ってもやっている本人は大真面目。その理由も大真面目。

ADRA Japanは2012年から、国内で頻発する水害に対応するために「吸水性の高い使い古したタオルを雑巾にして送ってください」というお願いをしています。しかし、中にはタオルはあるけれども諸事情あって縫うことができないという方もおられ、そういう方からはタオルのままでご提供いただいています。
そのようにして集まった中古タオルはダンボール28箱分。次の災害に備え、これらのタオルを雑巾にしておく必要があります。

こんなとき、頼りになるのは今回の「楽しい話」の主人公である山ちゃんこと、スタッフの山本。ボランティアさん集めに関しては、ADRA Japan内で右に出るものはいません。今回も雑巾を縫ってくださるボランティアさんを獲得するため、立ち上がりました。


まず取り出したのは・・・・針!なぜか、とぉぉぉぉっても、太い


Photo1.jpg
右が家庭科サイズの針。左が山本が手にしていた針。


「ボランティアさんに仕事をお願いするのなら、その仕事にどれくらい時間がかかるのかわかってないとダメっすから。」

そういいながら、タオルの折り方や縫い方を確認していきます。(段取りはとてもよい)

しかし、その針があんまり太くて縫うのが大変そうだったので、たまたま持っていたソーイングセットから、こっちの針を使いなよ、と差し出すと・・・

ビクッッッ

「せ、せんたん恐怖症なんです・・・」


なんでまた先端恐怖症なのに針なんて…と普通は思うでしょうが、本人曰く、「僕はモデルとしては最適なんです。普段、針なんて持たない先端恐怖症の男子が縫えるなら、このボランティアはたいていの方にはできるってことですから…」。
そう言って、ビクビクしながらも果敢に雑巾縫いに挑みます。


Photo2.JPG
恐怖と闘いながらひと針ずつ縫い進める山本(右)と、様子を見に来た田邉


Photo3.JPG
田邉は結局、針に糸を通すこともできませんでした…


Photo4.JPG
チクチク…チクリ、ドキドキ…ドキリ


しばらくして、「これでいいっすよね!15分でできました!」と持ってきたものを見ると・・・・

め が あ ら い。

いや、こんなもんじゃないです。実物は今まで見たことがないくらい

め      が      あ      ら      い      。

ひとつの縫い目の長さが約4センチ。
と ――――― び 、と ――――― び で縫ってありました。

「が、がんばったのはわかるけど…、これじゃあ、瓦礫にすぐ引っかかっちゃうよ・・・・」ということで、やり直し。

そうして30分後・・・


Photo5.JPG
ひと針5ミリを意識した第2号(左)と、実は自信作だった第1号(右)


かなり上達しています!!!
どこからどう見ても立派な雑巾です!!!


Photo6.JPG
上達したね〜という家庭的女子のコメントに、にんまり。


ひととおり褒められ、「1枚30分」という時間配分もわかったところで、チクチク男子はパソコンに向きなおり、ボランティアさん募集要項をカチカチ書き始めたのでした。


ボランティアさんを集める裏にある、先端恐怖症との戦いや、チクチクさえ厭わない努力。そしてそれを取り巻く和やかな雰囲気。

もしよろしければ、あなたもそんなADRAの裏側を覗きに、そして雑巾を縫いに! 事務所にいらしてくださいね。お待ちしています!

(執筆:広報担当 永井温子

※雑巾縫いボランティアのお問い合わせは03-5410-0045 山本まで

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Posted by ADRA Japan at 18:16 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(3/14)【スタッフのつぶやき】食事の順番変えるだけ?! [2014年03月14日(Fri)]
国内事業担当の橋本直樹です。

ちょっとしたきっかけがあり、昨年9月から食事の摂り方を見直してみることになりました。様々な方からのアドバイスや情報を収集した結果、まずは食べる順番を変えてみることにしました。

簡単に言いますと、

@まず野菜を食べる。


Salad.JPG
サラダなど


A(あれば)発酵食品を食べる。


Tohu.jpg
豆腐など


Bタンパク質を食べる。


Niku.jpg
肉・魚など


C最後に炭水化物を食べる。


Gohan.JPG
お米(玄米がおすすめ)


