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(10/24)【スタッフのつぶやき】ネパール海外研修で学んだこと [2014年10月24日(Fri)]
私はADRA Japan でボランティアをさせていただいている大学3年の梅垣です。
8月3日から15日にかけ、ネパールでの海外研修に参加させていただきました。
この海外研修を通してネパールの医療体制や学校の状況、国際開発活動において必要なことなど、たくさんのことを肌で感じてきました。その中から、今回は言語の重要性についてお話しします。

私は英語に自信がなく、TOEICを受けたこともありません。
「ボディランゲージさえあれば、言語ができなくてもコミュニケーションができる。英語を勉強する必要なんてない」。そんな考えを持った状態でネパールに向かいました。

海外研修中にヴィレッジステイをする機会がありました。これは、1泊2日でネパールの村の生活を体験しようというものでした。


329.JPG
(民家にいる水牛)


私を受け入れてくれたのは60代くらいのご夫婦で、お父さんはネパール語と英語を少し話せて、お母さんはネパール語のみ話せるようでした。

私はネパール語のハンドブックと下手な英語と表情とジェスチャーでコミュニケーションを図りました。このご夫婦がやさしい方だったこともあり、楽しい雰囲気で過ごすことができました。

用意してもらったごちそうを現地スタイルの右手で食べ、「おいしい」と言いながら親指を立ててグッドサインをしたら、お母さんが笑顔で「オイシイ」と返してくれたのが印象的でした。

たった2日間を過ごしただけですが、最後はもっと一緒にいたい、離れたくないと思うほど別れがたい気持ちになりました。

ヴィレッジステイは現地の暮らしを体験することはもちろんのこと、言語が通じなくても楽しくコミュニケーションができることを実感する機会にもなりました。

しかし、一方で気づいたことがあります。

今回の研修ではネパールの病院や学校などに行き、現地の人に話を聞く機会が多くありました。その時、ADRA Japan のネパール駐在スタッフでネパール語が話せる小川さんに通訳をしていただき、話を聞いたり、質問したりすることができました。小川さんのおかげでネパールのことを多く学ぶことができました。

この時、ふと「もし小川さんがいなければ、学べることは少なくなってしまうのでは」と考えました。

このことから、その国で使われている言語でのコミュニケーションがとれなければ、それができる人よりも学びは稀薄なものになってしまう、そんな当たり前なことに気づきました。もし英語ができない自分が英語圏の国に旅行したときには、英語ができないためにたくさんの学びのチャンスを逃してしまうということです。

そんなことがないように言語を勉強して、たくさんのことに気づけるようになりたいと思うようになりました。

ぜひ、みなさんも語学を習得した上で、海外に飛び出して、深い学びをしてみてください。
きっともっと世界について知りたくなると思います。


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<写真 研修集合写真>


(執筆:ボランティア 梅垣郁也)


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Posted by ADRA Japan at 17:30 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(10/10)【スタッフのつぶやき】猫の素晴らしさについて考えてみる [2014年10月10日(Fri)]
ネパール事業担当の須原です。

突然ですが、いわゆる「ペット」になる動物の中では猫が一番好きです。親が「情の移る生き物は飼わない」という方針だったので飼ったことこそないですが、猫好きの方々の末席にひっそりと名を連ねています。

ADRAにも猫好きスタッフはけっこういますが、たいてい彼(彼女)らはかつて猫を飼った経験があるか、現在飼っているかのどちらかです。つまり好きな時に好きなだけ、猫と一緒に遊ぶチャンスがある訳です。羨ましい限りです。

飼っていない人間が猫に触れる機会があるとすれば、ご近所トラブルに発展しない程度にそこらの野良猫を餌づけするか、猫カフェに行くかぐらいです。しかしご近所様との諍いは可能な限り避けたいうえ、それなりに年を重ね30代も折り返した大人(男)が「お一人さま猫カフェ」を敢行できる度胸もありません。
しかし私の場合、パートナーも猫好きなので時々は一緒に猫カフェに行って癒される時間を過ごすことができます。ありがたい限りです。今回は、数週間前に行った猫カフェの様子を写真とともに少しご紹介したいと思います。


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王道の可愛らしさです。私の現在の仕事用PCの壁紙は、この猫が飾っています。
好きですが、猫の種類は分かりません。


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猫と言えば猫じゃらし。短い手を使って必死で掴もうとする姿は見ていて飽きません。むしろ、同じものによく飽きずにいつまでもじゃれてくれるもんだと感心します。


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寝ているだけで、これほどまでに人を癒せる動物が他にいるでしょうか。
いないと断言しても差し支えないでしょう。


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近寄ってきたと思ったら、シャツの内側に潜りこみ、すり寄ってから寝るという技を披露してきました。オリンピックで金メダルを取り、その仕草と魅力から一部では「あざと可愛い」と話題になった、フィギュアスケートの羽生選手に比肩しうる行動です。


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そんな仲間たちを見守る他の猫の視線に気づくのも、猫カフェの面白いところです。この表情、まるで暖簾をくぐって店に入ってくるお父さんのようです。
この顔で「まだやってる?」と聞かれたら、あと30分ぐらいは店を開けよう、と思ってしまう店主が続出でしょう。


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遊ぶ仲間たちを横目に、冷めた目をしていたり、うっすら悟りかけていたりするのもいます。諦めの境地に至っているかのような表情です。


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かと思うと、いつの間にか背後に忍び寄ってきてこちらを見つめていたりします。ビックリ顔ですが、足音もなく近寄ってくるため、どちらかというとこちらがビックリです。
この写真、何度見てもこの猫の表情と全体的な寸法の妙に笑ってしまいます。


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先ほどの猫の数分後の姿です。このまま微動だにしませんでした。何かを諦めたか落ちこんだか。
なぜ、この猫はここまで面白いのでしょうか。


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猫の王様と呼ばれているらしい、メインクーンという種類もいました。写真では分かりにくいですがかなり大きく、頭から尾の先までは1メートルぐらいはあったようです。


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メニューを教えてくれる猫もいますが、注文は取ってくれません。ただただ、メニューを死守するのみです。

猫カフェのご紹介はこれぐらいにして、猫と人との関わりについても考えてみます。

猫はただ可愛らしいだけでなく、古くから人間にとって欠かせないパートナーでした。穀物を荒らすネズミをヤマネコが獲ってくれたことから人との繋がりが始まり、現在に至ったと言われています。犬が狩りに使われたのと同様、猫は食物を守ることが仕事だったのです。
ちなみにイギリスの首相官邸には20世紀初頭から、ネズミ退治のために猫が代々飼われているそうです。100年近くに渡って猫に役割を与えているイギリス首相官邸は凄いです。

人の生活に深く関わる以上、時代ごとの信仰や土地の風習において、好かれたり忌み嫌われたりすることも当然の成り行きです。
エジプト神話の「バステト」や日本の「招き猫」などは猫を良いものとしていますが、一方で黒猫が不幸の象徴であるという迷信は古くからあったようですし、中世ヨーロッパでは猫に対する様々な行いにより、不吉なことが起こると信じられていました。

ちなみに私が業務で関わっているネパールでも、猫はあまり良いイメージを持たれていません。ネパールで広く信仰されているヒンドゥー教は多神教で、頭が象だったり鳥だったり猿だったりする神様がいますが、猫の頭の神様はいません。猫の自由奔放さを考えると、神話の時代の猫は神様への貢献を怠ったため、仲間に入れてもらえなかったのだということが容易に想像できます。
また、ヒンドゥー教の最高神の一人であるシヴァ神によると、猫は9回生きて初めて至福に到達できる、とのこと。欧米でも、いろいろと危なっかしい真似をする猫は「9つの命を持っていないと生きていけない」と言われていたようですが、なぜヒンドゥー教の猫はそんなに生きないと幸せになれないのでしょうか。いろいろ考えた結果、私の意見としては猫たちのシヴァ神へのアピール力が足りなかったため、現代のヒンドゥー世界の全猫類が過酷な環境に追い込まれてしまったのかと思っています。

文学の世界でも、猫は古くからモチーフにされています。一番有名なのは恐らく夏目漱石の『吾輩は猫である』でしょう。世相を論破する軽妙な落語調の文体はいつ読んでも面白く、一方で最後のオチの部分の強烈なインパクトは一度読んだら忘れられません。ちょっと厚めの本ですが、未読の方はぜひ手に取っていただきたいものです。


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これ以外にも、タイトルに「猫」と入っているだけでつい買ってしまった本が自宅の本棚にはいくつもあります。ポーの『黒猫』は主人公の破滅を招く黒猫の話、『旅猫三昧』は著者が世界各国で出会った猫の話、『ちょっとネコぼけ』は動物写真家の岩井光昭さんの本です。
また、下の写真の『猫町』は詩人の萩原朔太郎が発表した文章に現代の写真家が猫の写真を織り交ぜて再構成した本で、写真を見ながら文章を辿ると、戦前の文章なのにあたかも現代の町を描いているかのように新鮮に読めてしまいます。隣の『猫』も、1950年代に刊行された随筆集が装い新たに再刊行されたものです。

私の厳しい懐事情を考えると、世の中の作家が「猫好きの人はタイトルに『猫』と書いてあればとりあえず買う率が高い」という真理に気づかないでいてくれることを祈る日々です。

世の中の犬派の方を置き去りにしてしまった今回のつぶやきブログですが、猫派の方の目の保養になっていれば、猫好き冥利に尽きるというものです。
また一人の本好きとしても、今回ご紹介した本の中から、皆様がどれかの本の背表紙をどこかの本屋さんか図書館の棚からしゅっと抜き出し、ぱらぱらめくってふふっと笑っていただけるようであれば、やはり嬉しい限りです。


(執筆:ネパール事業担当 須原敦

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Posted by ADRA Japan at 18:10 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(9/5)【スタッフのつぶやき】ADRAスタッフの子育て〜中1次女の夏休みの宿題〜 [2014年09月05日(Fri)]
管理部の渡辺です。

私には娘が二人います。長女は1歳半になった時から保育園に預け、私はADRAの職員として働き始めました。それまではボランティアとしてADRAに子連れでお邪魔していました。次女は生後11か月で保育園に預けるまで、私と一緒にADRAに出勤していました。子ども達はADRAスタッフに育ててもらったといっても過言ではないと思っています。

子ども達もADRAが好きで、ニュースの発送の手伝いやイベント時の売り子やパネル持ちをはじめ、東日本大震災発災時は事務所での荷造りのほか現地でのボランティアにも参加し、私の仕事が長引いて家になかなか帰れない時も留守番を我慢強くしてくれるなど、私自身、家族に支えてもらっていることで仕事が続けられています。

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(長女8歳、次女3歳。ADRAチャリティーバザーで、自分のスーパーボールや友達に呼びかけたスーパーボールを集めて【スーパーボールすくい】を企画し店番している様子)


そんな子ども達もすっかり成長して、ただ楽しいだけではなく、ADRAの活動から何かを学ぼうとするようになりました。

今回、中学1年生になった次女の社会の宿題が「○○国の××について」というものでした。例えば、「韓国の食文化について」「エジプトのピラミッドについて」などです。

次女が選んだのは「ネパールの教育制度について」です。ADRAはネパールでスポンサーシップの支援をしています。担当者のスタッフにインタビューする形で、日本の教育とネパールの教育の違いについて学びました。


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写真:photo03
(インタビューの様子)


日本の学校で当たり前だなと思うことについて、ネパールの学校では同じなのか違うのかを聞いていました。質問とその回答(ネパールの学校の様子)をいくつかご紹介します。

・日本ではお昼になると給食がでる。
⇒軽食を持ってきて食べる。給食はない。持ってこられない人は売店などで買う。

・日本の公立の登校時間は8:00過ぎ、下校時間は15:30頃。
⇒ネパールは学校開始が10:00、終了時間が16:00。毎日2時間近くかけて険しい山道を越えて学校に来る子どももいるため、授業開始が遅い!