この順番を守るだけです。

すでに「食べる順番ダイエット」として知られていることですが、試した結果、実際に効果がありました。

ではなぜこの順番がいいのかというと、一つにははじめに野菜を食べて食物繊維を摂ることで血糖値の上昇が緩やかになり、脂質の吸収を和らげる効果があるからです。また、満腹感を先に得ることで炭水化物の摂り過ぎを防ぐこともできます。
実際にやってみると、最後にお米などの炭水化物を食べる頃には既に満腹状態にあり、茶碗に1膳を食べ切るのがやっとです。

では、逆に炭水化物を先に食べると何がダメなのか。

炭水化物は血糖値を上げやすいため、空腹の状態で食べると一気に血糖値が上昇します。その血糖値の上昇を抑えるためにインスリンというホルモンが分泌されますが、このインスリンは糖を体内に蓄える働きがあり、この食事スタイルを続けることで太りやすい体質ができあがってしまうのです。
甘いものなどの間食も、空腹の状態で炭水化物や糖質を摂ることになるので、極力控えるようにしました。

昨年9月に始めたこの食事スタイル、現在も継続できていますが、自分の中で今でも格闘している相手がいます。お米です。

食べる順番を変えると、始めたばかりの頃はどうしても肉などのタンパク質と一緒にお米を食べたい衝動にかられます。特に豚肉の生姜焼きや丼物は、お米と一緒に食べてこそのメニューです。が、そこは何とか踏ん張り、途中でお米には手をつけず黙々とメインの料理を食べ切るようにしています。

最初は「苦痛」、「我慢」という感覚が常につきまといましたが、それも徐々に落ち着いてきました。ただ、未だに「好きなものを好きなだけ食べる」という、子どもが見るような夢をよく見ます。
そのようなこともあり、最近は週1回、普通に食べていい日を作り、その日だけは普段控えているとんかつや丼物など、とにかく自分の好きな食べ物を順番に関係なく食べるようにしています。食事でストレスを溜めないためには、こうしたやり方も「あり」のようです。

また、甘いものも時折、無性に食べたくなる衝動にかられます。特に生クリーム系のスイーツは毎日でも食べたいほどですが、ぐっとこらえて月に数回程度に控えています。


こうした「食べる順番」に配慮することに加えて、体幹トレーニングも始めました。
具体的には、

@ 仰向けに寝た状態で両腕を頭の後ろで組み、顎を少し胸側に寄せる。脚を片方ずつ交互に上げ下げする。これを30秒間繰り返す。この時、下げた方の脚はなるべく地面につけないようにする。

A @の方法に上半身のひねりを加え、上げた側の膝を曲げる。これも交互に30秒間繰り返す。この時、ひねった側の肘と曲げた膝がくっつくようにする。

B 横向きに寝て肘を立て、腰を浮かせる。この時、浮かせた方の脇から踵までが一直線に斜めになるようにしっかり浮かせる。その状態から地面に着くまで腰を下げて、また元の状態に戻すという動作を30秒間繰り返す。

C うつ伏せの状態から、肘から手首までを地面につけるようにして両肘を垂直に立て、お腹に力を入れながらお腹・腰・膝までを浮かせた状態で30秒間静止する。顔は前方に向ける。この時、爪先を立て、胸・お腹・膝が一直線に斜めになるようにしっかり浮かせる。

1種目ごとに休まず、4種目を連続で行ないます。これを3セット行い、セットとセットの間は60〜90秒のインターバルをとります。集中してやれば、3セットが10分程度で終わります。

この「食べる順番」と「体幹トレーニング」の組み合わせを2ヶ月ほど続けた結果、まず最初の1ヶ月で体重が6kg減り、その後も少しずつ減って現在までに10kgの減量に成功しました。お腹周りの脂肪も目に見えて無くなり、ウエストがマイナス6cm、ベルトの穴も3つ減りました。

まるで通販番組の謳い文句のようですが、本当です。

始めた当初に比べると食べる量が増えましたが、それでも体型や体重を維持できていることを考えると、太りにくい体質に変わってきているのだと思います。
そして以前ほど、食べたいものや間食を我慢している、という苦痛も感じなくなりました。

とは言うものの・・・。

実は、事務所では日々「絶対に負けられない戦い」に挑んでいます。

それは、


Ev1.JPG
同僚I君が平らげたプリンの容器


Ev2.JPG
同僚Aさんがまさにこれから食べようとしているプリン


私の現在の取り組みを知りつつ至近距離でプリンを食べるという暴挙に出る同僚、約2人の姿が視界に入りながらもじっと耐えるという、かなりハードな戦いです(ちなみに同僚Aさんと同僚I君には突発的に開催される「プリンの日」という日があるらしく、週1回くらいは食べているのを見かけます)。Aさんは私の前、I君は後ろに座っているため、まさに挟み撃ち、進退窮まるとはこのことです。