・中休みと昼休みがある。
⇒休みはご飯を食べる時間と放課後しかない。ぶっ続けで授業!

・学校内にプールやコンピューター室などの施設がある。
⇒コンピューター室のある学校もある。プール、体育館、図書館はない。

・運動会や学芸会などの学校のイベントがある。
⇒運動会はないが、ダンス大会、歌のコンクール、スピーチ大会などがある。

・小、中は義務教育だからみんな学校へ行く。
⇒首都カトマンズ近くの子ども達はほとんど行っているが、田舎の子ども達は家の手伝い、お金がないなどの理由で行ってない子もいる。

感想として「…日本は恵まれているんだなと改めて感じることができました。学校までの道のりや食べ物のことなど私の今の生活からは考えられない不自由がたくさんありました。ですが、その中で『勉強が楽しい』『友達と遊べる』という気持ちで学校に通っていると聞き驚きました…」と書いていました。


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(完成したレポート)


これからますます視野が広がり、世界の中の日本、日本人としての自分などを感じていくようになると思います。そんな時に、一つひとつの命が大事であること、生まれた場所によって不遇な生活を送らなければいけない人達を忘れないこと、どのような場所でもどのように生きていくかが大事であることを一緒に感じ、学んでいきたいと思います。


(執筆:管理部 渡辺千里

2014年9月12日(金)アフガニスタン教育支援事業の活動報告会を開催します!
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Posted by ADRA Japan at 19:30 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(8/26)【スタッフのつぶやき】インターンシップで1ヶ月お世話になります [2014年08月26日(Tue)]
みなさま、残暑厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

8月11日から約1か月、ADRA Japan 東京事務所でインターン生として、広報のお仕事をしています、神戸市外国語大学の八木のぞみです。

わたしがADRA Japanを選んだ理由は、貧困問題のある地域に将来自ら赴き、支援したいと感じたからです。そしてそのためにはまず、日本で基礎的な情報収集をすると同時に、情報提供の仕方も学び、知識や経験を身に付けたほうがいいと感じたので、この団体で経験を積ませてもらうことに決めました。

わたしは幼少時代から高校を卒業するまで、アメリカというボランティア活動が根付いている地域で育ちました。アメリカは所得や生活水準の格差が日本よりも大きい国で、その問題意識を常に持っていました。さまざまな文化や異なる価値観を持つ人々と毎日触れ合い、交流してきたその経験をうまく利用していたいと思います。

ADRA Japan での初日は、新しい環境のなか、緊張と不安でいっぱいでしたが、スタッフの皆さんはとても明るく、ニックネームで呼び合うほど家族のように仲良しで、非常に居心地が良く、賑やかでアットホームな職場環境だと感じました。

初めてのお仕事は、視覚障害をお持ちの方のためにアドラニュースをテキスト化することでした。今はADRA Japan 事務所の前に設置してある自動販売機(売り上げの一部がADRA Japan への寄付になります)の広告を考えたり、ホームページをどうしたら見やすくできるかを話し合ったり、小学生向けに難民ゲームを作ったりしています。

そして、この社会経験を機に、人間として成長できたら、と考えています。


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インターン仲間(左)と肩を並べて仕事をする楽しみも


ADRA Japanでインターンシップ、大切な時間の使い方のひとつの候補として、考えてみてはいかがでしょうか。


(執筆:インターン 八木のぞみ)

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Posted by ADRA Japan at 15:57 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(8/21)【スタッフのつぶやき】ネパール人の友情の証 [2014年08月21日(Thu)]
初めまして。ADRA Japanのインターン生として活動をしている芥川真由子と申します。ADRA ネパール支部(ADRA Nepal)で教育スポンサーシップの業務を手伝わせてもらっています。

四月の半ばごろにネパールに来てから約三カ月が過ぎました。来た当初はカトマンズの人々の暮らしぶりに驚くことばかりで、“どうして?”という疑問が絶えませんでした。

例えば・・・
おばあちゃん、どうしてそんな道端で寝ているの?
どうして牛が道路の真ん中で寝ているの?
バスの屋根の上にも人がいっぱい乗っている…。
店員さん、仕事していますか?(みんなマイペースなので、制服を着ていないと店員なのかお客さんなのか分からない時があります。)

などなど、驚くだけでなく笑ってしまうようなことが多々あります。
私が外国人だからでしょうか、ちょっとしたことでも疑問に思ってしまいます。

そこで今回は、私がこれまでの約三カ月間ネパールで過ごしてきて特に印象的だった、ネパール人の特徴や文化を少しご紹介したいと思います。


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この写真にはネパールの人たちの特徴がよく表われています。
何だと思いますか?

その特徴は・・・

「手を繋ぐ」、「肩を組む」です。

上の写真では、奥に小さく写っている肩を組んだ生徒を含めて、三組の仲良し二人組を偶然カメラにおさめることができました。
他にも学校で撮った子ども達の写真を見返してみると、ほとんどの写真に手を繋いでいるか、肩を組んでいる子ども達が写っていました。


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「写真を撮るよ―!」と声をかけると、すぐに友達と肩を組んで満面の笑み。
仲良しなのが伝わってきますよね。


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この子達も、「親友と撮ってほしいの」とお願いしてきたので、二人一緒の写真を撮りました。

これは小さい子ども達に限ったことではなく、大人同士でも手を繋いだり肩を組んだりして歩いている光景を街中などでよく見かけます。


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上の写真の手を繋いでいる男性二人はADRA Nepalのスタッフです。
彼らも手を繋いだまま帰っていきました。
手を繋ぐことに年齢は関係ないようです。