他にも、Aさんの引き出しから出てくるセサミサブレなどのおやつに目を奪われないようにしたり、I君の「ちょっとぐらい食べちゃいなよ〜」という悪魔の囁きをかわしたりと、いつ何時も気が抜けません。

これからもこのような強豪を相手に闘いながら(そしてたまに負けながら)、健康的な体を維持するため、今の取り組みをできる限り継続していきたいと思います。


(文責:国内事業担当 橋本直樹
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Posted by ADRA Japan at 17:23 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(3/7)【スタッフのつぶやき】国際協力の新しいカタチ [2014年03月07日(Fri)]
事業部の小出です。

2月1日の土曜日、とても寒い朝でしたが、数人の若者たちが東京のとある公園でゴミ拾いをしていました。


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同じ頃、近くの団地にある小さなコミュニティ・カフェでは、彼らの仲間たちが料理を作っていました。作っていたのはフィリピン料理です。


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彼らは「ADRA Japan Youth」の仲間たちで、この日は彼らが企画した「ワンコインでできること〜Charity for the Philippines〜」の日だったのです。

「町をきれいにしながら小さな国際協力」
みんなで地域の清掃活動を行いながら、ちょっぴり社会貢献活動や国際支援について考えてみませんか^^?

Facebookに掲載された彼らの企画のキャッチコピーです。「ワンコイン」は参加費500円のことです。

自分たちのできることから国際協力を始めたい。
そんな彼らの思いに共感して、僕も参加しました。1時間ほどのゴミ拾いを終えたADRA Japan Youthの仲間たちも、コミュニティ・カフェに集まってきました。


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カフェでの話し合いのテーマは「11月に起こったフィリピン台風の被害にあった人たちのために自分たちはどんなことができるのか?」。

まずADRA Japanインターンの早水君が、フィリピン台風被害とADRAの被災者救済事業について説明をしました。


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次に、僕のほうから東日本大震災の例を説明して、今回のフィリピンの災害と比較しながら、本当に被災者に必要とされる支援とは何かについて、みんなで考えました。


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自然災害が発生した後の状況は日々刻々と変わります。発災直後は食料や水、衣類、避難場所などが必要となりますが、少し時間が経てば被災者の方たちの生活をどう立て直していくかということに焦点は移り、さらにその後は被災地の社会やコミュニティーをどう再建していくかということがより重要になっていきます。

東日本大震災の時には、緊急支援物資が必要とされる時期が過ぎ、被災者が自分で食料や衣類を手に入れられるようになってからも、食べ物や古着などといった物資が一部の被災地には届いていました。この結果、被災地では送られてきた物資を保管する場所の確保と維持のため、莫大な費用や人員を要してしまいました。
こうした問題はあまり大きくは報道されませんでしたが、被災した方々を助けたいという人たちの純粋な善意が、時期をほんの少し逃してしまったがゆえに被災地のニーズと食い違ってしまったという、悲しいケースだと感じています。

ニーズに対するこうした食い違いは、被災地にいる人たちと支援する人たちとの間の「物理的な距離」に加え、「社会的な距離」もあったために生じたとされています。被災地との物理的な距離がある上、目まぐるしく変わっていく被災地の実情や被災者の本当の気持ちなどはマスコミの報道だけではなかなか伝わらないため、お互いの思いの間にはギャップが生まれてしまい、それが「社会的な距離」となっていきます。

この「社会的な距離」を縮めるのも私たちNGOの大切な役割であるということが、東日本大震災の教訓の一つでした。変化し続ける被災地の状況を伝え、そのような人たちを助けたいという支援の思いをより適切なカタチで届けられるように仲介する、という役割です。

東日本と日本各地との「社会的な距離」も大きいものでしたが、日本とフィリピンとの間では現地の様子がなかなか伝わりにくいことからも、その「社会的距離」はさらに大きなものでした。

そんな難しい状況において、私たちにいったい何ができるのか?


Photo6.jpg


日本に住む私たちがフィリピンの人たちに直接できることは、実はとても限られています。フィリピンから遠く離れた日本に住む私たちにまずできることは、限られた中にあってもなお彼らの実情を知り関心を持ち続けることであり、そうした心のありようが、時間はかかっても彼らが本当に必要としている支援の実現につながるのだと思います。



手作りのフィリピン料理を食べながら、気さくな雰囲気の中で行われたイベントでしたが、彼らの話し合いは私にとても大切な気づきを与えてくれました。


身近なことから国際協力を考える。

自分たちのできることを真剣に考え、取り組んでいるADRA Japan Youthの今後の活躍に期待したいと思います。

(文責:東日本事業担当 小出一博

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Posted by ADRA Japan at 16:32 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(3/3)【スタッフのつぶやき】ボスニア・ヘルツェゴビナでの出会い [2014年03月03日(Mon)]
ADRAの南スーダン担当として11月から働いている前野裕子です。
今日は私が体験したボスニア・ヘルツェゴビナでの不思議な出会いについて書かせていただきます。

大学在学中に英国留学をしていた時、休みを使ってヨーロッパ各地をバスや列車で旅しました。その中で、私が国際協力に携わるきっかけになった出会いがありました。出会いとは不思議なもので、私はその人の名前すら覚えていません。きっと一緒にいた時間はものの数時間。でもそれが忘れられない記憶となって、今でもはっきり思い出せるのです。

私がオーストリアから夜行バスでボスニア・ヘルツェゴビナに向かっていたときのことです。ボスニア・ヘルツェゴビナは、ユーゴスラビア紛争にともなうユーゴ解体の動きの中で、90年代初頭から紛争下にあったことは知っていましたが、それ以外の特段の知識もなく、ふらっと向かいました。


1.jpg
サラエボ市内


夜行バスの一番後ろの席でくつろいでいると、いつの間にか寝てしまいました。ふと起きるとどこかに停車し、人が荷物を積み入れているのが見えました。特に気にも止めずぼんやり外を見ていると、恰幅のいいおばさんが乗ってきて後方座席までやってきました。
「膝が悪いから、後ろの席で足を伸ばしたい』というので、私は何席か陣取っていた席を明け渡しました。バスは走り出し、またどこかに止まりました。私はなんせ初めての一人旅で土地勘が全くなかったので、止まるたびにここはどこかと彼女に聞きました。おばさんは「どこまで行くの?」と私に聞き、私がサラエボと答えると、「私もサラエボまで行くから着いたら教えてあげる」と言ってくれました。
少し打ち解けた私たちは、それからお互いの身の上話をしました。


2.jpg
これがそのおばさん


おばさんの話はとても衝撃的でした。
彼女はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の際に難民として逃れ、オーストリア政府から難民認定を受けていました。でも弟は紛争が激化してもサラエボを去らずに住み続けているようで、おばさんは毎年1回サラエボに彼を訪ねに行っているというのです。
おばさんの親戚はその多くが紛争で亡くなり、毎年の訪問のたびにお墓参りに行くのが常だとのこと。サラエボでは綺麗なお花があまりないので、おばさんはわざわざオーストリアで大量の花を調達しバスで運んでいました。大量の花を運ぶと、いつも国境の検問所で文句をいわれ、賄賂を要求されるそうです。サラエボを毎年訪ねるととても悲しくなるから、本当は来たくないとも話してくれました。

一通り話をすると、おばさんはすっと寝てしまいました。私はなんとも言えない思いで、外をしばらく見ていました。祖国を離れて家族とバラバラになるって、一体どんな思いなのだろう。彼女のつらい気持ちは私には到底わからないなぁと思いました。
仮眠を取り、目を覚ますともう外は明るくなっていました。おばさんは「もうすぐサラエボだよ」と教えてくれました。

バスを下りると、おばさんの弟夫妻が車で迎えに来ていました。おばさんは嬉しそうに二人に抱擁すると、せっせと花を積み入れました。私は右も左もわからずその光景を見ていると、「どこまで行くの?」と聞いてくれました。その時はサラエボの通貨を持っていなかったので銀行に行きたいというと、今は朝で開いてないからといって、日本円で1,000円くらいを私に渡し、電車に乗せてくれました。
なんだかとても温かい気持ちになって、何度もお礼を言いました。