ネパールの文化において、かつては男女の自由な恋愛が許されなかったようですが、最近では若い男女二人がデートをしている姿も増えてきたそうです。しかし、男女が仲良く手を繋いでいる光景よりも、男の人同士が手を繋いでいたり、肩を組んでいたりする光景を多く見かけます。


また、ネパールの人たちの「握手」にも特徴があります。


日本でも挨拶の際に握手をすることがあるかもしれませんが、
ネパールの人たちはお互いの手を強く握りしめ、長い時間握手を交わします。
その握手の長さや固く握り合った様子から、お互いの強い信頼関係が伝わってくるようです。


ネパールの人々に共通して言えるのは、「人との距離が近い」ということだと思います。
それは物理的な距離に加え、内面的なこと、すなわち相手に対する気持ちや親近感といった面でも同様です。

私がネパール人のスタッフと一緒に仕事をしていても、人との距離は近いなと感じます。
例えば、同じパソコンの画面を一緒に見るときのお互いの距離が非常に近いことや、握手をしたままの状態で話し続けることなどです。また、3か月たった今でも、会えば必ず「ティクチャ?(大丈夫?調子はどう?)」と聞いてくれるスタッフがいて、いつも関心を寄せてくれているのを感じます。

私は、日本とは少し違った彼らの「人との距離が近い」文化がとても素敵だなと思います。これまでにお伝えしてきたような光景を見るたび、いつも微笑ましくなります。


もう一つの特徴として、ネパールの人は一人でご飯を食べる習慣があまりない、ということがあります。席を外して相手を一人にしてしまうときは、「先に立つね」と一声かけるのが一般的です。カフェやレストランでネパールの人が一人でご飯を食べているところは滅多に見ません。

一方の日本では「一人焼き肉」なども流行っているぐらいで、大人になるにつれて誰かと一緒にご飯を食べる機会が減っていくのではないかと思います。

いつだって誰かと一緒にご飯を食べることが当たり前なネパールでは、親しい人と共に過ごす時間を自然と大切にしているのではないかと思います。


外国人にとってネパールでの生活は、最初はなかなか慣れないものかもしれません。私のような日本人にとっては、ときに人との距離が近すぎると感じ、一人の時間が欲しいと思うこともあれば、一人でご飯を食べたいと思っても誰かと一緒に食べる場合が多いことなどから、人付き合いに疲れてしまうこともあります。しかしそんな気持ちを吹き飛ばしてくれるぐらい、人と接することの素晴らしさを教えてくれる国であるとも思います。

ネパール人の、身をもって相手への気持ちを表現する文化に触れることによって私は、身近な人に感謝の気持ちをもっと伝えたい、と思うようになりました。

みなさんも、ご家族や友人と会ったり、ご飯を一緒に食べたりする時間を今まで以上に大切にし、仕事場で力強い握手をしてみてはいかがでしょうか?


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(執筆:インターン 芥川真由子)



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Posted by ADRA Japan at 17:46 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(8/15)【スタッフのつぶやき】手作りブーム、来たる。 [2014年08月15日(Fri)]
こんにちは。管理部の百々です。毎日とても暑いですね。

さて、皆様はご自分で何か手作りしているものはありますか??
私は料理はなんとかできますが、ケーキを作るだとか、ジャムを作るだとか、手間ひまかけてすることはどうも苦手です。バレンタインでもチョコを溶かして再度固めるぐらいが精一杯です。

先日あるスタッフが、成田の友人からもらったという袋いっぱいの梅を事務所に持って来ました。 
「いただいても何も作られないしな〜。」と、特に分けてもらうつもりもなかったのですが、梅を持ってきたスタッフの言葉が私の心に火をつけてしまいました。

「梅ジュースだったら赤ちゃんでも飲めるよ!」

はい。私のやる気スイッチが入ってしまいました。

昨年、息子が生まれてからというもの、息子のためなら何でもできちゃう自分に変身してしまっていたのです。梅を分けてもらうメンバーの輪の中にちゃっかり入れてもらって約1キロの梅をいただき、息子が喜ぶ顔を勝手に想像しながら、梅ジュース作りに必要な瓶と氷砂糖とをその日の帰りに早速買いました。

日頃からお世話になっている某料理レシピサイトを見ながら、まずは瓶を煮沸消毒。
その後、瓶が完全に乾いたら、ヘタを取り除いた梅と氷砂糖を1:1の割合で入れます。
はい、完成!!早く飲みたい!!
そして息子の「おいし〜〜〜〜^^」という顔が見たい!!

でもまだまだ我慢。だいたい二週間ほど置く必要があるのです。

マメな性格ではないので、残念ながら作る工程の写真を一枚も撮っていないのですが、その時の状態はこんな感じです。


photo1.jpg


そして完成したものはというと、残念ながらほとんど飲み干した後の写真しかないのですが、こんな感じになりました。ジュース自体は瓶の8分目までできました。


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味はというと、原液はとても濃いので水や炭酸水で割っていただくのですが、程よい甘みと酸っぱさでとても美味しかったです。


おっと忘れていました。
大事な息子の反応はというと・・・


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嬉しい顔??あれ?とても渋い顔してる!!