3.jpg
お花を車に積んでいるおばさんと弟夫妻。手前は物乞いに来たストリートチルドレン。


サラエボは山に囲まれたとても美しい町で、思っていたよりずっと発展していて町も綺麗でした。モスクや教会、シナゴーグが各所にあり、オリエンタルな雰囲気で気に入りました。
一方、壁には生々しい銃弾の跡があったり、山の上には無数の白いお墓があったりしました。おばさんの親戚も、あのお墓の下に眠っているのかなぁと考えると、とても悲しくなりました。


4.jpg
まだ弾丸の跡が生々しく残っています。


サラエボには数日しか滞在しませんでしたが、思い出深い場所になりました。
その後、人の移動に興味をもち、移民研究をしたり、難民関係のNPOでインターンもしました。紛争と人の移動にずっと興味を持ち続けて、それが今のADRAでの仕事に繋がっています。
想像を絶する世界で生きてきたボスニア・ヘルツェゴビナのおばさんや、南スーダンの裨益者の痛みは私には到底分かりません。それでも少しでも彼らを知って、前に進むお手伝いができたらと思っています。現場に行くといつも私が与えられる物より、与えてもらう物の方が大きい気がします。


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サラエボ市内の銅像。Francesco Perilliというイタリア人の作品。


L´uomo multiculturale construira il mondo(多文化の人が世界を作るだろう)と書かれています。

(文責:南スーダン事業担当 前野裕子)
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Posted by ADRA Japan at 17:04 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(2/21)【スタッフのつぶやき】プロボノむっちゃんの簿記講座 [2014年02月21日(Fri)]
皆さん、こんにちは。
管理部の芦田です。
先日は2週連続で雪の週末なりましたね。次の週末こそは雪が降らないことを願っています。
なぜなら、簿記3級の試験があるからです。

昨年10月のある日、ADRA Japan へ1人のボランティアが来てくださいました。
その名もむっちゃんこと六浦雅夫さん。本業は公認会計士です。

六浦さんの公認会計士・税理士事務所

公認会計士と聞いてADRA Japan スタッフは、日ごろ疑問に思っていた会計に関する課題をむっちゃんに尋ねてみました。
むっちゃんは質問に答えてくださるとともに、日本の常識が通用しない現地の会計書類と格闘している私たちを励ましてくださいました。

もっと会計を勉強したいという思いから、むっちゃんにプロボノとして簿記3級勉強会の先生をお願いしたところ快諾してくださり、2月の簿記試験を目指して勉強会を行うことになりました。

「簿記は難しそうだけど、感覚で覚えればいいんです」
「混乱してきたら、仕訳に立ち返りましょう」
「実際に試験の場合には、○○の箇所には〜分以上かけないで次にいきましょう」

むっちゃんの勉強会は常に‘実際の試験で点がとれる’ことが念頭におかれ、教材選びから講義内容までが徹底されていました。


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勉強会の様子


勉強会に出ていたスタッフからも、むっちゃんの講義は非常に好評でした。
「生徒」からのコメントをここで少し紹介したいと思います。

前野
「長年簿記の言葉に根拠もない拒否反応を示していました。でもむっちゃんの授業を受けて簿記の面白さに気づけました。とても丁寧に教えていただけたので、ありがたかったです。」

渡辺(陽)
「簿記は一度だけ、大学の授業で勉強しましたが、その時にはさっぱり理解できませんでした。むっちゃん先生の授業では、具体的な例をだしていただき、わかりやすく解説してくださったので、本を読んでわからないところも理解できました。去年から数回にわたる簿記勉強会を開いていただき、本当にありがとうございました。」

芦田
「突然のお願いにもかかわらず、快く簿記の先生を引き受けてくださったむっちゃん。本当にありがとうございました。勉強会の最初には常に簿記の流れを説明してくれて、どこを勉強しているのかが分かり、慣れない言葉に私たちが迷子にならずに理解することができました。電子マネーで路線違いの電車に乗車した場合の電車賃を仕訳けると?など脱線した話も盛り上がり、むっちゃんと楽しく勉強することができました。」

合澤
「むっちゃん先生と数人のスタッフで、一度ランチを食べにいったときに、『NPOで働く人たちと出会って、初めて、職場で共感できる人がいることの喜びを感じた。自分の会計のスキルを、是非そういう分野に生かしたいので事務所を立ち上げた。』とおっしゃっていたのが印象的でした。人のつながりを大切にしていきたい、とおっしゃっていたADRA Japanのプロボノであるむっちゃんに、会計事務所でも是非、大活躍して頂きたいと思っています。ブログを見ながら、応援しています。」