残念ながら息子にはお気に召してもらえなかったのですが、とても美味しかったので私としては大満足でした。

残った梅ジュースの梅はなんと梅ジャムとして再活用できるそうなので、週末に挑戦してみようと思います。

買って食べるのも美味しいですが、自分で作ったものを食べるのもまた格別に美味しいですね。近々、お味噌作りも教えてもらう予定なので頑張ってみたいと思います。

次回ブログでお目にかかる時にも手作りの話題にしたいと思います。
それまで私の手作りブームが継続していますように。


(執筆:管理部 百々久美)


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Posted by ADRA Japan at 17:00 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(7/18)【スタッフのつぶやき】フィリピン駐在ブログ〜事業地パナイ島アクラン州の紹介〜 [2014年07月18日(Fri)]
マガンダンハポン(タガログ語でこんにちは)!
ADRA Japanインターンの早水(はやみ)です。6月1日からフィリピンに派遣され、昨年11月に発生した台風30号(ハイエン)によって被災した住民を対象とした支援事業(家屋の修理支援)のモニタリングをしています。
今回のブログでは、私が訪れている事業地のアクラン州についてご紹介したいと思います。


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パナイ島アクラン州の位置と地図


フィリピンの首都マニラから南に向かって飛ぶこと一時間、フィリピン中央部に位置するパナイ島アクラン州は、ADRAが発災直後から継続的に支援を行なっている地域の一つです。発災直後は食料・防水シートなどの配付を行ないましたが、現在は、住民からのニーズが最も高い家屋の修理・補強を行なっています。


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田園風景


アクラン州の中心部は平地で、郊外には丘があります。6月から本格的な雨季に入るこの時季には、ココナッツの木や竹に囲まれた田んぼで住民が稲作を行なう光景が見られます。


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木造家屋


この地域に点在する住宅のほとんどは、そのココナッツの木や竹などの自然からの素材を生かした木造家屋であり、多くの住民が利用しています。また、少数ですが、コンクリート造りの家屋を利用する住民もいます。


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マーケット


私が暮らす州都カリボの中心街にはお店やマーケットが立ち並んでおり、主に野菜や魚、調味料などの食材が手に入ります。


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中心街


この地域の住民の足は自家用車のほか、トライシクルと呼ばれる乗客席付きのタクシーバイクであり、生活には欠かせません。


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アクラン州出身のADRAスタッフ


アクラン州で出会う人々は寡黙で一見とっつきにくい印象もありますがとても親切で、顔なじみになると笑顔を見せてくれます。また、英語を流暢に話すことができる住民もいるため、私のような外国人でも生活上のコミュニケーションには困りません。


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手作りのバスケットゴールで遊ぶ子どもたち


アクラン州の住民の主な娯楽はバスケットボールです。住民が暮らす場所には、いたるところにバスケットボールリングが見られます。

台風被災から7ヵ月あまりが経過した今、アクラン州は平静を取り戻し、それぞれの住民が自宅の復旧や生活の再建に取り組んでいます。しかし、家屋の修繕が進む一方、人々が慢性的に抱える経済的・地理的な困難さから、その復旧への道のりがまだ遠くに感じることがあります。今後もADRAはこの地域の住民の自宅の復旧をサポートしていきたいと思います。


(執筆:ADRAインターン 早水良)

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Posted by ADRA Japan at 19:07 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(6/6)【スタッフのつぶやき】あなたの癒され時間はいつですか? [2014年06月06日(Fri)]
事業部の三原です。

気が付けば今年も間もなく折り返そうとしています。月日が流れるのは早いですね。

さて、皆さまお仕事や学校、ご家庭、その他様々なことでお忙しい毎日をお過ごしのことと思います。お疲れさまです。ストレスが多いと言われるこのご時世、リラックスできる時間は欠かせませんよね。

そこで、今回は癒しをテーマにつぶやいてみたいと思います。

広辞苑によると、“癒す”とは、「病気や怪我を治す。飢えや心の悩みから解消されること」だそうです。というわけで、ここでは、日々のちょっとしたリラックスできる時間を“癒し”と表現させていただきたいと思います。

私自身の癒しについてご紹介する前に、まわりのみんなの癒しが気になり、まずは東京事務所にいるスタッフにそれぞれの癒し時間について聞いてみました!

まず、パンダが好きなスタッフは「気がおけない友達とおしゃべりしている時」、3児のパパスタッフは「バスケをしている時」、可愛いマダムスタッフは「庭いじりをしている時」、歌って踊れるスタッフは「踊っている時」(ちなみに「どこで踊るんですか?」と質問したところ「家でも踊っちゃう」とのお答え。ぜひ一度踊っている様子を見てみたいですね)、お散歩が大好きなインターンは「プライベートではいつでもリラックスしています」とのこと。

ん〜やはり人それぞれですが、どれもなるほどというかんじですね!運動不足の私としては、体を動かすことも魅力的だなーと思いました。

私の癒し時間もいくつかあるのですが、その中でもずばり「ネイルをしている時」は私にとって重要な時間です。正確に言うと「ネイルをしてもらっている時」で、月に1度のあの時間はたまりません。

以前は仕事柄、ネイルはできなかったので、遊びに行く時だけ自分でマニキュアを塗る程度でした。最近は、巷で一般的になっているジェルネイル(紫外線で硬化するジェルを使用したネイル)をネイルサロンでしてもらっています。

ネイルが私の癒し時間である理由は、3つ。
1. ネイルをしている間、ネイリストさんと他愛もないおしゃべりができる。(女性特有でしょうか。美容院の感覚と似ているかと思います)
2. ネイルが仕上がる行程を見るのが楽しい。(物づくりが好きな私にはたまりません)
3.ネイルをしていると日常生活でのテンションが上がる。(PCと1日向き合っている時は特に)

最初はネイルサロンへ行くなんて、なんて贅沢なんだ!と思っていましたが、今は月に1度の自分へのご褒美としてその時間を満喫しています。

さてネイルを変えるのは月に1度。ということで、毎回自分の中でテーマを作っています。その一部をご紹介します。男性の読者さまには退屈かもしれませんが、女性を理解するためにも読み進めていただければ嬉しいです。(笑)

まずこちらです。


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テーマ「お正月」


今年のお正月休みに思い切って挑戦したちょっと派手なネイルです。紅白でおめでたい雰囲気をだしてみました。


続いてこちら。


Photo2.jpg
テーマ「爽やか」


変形フレンチと言われるデザインです。ちなみに某男性スタッフが「豚の蹄みたいで好きー。」と言っていたデザイン。豚の蹄はまったくイメージしていませんが・・。


そしてこちら。


Photo3.jpg
テーマ「大人バレンタイン」


2月のバレンタインに合わせたネイルです。ピンクのハートをたくさん♡のデザインは私には似合わなさそうだったので、チョコレート色とワインレッド色を使ってみました。


そして最後にこちら。


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テーマ「Happy Wedding」


私事で大変恐縮なのですが、先日結婚しまして、その時にしたネイルです。淡いピンク色のベースに3Dアートと言われる立体的なネイルに初チャレンジしました。


私はその月の気分と行事に合わせてデザインを考えているので、テーマにはなんのひねりもありません。しかしこれがけっこう楽しいのです。

ちなみに他には「友人とのおしゃべり」や「公園など自然豊かな所に行く」「綺麗な色を見る(布などで綺麗な色を見ると癒されます)」なども私の癒し時間です。

また、まわりでよく聞くのは「動物(ペットなど)と一緒に過ごしている時」です。インターネットで“癒し”で検索してみたところ、ネコちゃんやワンちゃんの画像がたくさん出てきました。それだけ世間では動物に癒されている人が多いということでしょう。私は動物を飼っていませんが、少し写真を眺めてみると、ん〜確かに癒される。今度PCの端にでも切り抜きを貼っておこうかしら・・。

忙しい毎日だからこそ、心豊かに日々を過ごしていけたら良いと思っています。

癒しの条件やストレスの発散方法は人それぞれだと思います。
皆さんの癒し時間はいつですか?


Photo5.jpg
可愛いマダムスタッフの家の六花ちゃん


(執筆:東日本事業担当 三原千佳

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Posted by ADRA Japan at 11:59 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
(5/30)【スタッフのつぶやき】NGOスタッフの「事務仕事必須アイテム」ご紹介 [2014年05月30日(Fri)]
事業部の須原です。
私はネパールで実施しているいくつかの事業を担当していますが、一年のうちネパールに赴くのは数回で、一回の滞在期間は長くて1か月ちょっとですので、年間を通じても現地にはせいぜい3か月ぐらいしかいません。

では、それ以外は日本でヒマにしているのかというと残念ながらそうでもなく、資料の作成、現地での活動に向けた各種手続き、関係団体とのやり取りなど、いわゆる「事務仕事」に追われています。
実は国内外の事業地に駐在するスタッフも、場所によって程度の違いはあれ、似たような状態に置かれています。電気のない中でパソコンのバッテリー残量を気にしながら、あるいは酷暑の中で蚊やコウモリや何だかよく分からない虫と戦いながら、はたまた冷え冷えとした部屋で寒さに震えながら、日々コツコツと地道な事務作業をしています。

その意味で、個人的見解ではありますが「NGOの仕事とは即ちこれ事務仕事である」と断言して差し支えないと思っています。

今回は、そんなNGOスタッフの端くれである私、須原の「事務仕事必須アイテム」をご紹介します。写真を撮ってみたら図らずも七つあったので、七つ道具ということになりました。
おぉ、なんか職人ぽいですね。

なお、ご紹介するアイテムは他のNGOスタッフに共通のものもありますが、私が特異的に必要としているものもあります。一般的ではないところもあるかと思いますが、ご了承ください。


まず一つ目。


photo1.JPG


いきなり「NGOスタッフにとって」というより「社会人にとって」必須という感じですが、手帳です。
左の3冊は2012年から今年までのスケジュール手帳、右の1冊は主に仕事に関するメモや講演会などの内容を書き留めておくための手帳です。

携帯端末を使う方も多いご時世ですが、私は紙の手帳を使っています。利点は、ある年のある月、ある週にどんな仕事をしていたかが簡単に調べられるということと、電気やインターネットがなくても情報が引き出せるということです。
NGOスタッフには年ごと、場合によっては月ごとに仕事のスケジュールが大きく変わる人も多いのですが、私は担当している事業の性質上、たいてい毎年同じ時期に同じ業務を行なうため、一年前に何をしていたかをすぐに振り返ることのできる紙の手帳は便利です。また、私の担当国であるネパールは、電気なんぞ無くて当然、あってたまるかという国なので(そんな国策という訳ではありません)、特に現地で活動する際には紙ベースで記録しておいた方が何かと安心できます。


photo2.JPG


スケジュール手帳は、いわゆるバーティカルタイプ(縦型)を愛用しています。予定を入れるよりも、その時間にどんな作業をしていたのかを記録するのが主な使い道です。下の部分はその週のタスクリストです。
ちなみに上の写真は昨年の11月初旬のページ。この時期は例年、口唇口蓋裂医療チーム派遣事業の準備に伴う作業が増えるため、タスクリストが右側の土日の欄にまではみ出しています。
「仕事やってます」感が出ていますが、普段は下の欄に余裕で収まるぐらいの仕事量です。

ADRAには私の他にも手帳好きなスタッフがいるため、毎年、1月になると「今年はどんな手帳を使うことにした?」という話題で盛り上がったりします。ご覧の通り、私はさして冒険もせず無難な色合いにしていますが、そのスタッフ(女性)は一年ごとに様々な色合いの手帳を楽しんでいるようです。


続いて二つ目。


photo3.JPG


これもNGO職員に限らないものだと思いますが、消せるボールペンことフリクションです。
一年半ほど前から使い始め、もはや手離せません。スケジュール手帳の記入はほとんどこれでやっています。自分で色を組める三色ペン本体に、これまたベタに冒険をせず黒、赤、青の三色を入れています。ペン先は細めの0.38ミリ。手帳に細かく記録するのに便利です。

使用頻度の高い黒と赤は三週間に一回ぐらいのペースで使い切り、替えています。そのため、替え芯は常に各色1パック(3本で1セット)をカバンに入れてあります。芯を替えるたび、同室の女性スタッフ(先ほど出てきた、カラフル手帳を楽しんでいるスタッフ)から「無くなるの早過ぎじゃない?」とツッコまれます。