浦島
「むっちゃんが繰り返しておられた言葉が非常に印象的でした。それは『なんとなく、感覚ですね』というもの。数字が苦手な私は、簿記とは一つひとつの規則を頭に叩き込むものであるというイメージを持っていたのですが、それが感覚で良いと言われ、であれば自分にもできるかなという気持ちになることができました。そして実際に感覚で捉えようとすると、教科書にかじりついて記憶ベースで学ぶよりもずっとスムーズに頭に入ってくることが分かりました。すばらしい機会を提供してくださったことを感謝しています。」


Photo2.jpg
仕訳を身振り手振りで解説するむっちゃん


勉強会では常時4〜5名のスタッフが参加し、会計の知識を深めることができました。
全員ではないですが、2月末に行なわれる簿記3級試験を受けるスタッフもいます。


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みんなで問題を解いてみる


むっちゃん、本当に本当にありがとうございました。
試験がんばります。

(文責:管理部 芦田望未
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Posted by ADRA Japan at 17:28 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(2/14)【スタッフのつぶやき】その先延ばし癖、直せますよ! [2014年02月14日(Fri)]
皆さまこんにちは、事業部インターンの紺谷です。
普段はインターンとしてADRA Japanの事業のお手伝いをしているので情報発信をする機会があまりないのですが、今回は「スタッフのつぶやき」という形でブログを書く機会をいただきました。

「いつもインターンとして従事している事業とは関係のないことで!」というお題をもらいましたので、私が最近知った、普段の生活で役に立つであろう「あるテクニック」をご披露したいと思います。


そのテクニックとは・・・・

そう、このブログの題名にもある「先延ばし癖の直し方」です!

皆さまの中で、「仕事中に集中が切れてふと自分のフェイスブックのタイムラインをチェックしてしまった・・・」とか、「難しい仕事が降ってきて、どうしようもなく関係ないウェブサイトを見始めてしまい、気がついたらかなり時間が経っていた・・・」なんていう経験をされた方はいらっしゃいませんか?

こんなことをしてしまった結果、仕事の締め切りギリギリまで作業が終わらず・・・と後悔してしまうことが、個人的にはしばしばあります。

そんな私をはじめ、同じような経験をされたことがある方にとって救いとなるかもしれない記事を先日見つけましたので、今回はそちらをご紹介します。


その名も、「先延ばし癖を直すには気分転換の技術に目を向けよ」です。
この記事は、元は英語で書かれたものを日本語で直訳したものなので、日本語だと多少読みにくくなっております。英語がお分かりになる方は、英語版をお読みになることをお薦めします。

それでは早速、内容を簡単にご紹介します。
この記事いわく、先延ばし癖を直すには以下の三つの方法が有効です。

まず一つ目は、「時間旅行」。
時間旅行と言っても、過去や未来へ行くわけではありません。
「今やっている仕事を終わらせた後のことを想像する」ということなのです。
目の前の仕事を先延ばししそうになったら、「今、先延ばしをしてしまったら、後々後悔するだろう。」とか「もう少しで終わる!終わらすことができたら友人とのディナーに間に合う!」などなど、未来のことを思い描き、仕事を投げ出しそうな気持ちを修正するテクニックです。


続いてまいりましょう。二つ目は「とにかく始める」です。
「千里の道も一歩から」とよく言われるように、どんなに大変な仕事でも、まずは始めてみないと終わりません。勇気を持ってとりあえず始めてみる、というのはいい手かもしれません。


そして最後は、「自分を許す」です。
目の前の作業を少し先延ばししてしまった結果、「どうして先延ばしにしてしまったのだ!」と自分を責めてしまう方もいらっしゃるかと思います。
そんな時に必要なのは「先延ばししてしまった自分を許す」ことです。こうすることにより自分への罪悪感をなくし、仕事に対して前向きな気持ちにさせることができるのです。


以上の三つが、今回ご紹介したかったテクニックです。いかがでしたでしょうか?皆さまにとって「目からウロコ」な内容になっていれば幸いです。
英語の原文にはこれらのテクニックについてさらに詳しく解説してありますので、是非ご一読ください。

先延ばし屋の私もこれらのテクニックを駆使して、なんとかこの悪い癖を克服したいなと思っております。

(文責:インターン 紺谷友博)
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Posted by ADRA Japan at 10:00 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
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