では三つ目。


photo4.JPG


電子辞書です。
ADRAには英語だけでなくスペイン語やネパール語、果てはスワヒリ語にまで堪能なスタッフがいますが、悲しいことに私はそれほど英語が得意ではありません。会話には特に不自由しませんが、時折、基本的な表現や語彙が抜けてしまうことがあります。さらに、ここ数年は英語が母語ではないネパール人を相手にお互いブロークンな英語でやり取りしているため、英語が母語の人たちを相手にした「きれいな英語」が使えなくなりつつあります。

パソコンの辞書にアクセスできないことも多いため、やはり電子辞書は必要です。口唇口蓋裂医療チーム派遣事業で病棟や手術室にいる際には、医療用語を英語で何て言うか教えて!と急に聞かれることもあるため、医学用語辞典をインストールするかどうか真剣に悩んでいます。


四つ目。


photo5.JPG


テレビCMでもお馴染みのPCメガネです。
パソコンとにらめっこしながらの作業が多いため、最近導入しました。正直、買うまでは効果を疑問視していましたが、かけてみると目は痛くならないわ肩は凝らないわ長時間の作業が辛くないわで、一気に必須アイテムに格上げとなりました。まるで、たまに雑誌広告に載っている「この○○のおかげで宝くじは当たる、女性にはモテる、持病も治る。もう手離せません!」みたいな感じですが、そこまで欲望全開ではないものの、効果は抜群です(体質によっては効果が出ない方もいるらしいですが)。

唯一のネックは、このメガネをかけていると「画面を見過ぎて疲れて一休み」という状態になりにくい、ということ。集中してしまうと一気に数時間が過ぎてしまい「え、もう6時?」といった事態に陥ります。


さて五つ目。


photo6.JPG


電卓です。何の変哲もない手に馴染んだものを使っています。
ADRA全体の資金は財務担当が管理していますが、各事業の予算作成や資金の使われ方のチェック、事業終了後の決算資料の作成などは事業担当者の仕事です。それらの資料を作るための検算の際、表計算ソフトに頼らずに手で電卓を叩く作業は絶対に必要です。
数字に弱い、お小遣い帳がつけられない、表計算ソフトがイマイチ苦手、といったスタッフもいますが、誰でも最低一度は痛い目に遭うことになり、いったん痛い目に遭うと、たいてい自ずと電卓を叩くようになります。

管理部や財務担当者はもっと大きな、叩きやすそうな多機能の電卓を使っています。叩くスピードが速過ぎるため、彼女たちの机からキーを高速で連打する音が聞こえてくると、「怒ってるのかな?」と邪推し、ビクビクすることがあります。
後ろめたいことは、何もないハズなのですが。


六つ目です。


photo7.JPG


辞書と相通ずる部分もありますが、「日本語常識実用事典」です。これはあまり一般的ではありませんね。
この本には同音異義語や同訓異義語、死語や差別語、慣用句など、項目ごとに代表的なものが掲載されています。
英語で資料を作ることも多々ありますが、日本のNGOで仕事をする以上、事業のための申請書や報告書などといった書類はたいてい日本語で書きます。きちんとした文章を書くには、それなりに日本語の語彙や表現力、文章力が必要となるので、こうした事典が一冊ぐらいは手元にあると安心です。
1995年発行の少し古い本ですが、昔から事あるごとにページを繰っています。


最後、七つ目です。


photo8.JPG


机の引き出しに入れておくべき甘いものです。
誤解を恐れずにあえて言うならば、これがあればどんなに辛い事務作業も乗り越えられるというか、むしろ他の6つのうちいくつか欠けてもどうにかなるというか、それぐらい重要な位置づけとなる必須アイテムです。

ADRAのスタッフの引き出しやロッカーの中には、多少なりとも甘いもの(人によってはしょっぱいもの)が常備されています。仮に事務所に閉じ込められても、全員の引き出しとロッカーを漁れば軽く一週間は凌げるぐらいの潜在能力は秘めています。さすがNGO事務所、防災対策はバッチリです(ちゃんとした災害用保存食も常備されています…念のため)。

淡々とした事務作業が続くと、各自いろんな理由(言い訳)をつけては間食に手を伸ばします。「気分転換だ」「今日はプリンの日だ」「俺には今、何よりもチョコレート分(糖分)が必要だと思う」「たまにはしょっぱいものも食べないとバランスが悪い」「アイスは頭の中をスッキリさせるには絶対必要」「食べ物がこんなところにあるのが悪い」「冷蔵庫の食べ物に名前を書かないのは入れた人の責任」「遅い時間に食べるぐらいなら今ぐらいのタイミングで食べた方がいい」などと呟いたり叫んだり。時には「ねぇ、近くに新規オープンした米粉クレープ屋さん、気にならない?」と他のスタッフを巻き添えにしてみるなど、理由づけには余念も迷いも恥じらいもありません。

ちなみに米粉クレープ屋さんにはスタッフ10人ぐらいで押し寄せ、クレープ屋さんを一気に忙しくさせてしまいました。私は、そんなADRAスタッフが大好きです。


さて、私の独断と偏見で並べてみた「事務仕事必須アイテム」、いかがだったでしょうか。
NGOスタッフとは常に世界各地の過酷な最前線に立ち、焼けるような日差しの中で汗を流し、水や電気のない毎日を強いられ、車やバイクやロバや呼び名の良く分からない動物に乗って道なき道を駆けずり回っている人たちである、というイメージを持っている方からすれば、拍子抜けだったかもしれません。「何だこりゃ」と幻滅した方もいるかもしれません。
もちろん、事業地に駐在しているスタッフの中には過酷な環境で大変な日々を送っている者もいますが、そういった状態はそうそう長く続く訳ではありません(というか、続けられません)。また、「事務所の外」で事業の受益者の方々と直接触れ合うような仕事と同じぐらい重要な事務作業を疎かにしては、NGOの業務が成り立たないのも事実です。

NGOスタッフといえども、特殊な世界に住む異色の人たちの群れという訳ではなく、企業に勤めている方たちとそれほど大きくは変わらない仕事をしている普通の人たちなんだな、と親近感を持っていただけたら幸いです。
最後に一言、「事務作業ばかりでも、NGOの仕事は楽しいですよ。」

(執筆:ネパール事業担当 須原 敦



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Posted by ADRA Japan at 12:00 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
(5/23)【スタッフのつぶやき】非営利団体(NPO法人)で働くって? [2014年05月23日(Fri)]
管理部の渡辺です。

先日、ネットのニュースに下記のようなトピックが取り上げられていました。

【非営利団体で働く前に知っておくべきこと】
・心が優しい人向けの仕事ではない
・大量のペーパーワーク
・あなたの職務記述書はひと月に4回変わります
・安定した職ではない
・とはいえ、非営利団体で働くことは大きなチャンスでもあります

ネットニュース 非営利団体で働く前に知っておくべきこと

ご興味があれば、ぜひこのニュースを読んでみてください。私個人の感想としては、的確に表現されていると思いました。そして、それぞれのトピックについて、私なりにADRA Japan の仕事に当てはまる部分を書いてみました。


○心が優しい人向けの仕事ではない

一番近い体験だと、昨年12月に起こった南スーダンの銃撃戦。

ADRA Japan が南スーダンに支援に入ったのは、2005年3月。難民となっていた南スーダンの人たちが約20年ぶりに故郷の土地に足を踏み入れ、土を食べる仕草をしたという報告を今でも鮮明に覚えています。それから独立を経て新しい国となり、「さぁこれからだ!」と思っていたのに、昨年末の内戦勃発によってまた振り出しに戻ってしまいました。今、南スーダンのニュースを目にするたびに本当に悲しくなりますし、残念で仕方がありません。現在ADRA Japan は南スーダンの隣のエチオピアにおいて、難民支援を始めています。

自分の達成感や大きな結果を求めるには適さない仕事です。そして、残念な気持ちに飲みこまれて、小さな力なんて役に立たない…なんて思ってしまっては、仕事を続けられなくなってしまいます。そして同情しすぎてしまっても、適切な支援を届けられなくなってしまいます。

優しさは支援の根本にある感情だと思います。その気持ちを失わず、あきらめない気持ちと未来を信じる力が大切なのではないかと思っています。

ADRAのキャッチフレーズ「ひとつの命から世界を変える」という言葉が私は好きです。


○大量のペーパーワーク

私は主に財務の仕事をしています。毎日ペーパーワークです。ADRA Japan の事務所は地下1階なので、朝しか陽を浴びないことも多々あります。

いつも、この支出は誰から見ても納得できるものなのか、説明できるのか…と問いかけ、スタッフに追加資料をお願いしたり、書類を整理したりします。


Photo1.jpg
そびえる会計伝票たち。2013年度の伝票の一部です。


先日、助成先から3年前の事業の支出について問い合わせがありました。報告書を出してからずいぶん時間が経つのですが、助成先が報告書に目を通し、精査に入ったのが今年のようです。3年前の支出について説明を求められると、記憶をたどるだけでも精いっぱいですが、それでも答えられるように、毎日の積み重ねを大事にしています。

ちなみに、数年後に質問がくる…というのも、結構よくある話です。


○あなたの職務記述書はひと月に4回変わります

職務記述書、あるにはあります。ただ、そこに書いてある仕事だけをしていればいいと思っているスタッフはいません。そこがADRAで働いていて、一番好きなところです。何かやらなければならないことがあった時に、自分の担当でなくても誰かが必ず手をあげてくれます。そして大変そうなスタッフには、「なにか手伝えることはない?」と声をかける職場です。
合言葉は「仕事は自分で取る!」です。


○安定した職ではない

最初私は、ボランティアとしてADRA Japan の仕事に関わっていました。娘が小学生になるときには辞めようと思っていました。「辞めます」と宣言もしていました。仕事を探して、生活費・教育費を稼がなければならなかったからです。結局、その後しばらくしてからADRA Japan でも働く人を守るために給与が支払われるようになり、現在に至ります。本当にありがたいことです。すでにADRA Japan で働き始めて(ボランティア時代も含めて)18年になろうとしています。


○とはいえ、非営利団体で働くことは大きなチャンスでもあります

いろいろなスキルが求められたため、独学ですが、たくさん学ぶことができました。ADRA Newsを作るために、Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)などのソフトの使い方を学んだり、会計ができるようになるために簿記3級の資格を取得したりしました。母が公文式の先生だったこともあり、苦手な英語を学ぼうと公文式の通信教育を続けていました。そして、この春に最終教材まで終えることができました(それでも、まだ苦手です…)。


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大人になってから、こんな盾をもらって、なんだか恥ずかしかったですが、嬉しかったです(笑)


NPO法人会計のこと、認定NPOの取得のこと、法律のこと、税金のこと、まだまだ学び続けなければいけません。事業部も衛生教育、建築、栄養改善など活動内容が多岐に渡っています。スタッフもいろいろな勉強会に参加し、知識を深めています。

そして、「臨機応変」という言葉を日々実践しています。昔は予定通りに行かないこと、想定外のことに対する耐性が弱かったなと思いますが、今、この歳になって、大抵のことはどっしり構えていられるようになった気がします。

非営利団体で働くってこんな感じです。皆様のイメージとは近かったですか? 

皆様のご支援によって活動が続けられていること、いつも心に留めています。これからも健全な運営と、必要に応じた支援を届けられるように努力していきたいと思います。


(執筆:管理部 渡辺千里


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Posted by ADRA Japan at 19:17 | スタッフのつぶやき | この記事のURL
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